■BB/REDSHEER split CD『In the beginning of noise slaughter』のリリース・インフォを書かせて頂きました。

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アーティスト:BB/REDSHEER
タイトル:In the beginning of noise slaughter
フォーマット:CD(紙ジャケット仕様)
規格番号:HFTG-022
価格:463円(税抜) 500円(税込)
発売日:11月10日(金)予定




東京を拠点に活動し、新感覚の激音を創造。多くのフリークスに衝撃を与え続けるBBとREDSHEER、その両者が今作にてついに激突を果たす!!

BBはCOCOBAT/DESSERT/WRENCH/MINOR LEAGUE、REDSHEERはATOMIC FIREBALL/SCALENE/BUCKET-Tと在籍メンバーのキャリアの豪華さに目が眩むが、それらのキャリアはBBとREDSHEERの両バンドの前では最早説明する必要すら無い。両者が放つのは自らのキャリアすらぶち壊す形容不能の混沌なのだから。

BBは80年代~90年代のありとあらゆる激音のエッセンスの本質だけを掴み取り、それを完全オリジナルの領域まで昇華。煉獄へと叩き落とす、歪みきったサウンドが織り成すヘヴィネスを混沌とがおぞましくも神々しさすら感じさせる物になっている。在りし日のオルタナティブ・ロックの空気を現代へとアップデートし、唯一無二の存在感を放つ。

対するREDSHEERも負けず劣らず鋭利な音で突き刺す攻撃性の塊を放っている。その一方でより叙情的なエモーションが激音と見事な対比を生み出し、よりアーティスティックな進化を体現。また不意に入り込む静寂の不穏さによる不穏な空気は、より異様な空気はダークネスの先の感動的な解放へと聴き手を導く。まさに精神の解放へと繋がる総合芸術だ。

両者共にジャンル的にはカオティックハードコアに分類させるのだろうけど、ジャンルとしての使い古されたカオティックではなく、聴く人々を完膚なきまでに叩きのめし、衝撃を与え続ける本物のカオスを放っている。

そして両者に共通して言えるのは、既存の音楽のトレースに中指を立て、新たなる音を創造し、未来へと向けて放ち続けている事だ。

ダークでありながらも、創造と進化を止めることを許さない両者の惹かれ合いは必然であり、今作はそんな両者の「今」が詰まっている。

全激音フリークス絶対必聴の2017年を代表する名スプリットが今ここに生まれた!!



今回11/3と11/4に先行リリースされるBB/REDSHEERのスプリットのリリースインフォの方を書かせて頂きました!!
今回お話を下さったHELLO FROM THE GUTTER松田さん、BB/REDSHEERの皆さん、本当にありがとうございます!!
BB/REDSHEERのスプリットですが、リリースインフォを書くにあたり一足早く聞かせて頂きましたが、最高以外にありません!!これこそ僕が愛する激音です!!ワンコインなので是非とも皆さん手にとって下さい!!11/3のBB企画、11/4のREDSHEER企画共に僕は遊びに行きます!!



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■SATURDAY NIGHTMARE(2017年10月7日)@国分寺Morgana

この日は西東京の爆音震源地のひとつである国分寺モルガーナのハコ企画に遊びに行った。
3年前に名盤スプリットをリリースしたTRIKORONAとSTUBBORN FATHERという東西の異端のハードコアの大妖怪が二週間前の高崎に続いて西東京でも激突だが、そこに西東京の若手バンドであるslakとumanomeがどう食いついてくるか。
地域・世代・ジャンルを超えた4バンドが生み出すマジックを目撃させてもらった一日だ。



・TRIKORONA

一番手からいきなりTRIKORONAからスタートしたが、この日もTRIKORONAは絶好調。
エモヴァイオレンスの先を行きすぎて、もはや異次元へと到達してしまっているTRIKORONA節はこの日も健在。
ノイズの中から生まれるキャッチーさ、ジャンクロック/パワーヴァイオレンスの流れをくみながらも、それすらも魔改造したケミカルな音像は何度ライブを観ても衝撃の塊だ。
バンドの持ち味をさらにアップデートした新曲含め、まだまだ進化が止まらないTRIKORONAはハードコアの異端児であり、ハナからモルガーナを異空間に変えた。TRIKORONAに似たバンドは本当に存在しない。



・slak

二番手は初見のslak。西東京を中心に活動している若手バンドらしいが。今回slakを知ることが出来たのは大きな収穫となった。
一発目の出音を聴いただけで「これ好きだ!」って感覚に陥らせてくれるバンドはそうそういない。slakはそんなバンドだった。
QUICKSAND辺りのポスト・ハードコアのバンドの流れをくみRIVAL SCHOOLあたりの熱量も感じる、ヒリヒリした緊張感は若手らしかぬ渋さにあふれている。
派手なアプローチこそしていないが、クールネスとエモーションの狭間にある哀愁にみちた硬質のサウンドに一発で惚れた。
まだまだ知名度はないバンドかもしれないけど、今後要注目のバンドだろう。


