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■タグ「激情系ハードコア」

■裏現/COHOL

裏現 (りげん)



 いよいよCOHOLが全世界へと飛び出した!!
 2013年にフランスの超名門レーベルOsmose Productionsと契約した事が話題を呼んでいたが、2015年いよいよそのOsmose Productionsから5年振りの2ndアルバムがリリースされたのだ。日本国内ではDaymare Recordingsからのリリースと磐石の体制。
 1stアルバム「空洞」、heaven in her armsとのスプリット「刻光」でも圧倒的な存在感と生身の表現を繰り出していたが、今作でそのオリジナリティを確固たる物にしてしまった。

 今作を実際に聴いて思ったのは、今のCOHOLの前ではハードコアとかブラックメタルというカテゴライズは完全に無意味だという事だ。実際にこれまでの作品よりもブラック要素は増えたけど、既存のブラックメタル・ブラッケンドハードコアとは全然違う。ドス黒くありながら、その音はどこまでも透明感溢れるという、黒い結晶。
 歌詞で歌われている事も以前よりも徹底的に現実的な闇といった物を想起させられるし、アルバムタイトル通り「裏側の現実」を描く今作はCOHOLもまたエクストリームミュージックから全てを暴くバンドだと言う事だ。

 濃霧に包まれた深い森を歩くような幻想的なイントロダクションである第1曲「冷たい石」から残酷なまでに現実に放り込む第2曲「下部構造」へと雪崩込むオープニングは秀逸であり、「下部構造」はより進化したブルータリティを発揮した「刻光」の進化系だ。
 より美しく鬱苦しいメロディが増えているが、バンドアンサンブルの突進力もビルドアップし、繊細過ぎる程に作り込まれたサウンドプロダクトが為せる音だろう。特にKYOSUKE氏のドラムが複雑極まりないのに、とんでもなく速いビートをこれでもかと叩きつけているし、KYOSUKE氏の進化は現在のCOHOLを形成する上で絶対不可欠な物だっただろう。

 怪鳥の如し獲物を一瞬で八つ裂きにするITARU氏のギターと憎悪を吐き散らすボーカルとベースを披露するHIROMASA氏と、爆発力と繊細さの狭間をすり抜けて刺し殺すKYOSUKE氏の三位一体アタックが恐ろしい第3曲「暗君」、幻想と現実の両方の世界観を突き詰め、静寂の美しさから発狂の美しさへと雪崩込む第4曲「地に堕ちる」とCOHOLの現在進行形の黒と透明の境界線をぐちゃぐちゃにかき回す激音は聴き手の心に強烈なトラウマを残す。

 全体としてブラックメタル・デスメタルの要素が増えているけど、それらのサウンドの獰猛さを抽出し、そこにスケール感と美しさを加えたのが今のCOHOLだし、カオスに次ぐカオスを放出しながら、最後は無慈悲な浮世の闇を描く第5曲「葬送行進」も素晴らしい。
 特に最終曲「急性期の終わり」は今作の中でもベストトラックで、ブルータルなリフで始まったと思えば、ブラックメタルとハードコアの衝突地点に存在するそれぞれの最も純粋な原液を混ぜ合わせた様な計算され尽くしているのに、それでも止められない暴走。最後の最後は「また会う日まで。」とほんの少しだけの救いの言葉で締めくくり、アンビエントな濃霧へと消え去ってしまう。
 そしてそこからまたアルバムの冒頭「冷たい石」へ繋がっているし、40分というある程度コンパクトな尺の作品でありながら過密な情報と音の濃度によって強烈で新時代的な音を刻みつけている。

 メタラーからもハードコアパンクスからも熱い支持をこれまで集めてきたけど、今作でCOHOLは完全に勝負に出たし、ブラックメタルとかデスメタルとか激情系ハードコアとかアンビエントだとかの境界を無効にし、日本の東京という都市で生きて感じた事を音として表現された音は確かなる現実に対する宣戦布告だ。
 描く世界こそ漆黒ではあるが、その黒い瞳の奥には微かな光が見えてくるし、黒いフィルターを通して放たれる光は確かな希望なのかもしれない。
 COHOLは今作で闇で埋め尽くしても消えない光をもしかしたら描いているのかもしれないし、それは2015年の現代に最もリアルに響く音だ。



■【愛と憎悪を叫ぶ唯一無二の激音】REDSHEER、ロングインタビュー

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 もしこの作品を適切に表す言葉があるとするならばそれはもう「新感覚の激音」という言葉以外に無いと僕は思う。
 ex.ATOMIC FIREBALL、ex.SCALENE、ex.Bucket-Tのメンバーによって2013年に結成された3ピースであるREDSHEERは2014年3月のライブ活動開始から現在に至るまでの精力的なライブ活動でその新感覚の激音で多くの人々に悪夢を見せてきたバンドだ。
 メンバーそれぞれのキャリアもあるし、ベテラン3人が人生最後のバンドという覚悟の元に結成したREDSHEERは結成からまだ2年程のバンドでありながら既に孤高の領域に達したバンドであると思う。
 妥協無きオリジナリティの追求と圧倒的テンションを爆音に託したライブによって人間の肉体も精神も破壊する感情の暴発だけを鳴らしたサウンドは本当に多くの人々に衝撃を与えたし、SNSや口コミで瞬く間にその名前を広げた。
 そしていよいよ1stアルバムである「ETERNITY」をTILL YOUR DEATHからリリース。それはライブで魅せた激音とはまた違う、でも紛れも無い新感覚の激音であり、2015年のハードコアを象徴する重大作品であり大傑作と仕上がった。
 同じくオリジナリティのみを追求する孤高のノイズユニットASTROとのコラボもそうだし、全10曲が全然違うベクトルで激音を描きながらも、50分弱が熱き血潮の様に一瞬で駆け巡り、人間が持つ「愛と憎悪」を完全に暴いてしまう作品となった。
 これは最早カオティックだとか激情ってカテゴライズなんて不要であり、全ての人々が持つ内面的世界を描き叫び暴くドキュメントであるのだから。
 今回1stアルバムリリースのタイミングでREDSHEERのメンバー全員参加でのインタビューの方を敢行させて頂く流れとなった。
 バンドの結成の経緯からメンバーそれぞれがストイックに追い求めるオリジナリティやアルバムについて、果ては40代でまた新たにバンドを始めた事によって生まれた初期衝動といった話まで全てを余す所なく聞かせて頂いた。



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・先ずはREDSHEERの結成の経緯から聞きたいと思います。元々皆さんはATOMIC FIREBALL、SCALENE、Bucket-Tとキャリアがある訳ですけど、REDSHEERの発起人はOnozatoさん(Vo&Ba)という事で宜しいでしょうか?

Onozato:俺だね。



・その中で何故Yamaguchiさん(Gt)とKataraoさん(Dr)をメンバーにしようと思ったのですか?

Onozato:うるさい音楽をやるならギターはもうYamaguchiしかいないなって。



・ATOMIC FIREBALL、SCALENE時代からの付き合いもあってという事ですか?

