FC2ブログ
■Switch Style

■Switch Style/Switch Style

hg056cd.jpg



 Switch Styleは日本のニュースクールハードコアを語る上では絶対に外す事の出来ないバンドである。彼等の存在があったからこそ日本のニュースクールハードコアのシーンは作られたと言って良いのだから。今作は93年に7"EPとしてリリースされた物を95年にCD化されてHG FACTからリリースされた物であるが、93年というまだニュースクールハードコアが全く存在しない日本において今作をリリースし、後のバンドに与えた影響は計り知れない重要な作品だ。



 ニュースクールハードコアと言うとメタリックな音楽性を思い浮かべる人が多いかもしれないけど、彼等はヘビィではあったが決してメタリックでは無かった。今作の音は紛れも無いハードコアそのものな音だからだ。しかしハードコアらしいスピード感溢れるパートは決して多く無く、あくまでもミドルテンポで攻めるのが彼等の音の特徴だと言えるだろう。ギターリフ自体もズクズクと刻みのリフで攻めていくスタイルではあるが決してメタル的なリフでは無く、ハードコアからの発展系のリフだと言えるだろう。YU-RI氏の男臭いドスの効いた声とKENZO氏の灰トーンの絶唱というツインボーカルとツインギターのストイックかつ後ノリのリフと一発一発の音にタメを効かせたミドルテンポのドラムという彼等の音は多くのバンドに計り知れない影響を与えている。第1曲「Pass」なんてそんな彼等の持ち味が如何無く発揮されている。BPM早めな第2曲「Distance」もリフやビートは性急でありながらも、ズッシリと構えドスの強い音が矢張り前に出ている印象を受ける。作品全体のリフとビートは矢張りエッジの強い音でありながらも、引き摺る様なミドルテンポのビートが核になっているし、彼等はハードコアでありながら、自らの音をヘビィに仕立て上げ、ハードコアの攻撃性だけで無く、ヘビィなグルーブも手に入れ、だからこそ彼等は日本のニュースクールハードコアのカリスマになったのだ。



 今作は20年近く前にリリースされた作品でありながら、今も尚、ニュースクールハードコアの重要作品の一つである。彼等のグルーブは唯一無二であり、日本のハードコアの最重要バンドになったのだ。Switch Styleは現在は解散してしまっているが、YU-RI氏はNUMB、KENZO氏はkamomekamomeと現在もハードコアシーンの最前線で活動し、シーンを引っ張り続けている。
スポンサーサイト

プロフィール

AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

タグ別記事表示

日本 ライブレポ 激情系ハードコア アメリカ スラッジ ポストメタル ポストロック ポストハードコア カオティックハードコア ドゥーム エモ オルタナティブロック イギリス サイケ フランス アンビエント ストーナー ネオクラスト ドローン ドイツ ギターロック シューゲイザー ハードコア グラインドコア ロック プログレ インタビュー マスロック ポストブラックメタル ポストパンク デスメタル スウェーデン カナダ ブラックメタル モダンへビィネス スラッシュメタル エクスペリメンタル ギターポップ インダストリアル イタリア ジャンクロック エレクトロニカ フューネラルドゥーム ベルギー グランジ ジェント スペイン オーストラリア ノルウェー パワーヴァイオレンス 年間BEST アコースティック ブラッケンドハードコア ミニマル ニューウェイブ フォーク プログレッシブメタル モダンヘビィネス ラーメン ポップス ゴシックメタル ニュースクールハードコア ロシア ノイズ ハードロック メタルコア ファストコア フィンランド トリップホップ 駄盤珍盤紹介 自殺系ブラックメタル ヒップホップ オランダ アブストラクト ゴシックドゥーム ダブ ポジパン ゴシック シンガポール ラトビア ヘビィロック ミクスチャー クラウトロック ノイズコア ノーウェイブ パンク ダブステップ テクノ ヘビィネス インディーロック チェコ メロディックパンク メタル オルタナティブ デンマーク ポーランド スイス メキシコ ブルデス アシッドフォーク ジャズ ドラムンベース ウィッチハウス ヴィジュアル系 アイルランド スクリーモ プリミティブブラック ドリームポップ トラッドフォーク USハードコア シンフォニックブラック 年間ベスト ニューウェイヴ ポルトガル クラストコア フリージャズ カントリー スコットランド モダンクラシカル ソフトロック ギリシャ ハンガリー トルコ イラン レゲエ ファンク アイスランド 台湾 ボイスCD 声優 ガレージ 韓国 

カテゴリー

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

カウンター