・umanome

三番手はこちらも初見のumanome。slak同様に西東京を中心に活動する若手バンドらしく、調べたらslakとは何度も対バンしているらしい。
slakとはまた違って直情的な激情ハードコアを展開しているバンドだが、ストレートな激情サウンドの中に独自のメロディセンスを展開している。
slakとまた違ったのは熱情を前面に押し出しながらも、ハードコアの文脈とはまた違う冷気を感じさせるサウンドだろう。
slakとは近日スプリット音源をリリースする事をMCで話しており、こちらも今後の活動に期待大だ。まだ粗さが残るライブではあったが、持ち前のセンスを今後どう昇華するか楽しみである。



・STUBBORN FATHER

トリは大阪から来国したSTUBBORN FATHER。モルガーナとスタボンの相性は最高なのは過去に体感しているが、二週間前の高崎の時以上に研ぎ澄まされた激情を見せてくれた。
ハードコアの文脈で語るには異質すぎる変則的なフレーズとビートの数々をくり出すが、その中にある泥臭いジャパニーズ・ハードコアの血筋こそスタボンの大きな魅力だろう。
セットリストこそ高崎の時の変わらなかったが、限界突破する爆発力と瞬発力というスタボンの魅力が大きく出たアクトだった。フロアもこの日一番の盛り上がりを見せてイベントを締めくくってくれた。ライブは2017年ラストだったらしいが、来年も大阪の異端児はハードコアの次を見せてくれるだろう。



大好きなTRIKORONAとSTUBBORN FATHERだけでなく、slakとumanomeという新たなるホープの存在に触れることができたよき一日であった。
umanomeとslakはまだ活動を開始して日は浅いらしいが、今後要注目の2バンドだ。ポスト・ハードコア/激情ハードコア好きは要チェック。
高崎でixtabとENSAのライブを観た時も思ったけど、若い世代が歴史をこれからもつないでいくのだ。そこにジャンルや活動拠点は全く関係ない。
若きエースがまた新たな歴史を作り出していくだろう。その瞬間を見逃してはいけない。
タグ : ライブレポ

■The More The Merrier/Douglas

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関西という地はジャンルを問わずクセモノの個性派バンドが勢ぞろいだ。
今回紹介するDouglasも神戸から登場した突然変異である。今作はそんなDouglasの2015年にリリースされた彼らの全6曲入りの1st CD。



シンプルな3ピースのサウンドで鋭角なジャンク・ロック/ポスト・パンクなサウンド自体は決して珍しいものではない。
しかし東京のそれらのバンドとはどこか空気感や音の感触が違う。

冷徹な鉄の音の中にあるのは平熱の狂気とも言うべきか。ヒヤヒヤとした緊張感の中からエモーションをにじみ出すスタイルとは全く違うサウンドだ。
だが徹底的に感情や熱を排除した冷たさとは違う。少し低体温気味で、ルーズなサウンドは80年代初頭のポストパンク最盛期のバンドと同じものだ。

第3曲『Cow』の様な酩酊感の中でダンスさせる楽曲も素晴らしいが、第4曲『Nothing Border Freedom』はDouglasの真髄が特に詰まっている。
ダウナーな空気をまといながら、ドロドロと沈んでいくアンサンブルはダークウェーブな装いだけでなく、80年代〜90年代の関西アンダーグラウンドのバンドの持つ空気にも近いものを感じた。

一方で第5曲『Spanner Beat』の様なノーウェイブなフレーズが織りなす混沌も聴きどころ。
バンドの武器は多いが、作品全体を通してのゆるやかに堕ちていくタイム感のグルーヴを出せるバンドはなかなか少ないと思う。
ロックが持つ危険な側面の一つである内側に引きずりこまれて抜け出せなくなる危険で耽美な空気をDouglasは確かに鳴らしている。



70年代末期〜80年代初頭のポスト・パンク/ニューウェイブなバンドのオリジナリティを継承しながら、堂々と時代に迎合せずに、ダウナーに狂った音と世界観はDouglasのオリジナリティを確かなものにしている。
オリジナルポスト・パンク/ニューウェーブ好きは勿論、Otori/Detrytusあたりの都内バンド好きや古き良き関西アンダーグラウンドのバンドが好きな人にも大推薦な一枚。

こうしたバンドに触れると、どんなドラッグよりも静かに狂った音が一番異世界に意識を運び、中毒になって抜け出せなくなる。そんな妖しいロマンを僕は感じるのだ。



■Change But True/ELMO





現在、単なるサブジャンルにとどまらず、多方面において注目を集めるパワーヴァイオレンスというジャンルだが、都内を中心に活動するELMOは個人的に日本でも屈指の凶悪な音を鳴らすバンドだと感じている。