Onozato:そうだね。ATOMIC FIREBALLが終わって、SCALENEが終わって、それからたまに会ってっていう付き合いだったけど、またうるさくハードコアをやるってなったらYamaguchiしかいないなって。



・Kataraoさんに白羽の矢が立ったのは?

Onozato:ドラムを探そうってなってさ、その頃にBucket-Tが解散するって話を聞きつけてそのライブに足を運んだんだ、この後Kataroaがやるバンドとか決まっているのかなっていうのも聞きたかったし。その解散ライブで久々に彼のドラムプレイを観て、それで一回みんなで酒でも飲みながら話しようって連絡して。
元々はSCALENEを再結成しようと思ってドラムだった東田君を誘ったんだけど彼が出来ないってなって、元々彼はドラムから離れてトラックメイカーの道に進んでいたし、そういう諸々もあって出来ないって返答が来て、そこでドラムを探そうってなったんだけど、Bucket-TのラストライブのKataraoのプレイを観て、過去に囚われるよりも彼にドラムを叩いて貰って新しい事に挑戦する良い切欠なんじゃないかなって想いが生まれてね。

Yamaguchi:そのライブは俺とOnozatoの二人で観に行ったの。それで彼なら良いんじゃないか、新しい物を作れる気もするしってなった。その後に3人で飲んで、まあメタル談義だよね。メタルとプロレス談義をしたと記憶してるんだけど。

Katarao:大体いつもそうじゃない(笑)。

Onozato:大体そうだ(笑)。

Yamaguchi:Judas Priestがどうとかって話とか、あとプロレスの話をね。んでその日は俺が来る前にスタジオ入った時の課題曲は大体決まっていたのよね。

Onozato:取り敢えず共通で好きなバンドを2曲位課題曲で合わせようってなって、何故かUNSANEとKyussだったんだけど。

Yamaguchi:俺は全く聴いた事無くてね(笑)。

Onozato:それでスタジオで課題曲合わせたけど、スタジオ二回目でもう課題曲やってもしょうがないってなってオリジナルをやろうって。振り返ること三、四年前だけどYamaguchiが曲を作っててね、またいつかバンドやりたいからって、じゃあその曲やろうよって。

Yamaguchi:その頃に2曲あって、それが元で出来たのが「CURSE FROM SAD SPIRIT」と「THE END,RISE ABOVE」。







・その2曲が本当にREDSHEERの始まりの2曲と。SCALENE時代も曲はYamaguchiさんが作ってたのですか?

Yamaguchi:いやSCALENEは当時のドラムだった東田君が作ってたの。彼はギターも弾けたから、多重録音してコード進行作ったり、フレーズを組み立てて持って来たりとかしてた。その後のアレンジとかは各楽器でやったけど。でもATOMIC FIREBALL時代から考えても曲作りに参加したのは3曲位かな?だからATOMIC FIREBALLとかSCALENEとは曲の作り手は全然別だって考えて貰って良い。



・もう完全に違うバンドですよね、当たり前ですけど。

Onozato:そうです。当たり前ですけど。

Yamaguchi:ATOMIC FIREBALLとかSCALENEとか知ってる人は「正にその流れの音だ。」とかってREDSHEERの事を言うけど、まあそれはSCALENEとドラム以外は同じ人間がやってるバンドだし、トーンとかボーカルのスタイルとか段々変わっては来ているけど、根っこは同じだし、そういう意味で似た感触を受けてしまうのは、まあ仕方無いかなって(笑)。

Onozato:何が決定的に違うかって言うとYamaguchiが曲ネタ持ってくるからね。それを俺とKataroaで捏ねくり回して曲にするって感じで。



・僕がSCALENEとREDSHEERの決定的な違いだと思うのは、REDSHEERはずっとメロディアスだなって。SCALENEは完全に殺気立ったリフで攻めまくるって印象だったんですけど。REDSHEERはメロディアスと言っても既存のメロディアスさとは違って、よくある例えなんですけど、ギターが歌っているとか。

Onozato:それを狙っているのかな?意識しているのか無意識なのかそれは分からないけど狙ってるのかも。



・僕の中では歌っているというよりも泣き叫んでいる感じなんですよね。SCALENEは無慈悲な殺気だと思うんですけど、REDSHEERはもっと人間臭さを音に感じるんですよ。そこら辺はOnozatoさんが歌っている内容とも繋がると思うんですけど。「YORU NO SOTOGAWA」以外はREDSHEERの曲は英語詞なので歌っている内容は分からないのですけど、具体的にはどんな事を歌っていますか?

Onozato:今回のアルバムには歌詞カードは付けないんだ。言葉で何かを伝えるという考えが俺にはあんまり無くて、歌詞を読みながら曲を聴いて共感するって作業が好きな人がいるっていうのも分かるけど、俺はそれよりも想像を色々して欲しいなって。曲のタイトルなり、曲を聴くなりして。みんなそれぞれ捉え方が違って良いとも思うし。



・歌っているのは間違いなくダークな事ですよね。

Onozato:歌っているのは正に「愛」と「憎悪」だね。
うるさいバンドをやってなかった時期もあってさ、その時期は物凄くつまらなかったんだよね。やっぱりバンドやってた奴はずっとバンドやってないと自分の心が定まらないというか、落ち着かないというか。30過ぎて40になって「俺はこのままで良いのか?」って。自分が直ぐに行動するべきだったんだよね。バンドはもう良いかなって思ったりもしたりしたし、でも葛藤はあったし、自分の力量の無さを感じたりもしたし。
みんな踏み出す時って何かの切欠じゃない?そういう意味では俺も全然普通の人間だし、目線はみんなと一緒だし、何も特別じゃ無いし、ただ好きな事をやるって時の決めた事に対して突き進むという。まあそういう事は歌詞にしていないけど、でもありきたりな事ですよ歌っている事なんて。「人間の弱さ」と「心の苦しみ」、「叶わぬ、伝わらない愛情」、「絶える事が無く込み上がる怒り」などなど…。中二病全開かよ!?ってね(笑)。まあ捉え方は人によりけりの完全なる自己世界を自身に置いて展開してます。



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・Onozatoさんが奮い立つ切欠になったのは何でしょうか?

