■Thread Yarn

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■RUGGED EX/Thread Yarn

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爆裂ポストハードコアバンドであるThread Yarnの実に4年振りの2ndアルバム!!彼等の地元である福岡のimomushi recordsからのリリースとなった今作だが、このバンドは本当に新たな地平を切り開いてしまった。ドライヴィンかつ暴走するディスコードサウンドが炸裂していた1stから更に新たな領域へと踏み出し、ポストハードコアの独自解釈であり、これまでに無い個性と圧倒的馬力を手にした作品だ。



 1stの彼等は爆走するポストハードコアサウンドが本当に大きな魅力であったけど、今作でもその疾走感は全然健在であるが、本当に一つ一つの音が太く重くなったと言える。分かりやすいポストハードコア的なリフ以上に、更にプリミティブで粗暴なリフが増えた印象もあるし、その音はポストハードコアのそれである筈なのに、こう上手くこれという言葉がやバンドが今作を聴いていると出てこないのだ。
 第1曲「Harder」からもう本当に脳天を割られてしまった。ミドルテンポで進行していく楽曲だけど、本当に音の厚みだったり、グルーブだったり、不穏な空気だったり、ディスコダントさだったり、這い回りながら爆走していく重戦車の様でもあり、変則的に変化していくリフが一々とんでもないキラーリフだったりと、このバンドは本当に国内ポストハードコアの中でも別格のバンドに本当に進化したんだと思う。弾き倒されるベースラインから始まる第2曲「E.D.G.E」の鋭利なリフが高速回転していくサウンドは正にThread Yarn節だと思うけど、これまでの楽曲の流れを引き継いでいるこの曲も、より変則的な展開やコード進行を見せているし、こういった音が好きな人を確実に殺す音ばっかり放ちながら、その手の音が好きな人を良い意味で裏切っている感じなのだ。
 今作のリードトラックにもなっている第4曲「246」は不協和音のフレーズから始まりながら、ツインボーカルのコーラスワークを生かしながらダイナミックな躍動を生み出す展開を見せ、やたらキャッチーなサビのパートだったり、疾走とミドルテンポの重みの対比が見事だし、終盤のパートなんて鳥肌物の格好良さだ。第5曲「Life Liner」の爆走するカオティックサウンドはもうブチ上がるしか無いキラーチューンだし、暴走とミドルテンポになるパートの対比、断罪の様なキメだったり、そしてリズム隊のグルーブの重みと必殺のリフしか存在しない激熱ギターワークの数々、これを独自の形で昇華してしまった所が今作の凄い所だと僕は思う。



 4年の歳月を経て届けられただけあった、本当にとんでもない力作に仕上がっているし、国内のポストハードコアを見事に更新してしまうだけの物を確実に持っている。これはポストハードコアの新たな発展系でもあり、同時にThread Yarnというバンドが本当にとんでもない破壊力と殺傷力を持ったバンドだからこそ生み出せた作品だ。刺し殺されるし、殴り殺される。本当にここまでスリリングで格好良い音は無いよ!!



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■Burn Up The Exsistence/Thread Yarn

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 爆裂。今作は正にその一言に尽きる作品だと思う。福岡出身都内中心で活動を展開する3ピースバンドであるThread Yarn(以下TY)の1stである今作だが、全10曲がジェットコースターの様に突き抜けていく様な作品だ。歌メロと不協和音が交錯し、必殺のリフが楽曲を埋め尽くし、変拍子を駆使していながらも止まることの無い激情と疾走。不協和音の咲き乱れる和製オルタナティブロックの傑作だ!



 まずTYの魅力はなんといっても鋭角のギターリフであろう。今作の頭から一気に攻めていくジャキジャキの鋭さを持ったリフは正に一撃必殺だ。スライドとオクターブ奏法を駆使するギターフレーズは正にDrive Like Jehuを正当な形で受け継いだそれであり、DLJの様なツインギターでは無いにしても、単純にギターリフの格好良さだけでそこらのバンドをブチ殺せる位の力を持っているのだ。それでいてCOWPERSの様な疾走する不協和音のメロの中に哀愁の歌メロを感じさせてくれるのがまたずるい!音圧の方も、とても3ピースバンドとは思えないブ厚さを持っているし、ツインボーカルでの掛け合いは聴き手の体温をより高めていく。
 先人達へのリスペクトをしっかりと感じさせながらも、決してそれをなぞるだけのバンドで終わっていない。それらをより高いテンションとポテンシャルで鳴らし、楽曲の中で完全に濃縮還元されている事によってTYの音はどこのフレーズ・パートを切っても鋭角ま殺傷力と歌心に満ちているし、全てをなぎ倒すリフとビートの力を確かに感じるのだ。



 サンディエゴ周辺や北海道のオルタナティブシーンの空気を感じさせ、それらの音楽を飲み込み福岡から登場した正当なオルタナティブ・ポストハードコアサウンドをどこまでも高い純度で鳴らされた今作。鋭角の通り魔サウンドはあっと言う間に聴き手の体温の沸点をブチ抜き高揚させてくれる事は間違い無しだ。TYの音には何のギミックも存在しない。そんな物が無くても真っ当なギターリフの強さだけでこのバンドは戦っていけるだけの力を持っているのだから。

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AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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