■コラム

■2015年BESTアルバム TOP30

 あけましておめでとうございます。今年もGuilty Forestをよろしくお願いします。
 さて例年以上に遅れに遅れ捲りましたが、今回で6回目となる年間BESTを発表させて頂きます。今年も色々と沢山音楽を買いましたライブにも行きました。相変わらずおたくでした。そんな感じの30枚です。色々キリが無くなるので今回は編集盤やスプリット等は省かせて頂きました。
 そんなワケで人からしたら本当にどうでもいいであろう個人的趣味が例年以上に出まくった年間ベストです。どうぞ。





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第30位:コミューター/おまわりさん

 都内で暴虐の限りを尽くすノイズハードコアバンドの1stアルバムはまさかの2枚組のコンセプチュアルな作品となった。
 ノイズと叫びが台風の様に駆け巡るdisc1もナイスだったけど、Slintをより理不尽にした不気味な静寂と神々しさすら感じる陰鬱な音が降り注ぐdisc2が特に素晴らしい。
 アルバムのラストを飾る「ハイパーインテリジェンツィア」のラスト1分の衝撃波はとんでもないカタルシス!!









第29位:ピカデシカ/ネム

 大阪のサイケデリックロックバンドであるネムの待望の1stアルバム。
 よりアプローチを広げてニューウェイヴやジャンクロックなテイストも加えつつ、メジャー感と王道ロックの風格も手にした好作。内側へと堕ちていく感覚と外側へ向かう攻撃衝動の両方を手にし、独自のサイケデリアを展開している。
 割礼、ゆらゆら帝国、dip、THE NOVEMBERZ、ちゅうぶらんこ辺りのバンドが好きな人にはマストな一枚。







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第28位:Weltschmerz/Totem Skin

 スウェーデン・ダーラナのダークハードコアバンドであるTotem Skinの2ndは紛れもない激昂の作品。
 激情ハードコア、ブラッケンド、クラスト、スラッジ要素を取り入れつつ、メロディアスな美しさもありながらも、ツインボーカルで畳み掛ける音は完全に振り切った物。
 芸術的な完成度を持ちながらも、根底は間違いなくハードコア。滅茶苦茶痺れるよこれ!!







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第27位:Existentialism/INFANTICIDE SS

 拠点が町田である事以外は全て謎に包まれたINFANTICIDE SSの4曲入1stアルバム。
 ブラッケンド、インダストリアル、デスメタル、スラッジを取り入れ捲った末に嘔吐を繰り返し捲った精神的にも肉体的にも痛々しくて陰惨な音のみで構成されており、見たく無い物を無理矢理見させられている気分になる完全にドM向けの黒さと重さ。
 Su19bやCorrupted等の漆黒音楽に比肩するトーチャーサウンドは本物の恐怖だ。









第26位:ボトムオブザワールド/eastern youth

 ベースの二宮氏脱退こそショックではあったが、だからこそ生み出せたイースタンの集大成とも言える傑作。
 困窮する生活、ずっと真似し続けた友の死、長年共にしたメンバーとの別れ、そんな絶望すら喰らい尽くす生の衝動と渇望はぶっきらぼうで本当に暑苦しい。
 イースタンはずっと昔からブレないままだったじゃないか。街の底で足掻き続ける全ての人へ。







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第25位:Faith, Hope And Charity/ZOTHIQUE

 毎年積極的にアルバムのリリースを重ねるサイケデリックドゥームZOTHIQUEの3rdアルバムはバンドの新境地を見せつける力作となった。
 メンバー全員が作曲をする様になり、アトモスフェリックな楽曲からよりハードコアに接近した楽曲までと多様性を広げ、マントルから金星まで行き来するオリジナリティを獲得したと言える。
 ドロドロと渦巻く轟音は最早ドゥーム・スラッジだけでは語り尽くせなくなってしまった。









第24位:Epitome/Tiala

 小岩のハードコア番長の2ndアルバムは新しいハードコアを追求し続けてきたからこその会心の一撃。
 一見ハードコア色は後退したと思わせておきながら、よりフレーズが独創的になり、自由でありながら不気味に轟く衝動が充満している。
 ハードコアを形骸化させる事に全力でNOを突きつけながらも、その精神性は間違いなくハードコア。聴いていると宇宙へと吹っ飛ばされてしまう。









第23位;none but air[at the vanishing point]/none but air[at the vanishing point]

 静岡のfurther platonicからリリースされた京都の激情ハードコアの1st音源。
 プログラミングを駆使しまくった壮大で宇宙的なサウンドでオーケストラの様なサウンドスケープを作り上げている。初期のheaven in her armsとバンド編成でのworld’s end girlfriendが自然と同居した進化の音を展開。
 「今のバンドはつまんね(笑)」みたいにほざいている老害共をブチ殺してくれるだろう期待の若手の新たなる一撃だ。









第22位:裏現/COHOL

 フランスの超名門レーベルOsmose Productionsとの契約も話題になったCOHOLの待望の2ndアルバム。
 ブラックメタル・デスメタルの要素が増えているけど、それらのサウンドの獰猛さを抽出し、そこにスケール感と美しさを加え、しかし行き着く先はどこまでもハードコア。
 日本の東京という都市で生きて感じた事を音として表現された音は確かなる現実に対する宣戦布告であり、音こそは黒いけど、絶望で終わらない傑作。









第21位:Scent/Nepenthes

 ex.Church of Miseryの根岸氏と須藤氏が在籍するNepenthesの1stアルバムは最高のロックアルバムとなった。
 爆音巨根、酒税納税推進、長尺サイケドゥームからゴリゴリでビンビンのロックナンバーまで網羅し。最高のロックアルバムだから酒飲んで音量MAXで聴け!!以外に言うことは無い。
 今作を聴いてるといつまで経っても自分はロックキッズのままである事を思い出す。ネペは間違いなく本物のロックバンドだ。







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第20位:Litany/Dead To A Dying World

 メンバーにストリングスも在籍する7人組ネオクラストの2ndは前作と大きく音楽性を変えた問題作になった。
 クラスト要素は一気に後退し、よりアート的な美意識と大作志向の色が前面に出たと思う。前作に比べたら破壊力やインパクトといった点は劣るのかもしれないけど、楽曲の完成度はより高くなっている。
 ブラッケンドな音の神秘性もそうだが、ここぞという所でお見舞いしてくる疾走パートはやはり震えるし、至高の絶頂感はやはり健在!流石です!!









第19位:Purple/Baroness

 最早Mastodonフォロワーなんて言葉は完全に消し去り独自の音だけを生み出すBaronessの4thアルバム。
 ツアー中に事故に巻き込まれるなんてピンチもあったが、それを乗り越えて作られた今作は男臭さはそのままに、よりネオプログレ的なアプローチを積極的に導入。更なる洗練を提示した。
 歌心とゴツいサウンド。その一方で繊細さと天へと昇る高揚感もあり。理想的なヘビィロックである。









第18位:Atheist's Cornea/Envy

 日本の激情ハードコアの代表格であり生ける伝説Envyの最新作はこれまでの全ての集大成とも言える作品だった。
 全8曲とコンパクトな作品ではあるが、20年に及ぶEnvyのキャリアで培った全てを惜しみなく出し切っている作品だと思うし、どこを切ってもEnvyな作品だと思う。
 痛烈なハードコアもあれば柔らかな光差し込む楽曲もあり、光と闇と激情から世界を描くEnvyの総決算する逸盤。今作もそんなEnvyの新たな1ページとして狂い記されていく。









第17位:The Deal/Sumac

 アーロン大先生の新バンドはまさかのハードコアへの回帰!!BAPTISTS、RUSSIAN CIRCLESのメンバーも在籍するスーパースリーピースバンドとなった。
 最初期ISISの様なインダストリアル感のある熾烈なスラッジサウンドに回帰したと思ったら大間違いで、凄まじい情報量で音が目まぐるしく変貌して混沌を生み出す。
 超絶技巧の3人が生み出す煉獄の音。そこには美しさは無く、血飛沫の音だけが存在する。







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第16位:People, when you see the smoke, do not think it is fields they're burning/The Black Heart Rebellion

 前作で激情ハードコアを置き去りにしたTBHRの3rdアルバム。
 完全に激情ハードコア要素は死滅し、民族音楽要素をより前面に押し出している。前作で培った物を確信へと変えてしまったのだ。
 複雑怪奇なグルーブ、ドープにトリップするギター、豊かな表現を聴かせるボーカル。ダークネスに満ちながらより聴き手の内面を抉り取る音を生み出す。それはここ最近のSWANSの様だ。
 激情ハードコアの未来はそれを捨て去る事によって生まれた。そのフロンティア精神に乾杯。







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第15位:All Creation Mourns/Presence of Soul