Onozato:元々SCALENEが終わってからもバンドやっていたりはしていたの。SCALENEが終わってからNine Days Wonderに一年間在籍していたりもしたし、その後にギターロックというかシューゲイザーのバンドにいたりしたけど中々スイッチが入らなかったね。もうバンド出来れば良いや位の気持ちだったし、二週間に一回スタジオ入って、たまに年二回位ライブやるって感じだったし。でもこんなんじゃ良くないって思い始めてさ。
そこから二年位経って…俺さ歯茎に腫瘍出来ちゃってさ、体が悪くなったって感覚じゃ無いんだけど、歯医者に行ったら「うちじゃ面倒見れません。」って言われて、もう一軒歯医者行ったら紹介状書いて貰って大学病院に入院する事になったんだけど。体は全然ピンピンしているんだけど、生まれて初めての手術だし、その時にボーッと「やっぱ好きな事をやらなきゃダメだな。」って思い始めて、好きな事って何だろうな?って思ったら、それはやっぱりベースを弾いてマイクに向かって叫ぶって事で、うるさい音をやりたいなって。
その入院中の二週間、毎日毎日ひたすら外の景色を眺めながらCorruptedと324の音源をほぼ全部聴き捲ってたのね。うるさい音楽を一切聴いて無かったから久々に心を駆り立てられたくなってさ、「格好良いよな!凄いよな!!」って。それからスイッチ入るの遅かったんだけど、やってたバンドのドラムが何回も辞めたりとかあって、そのバンドは辞めるつもりは無かったんだけど、まあ結果的に辞める事になって、それで自分のスイッチが入ったのかな…気が付いたらYamaguchiに電話してた。



・もうYamaguchiさんしかいないと。

Yamaguchi:有難いね。

Onozato:それでやるって決めて、週2、3回は個人練習入るようになって、ベース弾きながら歌う練習を。その時に体中の血が熱く駆け巡る瞬間があったのよ!それで「俺はやっぱこれなんだな。」と「これしか無いな。」と。また自分がベースを弾いて歌を歌って叫んで、これでまたステージに立ちたいなと。



・何というかREDSHEERは「40代からの初期衝動」だと思うんですよね。若さから来る初期衝動では無くて、年を重ねた三人だからこそ生み出せる衝動というのを提示しているのかなって。

Omozato:それはそうかもね。自分たちの事を客観的に見たり考えたりってのは難しいんだけど、そう言ってくれるとやっぱりそうなのかな?
何しろKataraoのドラムもBucket-Tの時とは全然違うスタイルになっているし、新しい事に挑んでいるって意識が三人とも強くて、物凄く新鮮だし、先ず曲が出来ると凄く嬉しいし、バンドやってたら当たり前だけど。俺らは決め事が無いバンドだから、何をやっても良いバンドだから。その中で生まれた物をライブでやる、それが作品になる、それは本当に嬉しい事だね。
2013年の6月からスタジオ入って、そこから曲作り始めて2年経って…まあ時間経つの早かった!人生の中でこんなに我武者羅に何かに取り組んだ事は無かったんじゃないかって位早かったね。



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・ライブ活動を始めたのは2014年の春先でしたっけ?

Onozato:3月だね。ex.Bucket-Tの斎藤君が今やっているele-phantの企画に呼んで貰って。その時はそのライブだけ決まってて、次は決まって無かったの。そこから有難い事に色々なお話を貰って…



・一年程REDSHEERを追いかけて来ましたけど。凄く精力的にライブをやっているバンドだと思いましたよ。

Onozato:ありがとう。もうそれしか無いから。



・新曲もガンガンライブでやってましたし。ちょっと曲の話に入りますけど、先程REDSHEERにはルールがないって仰っていたじゃないですか?それが先ず曲に出ているなって。

Onozato:ルールが無いって言い方も少し大雑把過ぎるんだけど、基本的にはみんなうるさい音が好きだから。

Yamaguchi:強いて言うなら、暗黙のルールとして既存の物をトレースした様な物はやらないってのは、みんな共通の認識としてあると思う。



・本当にオリジナリティのみ追求で。

Yamaguchi:この歳になると苦労してバンドやっているのに、既に何処かで誰かがやっているのと同じのをやってもしょうがないし、作ってもしょうがないの。どうせやるんだったら他に無い物をやりたいし。
俺が曲ネタ作っている時も既存に無い物で曲ネタ作っているってのもあるけど、その時に頭でぼんやり浮かんでくるドラムとかベースとかボーカルっていうのを…結構二人共完全に覆して、また全然違う物をぶつけてくるから、そういう意味で最初に想定していた曲とはまた違う形になって、そもそも誰の頭の中にも無かった物が出来上がっているっていうのは、いつも楽しいなあって思って。



・それこそベタな言い方にはなりますけど、バンドマジックなのかもしれませんね。

Yamaguchi:そうそう。基本的に「ここ、こう叩いてよ。」とか最初に言ってもKataraoは「俺はやらない。」とかね。…何かKataraoがびっくりした顔してるけど、結構あるよね?

Katarao:やってるじゃん!!

Yamaguchi:やっている場合もあるけど「あー、分かった分かった!!」って。それをどんどん崩してくるのよ。だからいつも面白いの。



・Kataraoさんは具体的に自分がどんなドラムを叩きたいとかってありますか?

Katarao:無い!!



・無いんですか(笑)

Katarao:何というか…三人でやっているんだから、単に誰かが書いた曲をなぞる様な形じゃ無くって、それぞれぶつけ合って生まれてくる物が大事だなと思っているから。そうなると「こんな事がやりたいな。」っていうのがあれば俺もギター弾いて曲ネタとして持ってくるし。まあそんな様な事なんじゃないかなって思うんだけど、頭の中で考えたりはそんなに無いな。その時に出来上がる物を大事にしたいって感覚でいるんで。だから改めて問われると俺は何も無いのかなって。

Yamaguchi:でも俺が曲ネタ作る時も、思い描いた物とか頭に浮かんだメロディがあって、これをこうしたいって形にするんじゃなくて、何にも考えないで取り敢えずギターを触って、触っている中で発見した物を繋いでいって形にする…だから何も考えて無いんじゃないかな?



・Onozatoさんはそこら辺はどうですか?

Onozato:さっきの話に戻るけど。うるさい音でこの三人が集まって結果うるさい音になっていれば。意識をしているのはやっぱ強烈なオリジナリティを感じさせるうるさい音。
今回のレコーディングでもNOISE ROOM STUDIO(西武柳沢)の小林重典さん(GOUMのベーシスト)とツバメスタジオ(浅草橋)の君島結君(ex.GAJIのギタリスト)の二人に伝えたのは「新感覚の激音」を作りたいって事。凄く伝わらない言葉なのかもなんだけど、それだけを意識している。多分ね、それを意識していれば三人で作れるんじゃねえかなって。今までライブ活動をして来てバンドもかなり鍛え上げられて来たし、出せるなって自信みたいのは出てきた。
でも得てしてオリジナリティオリジナリティって提示しても伝わらない人には中々伝わらないし、それはもう個人の趣向の違いや趣味の違いだから仕方無いんだけど、でも「このバンド何だか自分にフィットするな。」って人がライブを重ねていくにつれて増えてくれて、名前が浸透していって、それなりに評価を下さって、そんな中でうちらを熱心に聴いてくれている人が共通して言うのは「こういうバンドは中々いないな。」って事で。イコールそれは俺たちがオリジナリティを出せてるって事だし、オリジナリティを追求しているんだって事が音にちゃんと宿って伝わっているんじゃないかな?

Katarao:だから一生懸命やってるよね(笑)

Onozato:我武者羅ですよ!!

