■タグ「駄盤珍盤紹介」

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■おにいちゃん CD

 どうもこんばんわ。最早月一ペースになって来ているこの駄盤・珍盤紹介のコーナーですが、普段購入しているCDだったりが普通に高得点な良質な作品ばかりなのでこういった間違った毒に満ちた作品には中々出会えないAKSKです。




おにいちゃんCD~1200の「おにいちゃん」が聞けるCD~おにいちゃんCD~1200の「おにいちゃん」が聞けるCD~
(2006/08/05)
白雪みるく、葉月蜜柑 他

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 そんな中で今回紹介するのは「妄想ボイスCD」というボイスCDシリーズの第1段リリースとなった「おにいちゃんCD」です。うん、タイトル直球過ぎて良いぞ!このCD、1万枚以上のセールスを記録したみたいですね、いかに日本という国が始まっているか分かりますね。まあボイスCDなんて昔からあった物ですし。しかしこのCDに参加している方々の名前を僕は殆ど知らないのですけれど、唯一知ってたのがきこうでんみさだった時は何とも言えない気持ちになったよ。AV女優がこうゆうCDに参加して良いのか悪いのかは僕は知らないし考えたくもない。まあそんな長い前置きは置いておいてこのCDに付けられてるキャッチコピーがもう何か色々凄かった…



1200の「おにいちゃん」が聞けるCD



 何か全く意味が分からないのだけれど、このCDに参加している12人が100の設定で「おにいちゃん」と言うだけのCDですこれ。要はそれが1200のおにいちゃんって訳ですね理解出来て無いけど。ここまでの説明で理解した方も多いと思いますが、このCDには「おにいちゃん」という音声しか入ってません!それで収録時間は54分!!完全に狂気の沙汰としか言えないですね。しかも、これ参加している演者が声の使い分けを上手く出来ていないし、役者も役者で声質が同じ系統の人が多いから、ただひたすらに「おにいちゃん」という声が聞こえてくるだけ。CD全体での変化や差別化はあんまり無いので通して聴くとなると退屈で寝るか精神に異常を来たす事間違いなしである。いやボイスCD自体に全く罪は無い。ただもっとやり方とか方法論が他にあったんじゃないかって思うわ。あとディレイとかはまだ良いとして、ディストーションやフランジャーをかけた「おにいちゃん」のボイスまであったから笑った。いやどこに需要があるの?作った人間の趣味?全く意味が分からない。
 しかも「おにいちゃんミックス」というトラックがこのCDには収録されているのだが、これがもうこのCDの狂気をフルに発揮した精神破壊兵器である。12人の演者の「おにいちゃん」の音声をミックスしたという物。空間を埋め尽くす「おにいちゃん」の声。いや空間を埋め尽くすのは轟音だけで良いです。何かもうAxCxの「5643 Song EP」並のミックス。本当に色々適当。



 そんな訳で大きいお友達に受けるかどうかすら分からない完全に狂気に満ちたCD。普通の人間が聴いたら間違いなく精神がパラノった末に破壊されます。僕はこれを全部通して聴けませんでした。これ聴いた後だとデプレッシブブラックやフューネラルドゥームやノイズミュージックが全然健康的に聴こえてくる不思議なマジックですね。これの後だとSilencerでさえ普通に聴こえるぜマジで。
 そんな訳でこのCDは駄盤だとか珍盤とかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…って気分になりました。あとこれをスピーカーで大音量で再生なんかした日には間違いなく警察さんが家にやってくると思います。そんな精神破壊兵器でした。




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■POEM OF ANGEL/ANGEL HEART

POEM OF ANGEL



 ヴィジュアル系というムーブメントは90年代のから現在にかけて尚も少なからず大きな影響力を持っている。そもそもは80年代の一瞬だけ起きたポジパンのムーブメントが捻じ曲がった末に生まれたムーブメントであるのだけれど、しかしながらXであったりLUNA SEAであったりという時代を作り上げたカリスマの登場であったり、ヴィジュアル系という名のジャパメタであったり、やってる事がもうDEAD END直系のバンドが登場したりと混沌としていながらも音楽的な意味では良い意味でも悪い意味でもシーンに大きな影響を与えたムーブメントであるのは間違いないであろう。