 シューゲイザー×ポストロックなPoSの最新作である3rd。
 前作と大きく音楽性を変えてポストメタル化した音は日本のYear Of No Lightとも呼ぶべき音となっている。しかし前作からの儚く美しいシューゲイザーサウンドも健在だ。
 ドス黒い轟音とヘビィネスも凄まじいが、その先にある美しい原風景の様な救いの音色には心が洗われる事間違いなし。国産ポストロックの新たなる進化を刻み付ける名盤となった。









第14位:歓喜のうた/Discharming Man

 最早ex.キウイロールなんて冠なんて必要ないDischarming Manの4thアルバム。
 キウイロール時代も含めて蛯名氏のキャリアの最高傑作とも言うべき傑作。盟友竹林現動も参加し、これまで生み出した数多くの名盤が持つ全てを凝縮した蛯名氏の全てが詰まった大傑作だと言える。
 形こそ変わったりもあったけど、20年以上に渡って音楽を続けた男だからこそ歌える本物のブルースであり、全ての形骸化されたエモを無効化する。涙無しでは聴けないよ。



 



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第13位:The Consciousness Of Internal Time And Space/WonderLand

 若手3ピースバンドWonderLandの26分で1曲の渾身の傑作。
 「MONOとかmogwai系のポストロックなんだろ?もう掃いて捨てる程いるよ。」って思う人もいるかもしれないけど、極端に難解さに走ってないし、取っ付きやすさもかなりあるけど、今作を通して聴いて感じるのは「居心地の悪さ」と「居場所の無さ」だ。
 彼らはあらゆる既存のテンプレートに対して唾を吐き、スタイルだけをコピペする事を全否定する道を選んだに過ぎない。豊富なアイデアと音が詰まっているけど、でも今作を聴いて感じる「居心地の悪さ」はオリジナルグランジの先人たちが歌っていた事と同じだ。
 グランジから始まった同調圧力と無意識の暴力との戦い。凄まじい音像が確かにある。







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第12位:新世界標本/wombscape

 東京を拠点に活動するアートコアバンドwombscapeの初の正式音源となる1stミニアルバム。
 アナログな音色を出した録音だったりとか、イントロダクションやアウトロも含めて7曲で一つの作品というプログレ的な作品構成もそうだけど、フロントマンでメインコンポーザーのRyo氏の美意識と世界観を今作からヒシヒシと感じ、カオティックハードコアという単語では語り尽くせない名盤。
 特に「正しい愛が正しい絶望に変わるまで」は今作でも屈指の美しさと絶望を描く屈指の名曲。24分の中で描かれていく「新世界標本」は純粋なアートだ。









第11位:TOBIRA/ele-phant

 ABNORMALS、KING GOBLIN、exBUCKET-Tのメンバーによって結成されたギターレス3ピースele-phantの1stアルバム。
 ギターレスという編成で、歌とベースとドラムという最小限の編成で生み出す最大の効果。それは割礼やATATHEMAが持つミニマルさにも近いし、この3人だけで全てを成立させてしまってる。
 既存のドゥームやサイケとは全く違うアプローチを取り、リフで押し潰さず、リフを聞かせ、メロディに溢れ、躍動で踊らせ、そして最高のボーカリストによる歌で心を奪い取る。それはロックが持つ危険なエロスだ。
 似ているバンドゼロ、斬新でありスタンダード、だけど取りつくかれたら逃れられない「悪魔の歌」がそこにある。歌謡エクストリームミュージックここに極まり!!









第10位:Kranke/Syrup16g

 奇跡の生還ライブから再結成、そして昨年のアルバムリリースとシロップは完全に表舞台に帰ってきたけど、意外と間を空けないであっさりとリリースされた5曲入EP。
 今作で歌われている事は言ってしまえば諦めの悪さと、思春期的な拗らせた感情とこれ以上に無い位にシロップではあるけど、本当に優しい曲ばかりが並ぶ。
 今作の楽曲たちは間違いなくシロップ以外には作れない曲ばかりだし、静かにゆるやかに、でも確実にシロップは歩み続けている。単なる再結成出戻りでは無い、シロップにしか無いギターロックのスタンダードが詰まっている作品だ。







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第9位:The World Doomed to Violence/Su19b

 97年に結成され、これまでに多数の7インチやスプリットをリリースして来た神奈川発世紀末行きパワーヴァイオレンスSu19bの1stアルバム。
 心拍数が停止してしまいそうな激遅圧殺スラッジから破滅に向かって爆走する激速ファストパートの両極端な極限を極めた音。ローファイさを前面に押し出したマスタリングだったりとか、リヴァーブかかりまくった暗黒グロウルを放つボーカル。現在進行形のパワーヴァイオレンスと比較しても全然質感が違うし、人によってはブラックメタル的な感触を覚えると思う。
 本人たちはブラッケンドパワーヴァイオレンスを自称しているが、最早ペンペン草すら生えない全てが無に還った世紀末の黒は東のCorruptedと呼んでも良いだろう。
 フューネラルからスラッジからデスメタルからグラインドまでとエクストリームミュージックを縦断した末の音は極限という言葉しか見当たらない。
 








第8位:lastorder/zArAme


 2008年のSPIRAL CHORDの突然の墜落から表舞台から姿を消していた竹林現動の新バンドの1st音源。
 誰もがこの男の帰還を心待ちにしていたのは当然だが、現動が新たに生み出した音は末期COWPERSの持つあのエモーションを更に突き詰めた現動にしか生み出せない北の大地からの冷徹な熱情の数々。
 長年現動は表舞台から姿を消していたが、その間に現動の代わりになる人間は誰も登場しなかった。狂音乱舞楽団の冠を背負いながら地獄の淵から帰ってきた男達の生み出すスリリング極まりない音の数々。これを単なるエモとか激情で片付ける事は不可能であり。zArAmeという言葉でしか言い表せない。
 心の底から言うよ。おかえり!!!!!







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第7位:De Fragments/Milanku

 2013年秋の魂を震わせまくった来日公演から2年、今年で結成10年を迎えるMilankuの3rdアルバムが遂に届いた!!
 メンバーチェンジ等もあったが、轟音系ポストロックとポストメタルを基軸に、真正面からドラマティックな轟音をぶつけてくる。正統派ではあるが、メロディセンスは更に磨かれている。
 白銀の轟音は幻想的なメロディはそのままに、肉感的な感触も増え、より生々しくタイトな音でバンドの進化を見せつける。作品としてのインパクトは前作の方があるけど、完成度は全然負けてない。
 国内外問わずに短命で終わってしまうバンドも多い中、10年に渡って活動を続けこうして3rdアルバムをリリースしたのは何とも感慨深さがある。再来日を是非とも!!









第6位:僕は透明になりたかった/それでも世界が続くなら

 まさかの切欠で出会ってしまったそれせかのメジャーリタイア最後の作品となる5th。
 メジャーの作品とは思えない荒々しい録音、生々しい轟音ギター、メロディは非常にキャッチー。そして見たくない現実を言葉にして突きつける。ロックとは幻想を暴き続ける事である事を証明し、どこまでも不器用に痛く搾り出す音と歌の切迫感。
 ギターロック・オルタナティブロックのスタンダードを描き、ライブ感を真空パックし、純度の高い物だけで構成された真摯過ぎる作品。
 この人たちはどこまでも血まみれになりながら、それでも音を奏でる誰よりも残酷で優しいアーティストだ。そしてメジャーリタイアから更に凄まじい作品を生み出す事に…










第5位:The Sense Of Wonder/Detrytus

 国産ポストハードコアの孤高の存在であるDetrytusの2ndアルバム。
 アルバムタイトルは「一定の対象、SF作品や自然に触れることで受ける、ある種の不思議な感動」って意味らしいけど、正にそんなタイトル通りの作品だと言えるだろう。
 決してアバンギャルドな事もしていないし、難解な事をしている訳でも無い。寧ろ3ピースという編成の無駄の全く無いサウンドフォルムと緊張感を最大限に生かしたヒリヒリしまくったオルタナティブロックアルバムでありながら、生々しい程にドキドキしてしまうこの音は何なんだろうか?
 自らのルーツを完全に消化し、バンドのアンサンブルを細胞レベルまで極める事によってヒリヒリしていて全容が掴めない、でもロックのカタルシスに溢れた作品を生み出したDetrytusには本当に拍手喝采だ。DischordだとかHooverだとかでは形容不可能なロックバンドのまま完全なるオリジナリティを獲得した大名盤。もっと沢山の人に聴かれるべきだろ!!