Katarao:曲を作るのも、実際に作った曲を演奏して聴いて貰ってって時も、まあまあ陳腐な言い方かもしれないけど一生懸命!一生懸命作って、「こうやったらびっくりするかなー?」とか「気持ち良いかなー?」とか「楽しいかなー?」とか「盛り上がるかなー?」とか色々な事を考えながら、一生懸命考えて、一生懸命プレイしてっていうのが、まあ根底なんじゃないかな。と言うのは変な言い方になるけど、みんなそれぞれ時間使ってバンドやっているんだったらそりゃ最高な物にしたいねってのは絶対的にあるから。

Onozato:そうね…音に魂を宿してそれを聴き手に伝えるっていうさ…やっぱり出来てるバンドと出来てないバンドっているじゃない?それが経験なのか、演奏技術とかテクニックなのか…正解っていうのは分からないんだけど、同じやるなら伝えたい!心を音に宿したい!それでやるんだったらさっきも言ったけど強烈なオリジナリティを持つ激音でありたいという…拘りはそこかな?







・その一生懸命やるしか無いってのが余計な物を削ぎ落としている気もします。

Katarao:あのね、一生懸命やるしか無いじゃなくて、一生懸命やるっていうだけの事であって。メンタル弱い奴・メンタル強い奴っていて、メンタル強い奴のが面白いじゃない?完全に面白いじゃない?どういうメンタルで舞台に立って、どういうメンタルで音出してって事自体はちゃんと考えて臨まないといかないと思ってやってる。
REDSHEERも有難いことにある種の期待値とかある種の○○感みたいのが持ってもらえてて、それにしっかり応えなきゃいけないっていうこちら側の心持ちっていうのは完全にあって、生温い音出してられない!!っていうか、もうそういう歳じゃないっていうね。
だから「今回のライブはあんまりだったね。」とかっていうのは無くしたい。いつ聴いても最高だったと言われたい。それが出来ている時、出来ていない時っていうのはあるかもしれないんだけど、ある立ち位置からしてみるとそれなりに歴史のあるメンバーかもしれないし、そう考えると恥ずかしい真似は出来ねえなあって!そんな気持ちを凄く強く持っているんで。

Onozato:ほら!去年の6月のブッシュバッシュのライブ!AKSKが初めてうちらを観に来てくれて、weeprayの阿武君、wombscapeのRyo君、Starlingraidの栁澤君、O.G.Dの皆川君も遊びに来てくれて、あの時だね!!みんなうちらの過去のバンドを知っている訳だし、それ以上の物をやらないと観に来て貰った意味が無い…言葉は悪いけど音で「こいつらブッ殺してやろう!!」って思ったよ。あれは燃えたね。凄い格好良かったってみんな興奮気味に言ってくれたのは自分たちの力にも誇りにもなったし糧になった。このままこのテンション以上の物を提示していく努力をしようって。
何かね…REDSHEERを始めた頃ってどういうテンションでやって良いか分からなかったの。始めたばっかだから仕方無い部分もあるけど。ちょっと抑えた方が良いのか?って思ったりもした…でも結果あの時は違った。抑えるどころか自分の中身が全て空っぽになるライブを毎回毎回やっていかないと。特にうちらは音が音だからさ、思いっきりやらないと伝わらないなって。あの日のブッシュバッシュが学ぶ場になったし、自分の緊張感も物凄いあったんだけど、こう放出具合っていうのが自分たちの中でも手応えがあったし、あのライブからかな?スイッチ入ったのは。



・それから今に至るまで様々なバンドと対バンしたりもしたじゃないですか?他のバンドから受けた刺激というのもREDSHEERにとって大きいと思います。

Onozato:あるよーそれは。さっき名前出した方々とか平均すると10歳以上年下だし、彼らは今が一番高みに上っている時期だと思うし、バンドのキャリアも続いて、一番良い状態でライブもやって良い作品も出してって人たちが多いと思うし、そこの人たちに凄い刺激を貰っているね。isolateのAndo君もそうだし、まあみんな凄い…あの放出具合は…負けてられないなって!!



・やっぱりそういったライバルの存在は大きいですか?

Onozato:でかいね…。またいつかうるさいバンドをやりたいと思ってた時期に色々なバンドをチェックしていたんだけど、Starlingraidは元々知っててそこから切欠にwombscapeとかisolateとかweeprayとかを知って、大阪にPALMがいるってのもチェックして、凄い事をやってるなあって。いつか彼らと対バンしたいと思ったし、いつか俺の存在を認めさせたいなって。
正直キャリアも何も一回無くなったと思ってる部分もあったし、またゼロからやろうと思ってた部分もあったし、ライブ活動を始めてさっき名前を上げたバンドさんと同じステージに立つ事も出来て…刺激は貰ったね。



・REDSHEERの音楽って前提として「VS人」ってのがあると思いました。それこそ対バンだったり観ている人だったりとか。自己満足じゃ無くて自分たちの追求しているオリジナリティを伝えたいって気持ちを感じました。

Onozato:さっき歌詞の話で少しぼやけたけど、そこの意味での愛ってのは凄くあるかな。…分かって貰いたいんだよ。分り難い楽曲ではあるけど(笑)。それでさっきAKSKがメロディアスだって言ってくれたじゃん?そこなんだよね。複雑な曲展開でリズムチェンジも凄く多いし、一筋縄じゃいかない音楽をやりたいからやっているんだけど、それをいかに分かりやすく伝えるべきかってのは、一曲の中でメロディを喚起させる。それは自分が聴き手に対しての愛で。分かりやすく伝えたいっていう。そうなると言葉よりも歌の雰囲気とかそっちになっちゃう部分はあるかな。



・先程からOnozatoさんが仰っているうるさい音楽ってあるじゃ無いですか?俗に言う激情系だったり、カオティックハードコアだったり。

Onozato:でもね俺の中でのうるさい音楽はストーナーであったり、スラッジであり、グラインドでもあり、ハードコアもそうだし。自分が子供の頃に聴いてたデスメタルもそうだし。俺はジャンルって言葉が嫌いだからこそジャンルに拘らない自分たちの音ってのをやっているんだと思う。垣根を越えたいんだよね。だから細かい事はどうでも良くて、ハードコアって言葉一つで、それはイコールうるさい音って幅広く捉えて貰いたい。
かといってルールは無いにしても色々な物に手を出すって事では無くて、自分たちが曲を作る中で自然に出てきたリフだったりメロディだったりを大切にしながら絶対的なオリジナリティであったり、新感覚の激音っていうのを無意識に自分たちの中で蓄えながら曲を作って出来た曲をライブで一生懸命演奏してお客さんに伝えたい。…もうこの三人で自分たちの思う「新しいうるさい音・新しいハードコア・新感覚の激音」っていうのをこの三人で出し続けるだけって事です。



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・それでは1stアルバムである「ETERNITY」の方の話に入りますが、今回TILL YOUR DEATHからリリースする事になった切欠から伺います。

Onozato:バンド活動を始めた2013年の年末の先ず名刺になる物を作りたいってなって、出来上がっていた3曲をNOISE ROOM STUDIOで録音して、それをSoundCloudにアップして、それをTILL YOUR DEATHの伴内さんが聴いてくれたのよ。それで伴内さんがSNSで呟いてくれたり拡散してくれたりとかして結構広がった。伴内さんがうちらの過去のバンドも知っててそこで興味を示してくれたの。
それで2014年の7月に新たに3曲を録音して、関係者の方に新たな名刺として配布したりしたの。それを伴内さんに渡したら真っ先に「うちからアルバムをリリースしませんか。」って有難い言葉を頂いて。もう出したいって人が一番だと思ってたし、こっちから出して下さいって動くのも考えていたけど伴内さんが真っ先に言って下さったから「是非ともお願いします!」って流れ。