今作は2013年にリリースされた4曲入りEP作品。ELMOというバンドの異常さのみが詰まっている。



しかし実際にELMOというバンドを語るのはかなり難しい。一言で言うなら似ているバンドが国内外問わず皆無なのだ。
サウンド自体は非常にブルータルなパワーヴァイオレンスであり、A389周辺のバンドやニューヨーク・ハードコアのエッセンスも確かに存在もしている。
しかしパワーヴァイオレンスという枠組みで語るにはELMOはあまりにも異質過ぎる。
スラッジ/ブラッケンド・ハードコア/グラインドコアといった断片的な要素では確かに語れる。しかしELMOの全貌を伝えるにはあまりにも情報不足だ。

個人的にはサウンドスタイルこそ違えど、初めてStruggle For Prideを聴いた時の様な恐怖を覚えた。
シャープに尖りノイズ塗れな砂嵐の様なギターにも、ロウなビートにも、何より甲高く殺意だけをむき出しにするボーカルにも一片の慈悲が存在しない。
その殺意も本能のままの殺意ではなく、まるでマシーンの様な感情を全く感じさせない物だから恐ろしい。

収録曲全曲が容赦なくブルータルさが襲いかかってくる物に仕上がっているが、第3曲『New Age Uprise』は特に血も涙もない。
極限までビートダウンしたスラッジなビートとノイズが終わりなく降り注ぎ、ボーカルは断末魔の様に残響するのみ。
インダストリアルの様な機械的な感触ではなく、生身の人間が生み出す無感情かつ猟奇的な音には絶望すら生ぬるいだろう。



一抹の希望すら粉々に粉砕する音は凶悪とか黒いといった言葉すら陳腐で安くなるほどにELMOは極限を極めている。
あらゆるエクストリームミュージックを喰い殺した末に生まれたパワーヴァイオレンスは速い/遅い/重い/爆音/凶悪といった要素を超えた世紀末だ。
何よりも音の一つ一つが本当に濃い。暴力を何日もかけて煮込んだ末に濃さを極めて固形物化したスープのよう。

悪夢そのものを音として体現しているが、この音はエクストリームハードコアの最先端だろう。
先の先を行きすぎて、未来なく滅んだ世界を見てきてしまった様な背徳感はELMOにしか生み出せない本物のオリジナリティだ。



■Ry/Ry

Ry
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2013年に結成された、ex.hawkcrower、The Rabiesのメンバーが在籍する3ピースポスト・ロックバンドの2015年リリースの4曲入り1st EP。

The Rabiesというデスメタル/ニュースクール・ハードコアのメンバーが在籍するとは思えない、オーガニックでクリーンな音色が清らかに流れる作品となっている。



今作はボーカル入りの楽曲が2曲、インスト曲が2曲という構成になっている。Ryの大きな特徴はアコースティックギターを取り入れたサウンドスタイルだろう。
ポストロックそのものが現在は普遍的なサウンドスタイルとして認知され、もはや本来の意味とは少し違う認識をされてしまっているが、Ryの鳴らすポストロックはカテゴライズされたポストロックでは無く、シンプルな3ピースの編成から最大の音の高揚を生み出す引き算の美学だろう。

第1曲『Flora』から感動的な涙の音楽がスピーカーから流れ出す。
メンバー全員が卓越した演奏技術の持ち主であるが、その技術を表現力へと活かし、優しい音色の中に不思議と漂う緊張感をアンサンブルで表現。
複雑なアンサンブルを展開しているにも関わらず、技術先行型のバンドと一線を画すのは、シンプルな楽曲の完成度と、それを活かすアコースティックギターの力が大きい。
ノスタルジックなメロディと静寂の中から生まれ落ちたやわらかな生命の息吹。派手なディストーションサウンドを排除し、むき出しのままの芯が通った音の強さで勝負している。
多岐に渡るサウンドの影響をじわりと感じさせながら、筋の通った歌ものとして成立させているのはRyのセンスの素晴らしさのあらわれだ。



Ryの奏でる音は正統派であり異端だ。そぎ落としたシャープな音像の中にもバンドとしての筋力の高さが存在しており、決して砕けることのない絶対の強度を誇っている。

スロウテンポのパートではじっくりと歌を聞かせ、複雑なアンサンブルが疾走するパートでは精神の解放へと聴き手を導く。
だからこそRyはポストロック好きはもちろんだが、あえてうるさい音楽が好きな人にも触れて欲しいバンドだ。
Ryの鳴らす音は新たなる生命の呼吸そのもの。キラキラと降り注ぐ日射しのようにRyの音は聴き手の耳から体内へと優しく浸透していく。



プロフィール

AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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