第4位:THE ARK Work/Liturgy

 狂気のポストブラックメタルであるLiturgyの3rdアルバム。それがとんでもない大問題作であり大傑作となってしまった。
 前作が生温く感じてしまうレベルでLiturgyの狂気が詰められた作品であり、そして本気で他に似ているバンドや作品が全く思い浮かばない作品だ。一言で言ってしまうと本気で頭オカシイし気持ち悪いビートと音しかない。
 ほぼクリーントーン、叫び無し。そもそもブラックメタル要素は殆ど無い。プレイヤーが壊れたんじゃないかと思うズタズタに壊れまくったビート、ちゃんとメロディが想起されるからより不気味なトレモロ、そして生気の全く無いボーカルと抜け殻だらけの音は完全にカルト。ヒップホップやブレイクコアといった音にそれを近づけながらも決してそこには属さないでいて、今作で正にLiturgyでしか無い音を生み出したのだ。本当にここまで気持ち悪くなる音は無いし、それをクリーントーンで生み出してしまったから本当にタチが悪いったらありゃしない。
 究極に異物感と恐怖を覚える音に歪んだ音は最早必要無い。ある意味では歴史に残って欲しい作品。今作はメタルとか云々じゃなくて一つの表現の究極系だと断言したい。









第3位:PRAYGROUND/BOMBORI

 新たなるエクスペリメンタルを創造するBOMBORIの2ndアルバムはバンドの途方も無い進化の証明となった。
 「HEAVINESS(ヘヴィネス)」をキーワードに、あらゆる音を食い散らかし、その結果完全に化け物な音を吐き出す永久機関。ジャンルの形容は不可能。数多くのフェスやイベント、フランスツアーで鍛え上げた音のグルーブと馬力はそのままに、更なる独創的エクスペリメンタルの生み出す事に成功した。
 単なるアバンギャルドにも走らない。単なる技術主義にも走らない。音自体はキャッチーな余地を残し、リフで圧殺し、轟音でトランスさせる。確かな取っ掛かりがどの曲にも存在しているからこそ余計に引き摺り込まれたなら逃げる事は不可能だ。
 滴り落ちる汗、背筋を走るゾクゾク感、未知の世界に触れそうになる瞬間の覚醒、それらを全てヘビィネスから発信する。これはもう理屈で語る事は到底不可能だろう。
 強烈な激音の中で渦巻く一抹の刹那の最果てである最終曲「Echo」はBOMBORIにしか生み出せなかった名曲であり、この曲が全ての行き着く所だ。
 触れた者全員爆殺確定。完全無欠のモンスターことBOMBORIはこれから更に全てを喰い殺していくだろう。最高だ!!









第2位:最低の昨日はきっと死なない/それでも世界が続くなら

 メジャーからリタイアし、レーベルすら所属せずリリースされたそれせかの6thアルバム。
 、廃カラオケボックスの一室で一発録音され、加工は全く施されてない最早ライブと全く変わらないトーンとテンションでレコーディングされているが、先ずその完成度の高さに驚く。
 そして「希死念慮」をテーマにして作られた楽曲たちは、安易な絶望や慰めすら尻尾を巻いて逃げ出すリアル。完全に悟りの境地であり、アンビエント色の強い音色が余計に悲しく響く。
 まるで「生活」の頃のエレカシとSyrup16gと「深海」の頃のミスチルとブッチャーズが全く薄くならずに共存してしまった世界。そして「最後の日」の「俺はもう長生きでいいよ」というフレーズが全ての行き着いた先だと思う。
アッパーな曲はほぼ無し、底の底に沈んだ先に何を見るかは聴き手それぞれにあるけど、こんな純粋な音楽は他に無い。
 カテゴライズされた絶望や死にたさでは無く、本気で足掻く人を優しく包み込む作品だ。こんなリアルで生々しくて残酷で優しくて透明な音は他に無い。









第1位:Eternity/REDSHEER

  ex.ATOMIC FIREBALL、ex.SCALENE、ex.Bucket-Tのメンバーによって2013年に結成されたREDSHEERの1stアルバム。
 90年代ポストハードコアからデスメタルまでメンバーそれぞれのルーツは多岐に渡り、それらの影響を受けながら既存の音楽をトレースする事に中指を立て、自らのルーツとキャリアを大切にしながらも、それらを嘲笑うように既存の音楽に無いREDSHEER is REDSHEERのみを追求したサウンドは激烈で膨大なエネルギーを持ち、変拍子とリズムチェンジも多い複雑さが生み出す構成美もあり、人間臭い生々しさもあり、聴き手の肉体をゴリゴリ破壊する攻撃性と、聴き手の内面を破壊するダークネスとサッドネスを兼ね備えている。
 激音でありながら尖りだけじゃ無く独特の丸みも音に感じるし、何よりも全10曲のベクトルは全然違うのに一つの世界観で統一されているし、それは正に「愛と憎悪」だ。そんな作品を単純にカオティックとか激情と言う言葉で終わらせるのは絶対に違う。新たなスタンダードを提示したオルタナティブロックであると同時に、唯一無二の激音で地獄を生み出す作品でもあるのだ。
 個人的に今年一番ライブを観たバンドだったし、何度ライブを観ても音を聴いても、胸の震えが止まらなくなってしまった。心の底から出会えて本当に良かったと思うし、こんな激音にはもう二度と出会えない気もする。2015年は僕にとってREDSHEERの一年だったんだよ!!







 今年も30枚と搾って選ばせて頂いたので、気に入っているけど漏れた作品多数です。簡単に言うと2015年はREDSHEERとそれせかとBOMBORIの年になったなって所です。というかそれせかとの出会いは色々と僕を狂わせてしまった気すらします。去年はREDSHEERに出会い、今年はそれせかに出会うって、自分にとって人生のバンドとまだまだ出会えるのは本当に幸せだと実感してます。
 今年もライブにやたら行ったりしてました。本当に外タレ来日も多かったし、待望のANATHEMA来日公演やTJLA等特別なイベントもありつつ、DIYな来日公演もありつつ、国内バンドの企画やライブも熱いのばかりで金と時間とあと3人位自分が欲しくなったりしましたね。
 それとずっとやりたかった自主企画の方もやらせて頂きました。相方のMOCHIとあーだこーだ言い合いながら出演バンド決めたりとかは本当に楽しかったし、出演して下さったBB、bilo'u、Su19b、ZOTHIQUEには本当に感謝しかありません。来て下さったお客さんと二万電圧スタッフの皆さんにも本当に感謝しています。
 今年も夏前に自主企画打つ予定なので、詳細決まり次第アナウンスさせて頂くのでチェックして下さりましたら。
 それと2015年はインタビューを6本やらせて頂きました。NoLA、SEI WITH MASTER OF RAM、STUBBORN FATHER、REDSHEER、Birushanah、TILL YOUR DEATH RECORSの皆さん本当にありがとうございました。
 今年は現時点で決まっているインタビューの話も多いので例年よりハイペースでやっていく予定です。
 まあ大分遅くはなりましたが、これにて2016年のGuilty Forest始めさせて頂きます。今年は攻めるよ!!今年もよろしくお願いします!!
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■オルタナティブであるということ

 記事のタイトルは僕が思春期時代に影響をかなり受けたMO'SOME TONEBENDERの名盤「LIGHT,SLIDE,DUMMY」の帯に書かれていたキャッチコピー。
 14歳だった当時、Syrup16gやGRAPEVINEといったバンドを愛聴していて、その流れでモーサムに触れたけど、ファーストインプレッションは最悪だった。全然メロディアスじゃないし、音質良くないし、正直に言うと雑音にしか聴こえなかったんだけど、金の無い男子中学生は折角買ったCDだから聴き込みます。その結果、爆音のリフとグルーブが渦巻くドス黒い衝動、言葉にならないエネルギーの塊の虜になりました。
 NIRVANAといったグランジ勢にも影響を受けましたけど、MO'SOME TONEBENDERは僕が日本のうるさい音楽を好きになる一番最初の切欠ですし、「LIGHT,SLIDE,DUMMY」は墓場に持っていく一枚です。



 よく色々な人が「ジャンルとか分からないし、もうオルタナって単語で良いじゃん。」みたいな事を口にします。僕もそれには大きく賛同しています。
 激情系とかカオティックハードコアとかネオクラストとかポストメタルというサブジャンルは深さを求めるフリークスにとっては確かに便利なラベルかもしれませんけど、同時にそれらを知らない人にとっては敷居の高さを作ってしまうのも事実です。
 同時にそれらのサブジャンルもテンプレ化が進んで過渡期になっているのも事実だと思います。僕がCONVERGEには心酔したけど、そのフォロワーにはあまり心が動かなかったのは、CONVERGEが持っていたカオティック以前にまずハードコアとしてとてつもなく強くて格好良いという点、CONVERGEが持つ強さの後ろに隠された脆さや繊細さ、人間離れしたテンション、そういった物があまり感じられなかったからです。
 CONVERGEがカオティックハードコアになったのはあくまで結果論だと思いますし、それ以前に新しいハードコアを確かに鳴らしていました。そしてそれらは未だに色褪せませんし、CONVERGEは現在でも全くブレずにそんな音を放出しています。だからみんな未だにCONVERGEが大好きなんじゃないかな。そういった意味ではCONVEREGは未だにオルタナティブな存在なのです。