・真っ先にラブコールをしたのが伴内さんだったという事ですね。それでTILL YOUR DEATHから出すしか無いと。

Onozato:それをYamaguchiにもKataraoにも話したら「出すでしょ!!」ってなった。…考えてみるとそこから一年経っているね。



・でも大分早い段階でアルバムの話は出てましたよね。

Onozato:ライブを4回やって、そのレコーディングをした2014年の7月がライブが無かったのかな。でもライブ4回やった時点でその話を頂いていたし、展開は早かった。



・ある種運命かもしれませんね。

Onozato:そうね。REDSHEERのファーストライブの時はどんな活動をしていくかとか全然分からなかった。でもアルバムリリースの話を頂いて、ライブのオファーも沢山頂いて、色々明確になったよね。だからこのアルバムを切欠にREDSHEERって名前を多くの人に知って貰って聴いて貰って。アルバムを完成する事が出来てホッとしているし。次に繋がる物を作ったって自負もある。



・「ETERNITY」の方も聴かせて頂きましたけど、ライブとは全然違う激音だったなって。

Onozato;ギター・ベース・ドラムの録音はNOISE ROOM STUDIOでやって、エンジニアの小林さんがCoffinsやLIFEといった日本を代表する激音を録音する事に長けている方で、先ずは小林さんにお願いしようってなった。
そこからボーカル録り・ミックス・マスタリングはツバメスタジオの君島君に。彼が20歳、俺が19歳の頃からの知り合いで。ATOMIC FIREBALL、Bucket-Tの時に彼が在籍していたGAJIと昔の高円寺20000Vで頻繁に対バンしていたお付き合いでさ。彼の奏でるギターは凄まじい物があったんだ!完全なるオリジナリティを確立していたと沢山の人が今でも思っている筈だよ。
彼が録音しているskillkillsとかEXTRUDERSを聴いてさ…彼のマジックを感じて、録音のスタイルもエンジニアとしての技量も。それでNOISE ROOMとは真逆な方向でREDSHEERの音を捉えて貰って、それこそ正に新感覚の激音を…ハードコアだし勿論うるさい音にしたいんだけど、飽きさせたく無くて。うるさい音が苦手な人もいるだろうし、うるさいんだけど何処か聴き易さとかキャッチーさだったり、そこを音で作って欲しかった。だから君島君にお願いして、これが功を奏したのかな。結構聴く部分によってはポップに聞こえる音に作りこんで貰っているし。



・「BLINDNESS」は歌物的な曲ってのもあるますけど、そのポップさがありますよね。それと意外だったのはアルバムのオープニングを飾るタイトル曲「ETERNITY」でASTROとコラボしたって事ですね。それはどんな流れで実現したのでしょうか?

Onozato:俺が10代の頃、ASTROの長谷川洋さんがやってたC.C.C.C.が凄い大好きだったの。それで2014年の9月23日の高円寺Showboatの企画に長谷川洋さんの奥さんであるROHCOさんにお誘い頂いて、それは凄く縁を感じたし、その頃から洋さんとお付き合いも始まって、アルバム制作に向けてYamaguchiがインストを作ってきたの。ここで強烈な電子音が欲しくなって、これは洋さんとROHCOさんにお願いするタイミングなんじゃないかなって。それでお二人にゲストで参加して欲しいとお願いしたら快諾して頂いて、提供して下さった音…最高です!!素晴らしい!!







・本当に新感覚の激音のオープニングに相応しい曲だなって。その直後の「SILENCE WILL BURN」でブチ切れているのが最高だと思います。

Yamaguchi:でも「ETERNITY」は最初からアルバムのイントロを飾る曲だった訳じゃなくて、元々はギターだけを重ねて録音していつも通り曲ネタとして持っていって、そこにはベースもドラムも被せないって流れになって、ASTROのお二人に参加して頂いて、出来上がった音を聴いてからこれをイントロにして良いんじゃないかなって。最初はアルバムの途中に挟むインストにしようと思ってたの、小休止的な感じで。でも音を聴いてアルバムの頭に持っていって、そこから「SILENCE WILL BURN」って流れが良いんじゃないのって。結構後付けで。

Onozato:まあでも…あんな強烈な音を作って頂いたら先ず最初に聴いて貰いたいでしょ。



・正直アルバム全部通して強烈過ぎて…!僕は2013年の6月のブッシュバッシュでのライブで初めてREDSHEERを観たんですけど、その時に抱いた感想が「凄い!でも訳分からない!!」だったんですよね。ある種分かりやすいけど得体の知れない物を提示している作品だと思いますし、それがイコール新感覚の激音・新しいハードコアなのかもしれません。

Onozato:でもそこには聴き易く作った音というか、当てはまらないのかもしれないけどポップな要素ってのもあるし、それを君島君に求めた。バックの音はもう小林さんに強烈でヘビィな音を作って頂いて、そこから君島君に変換して貰って…まあ面白かったよね。うちらの狙いが功を奏したというね。



・ドンピシャで!

Onozato:正にそうだね。一切悔いが残らない、一生胸張れる自分たちで誇れる作品を作りたかった。妥協はしたくなかった。



・もう一つ言うと、全ての曲がある種自然に共存していると思います。「SILENCE WILL BURN」も「BLINDNESS」も「IN A COMA」もアルバムの中でちゃんと繋がっているなって。全然ベクトルの違う曲がしっかり繋がっているのもこのアルバムの凄い所だと思います。

Onozato:そこは考えていない様で考えたかもしれない(笑)。

Yamaguchi:流れはね(笑)。



・もう一つ言うと後半の「THE END,RISE ABOVE」以降の4曲でより得体の知れなさが増すなって。もっと得体の知れない何かが。

Katarao:B面だもん。



・前半A面、後半B面みたいな。

Onozato:そうだね、それを考えた!アナログで聴くんだったらって体でA面・B面って。ちゃんと流れを汲み取って聴いて貰いたいし…B面が割と地獄だね。







・でも「YORU NO SOTOGAWA」みたいなキラーチューンをラストの方に持ってくるのは意外でしたね。

Onozato:ちょっとハッとさせる最後に気付きというか「辿り着いた所がここですよ。」っていうのを狙ってあの曲を持っていった。ラストに「LEAVING MYSELF IN DARKNESS」があるんだけどあの曲はエクストラとして、「YORU NO SOTOGAWA」で実質ラストってのを描きたかった。



・「GLOOM」と「LEAVING MYSELF IN DARKNESS」というドス黒さ全開の2曲の間に「YORU NO SOTOGAWA」を挟むって流れがよく思いついたなって!!

