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■Expand the Hive/Logical Nonsense


Expand the HiveExpand the Hive
(1997/06/10)
Logical Nonsense

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 激情系ハードコア最重要バンドと言えばHis Hero Is Goneを思い浮かべる人が多いと思うが、ニューメキシコのLogical Nonsenseも90年代後半の時代の登場し、HHIG同様に激情系ハードコアの礎を作り上げた最重要バンドとして存在する。今作は97年に発表された2ndアルバムであり、激情系ハードコアの名盤として名高い作品である。どこまでもストレートでトラッシュなサウンドから放たれる激ヴァイオレンスな激情に満ちた1枚だ。



 一口に激情系と言っても彼等のサウンドはかなりオールドスクール寄りな物になっており、古き良きUSハードコアの香りを感じさせながらも、そのオールドスクールなハードコアの粗暴さを鍛え上げたかたこそ生まれた激情だと言える。キャッチーさを感じさせるリフも登場してきたりするが、転調やブレイクの使い分けが本当に絶妙で、キャッチーなリフから一転して非常にヘビィでトラッシュかつカオティックなハードコアへと平気で変貌したりするからタチの悪い。彼等はキャッチーなUSハードコア直系のハードコアサウンドとヘビィでトラッシュなリフで攻めてくるという二つの顔を持っており、それをあくまでもストレートなハードコアの方法論で鳴らし、織り交ぜてくるからこそ生まれるカオティックさを軸にしている。そして彼等のハードコアサウンドにはUSハードコアやカオティックだけでなく、クラスト、トラッシュ、パワーヴァイオレンスといったありとあらゆるハードコアの危険汁を飲み尽くし血肉にしてからこそだ。楽曲が始まる前のサウンドコラージュを巧みに生かし、ダークサイドへと手招きするドス黒い欲望を吐き出す魔窟へ誘い、その奥底にある黒いマグマに飲み込まれる事は必至。しかし前述したが彼らにはそのダークさの奥にキャッチーさをしかkりと持たせた楽曲も多く、ヘビィでヴァイオレンスに暴走する激情ナンバーと共に、テンションはMAXで暴走しながらも楽曲自体はUSハードコアのキャッチーさとシンプルさを感じさせながらも鍛え上げたハードコアサウンドが生み出す激情の力がそこで終わらせてはくれない。時にはアルペジオなんか盛り込んだり、少しだけ静謐なフレーズもあったりするけど、それはあくまでも常にハイテンションな楽曲の合間に挟まれる小品みたいな物だし、全14曲スタミナ切れを起こす事無く激情は暴走し突き抜けていく。その中でハードコアのエッセンスの配分を絶妙に変える楽曲の並べ方で聴き手を開きさせないし、何よりもダークなリフとブレイクの絶妙さと楽曲構成の素晴らしさと言う格好良いハードコアに不可欠な要素を彼等は絶対に忘れずに盛り込み、それを絶対的な力で投げつけてくるのだ。



 あくまでもストレートなハードコアサウンドのスタイルでありながらも様々なハードコアの危険なエッセンスを吸収し、それを圧倒的テンションで激情として鳴らしたからこそ生まれた非常にプリミティブな激情系ハードコアの傑作だと思うし、ハードコアの格好良さがどこまでも詰まった作品になっていると思う。余計な小細工無しだけどどこまでも深い怒りと直情の魂の咆哮にもはや震え上がるしかない。



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■The Human Spectacle/Unholy Grave×Anarchus

The Human Spectacle



 名古屋のグラインドコアバンドであるUnholy GraveとメキシコのグラインドコアバンドであるAnarchusの両者がぶつかり合う04年発表の今作だが、日本×メキシコ(この界隈は何故か日本×メキシコでスプリットを出す事が多い)の国境を越えたグラインドコアの激烈正面衝突スプリットといった内容になっている。そんな濃密な全22曲が終わりなく迫り来る一枚だ。



 まずは日本代表Unholy Graveだが、かなりローな録音がされており、若干チープに聴こえてしまいかねないのだけれども、そんな事を感じさせない殺気が凄まじいグラインドコアとなっている。シンプルでありながらも、極悪さを感じさせるリフと低域のデスから高域の嘔吐シャウトを縦横無尽に駆け抜けるボーカルは殺気と気合いが凄まじい物になっている。しかしながら単に極悪でえげつないグラインドをやってるのではなく、疾走感とキャッチーさを忘れないでいるのがまたニクいのだ。全11曲はあっという間にローであり疾走感溢れる下水道サウンドで突き抜けてしまう。日本代表としての貫禄を見せ付けてくれるし格好良い仕上がりになっている。
 しかしそんなUnholy Graveを更に圧倒してしまっているのがメキシコ代表Anarchusだ。先手のUnholy Graveに比べたらかなり音質が良い状態で録音されているが、まずヘビィな重低音と高速の刻みのリフに一気に体中の体温が急上昇するのは間違いなしであろう。それでいてスコスコと気持ちの良いスネアの音を響かせながらブラストビートを繰り出すドラム、ベースの低音がまた見事に一つの音塊として休む事無く降り注いでくる。それでいてパンチョの華やかであり、やたらハイトーンなボーカルはAnarchusの格好良さを決定的にしている。キャッチーでありながらもブルータルなリフ、気持ちの良いブラスト、ツボを押さえまくりなブレイクと曲構成、個性的で格好良いボーカルともうグラインドコアの美味しい所取りで格好良くてずるいとしか思えない。



 ローでいて殺気に満ちた音を鳴らしたUnholy Graveとグラインドコアの格好良さを最高の形で突き詰めたAnarchusが正面衝突した今作であるが、グラインドコアフリークスは絶対に満足出来る作品だし、単純にハードコアの作品として普通に爆裂で頭振りまくれて暴れられる作品だ。今作に収録されている22曲はどれもがそんな必殺に満ちている。というかAnarchusが本当に格好良すぎてずるい!!

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AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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