 でもオルタナといった言葉ですら誤解と湾曲を繰り返し、それについて誰しもが納得できる説明を出来る人は殆どいないと思います。僕も自信がありません。
 ポストグランジという単語も僕の中ではTHE CREATOR OFとか若いバンドだとWonderLandみたいなグランジを起点にして、その先の新しい音楽を追い求めオリジナリティを獲得しているバンドに使う言葉だと思ってたんですけど、やっぱりポストグランジという言葉自体がハイプな物になってしまってますし、オルタナって言葉自体も実際そうなっていると思います。
 僕がREDSHEERやweeprayに心酔しているのは、彼らが「その先」の音を明確に提示しているからであるからですし、それこそBBはメンバー全員が凄まじいキャリアを持ちながらも、それを置き去りにして「現在進行形の音が最高傑作」である事を証明し続けています。だから僕はBBが大好きですし、12/20の自主企画にも呼ばせて頂きました。



 僕自身が別に創作活動をしている訳では無いですけど、もしそういった活動をこれから始めるなら絶対のルールとして「他に無い物」を作るって事は絶対のルールにすると思います。
 BBやREDSHEERは今SNSや口コミで大きな話題を集めてますけど、本人たちが新人バンドのつもりでいても、やはり傍から見たらベテランになってしまいします。そうしたバンドを「喰い殺してやる!!」って若手の存在こそがシーンの健全な循環に繋がるのでは無いでしょうか?
 NoLAやBOMBORIやWonderLandといった既にオリジナリティも高いライブのクオリティも獲得している若手が存在していますが、そういったバンドはもっと多くのフリークスの間で情報が共有されるべきですし、そうした若手がもっと多く登場して欲しいなとも思ったり。同時に僕自身のアンテナも万能では無いので、「良い若手いるぜ!!」って人がいましたら遠慮なく教えて欲しいです。



 話が逸れに逸れまくりましたけど、オルタナティブとはあらゆるサブジャンルを総括するだけじゃ無く、コピーバンドじゃない、そのバンドじゃなきゃ体験出来ない物を提示するバンドにこそ使われて欲しいですね。
 言葉じゃ説明出来ない、未知のエネルギーこそがエクストリームミュージックであり、オルタナティブなのですから。そう考えると今の福島バンドの流れは本当に面白いですし、かつてのLess Than TVとかZKとかが提示していた「面白い事をやりたきゃやっちまえ!!」なエネルギーがそこにはあります。
 未だにSSEや初期フールズメイト辺りのバンドが評価されているのは、単なる懐古では無くて、その時代にしか生み出せなかった表現衝動が存在しているからですし、今のバンドは「今しか生み出せない物」を提示してこそ意味がありますし、それは絶対に色褪せませんから。
 僕がMO'SOME TONEBENDERを聴いた時の衝撃だったり不快感だったりな様々な感情こそオルタナティブの原点ですし、僕はそれを未だに探し続けています。

■2014年BESTアルバム TOP30

 2014年もあっと言う間に終わってしまいましたね。明けましておめでとうございますと言いたいですけど喪中なので新年のご挨拶は控えさせて頂きます。
 今回で5回目になる年間ベスト、今年も色々と音源買いました。本当に良い作品ばかりでした。勿論例年通りまだ買えてない音源も多数だし、色々とアレな感じですけど、今年も自分的なログとして年間ベストはやります。まあ例年と違って2015年になってからこの記事は書いてますけどね。
 去年まではBEST50って感じでやってましたけど、今年は思い切ってBEST30まで絞らせて頂きました。そのお陰で色々と漏れた名盤も多数ですし、何でこれが入って無いんだって意見もありそうですけど、それはそれこれはこれって感じで見逃して下さい。それではサクッと30枚発表します。



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第30位:And Baby / Safe Crusades / No Judgements/The Caution Children

 今年も多数の素晴らしい名盤を送り出したTokyo Jupiterだけど、特にTCCの最新作が素晴らしかったです。同じTJRのThe Black Heart Rebelionとは違って王道の轟音激情系ハードコアを突き詰めたTCCだけど、これまで以上にサウンドが屈強になりながらより美しく進化しているし、マスタリングも滅茶苦茶良い。美し過ぎて強い激情系ハードコアバンドとしてTCCは不動の地位を確立したまである。



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第29位:流転の幻日/RED RAN AMBER

 
 今年は国産グラインドが名盤を多数輩出していたけど、RRAもそんな一枚。ex.324のメンバーが在籍するRRAの2ndはこれまでも禍々しいグラインドコアサウンドだけじゃなく、美しい激情系なサウンドを取り入れてより進化した作品になったと思う。暗黒のカオティックグラインドの地獄でありながら、速く禍々しく美しいサウンドはとんでもないインパクトだ。破滅的美しさが暴走する様は正に激音の一言しか無いだろう。



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第28位:The Dark Halo/不幸

 各地でその名を広めていた大阪のドゥームバンド不幸の待望の1stはこれぞ王道を往くドゥームメタルといった会心の一作。ハードコア成分を感じさせながらも、泥臭さでは無くて、サイケデリック成分を表に出したサウンドはEWやSleepといった王道サイケデリックドゥーム好きには堪らない内容になっていると思う。シークレットトラックも含めて気を許せない緊張感と黒さが常に充満するこれぞドゥームといった快作。



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第27位:ZOTHIQUE/ZOTHIQUE

 国産ドゥームといえば僅か一年でリリースされたZOTHIQUEの2ndも素晴らしかった。JAH EXCRETIONをベーシスト兼ノイズ担当としてメンバーに迎えて制作された今作は前作同様にGOUMのkumi嬢をゲストに迎えた新機軸な暗黒童謡ドゥームまで飛び出し、よりドロドロと蠢くサイケデリックな音のみしか存在しない。よりぶっ飛んだシンセの音も含めて更にトリップ出来る危険なドゥーム作品になってしまったのだ。



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第26位:I will be your blue friend/blue firend

 akutagawaのメンバーも在籍するblue friendの待望の1st。現行のUS激情の最先端の音と強くシンクロし、数多くのバンドへの愛を感じさせながらも、それを確かに消化した末のバーストしまくる疾走感が最高だし、斬新さやアバンギャルドさは無いにしても、王道の激情系ハードコアとして堂々とその音を放つ。ベタだけどそれが良いし、スタイリッシュに突き抜けているけど熱い!!特に今作のリードトラックになっている「Midikai」のインパクトは強烈だった。




EyehategodEyehategod
(2014/05/27)
Eyehategod

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第25位:EYEHATEGOD/EYEHATEGOD

 俺たちのスラッジ神であるEHGの復活作はもう堂々とEHGでしか無かった。14年振りの5thっていうのも色々凄いけど、しかし何一つブレずにEHG印のサウンドを容赦無く展開する今作が最高じゃない訳が無いし、スラッジコアの先人による見事すぎる復帰作。作風こそ復活前と何一つ変わってないけどそれで良いのだ。泥臭くハードコアなスラッジサウンドで気持ち悪い顔してしまうだけで良いのだ。そんな訳で単独での来日をいち早く望みます。



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第24位:暗夜に蠢く/ZENANDS GOTS

 本当に千葉拓哉という男の頭の中にはどんな悪魔が棲んでいるのだろうか。るギターボーカルとドラムの2ピースで残酷過ぎる世界を生み出すゼナンズの待望の正式リリースの1stミニアルバム。超絶ファストでショートでハードコアやグラインドコアの影響を受けているサウンドだけど、そこのルールを守る事を全否定し、ひたすら地獄のみを産み落としまくっている。たった15分で聴き手を完全獄殺する負の世界に選ばれた表現者の手による本物の地獄が今作にはある。




Time to DieTime to Die
(2014/09/30)
Electric Wizard

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第23位:Time To Die/Electric Wizard

 俺たちのEWが完全に帰ってきたと拳を突き上げたくなる作品だ。悪趣味極まりないアートワークから最高だし、これまでの日和っていたEWは完全に死んだ。全盛期のEWが持っていた極限すぎるサイケデリックさも取り戻し、より重くなったサウンドが生み出すグルーブに酩酊必至!!今作には整理された美しさなんて何も無いし、ダーティさを追い求めてこそのEWだ。マリファナ馬鹿によるマリファナドゥームがやっと帰ってきた事が僕は心の底から嬉しいんだ!!