Onozato:あれは憎悪ですよ。正に怒りの放出。







・そう考えると「THE END,RISE ABOVE」が良い感じでアルバムの中で中間地点にあるなって。あの曲はREDSHEERの初期の曲だからこそ、キャッチーさと地獄の中間地点にあると思います。

Onozato:言われてみるとそうかもね。



・「THE END,RISE ABOVE」こそがREDSHEERが提示したい新感覚の激音の一番名刺代わりになる曲なんじゃないかなって思います。

Onozato;そうかもね。ちょっとジャンクロックなテイストもあるし。



・でもYamaguchiさんが滅茶苦茶メロディアスなアルペジオを弾きまくっていたりもして、Onoazatoさんも終盤で裏声でのボーカルを披露していたりして、あの切羽詰まった感じです。

Onozato:聴いてる人にメロディを浮かび上がらせて欲しいからね。

Yamaguchi:「THE END,RISE ABOVE」が出来た時にREDSHEERとしての曲の作り方の枠が出来たとも思う。その前に「CURSE FROM SAD SPIRIT」を作ったんだけど、それは俺が持ってきた曲ネタから殆ど形が変わってなくて、まあ紆余曲折ありつつの結果論ではあるけど。
「THE END,RISE ABOVE」は曲ネタの時と曲として完成した物を比べるとほぼ別の曲で、残っているのはメインのリフ位で。リフを提示してみんなで合わせて、そっから膨らんだイメージで再構築してまたみんなに提示して、そっから色々な物が入って構築してって作りで出来たし、曲の後半のアルペジオからの流れもみんなでイメージを膨らませて構築するって作業をしなかったら出てこなかった感じなんだけど。
でも今は割とどの曲もそういう流れで作っているから。みんなに出して貰ったリズムだったり違うメロディから膨らませて作るっていう今のREDSHEERの作曲のスタイルの基礎が出来たのは「THE END,RISE ABOVE」。

Onozato;またそれを壊す時が来るよ。

Yamaguchi:まあねえ、いつか来るかもしれないねえ。

Onozato:型にハマっちゃうと面白くないから。

Yamaguchi:ただOnozatoは結構ジャムセッションから曲を作りたがっていた時期もあったんだけど、俺はジャムセッションから曲を作るのは好きじゃ無くて、ジャムセッションという何も無い所から合わせてやるってなると絶対既存のイメージを何処かから持ってきてみんなで合わせて曲を作ることになるから。そういうのでは無くて、完全な0から1を作り出してみんなで膨らませていくっていうのが今のところは「CURSE FROM SAD SPIRIT」以外はそういう作りになっているね。



・…まあでも一筋縄でいかないバンドだなあって。

Onozato:でもアルバムは一気に聴けるでしょ?



・はい。50分があっという間に終わりますね。

Onozato:それはやっている自分たちも聴いてて思ったし、それで良いじゃない…それが良い。だからやれたなって。

Katarao:…一筋縄じゃいかないのよねえ。…今も新曲を作っているんだけど、…いやこのバンドは大変だなって思いながらね…やってるんですよ。

Onozato:体力的な事も含めて、テクニック的な事も含めて自分たちで勝手にハードルを上げてる感はあるね。

Yamaguchi:毎曲毎曲練習しなきゃいけないっていう、習得しなきゃこの曲が出来ないってのを毎回作ってるから。特に…ドラムは…必ず新しい物をブチ込んで来るから。

Katarao:そもそも譜割りが凄いからね。もっと凄い人たちは勿論いるけど、俺らにしてみたら凄いっていう。譜割りを意識しないで曲作ってくる人がいるから。

Onozato:フレーズでね(笑)

Yamaguchi:メロディが先に出来て、リズムはまあメトロノームに合っていれば良いかって感じで曲ネタ渡すから、それでいつも悩むっていう。

Onozato:まあでも今が一番楽しいよ!…本当にバンドをやれる喜びってのを日々感じて生きてる。…それが一番幸せ。何歳まで出来るか分からないけど、末永くやり続けたいね!この三人で!!



・皆さん公言してますが、REDSHEERが三人にとって人生最後のバンドになると仰ってましたけど。

Onozato:俺はそう思ってる!



・先程末永く続けたいと仰ってましたが。

Onozato:可能な限り!!…自分がやっている音楽に対する飽きって無いと思う。でも体力的に限界感じたら音をシフトせざる負えないけど(苦笑)。…でもやっぱうるさい音好きだし、先の事は考えるけど、何歳までやるとか区切りつける年齢でも無いから。楽しいなって思ったら、充実してるなって思ったらずっとやりたいし。



・正に40代から始める初期衝動ですね。でもYamaguchiさんはバンド活動のブランクもあったと思いますし、そこからREDSHEERを形にするまでに膨大なエネルギーが必要だったと思います。だからこそ一筋縄じゃいかない熱情というか…業と欲望ですよね!!うるさい音鳴らしたい!伝えたい!叫びたい!っていう。でもやりたい事に対して全員妥協が無いからこそ、最高の新しいハードコアが生まれたんだと僕は思います。

全員:ありがとうございます!!



・では最後に今後の展望なんかも。

Onozato:なるべく早い段階で次の音源を出したいと思います。曲作りに時間はかかるんだけども、曲作りを常に欠かさないバンドでありたい。ライブもYamaguchiとKataraoは家庭があるからハイペースとはいかないかもしれないけど、可能な限りはやっていく。音源作るからライブやらないってじゃなくて、うちらは止まりたくない。次を求めてくれる人に対してうちらも早く次を提示したいし。だから作り続けたい!表現し続けたい!

Yamaguchi:曲作っている時が一番ワクワクする。これがどうなっていくんだろうかってある意味映画を観ている感覚で、「この映画ここまで来てラストどうなるんだろう?」っていうのと同じで、曲作っている時も「この曲ラストどうなるんだろう?」って感じで。最初はみんなそういうの分からないで作ってるし、最終的に完成したらワクワクするし、そのワクワク感をずっと持ち続けたいなって思ってる。

Katarao:頑張ります!!



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【REDSHEERライブ予定】

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【FAREAST DEATH CULT 2015】
FeDC 2015 Day-1
・assembrage
・BURNING SIGN
・DIEDRO LOS DIABLOS
・HUMPTY DUMPTY
・MIDNIGHT RESURRECTOR
・NOTIIBELIKESOMEONE
・PALM
・She Border Picture
・SILVERBACK
・ミミレミミ
・秘部痺れ
・REDSHEER




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TRIKORONA Presents [様々な困惑]
STUBBORN FATHER×TRIKORONA Split CD release tour final
8月1日(土)@東高円寺二万電圧
TRIKORONA
STUBBORN FATHER
weepray
GOUM
unconscious disharmonic malfunction
(((AMNESIa-cHANNEL)))
REDSHEER
open 17:30 / start 18:00
adv. ¥1800+1D / door ¥2000+1D




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POWERTRIP Vol.7
8月8日(土)@池袋手刀
GREENMACHiNE
G.A.T.E.S
幻覚NEONS
Veritas Conc.75
REDSHEER
open 17:00 / start 17:30
adv. ¥2500+1D / day ¥2800+1D