 そんな日本独自のムーブメントであるヴィジュアル系はお隣の韓国にも大きく飛び火したのかしていないのかは知らないけど、今回紹介するのはANGEL HEARTという韓国産V系バンドの2000年発表の音源。メンバーはやたら西洋的な女装をしていたりとMALICE MIZER的な何かを感じる衣装を着ていたりする。まあそこはV系なんだからよくある話。しかしその音楽がもうズコー!っていうズッコケ感満載過ぎてアレなのだ。音楽性はXの表層的な部分に影響を受けたのを感じさせる感じの物であるが、なんというかスラッシュメタル的なもっと違うアレな感じで、うーん上手く言えないけど、少なくてもXの様な感じはまずしない。本当に表層だけしか真似出来てない感じなのだ。このB級どころかZ級な感じはやばい。もう色々と残念な感じに満ち溢れているのだ。それでいて録音の酷さったらもうちょっと無いレベルだ。最早完全にリズムマシーンの打ち込みとしか思えないチープ過ぎるドラムの音も、潰れまくったディストーションのせいで音階も旋律も潰れまくったギターの音も、もう何か色々と録音が酷い。というかギターの音に至っては高校生のラルクとかのコピーバンドやってる奴等のがよっぽど音作りしっかりしてるぞってレベル。当時の韓国のエンジニアや録音環境がアレだったのか、このバンド自体がアレだったのかは不明だけれど、それがただでさえB級以下の楽曲を更にB級以下にしてしまっているのだ。というかほぼ全部韓国語で歌われているせいで、空耳満載仕様になっていて非常にお得感満載!というかボーカル全部ほぼ空耳仕様なんですけどね。というか今の韓国のバンドそれなりのレベルあると思うぞ。この音源が出た00年は知らないけどさ、もうちょい韓国のロックバンドもそれなりのレベルあるだろうし、こいつら韓国でもかなりズコー!な残念なバンドな気もしてきたわ。というかこいつらが韓国で人気があるのかどうか凄く気になりますので、韓国のロックシーンに詳しい人は是非教えて下さい。



 取り敢えず日本の文化が色々な意味で間違った形で伝わるとこういった形になるのかもしれません。いや、実際はちゃんと伝わっていてこいつらだけこうなのかもしれないって可能性のが大きい気がしてきた。いやもうなんていうか日本にもこうゆうズコー!バンドいそうな感じするもん。問題はこいつらが韓国で人気あるのかどうかが全てな感じはする。これ人気あったら流石にちょっとひきますね。





■Prick/Melvins


PrickPrick
(1994/08/05)
Melvins

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 Melvinsと言えば今もなお地下世界の帝王として君臨する最重要バンドの一つであり、数多くの名盤を生み出し、数多くのフォロワーを生み出し、グランジ・ドゥームに大きな影響と功績を今もなお与え続けている本当に偉大なバンドである。いやマジで。そんな地下世界の帝王が94年に発表した今作はMelvins史上どころかロック史の中でも屈指の駄盤である。しかも恐らくは狙って作られた駄盤、本当にタチの悪過ぎるおふざけとしか言えない作品だ。そもそも本来の極悪極まりないヘビィロックをブチかましてるMelvinsはここにはいないんだから。



 どんな作品かを説明するのすらもうアレではあるけど、まず第1曲から何か謎のアナウンスと生活音みたいなのをただ録音しただけの音が流れてくる。ここまではまだ作品のSE的な物なのかもしれないけど、残念ながらここには本気のMelvinsはいねえんだよ!ただ悪ふざけしてる馬鹿しかいねえんだよ!適当に何か演奏してるMelvinsが聴こえてきたと思ったら唐突に終わる2曲目、いよいよ本番かと盛り上がりを見せたギターの音で始まり聴き手に期待だけさせて何も始まらずに終わる3曲目、ライブ前の観客のどよめきをただ録音しただけの4曲目。もうお分かり頂けたと思いますが、完全に悪意しか感じない。もう真面目にやって駄目になった作品じゃなくて、最初から真面目にやる気なんてなかったんやって勢いである。
 そして地獄はまだ続く。ただ同じフレーズを延々と適当に弾いてるだけの5曲目、街のざわめきと何かどっかの民族楽器みたいな音が聴こえるだけの6曲目、はい悪夢ですマジで。発信してるノイズと適当にタムを叩いただけのドラムが録音されただけの7曲目、やっとちゃんとビートを刻むドラムの音が聴こえたと思えば、教会の鐘の音を延々と流してるだけの8曲目。何かもう、スタジオでの練習合間の適当なジャムセッションとか、暇過ぎて録音してみた音を加工しただけにすら思えてきた。マジで何がしたいんだMelvinsである。オッサンが何か一言喋り、その後は無音のまま終わる9曲目とか本気で悪意しか感じない。
 そして10曲目にしてやっとマトモな演奏が始まる。これは間違いなくMelvinsの音と言って過言では無い。10曲目にしてやっとだよ!でもこれ多分スタジオで適当に合わせたのを録音しただけだろうな。ボーカル入ってないし。そしてこれが今作で唯一マトモな曲ってどうなのよ?そしてラストの11曲目は本当に拷問。何か適当に叩いてるドラムの音に牛の鳴き声とか変な声とか重ねただけ。展開?無いよ。しかもこれ14分もあるんだぜ!?そんなこんなで最後まで何をしたいか分からないまま作品は終わる。