DAWNDAWN
(2014/10/08)
URBAN PREDATOR

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第22位:DAWN/Urban Predator

 茨城県古河市を拠点に活動するグラインドからの突然変異であるベースレス3ピースURBAN PREDATORの初の全国流通作品である1stミニアルバム。既存のハードコア・激情系・カオティック・グラインドに見事に喧嘩を売り、カオティックだとか激情とかグラインドという枠組みに嵌ってくれない。やりたい事を徹底的にやり尽くしながらも、それをお行儀よくまとめていないし、8弦ギターとブラストビートと言葉のナイフによるたった3人の手によって生み出された不協和音としての仮泊反応。URBANは正しい音のマッドサイエンティストであるのだ。エクストリームミュージックの新たな夜明けだ。



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第21位:tetola93/tetola93

 2012年に解散した栃木県足利市を拠点に活動していた激情系ハードコアバンドであるTetola93のディスコグラフィーでありながら全曲再レコーディングされた実質最初で最後のフルアルバム。ダークでシリアスなメッセージを放つ激情系ハードコアとしてとんでもないエネルギーを持ち、凄まじくショートで瞬発力に満ちた激情を放つ。まさかの「アンインストール」のカバーまで繰り出しながら、複数ボーカルでハイテンション極まりない音を繰り出しまくる。しかしながらシリアスに社会の闇を叫ぶ音は単なるカタルシス重視の激情では無い。今作はどこまでも重く聴き手に迫るのだ。既にバンドは解散しているけど、今こそ本気で説得力を持つ作品だ。



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第20位:暴妖/discotortion

 気付いたらex.COWPERSとex.200MPHがぞれぞれ二人在籍すると言う最強布陣になっていた札幌のdiscotortionの3rdは教科書通りに正しく音楽をする事に常にNOを叩きつけてきた彼等の真骨頂となっている。サンディエゴ周辺だとかポストハードコアを継承しながら、それをズタズタにしまくって再構築した彼等独自の音楽性を、更にズタズタにしてしまい、新たな形に構築し、今まで以上にジャンクで血生臭く破壊的だ。「もっと速いバンドも、もっと重いバンドも山ほどいるが、こんなバンドはdiscotortion以外にはいないのだ。」とリリースインフォにはあったけど、正にその通りでしかない。



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第19位:Epicureans/Yumi

 先日来日を果たしたシンガポールの激情系ハードコアYumiの1st。それが正に「君の靴と未来」の頃のEnvyに匹敵する音だったのだ。HIHAのスプリットで聴かせたポストブラック然した音では無く、激と美が同居し、これぞ激情系と言わんばかりの王道サウンドで攻めまくる。荒々しさをしっかり感じさせながらも洗練された音もグッドだし、今盛り上がりを見せている東南アジア激情をいよいよここまで来たかと思った。来日公演も良かったし、本気でこれから追いかけていきたいバンドだ。




Animal MotherAnimal Mother
(2014/10/14)
Today Is the Day

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第18位:Animal Mother/Today Is The Day

 もうブレずに凄く格好良い音をこの人たちは生み出しているよなあ。これまで以上にジャンクで血生臭くなった激烈サウンドは最初から最後まで殺伐しまくっているし、音楽的多彩さもアピールしながらも、一番痛烈だった頃の音に回帰しているのがまた素晴らしい。90年代初頭から活動を続けながらも常に悪意の塊みたいな音しか生み出していないし、今作でもそれは全然ブレていない。大ベテランの貫禄と余裕を感じさせつつも、本気の殺意しか無い。




Songs of InnocenceSongs of Innocence
(2014/10/14)
U2

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第17位:Songs of Innocence/U2

 U2って誰?騒動も記憶に新しい世界のロックモンスターの実に5年振りの最新作は80年代U2のあのメロディセンスを彷彿とさせ、ロックなU2の復帰作となっている。単なる原点回帰かと言うと違うし、これまでの作品の流れを汲み取りながら初期衝動に満ちたロックを鳴らしている。ここ最近のU2は勿論大好きなんだけど、渋くありながらもロックバンドであり続けているU2をここで聴けるとは思ってなかったし信者としては大歓喜するしかない。しかしながらエッジ先生のギターのセンスが本当に良い。ボノのボーカルも相変わらず最高だ。




viewview
(2014/06/04)
Anthology three chord

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第16位:View/anthology three chord

 札幌のエモーショナルロックバンドの1st。USエモリヴァイバル、何よりも北海道と言う多くの偉大なるバンドを生み出した地のDNAを完全に受け継いだバンドであり、特にbloodthirsty butchersからの影響を色濃く感じながらも、模倣じゃ無くて、継承する。多くの先人達への敬愛、そしてそれを昇華するセンス。WE ARE!亡き今、彼等こそが北海道エモの真っ当過ぎる継承者になったのだ。全7曲、捨て曲は一切無しどころか全曲球玉の名曲となっており、本当に素晴らしい1stになったと思う。




Distant SatellitesDistant Satellites
(2014/06/10)
Anathema

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第15位:Distant Satellites/Anathema

 前作も前々作も素晴らしかったけど、今作もただただ素晴らしい。もうゴシックメタルだとかプログレとかそういったカテゴライズも不要だし、ただただ名曲のみを生み出している。今作も天上の美しさは健在だし、涙無しでは聞けない名曲ばかりだ。ゴシックメタル時代を彷彿させる曲もあり、打ち込みを取り入れた新機軸な曲もありながらも、正にANATHEMAの集大成と呼ぶに相応しい名盤になっている。今作でも僕たちを桃源郷へと誘う音は健在。その神からの福音とも言うべき音にただ溺れっぱなしになるだけだ。



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第14位:Split/TRIKORONA × STUBBORN FATHER

 今年の最後の最後に真打とも言えるスプリットが生まれてしまった。東京のTRIKORONAは最早パワーヴァイオレンスですら括れなくなってしまった。宇宙かと思わせて、そことは全く違う場所へと道連れにしてしまう異次元パワーヴァイオレンスで、大阪のSTUBBORN FATHERはもう激情・カオティックの最高峰としか言えない出来となっており、混沌に次ぐ混沌で最早交通事故みたいな音になってしまっている。東京と大阪の化け物バンド2つの激突が生み出すエネルギーは想像を遥かに超えているし、この2バンドの行き先はもう誰にも分からない。




Primitive and DeadlyPrimitive and Deadly
(2014/09/02)
Earth

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第13位:Primitive and Deadly/Earth

 ドゥーム・ドローンの最重要バンドであり、御大Dylan Carlson率いるEarthの2014年リリースの最新作はシンプルなバンドサウンドとリフに回帰し、earth史上最もロックな作品となっている。これまで同様にアメリカーナな要素もありながらも、ヘビィなリフが作品を構成し、グルーブの重さと美しさを両立してしまったのだ。ゲストボーカルのQueens Of The Stone AgeのMark LaneganとRose WindowのRabia Shaheenの二人のボーカルも最高だし、誰もが望んでいたヘビィロックとしてのearthがここに極まったのだ。Dylan先生の天才っぷりにはもう驚くしか無いし、これは最早悟りの境地だ。




HeathenHeathen
(2014/03/25)
Thou

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第12位:Heathen/Thou

 ルイジアナの極悪スラッジの4thは。これまでの憎悪に満ちたスラッジサウンドでは無く、叙情溢れる芸術性を手にし、これまでで一番美しい作品になったと言える。これまでの作品にもふりかけ程度にはそんな要素はあったけど、こうした要素を前面に出したのは正解だと言えるし、かといって激重スラッジさが後退したかと言ったら大間違いで、暗黒スラッジサウンドも余裕で健在。バンドとして完成度の高さは屈指の物になっているし、誰にも文句を言わせない暗黒芸術が極まった作品だと言えるだろう。




JidouJidou
(2014/11/05)
カイモクジショウ

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第11位:Jidou/カイモクジショウ

 ベースレス女性ボーカル3ピースヘビィロックバンドであるカイモクの待望の1stは正にヘビィロックの全てが詰まった作品になった。メンバー全員が超絶技巧を活かし、他の音が入り込む余地の無い奇跡の三角形を形成している。その全てが必然として存在しているし、あらゆる物を咀嚼しまくって消化して生み出された音は本質的な意味でのミクスチャーであると思うし、カイモクは形骸化する事に対して全力で「NO」を叩きつけた。何よりもこの音がアンダーグラウンドな音じゃなくて、オーバーグラウンドな音として産み落とされたって事は本気で凄いんじゃないかな?今作は王道を往く作品でもあり、カウンターでもある。だからこそ2014年に日本のヘビィロックの新たな必然として生まれたのだ。



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第10位:レジスト・レジスター/アジアの純真

 この作品は今年本当に聴いた一枚になったなあ。元々はParc Fermesというバンド名で活動していたが2014年からアジアの純真へとバンド名を改名、それと同時にリリースされた自主制作1stフルアルバム。自ら「ポリティカル・ハード・アート・チーム」を名乗り、「革命と闘争のロマン」をテーマに掲げ、数多くの思想や事件が持つエネルギーを考察し、それを音楽だけで無く、ライブパフォーマンスやアートワーク等でも体現していくスタイルは独特ではあるけど、ハードコア・レゲエ・パンク・オリエンタル・レトロといった雑多な要素を持ちながら統率された楽曲、泉中水氏のポエトリーとラップによるボーカルスタイル、それぞれの楽曲が持つ情報量の多さ、どれも異質であり、異様なエネルギーを持っているし、同時に激情系ハードコアの流れにもある。しかしアジアの純真は紛れもなく正しいロックバンドだし、誰にも真似できないオリジナリティに溢れながらも、そのエネルギーの膨大さこそが彼等の真髄だ。