” thread ”
8月14日(金)@小岩BUSHBASH
UMBERLITE
SUPER STRUCTURE
FLOATERS
REDSHEER
and more
■open/startTBA
■adv/doorTBA(+1drink order)




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NOISE SLAUGHTER Vol.6
8月22日(土)@新大久保earthdom
BB
OSRUM
xerowound
REDSHEER
open 18:30 / start 19:00
adv. ¥2000+1D / door ¥2500+1D




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REDSHEER Presents
GRAY WORLD Vol.3
2015.9.26(土)@新代田FEVER
COHOL
CYBERNE
DISGUNDER
GUEVNNA
isolate
RED RAN AMBER
REDSHEER
THE DONOR
wombscape
ZOTHIQUE
Open 13:00 Start 13:30
Adv. ¥2000 (+1D) / Door ¥2500 (+1D)
e+ / Lawson Ticket ( L:72272 )
新代田FEVER 03-6304-7899
All info:deadsheer@gmail.com




【オフィシャルサイト】http://deadsheer.wix.com/redsheer
【twitter】https://twitter.com/redsheer666



photographer : ミツハシカツキ(http://xgtex.tumblr.com/)&ellie

■Vorstellungskraft/The Tidal Sleep

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 今こそジャーマン激情は熱い!!昔から強靭凶悪なハードコアバンドばかり輩出しているハードコア先進国ドイツだけど、どの国や地域も時代や音楽性が循環しているのと同様にドイツも新たな循環が起きている。ジャーマン激情のベテランであり最高峰であるTrainwreckが2014年にリリースした最新作もこれまでのサウンドを良い意味で裏切りジャーマン激情の未来その物と言える大傑作をドロップしたし、Fjortといった有望な若手も登場した。そんな中で2014年にリリースされたThe Tidal Sleepの2ndである今作はジャーマン激情の新たなる未来の重要なピースとも言える傑作だ。



 現在のTrainwreckやFjortといったバンドを例に挙げると今のジャーマン激情は「洗練」というのが大きなキーワードになると思う。これまでの歴史の中で欧州でも極悪なサウンドのバンドばかりドイツから生まれていた。しかしそんな過去の流れとは違う新たな流れが生まれているのも事実だし、Touche AmoreといったUS激情の新たな息吹が登場して素晴らしい音を鳴らしているのと同じで、今作は間違いの無い完成度を誇り、洗練されながらもジャーマン激情の歴史を繋ぐ作品だと思う。激烈なサウンドを叩きつけながらも、それは決して単に凶悪な激音では無くて、非常にメロディアスで作り込まれたサウンドだし、そんな繊細さを持ちつつも力強く叩き付けてくるハードコアサウンドは本当に頼もしい。オープニングを飾る第1曲「Old Youth」が正にそんな楽曲で、いきなりフルスロットルでバーストしまくったかと思えば、メランコリックなツインギターの絡みを聴かせてくるし、爆発するパートだけじゃなく、引きのパートでは絶妙な渋みもあり。第2曲「Thrive And Wither」は疾走感溢れる音を展開しているけど、そんな曲でも持ち前のメロディアスさが光る。第3曲「Angst」は最早激情系というよりも歌物ポストロックと言える曲になっているし、クリーントーンになるとより彼等のセンスが光る。
 今作を聴いているとハードコアらしさも勿論あるし、クリーンでメロディアスでもあるし、激烈さと曲のクオリティの高さと美麗のサウンドのバランスの作り方に脱帽する。だからこそある意味で凄く大衆的で分かりやすいハードコアなのかもしれない。でもそれはセルアウトしたサウンドだってこ事じゃ無くて、ジャーマン激情らしい熾烈さを活かしながら新たな普遍性を手にしようとしているって事だと思う。完全にクリーントーンなインストポストロックである第6曲「If You Build It…」から爆走ファスト&ショートな第7曲「…They Will Come」が何の違和感も無く繋がってしまうし、特に終盤の楽曲はその激と美の触れ合いが完璧な形になっているし、それでも彼等のハードコアは全然揺るがない。



 非常にハイクオリティな作品だし、同時に洗練された現在進行形のジャーマン激情の素晴らしさを見事に体現した名盤だろう。激音でありながらメランコリックな泣きを繰り出しまくり、時にはクリーントーンの音のみで勝負し、その結果生まれたニュースタンダードとも言える作品だろう。現在のTrainwreckのサウンドに痺れた人は勿論だけど、多くの人を虜にするバーストする美しきメロディと熱情は多くの人を惹きつけるだろう逸品。



■Eros | Anteros/Oathbreaker

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 Amenraなんかとも関わりがあったりもするベルギーの女性ボーカル激情系ハードコアバンドOathbreakerの2013年リリースの2ndアルバム。リリースは前作同様にDeathwishから、プロデュースも前作同様にKurt Ballouが手がけている。でも今作でOathbreakerはとんでもない確変モードに入ったと言えるだろう。最も分かりやすい形で激情系とかカオティックとかネオクラストとかポストブラックだとかを超えたハードコアの理想形とも言える音を提示してしまっているし、誤解を恐れずに言えば考えられる限り最もキャッチーでありながら最もブレ無い方法論でそれを実現させてしまった。



 リリース自体はDeathwishだし、その手のサウンドの流れは全然あるけど、今作はその方法論に何の縛りも無い。ギターワークからはブラッケンドハードコア辺りの影響も少なからずあるだろうし、His Hero Is Goneといったバンドに代表されるメタリックなサウンドの流れも感じるし、言ってしまえばネオクラストの影響も少なからずあるのかもしれない。でもそこの形にOathbreakerは縛られていないし、それらをしっかり噛み砕いて解釈し尽くした上で自らの激情として完成させている。美麗のホワイトノイズの悲壮感に飲み込まれそうになるアルバムのイントロを飾る第1曲「Beeltenis」から今作は異質な作品だと思った。でもアルバムのリードトラックである第2曲「No Rest For the Weary」で完全にぶっ飛ばされた。イントロはブラッケンドなトレモロリフの応酬。でも既存のブラッケンドと全く違うアプローチであり、それはある意味ポストブラックメタルに近いのかもしれない。そしてサウンドの雛形はメタリックなクラストサウンドとブラッケンド、そしてメロディは哀愁溢れる激情系サウンド。更には女性ボーカルって事もあるのかもしれないけど、ゴシックな空気感がアルバム全体で漂う。色々な要素を全部乗せしているのに全く散漫にならないのはバンドの持ち前のセンスも勿論デカイけど、女性ボーカルである事を活かしたゴスな空気を強く感じるメロディだったり雰囲気もかなり大きいかもしれない。第3曲「Upheaval」はよりメタリックでクラスティなサウンドを展開しているけど、その空気感は全くブレ無いし、そこはボーカルのCaro Tangheネキのゴシックさとヒステリックさが織り交ざったボーカルの力量もかなり大きいと思う。第4曲「As I Look Into the Abyss」はカオティック要素がかなり強いのにやっぱりブレ無いし、ハードコアな楽曲だけでもアプローチが多彩なのにブレを全く感じさせないのはどの楽曲もOathbreaker節とも言える哀愁溢れながら耽美な空気感も感じるメロディだったりギターワークだったりコードワークがあるからだろう。
 勿論ハードコア以外でのアプローチもこのバンドは仕掛けてくる。第5曲「The Abyss Looks Into Me」はミドルテンポの長尺曲であり、よりエピックな空気感もあり、ポストメタル要素も手にし、絶叫だけじゃ無く美しいクリーントーンのボーカルも聴かせ、曲の中での起承転結のメリハリもそうだけど、緩急付けた曲展開によってよりバンドの世界観を確固な物にしている。そんな曲の後に第6曲「Condor Tongue」という激走ナンバーを持ってくる辺りもニクいし、第7曲「Offer Aan de Leegte」ではゴシックヴァイオレンスとも言える独自のサウンドを展開。第8曲「Agartha」の美と激のコントラストからの今作屈指のカオティックさで暴走する第9曲「Nomads」で絶頂!!そしてラストの10分以上にも及ぶクリーントーンボーカルとクリーントーンサウンドが最も冴え渡った美しきメロディを紡ぎ、最後の最後で黒と白と銀が交ざった轟音で締めくくる最終曲「Clair Obscur」で壮絶なるラストを迎える。