 といった完全にふざけてるだけの駄盤。これ普通にMelvinsの作品だって期待して買ったら絶対に泣くレベル。だって普通におふざけを録音しただけの駄盤だもん!!まあMelvinsはこういった部分を含めてMelvinsなのは分かるけどさあ…ただこれをCDにして商品として出してしまう辺りに本気で悪意しか感じませんわ…今作は熱心なMelvinsファン以外は買う必要無いです。ただのコレクターアイテムです。本当にMelvinsが大好きで全作品ちゃんとコンプリートしたい人以外はマジで買う必要は無いです。まあこれ聴いて思ったのは…

バズの金髪トリ頭を毟り取ってやりたくなったわ!!

■親指姫/山瀬まみ

oyayubi.jpg



 今作はタレントとしてお馴染みの山瀬まみの89年発表の作品である。「山瀬まみロック化計画」という企画の元に発表された作品であり、芸能人やタレントが課外活動的にCDを出したりするアレな感じの企画なんだろうけど、これがとんでもない方向でガチな作品になってしまって謎の名盤になってしまった作品である。



 まず上記の画像を見て頂きたい。これが今作のジャケットなのだが、あまりにもサイケデリックな仕上がり、とてもじゃないけど有名タレントの企画物CDのジャケットじゃない。もうなんていうか80年代末期から90年代頭にかけてのアングラな空気をまんま出てしまっているジャケット。つうかマジで怖い。山瀬さんこっち見んなって感じだ。そして今作に参加している方々があまりにも豪華すぎるのだ。以下参加アーティスト。

サセキけんぞう、大山正篤、大槻ケンジ、泉麻人、奥田民生、横関敦、デーモン小暮、戸城憲夫、内田雄一郎、矢野顕子、三柴江戸蔵、諸田コウetc

 もう何というか豪華過ぎる上にガチ過ぎるのだ。ていうか筋少関係者が4人もいるってどうゆう事だよ!もうこれでお分かり頂けるとは思えるだろうがとてもじゃないけど芸能人が片手間に出すCDとしてはありえない位ガチなのだ。そりゃ中には普通にとんでも無い歌唱力を持った裏方が二人いて楽曲も超完成度の高いポップスな野猿とか、坂本教授との共作で超絶暗黒精神世界を展開した中谷美紀とかタレントや女優の企画物でも普通に完成度の高い音楽を展開した例はあるけどさあ。山瀬まみの音楽的趣味がそっち方面だったのか、たまたまそうゆう面子になったかは非常に謎である。というか多分前者だと思う。
 さて肝心の内容についてだが、まず第1曲「ゴォ!」から飛ばしまくってる。これは民生作曲であり、ユニコーンを彷彿とさせるキャッチーで性急な曲だが、楽曲の完成度に加えて、テレビでお馴染みのあの鼻声で歌う山瀬の声がとんでもない化学反応を起こしているのだ。作品全体でも性急でパンキッシュな歌い方がその凄みを増しているし、80年代末期の空気を思い切り吸い込んだアングラな香りとキャッチーさが奇跡的に同居したガールズロック・パンクな作品と言っても過言ではない。第6曲「I WANT YOU」はモロ筋少なスピードチューンであるし、閣下作曲の第8曲「YAMASEの気持ち」なんてシンフォニックメタルであり、諸田コウのベースも非常に印象的だし、山瀬の歌唱力の高さがフルで発揮されてる。というか普通に名曲だし。奇妙に歪んだピアノプログレとも言えそうな第5曲「ヒント」では矢野顕子の作った曲をエディが編曲するとかいう奇跡まで起きてるし。そして最終曲の「恋人よ逃げよう世界はこわれたおもちゃだから!」はオーケン作詞の楽曲であり、オーケン的世界を山瀬が歌い、非常に幻想的でパラノった狂気の世界が展開されて終わるといった物。



 楽曲の完成度こそ若干バラつきはあるけれど、普通に企画物のCDとは思えない完成度だ。80年代末期のバンドシーンの空気がモロ出ている作品でもあるし、それを山瀬まみが自らの物にしてしまっているのが凄い。だがあまりにも謎過ぎる珍盤だ。普通に名盤でもあるけどさ。芸能人の企画物も結構馬鹿に出来ないなあと思った限りである。まあなによりも

どっかのだわぁいに比べたら明らかに良い作品だね!!

プロフィール

AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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