Rhapsody in beautyRhapsody in beauty
(2014/10/15)
THE NOVEMBERS

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第9位:Rhapsody in beauty/THE NOVEMBERS

 今年になってこれまでノベンバと無縁だった層にも大きな評価を得た5th。「美しさ」をテーマにした作品となっており、同時にノベンバのこれまでの作品で最もロックのロマンを感じる作品になっていると思っている。前作での多様性とは全然違うし、しかしこれまでのノベンバとも違う、歪みも美しさも耽美さもノイジーさも手にした残酷過ぎるロマンの結晶はロックが持つ妖しいロマンに満ち溢れているし、俗に言う「ロキノン系」だとか「ギターロック」の広い様でいて狭い範疇で語ってはいけないバンドになったと思う。まさかのBorisとの対バンだったりで、これまでのイメージを変化させ、これまでノベンバとは無縁だった層にも着実にアピールしながら、非常に多数の色彩によって描かれたロマンと美しさは今のノベンバの大きな魅力だろう。ロックのロマンスが揺らめきながら美しく輝いている。本当に良いバンドになったなあ。



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第8位:Hope Is Misery/Walk Through Fire

 weeprayの阿武さんが「海外のwombscape」って言ってお薦めして下さって聴いたけど、間違いなく今年の暗黒大賞最優秀作品だ。今作はスウェーデンのスラッジ・ドゥームの3rdである今作はダウンテンポを極めに極めた暗黒スラッジであり、激重・激遅・激暗の全てを兼ね備えた極限過ぎるサウンドは確実に人を選ぶとは思うけど、暗黒の世界観を持ちながら、時にハードコアな要素も感じさせ、スラッジな音の中から悲哀の旋律を確かに感じさせ、ズブズブと奈落の最奥へと引きずり込まれるサウンド。圧倒的な完成度を誇るし、この手の音楽の最高峰とも言える大傑作。ぶっちゃけアルバム全部通して聴くと体力かなり持って行かれてしまうけど、この手の拷問スラッジでは間違いなく最高峰に位置するだけの作品であるし、ダウンテンポの美学と暗黒の美学による黄泉の音だ。悪趣味極まりないジャケも最高!!




OSRUMOSRUM
(2014/12/17)
OSRUM

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第7位:OSRUM/OSRUM

 元Z、元AS MEIASの魚頭氏、元NAHTの羽田氏、BALLOONSの藤本氏という重鎮3人によって結成されたスーパーバンドOSRUMの1stは本当に最高だった。僕自身が魚頭圭という表現者の信者でもあるのも大きいけど、魚頭氏がまさかここまで真っ直ぐなエモを鳴らしてくれるとは思わなかった。ミドルテンポで鳴らされる音はギミックなんて何も無いし、時にはブルージーな哀愁も漂わせながら、心に突き刺さるメロディと共に歌われるのは再生の歌だ。勿論魚頭節とも言えるギターの音やフレーズは健在だし、羽田藤本のリズム隊のアンサンブルは最強でしか無いけど、重鎮達が新たに奏でたのはエモもオルタナティブもグランジも全て手にした新たなる旅立ちの歌だ。前に進み続ける人たちへのアンセムしか無いし、本当に聴いていて涙が溢れてくる。




AGONYAGONY
(2014/06/25)
The Donor (ザ・ドナー)

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第6位:Agony/The Donor

 SEC DIMENSIONの元メンバー達によって結成され、あのGREENMACHiNEのメンバーが在籍する金沢のThe Donorの2014年の待望の1stアルバム。ありとあらゆるエクストリームミュージックを吸収し、それをシンプルな3ピース編成で鳴らしながらも、全音圧殺のサウンドしか無い、メタルだとかハードコアだとかを超えて、全てのエクストリームミュージックフリーク必聴の大名盤だろ!!海外でのライブ経験もあるし、メタル・ハードコアの線引きなんて完全に無効でしかねえし、ハードコアパンク・スラッシュメタル・デスメタル・スラッジ・ドゥーム・ネオクラスト・ブラッケンドハードコア・グラインドとこのバンドの音を形成する要素を挙げると本当にキリが無いんだけど、それらを爆音で鳴らしているから最高に格好良いし、最早「音でかくて強くて格好よきゃ良いんだよ!!」と言わんばかりのサウンドは燃え上がるしかない!!ライブも最高だし、もう言う事は無い!!




ヒビノコトヒビノコト
(2014/09/10)
isolate (アイソレイト)

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第5位:ヒビノコト/isolate

 東京暗黒重速歪音楽団isolateの1stは激情系ハードコアの新たなる未来を生み出す作品だった。単なる激情系ハードコアではない、単なるブラッケンドハードコアでは無い、これまでリリースされた作品も勿論素晴らしかったけど、それすら生温く聴こえてしまう位に、今作は暗黒も激烈さも痛みも美しさも轟音も全てが桁が違う。激・重・暗・美・裂・黒だと?そんな言葉じゃ表せない何かが確かに存在していて、そんな化け物に付いた名前が「ヒビノコト」ってのはまた凄いと思う。その音も、言葉も、本当に規格外過ぎるし、正直ここまで凄い作品を作り上げるとは思っていなかった。これまでも新たなる激情・カオティックを鳴らすバンドとしてisolateは圧倒的な存在感を放っていたけど、今作でそれは確固たる物になったと思う。紛れも無くisolateにしか生み出せない作品だし、39分間が本当に一瞬で過ぎ去ってしまうし、これは真髄の音だ。この怪物の音はもう形容すらさせてくれやしない。極限の熾烈なる美しき黒の濁流。もうそれでしかないのだ。




NOISE (ALBUM+SINGLE)NOISE (ALBUM+SINGLE)
(2014/06/18)
BORIS

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第4位:NOISE/BORIS

 ヘビィロックを基点に全ての音を縦断する変幻自在であり孤高であり最果てのバンドであるBorisの2014年リリースの最新作。ヘビィロックサイドに留まらずboris名義での要素を持つ楽曲も普通に存在するどころか、これまでのBorisを総括する作品であり、しかしただ総括するんじゃなくて、散らばりまくった点を一つにせずにそのまま「NOISE」という箱にブチ撒け、そしてそれを最新の形で進化させたのだ。これまでリリースした膨大なる作品が持つそれぞれの実験の結果の再検証であり、同時に発表であり、実験を踏まえた上での実践であり、そしてそれらを散らばったままヘビィロックとして鳴らし、結果として非常にBorisらしい総決算的な作品に仕上げたと思う。本当にこのバンドの触れ幅の大きさやアイデアの多彩さは驚くしかない。それぞれの楽曲がこれまでの作品の焼き直しや再利用では無く、これまでの作品を完全に通過させる事によって全く別の次元へと到達させた作品だ。言ってしまえば「flood」も「PINK」も「New Album」も「feedbacker」も「Heavy Rocks」も今作にはあるし、同時にその過去の作品は存在すらしていないのかもしれない。全曲が必然的にそれらの作品の新たなる息吹であり、長い実験とリリースとライブを重ねて生み出した終着点であり、そして次の出発点なのだから。今作の音は進化系でありながら、脱ぎ捨てた蛹な気もするし、常に人を置き去りにしかしないBorisならではの置き土産なのかもしれない。総括する、一つの点にするのではなく、散らばらせたまま、それをそのまま新たな枠に取り込み、それぞれの楽曲が反発しながら新たな調和を生み出す。その不自然さと自然さこそがもしかしたらBorisが提唱した「NOISE」なのかもしれないし、そんな歪みすら超えて、ただ単純に最高のヘビィロックアルバムだと思う。




Clearing the Path to..Clearing the Path to..
(2014/09/02)
Yob

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第3位:Clearing the Path to Ascend/YOB

 最早ドゥームの領域では語り尽くせないバンドになったと思う。Neurot Recordingsからリリースされた7thである今作は正にYOBの最高傑作であり、本質的にヘビィでサイケデリックでありながら、これまで以上に完成度が高く美しい一枚となった。Amenraもそうだったけど、Neurot Recordingsでリリースされて本当に更に進化したと思う。YOBのボーカルの良さは今作のドラマティックな音に最高に嵌っているし、かといって芸術性重視かと言ったら違って、最高に煙たくてドゥーミー。それでいてヘビィロック的な要素ももちろん健在で、メロディセンスは過去最高の出来になっていると思う。ドゥームでありながらロックで有り続けたYOBは今作でポストメタルの領域に入ってしまったけど、それでもYOBの核に何もブレや揺らぎが無いのが良いし、素晴らしい大傑作なのにあんまり話題になってないのが少しびっくりだったりもする。今年はドゥーム系は国内国外問わずに豊作だったけど、これを超える作品は無いと思う。YOBという素晴らしいバンドの最高傑作だ。