 全10曲のアプローチこそバラバラだし、特にアルバム後半の5曲なんて本当に全然違うアプローチの曲ばかりでありながら、全10曲で見事に統率された世界観。何よりもそれをハードコアという枠組みの中ではあるけど非常に分かりやすいアプローチで体現している事、あらゆる現在進行形のハードコアを吸収した上でOathbreaker節とも言えるメロディセンスと世界観によって独自のサウンドとして世に放ってしまった事の凄さはとんでもない。前作から完全に大化けしてしまったし、恐らくDeathwishリリース作品の中だけじゃ無く、現行の欧州ハードコアの中でも最高峰に位置する作品だろう!!必聴!!



■Opium Morals/Seven Sisters Of Sleep





 カルフォルニアが生んだ超極悪スラッジバンドSeven Sister Of Sleep(以下SSOS)の2013年にリリースされた2ndである今作は最早スラッジとか激情とかブルータルとかパワーヴァイオレンスとか呼ばれる音楽の中でも完全にトップの作品であると思うし、似ているバンドなんて完全に皆無になってしまい、同時に孤高の存在となった証明だ。1stの頃のスラッジハードコアの頃から十分凄いバンドだったけど、2012年リリースのEPで確変モードに入り、そして今作で完全過ぎるまでの傑作を叩き付けて来た。最早このバンドよりもヴァイオレンスで暗黒なバンドはいないと思うし、もし今のSSOSに影響を受けたサウンドを他のバンドがやったりなんかしたら本当に滑稽な物真似になるだろう。それだけのバンドになってしまった。リリースは俺たちのA389!!!!!



 いや実際にSSOSも最初から現在の様なオリジナリティを持っていたバンドだった訳じゃ無い。1stは名盤ではあるけどEyeHateGodの影響はモロに受けたサウンドだったし、それを独自のスラッジハードコアに仕立て上げた快作だったと思う。その頃から確かにヘビィなバンドではあったけど、今作の様なスケール感はまだ無かった。そして2012年リリースのEPでより深淵へと攻める暗黒のスケールを手にし始めた。そして今作でスラッジもパワーヴァイオレンスもブルータルも激情も飲み込み、究極の暗黒激音を完成させてしまったのだ。その決め手はヘビィロックの暗黒成分を完全に熟知してしまったバンドとしてのグルーブだと思う。サザンロック要素はまだ燃えカス程度にはあるし、曲によってはまだその成分を強く感じたりもする。でも既存のスラッジコアを脱却し、激情・パワーヴァイオレンスに接近しただけでこんな音になるだろうか?第1曲「Ghost Plains」を初聴して思ったのは、枠組みとしてはパワーヴァイオレンス方面に寄り添ったと思わせているけど、実はその真逆でパワーヴァイオレンスすらブチ殺してしまっているんだと思う。勿論スラッジなリフは余裕でパワーアップしているし、そしてブルータルだ。だからSSOSはヘビィロックの究極地点を見つけてしまったのだ。
 第2曲「Moths」も初聴した時は驚いた。凄い野暮な比較になってしまうのを承知で言うけど、NEUROSISやAmenraといったバンドが生み出すスケール感溢れるヘビィロックの悲哀をSSOSは自らのサウンドをヴァイオレンスなスタイルへとより接近させながら、その中でリフからドス黒さと同時に血塗られた悲しみも放出させる事に成功してしまっている。勿論バンドアンサンブルに至っては完璧だし、一々音が鎌首を振り落としてくる厄介過ぎるサウンドに脱糞。第3曲「The Flock」ではより研ぎ澄まされたスラッジサウンドに悶絶圧殺必至だ。勿論スラッジ一辺倒じゃない!!第4曲「Grindstone」の爆走サザンロックとパワーヴァイオレンスの衝突による更に得体の知れない重音の連続には頭振りまくるしか無いし、遅さだけじゃ無く速さの点に於いても音が段違いで鍛え上げられているし、というかグルーブを極めまくっているせいで最早サイケデリックの領域に到達してしまっている。
 アルバムの後半の流れは更に凄い事になってしまっている。EyeHateGodとは全く違う方法論でEHGの領域に到達してしまった第6曲「Orphans」のヴァイオレンスでありながらアシッドでサグいサウンドの連続もそうだし、野獣の咆哮と暴走重戦車のビートと殺人兵器とかしたギターリフが無数の死体の山を作り上げる暗黒爆走スラッジ兵器こと第7曲「Reaper Christ」、再び悲痛に叫ぶサウンドに涙が止まらなくなるSSOS流の暗黒激重バラッドこと第8曲「White Braid」、最後に第9曲「Recitation Fire」と第10曲「Part 2.」まで徹底して最新で最悪で最凶の暗黒音楽を描いている。しかも本編が終わったらボーナストラックで約32分のライブ音源まで収録されているし、それが本編に負けず劣らず凶悪な激音しか出してないし、これ聴いているとマジで誰かSSOSをとっとと日本に呼んでくれ!!ってなる。



 ありとあらゆるスラッジ・ドゥーム・ストーナー・パワーヴァイオレンス。ファストコアetcといった音楽の危険性分だけを融合しまくって、そこにオリジナリティを見出すのでは無くて、そこにある最も黒くて危険な成分によってオリジナリティを手にしたのが今作だし、SSOSはどこまでもピュアに暗黒激重サウンドを追求した結果生まれたオリジナリティと説得力と破壊力なんだからもう文句の付ける場所なんて何処にもない。作品毎に進化を重ねているバンドだけど、この2ndは完全に歴史に残すべき作品だし、ドス黒い音しか無いのに、その黒の数々の多彩さによって生まれるスケールとある種の美しさ、そしてそんな感動すら消し炭にする暴力。これはSSOSだけにしか生み出せない音だ。



プロフィール

AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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