Old Departures New ArrivalsOld Departures New Arrivals
(2014/05/19)
Trainwreck

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第2位:Old Departures, New Beginnings/Trainwreck

 ジャーマン激情の最高峰の名を欲しいままにするEngrave、Eaves時代からジャーマン激情の歴史を作り上げて来たTrainwreckの2014年リリースの最新作品にして本当に久々のフルアルバム。ここに来て本当に集大成であり、最新の進化の結晶をドロップして来た。Trainwreckの手によって2014年の激情系ハードコアの決定打と言える作品が生み出されてしまったのだ。本当に久々のフルアルバム形式の作品だけど、Trainwreckのこれまで、そしてこれからが詰まった作品だと言える。長きに渡って活動を続けるバンドの素晴らしい作品って自ら積み重ねた過去と、その先の未来を感じさせる作品が多いと思うんだけど、今作も例外無くそんな作品だし、Trainwreckがこれまで積み重ねたサウンドと、その先の新たな地平の両方がある正にバンドの最高傑作と言える作品だ。これまでの作品に比べたらレコーディング的な面での熾烈さは少しだけ後退はしているかもしれないけど、バンドの演奏やテンションといった点での熾烈さはよりハイボルテージになっているし、アグレッシブに暴れまくるサウンドこそ普遍だが、よりメロディのドラマティックなエモーショナルさや美しさという点は大きく進化を遂げているし、これこそみんなが待ち望んでいた激情系ハードコアだろ!!今作を聴いていると激情系ハードコアはまだまだオワコンになんかなっちゃいねえし、まだまだ進化と発展の可能性は十分にあると思うし、Trainwreckというジャーマン激情の歴史と共に歩んできたバンドがこうして最新作で最高の作品を生み出してくれた。限界なんてこんな物じゃねえ!!そう高らかに宣言している様にも思うし、この熱さは紛れも無く本物だ。激情系ハードコアはまだまだ行ける!!




HurtHurt
(2014/08/27)
syrup16g

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第1位:Hurt/Syrup16g

 2013年の五月に五十嵐隆生還ライブと言う名の実質Syrup16gの再結成ライブ。そしてその一年後の2014年の6月にに正式に再結成がアナウンスされ、そして突如としてアナウンスされた再結成後の完全なる最新作。2014年リリースの実に6年半振りのシロップの最新作であり、シロップが一度解散してからポストシロップなんて売り文句で色々なバンドが登場したりしたけど、その穴は誰も埋められなくて、日々の絶望や怠惰や諦めや嘆きや、それでも希望とか少しばかりの意地や愛とか、どこまでも人間臭い事を歌い続け、それは鬱ロックなんてゴミみてえな括りに括られたりもしたけど、五十嵐隆という天才であり、ゴミクズなギターロック界の冨樫みてえな立ち位置にいた天才メロディメイカーの最新作。五十嵐隆という男は本当に素晴らしいソングライターである事、同時に五十嵐・中畑・北田の鉄壁の三人によるシロップというバンドはまだまだ未完成であるという事。このアルバムはこれまでシロップを聴いていた人からしたら、それぞれの想いがあるし、絶賛する人もいればdisる人もいるだろう。でもなんで五十嵐隆とかいうゴミクズニートの癖にメンヘラのカリスマになっちまって、武道館ライブまでやってしまったんだっていう男が率いるSyrup16gというバンドが、他に代えのいないバンドなのかは、今作を聴けば分かるだろうし、結局絶望にも希望にも振り切れないゴミクズっぷり、その癖シンプルなアプローチをすればする程に際立つ天才的メロディーセンス、聴き手を突き放しもしないし、抱きしめもしない所。ああ、これこそがシロップなんだって思う。今作は始まりの作品だ。だからこそ歪だし、全曲名曲とは言えないけど、でも最高にシロップらしいシロップにしか生み出せなかった作品だ。ぶっちゃけ2位であるTrainwreckの新作を1位にしたかったけど、今年はもうこれ以外に1位は無かった。ありがとうSyrup16g。お帰りSyrup16g。僕は国際フォーラムでのライブのチケットを取れなかった事を一生恨みます。仕方ないから一生ついて行くよ。



 はい。そんな感じで今年は30枚に絞って選んだので良かったけどランキングに入ってない作品が多数という例年以上に残尿感溢れる年間BESTになりました。しかもいざ30枚選んだら激情系ハードコア・グラインド・ドゥーム・スラッジ多数という非常に偏りまくった年間ベストで、そんな中で信者的なアレでシロップが一位というオチになっているので、もう何がなんやらです。今年もそこそこ新譜系も旧婦系も買ったけど、やっぱりライブで金がガンガン減っていたし、音楽で財政が圧迫されまくった一年になりました。
 色々と振り返ると、編集盤なので年間ベストには入れてないけど、3LAによるIctusのコンプリートディスコグラフィのリリースは本当に事件だったと思う。僕自身がネオクラストに関しては後追いになってしまっているから、こうした形での編集盤リリースは嬉しかったし、Ictusは今年一番聴いたバンドかもしれません。他にもSL'S3再発だったり、Hexisの国内盤リリースだったりと相変わらず3LAは熱かったです。同時にTokyo Jupiterのリリースも熱いのが多かったし、特にTCCの新作は最高の一言でしたね。もう言ったらキリ無いけど、他にも国内外問わず数多くのレーベルから素晴らしい作品が送り出されていたし、そうした状況はリスナーとして大変嬉しいですね。
 ライブに関しては何だかんだ今年も60本以上は行ったと思う。特に印象に残ったのを上げると、先ずは3LA招聘によるHexisの来日公演。東京公演全部行ったけど、まさかのフィリップとかいうアホ外国人を支える運動会で、正にデンマークのMilkcowとしか言えないアホなライブは最高に楽しかった。Obscene Extreameが日本に上陸して、それでのDOOM(UK)の来日も熱かったし、DOOM(UK)のライブは俺の中のクラスト熱をより熱くしてくれました。勿論復活Abraham Crossを含めた国内バンドのライブも最高だったし、次回の開催は他の日も行ける様にしたいなあ。外タレ来日だと約束通り再び日本に来てくれたAlcest、よりpワーアップして再び来てくれたDEAFHEAVEN、Cyclamen今西さんとヒロシさんの招聘によるdjentの始祖であるSikThの来日公演も凄く良かった。でもライブそのもので言ったらRussian Circlesの来日公演が一番だったなあって。紛れもなく今年のベストアクトはRussian Circlesです。
 復活系も熱いライブばかりだった、高校の頃から好きだったSports、俺の中では既にレジェンドだったSxOxBやRise From The DeadやGREENMACHiNEやCo/SS/gZのライブを大阪で観れたのも良かった。でもこうした外タレや復活したレジェンドだけじゃ無く、普段のライブも熱いライブばかりだったなあ。敬愛するTHE CREATOR OFは今年も結局追いかけていたし、ワンマン2公演も勿論行った、それにsekienやカイモクジショウといったバンドと現場で出会う事が出来たのも嬉しかった。特にREDSHEERは本当に久々に心から大好きだって言えるバンドだし、今年は出会ってからREDSHEERのライブは行ける限りは行ったし、来年リリースされるアルバムが本気で楽しみ!!それと屍のラストライブもちゃんと行けて良かった。屍の解散はやっぱり残念ではあるけど、最後の最後まで自らを貫いたライブをしていたし、文句無しに最高のラストライブだったよ。
 そんな感じで簡単に2014年を振り返ったら結局おんクラして一年終わりました。このブログも相変わらずマイペース極まりない感じでした。でも今年は5本インタビューが出来て良かったです。インタビューを受けて下さったCyclamen、SeeK、BOMBORI、weepray、isolateには本当に感謝とリスペクトしかありません。インタビューは来年もやっていきます。これまでにインタビューしたバンドも新作リリースがあったらまた再度インタビューしていくつもりです。それとライブは2015年は流石に少しだけ減らすとは思いますけど、でもライブに行かないとは言ってないので、現場でもし僕を見かけたら気軽に声をかけて下さい。
 2014年は個人的に色々と大きな変化があったり、2chでdisられたり、バンドをサポートする事を改めて考えたりもしたりとかでしたけど、Gulty Forestは相変わらず続けていきます。というか今年で5周年になるのか。ここまで長く続けるとは正直思って無かったなあ。
 ではそんな感じで今年もゆるりとよろしくお願いします。
タグ : 年間BEST

■2013年BESTアルバム TOP50

 もう2013年も終わりですか。一年って本当に短いですね。そんな感じでもう今年で4回目になる年間ベストですけど、今年はライブ中心にお金を使ってたのであんまり新譜系を買えていないってのもあるけど今年もTOP50で行きます。今年はもうどうせ年間ベストソングはやらねえだろって魂胆でEP作品も思い切って入れています。まあ案の定選外になってしまった作品もどれも良かったり、まだ買えてない恐らくベストに入り込む作品(アリチェンの新作とかAgrimoniaの新作とかまあ色々。本当に金欠で買えてない新譜多いです。)も多々あるので今年も非常に残尿感溢れる上に、当ブログを見て下さっている方からしたら「やっぱりな(レ)」な内容なので、今年も特に面白みの無い年間ベストです。しかもベストに選出しておきながらまだ音源の紹介書いてない作品も多々あるんすよね。まあそんな感じで今年の年間ベスト出しました。





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50位:ReddTemple 12/ReddTemple

 福島が生んだ突然変異その1。ノーウェイブとかニューウェイブを完全に独自に解釈して、それを非常にスカスカな音でありながら完全にオリジナリティ溢れる物にしてしまっておる。空白の緊張感と最小の音で最大の効果を生み出す捻れ、それでいてその最小の音で躍らせるから凄い。ライブは更に緊張感が段違いで本当に一音鳴った瞬間に空気が変わるのを感じる。福島ってすげえわ。




Soul DeepSoul Deep
(2013/05/22)
SEGWEI

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第49位:SOUL DEEP/SEGWEI

 こちらは今年その存在を今更ながら知ったけど、ぶっ飛ばされた一枚。USハードコアの血肉を完全に継承しているのに全然違う。何というかフリーキーというか全ての音が完全に解き放たれているのだ、ストレートに格好良いハードコアパンクの熱い血潮を感じるのに、自由に全ての音が飛び回っている。このフリーキーさこそSEGWEIなんだろうな。ライブまで観れてないので是非に観たいです。




FetchFetch
(2013/09/26)
Melt Banana

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第48位:Fetch/Melt-Banana

 気づいたら打ち込みになってて気づいたら二人になってたMelt-Bananaの新作だけど、良い意味でこのバンドは本当に変わらない。相変わらず電脳脳天直撃にぶっ飛んだギターワークにハイトーンでキュートなボーカル、エクストリームとキャッチーさの絶妙な融和こそMelt-Bananaだと思うけど、今回のアルバムは今までで一番ストレートでキャッチーだし、同時に色々と振り切っている。相変わらず中毒性の電磁波放出してる。




TABLE MANNERSTABLE MANNERS
(2013/07/24)
Tomy Wealth

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第47位:Table Manners/Tomy Wealth

 カモメの向氏のゲスト参加も話題になったドラマー兼トラックメイカーの新作。ピアノとストリングスを基調にしたトラックが先ず非常に美しく洗練されているけど、そこに自らのドラムを乗せる事によって美しい躍動を生み出している。ドラマーとしてもトラックメイカーとしてもとんでもない力量を発揮した充実の2ndだと思う。今年二回ライブを観たけど、ライブの生ドラムのグルーブは音源の更に上を行ってるぞ!!




X'ed OutX'ed Out
(2013/04/16)
Tera Melos

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第46位:X'ed Out/Tera Melos

 もうこのバンドは完全に既存のマスロックとは完全に違う場所に行ってしまった。前作からキャッチーさを前面に押し出し始めたけど、今作は更に浮遊感を手にし、よりエモと歌に接近した。マスロックらしさを残しながらも、そのテンプレな手法は完全に捨て去り、より楽曲で聴かせるバンドになったと思う。でもマスロックバンドらしいカオティックな焦燥やスリリングさはやっぱりあるから凄い。




The PresentThe Present
(2013/04/03)
静カニ潜ム日々

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第45位:The Present:静カニ潜ム日々

 遂に待望の1stをリリースした静カニだけど、これがまた素晴らしかった。持ち前のグッドメロディを透明感を押し出しながら、それを絶妙な熱量で放つ事によって生まれるエモーショナルさ。3人のアンサンブルが生み出す緊張感もそうだけど、歌とメロディを最大に生かした名曲の数々は素晴らしい。今年やっとライブを観たけど、ライブバンドとしても凄かったし、これからもっと大きなバンドになるだろう。




ComadreComadre
(2013/01/30)
COMADRE

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第44位:Comadre/Comadre

 US激情のベテランバンドの4枚目のアルバムはソリッドさと渋さを手に入れ、ハードコアバンドとして長年活動してきたからこその強さはそのままに、楽曲の多様性とかキャッチーさも手にし、ハードコアを越えてロックとして最高に格好良い一枚になったと思う。しかしながらこんな力作を生みながらバンドは今年の春に解散してしまった。解散は非常に残念だが、彼等のラストを飾るに相応しい名盤。




Forever BecomingForever Becoming
(2013/10/17)
Pelican

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第43位:Forever Becoming/Pelican

 メンバー脱退のピンチを超えて生まれた5枚目。ポストメタルとしては最早ベテランバンドの一つだが、持ち前のリリカルさと屈強なアンサンブルは相変わらず流石の一言。前作の衝撃とインパクトが大き過ぎて、今作はそういったインパクトこそ弱いけど、Pelicanというバンドの円熟を十分に感じるし、作品としては全然傑作。次回作での更なる進化に期待したいと同時に、Pelicanの凄みは十分感じる一枚。




SunbatherSunbather
(2013/07/12)
Deafheaven

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第42位:Sunbather/Deafheaven

 今年は何かと各方面から絶賛されたりdisられたりと色々話題になったDeafheavenの2ndだけど、ポストブラック云々なんて僕はどうでも良くて美轟音が生み出す激情系ハードコアとして今作は是非とも支持したかったりする。今作ではバンドとしてのスケールも格段に向上しているし、ポストブラックから激情からシューゲイザーまで本当にクロスオーバーさせた音が生み出す美しき激情にやはり心打たれる。でも作品自体は良いけど、このジャケットはやっぱねえな。



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第41位:Rugged Ex/Thread Yarn

 4年振りの2ndアルバムは爆裂ポストハードコアバンドの更なる進化を見せ付ける作品になったと思う。1stの暴走ブチ切れテンションはそのままに更に渋さと貫禄を手にした印象を受けるし、荒々しさをそのままに既存のポストハードコアの方法論を完全に捨て去り自らの道を完全に歩み始めた一枚。それでも持ち前のバーストするサウンドは変わらず強烈。脳天叩き割られる一枚。




On The Eternal BoundaryOn The Eternal Boundary
(2013/12/04)
Archaique Smile

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第40位:On The Eternal Boundary/Archaique Smile

 俺達のMilankuの来日ツアーのサポートを務めた4人組轟音系ポストロックの1stアルバム。手法こそ本当にmono辺りの系譜に連なる正統派なバンドだけど、正統派であるからこその純粋な曲の良さやドラマティックさ、繊細さを感じさせながらも実はシンプルで非常にダイナミックな4人のサウンド、正に轟音系ポストロックの王道を往く作品だし、彼等もこれから大きくなるバンドだと思う。インストでりながらもドラマティックさは正に激情だ。



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第39位:GONG/BOMBORI

 ツインドラム編成のエクスペリメンタルサイケデリックバンドの1st。ダブからドゥーミーさからサイケデリックを自由に縦断し、圧倒的演奏技術が生み出す圧巻のグルーブ、そして高揚する瞬間のトランス感覚、それが正面衝突するスリリングさ、全てがサイケデリックとして必然だし、そこらのファッションサイケバンドを完全に焼き殺す、脳のいけない汁がめっちゃ出る作品。ライブはもっと凄いぞ!!



Alkaloid SuperstarCD

第38位:Alkaloid Superstar/Zothique

 おまわりさんとNoLAの共同企画で出会ったサイケデリックハードコアの1st。常に飛び交う不協和音のキーボード、ドゥーム要素とダークサイドハードコアがぶつかり合い、なんだかとんでもない事になっちまっているし、その音は熾烈極まりない。しかしサイケデリックさもありながら本質は非常にハードコアだし、サイケ云々抜きにしてハードコアとしてただ単純に強くて格好良い。これも脳髄砕かれてしまった。




Eros AnterosEros Anteros
(2013/08/29)
Oathbreaker

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第37位:Eros|Anteros/Oathbreaker

 ベルギーの女性ボーカルハードコアの2nd。女性ならではの狂気を前面に押し出しトレモロリフの美しい洪水と共に熾烈に暴走するサウンド、ブラックメタルの要素を取り入れながらネオクラスト的でもあるし、美しさと瀬列さの見事な対比が生み出すカタルシス。個人的にはDeafheavenの新作以上に今作を推していたりもするんだけど、荒々しい美しさは直情的で感動的なのだ。やっぱベルギーってすげえわ。



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第36位:chain/naxat

 都内で活動する4人組ロックバンドの1stEPなんだけど、これが想像以上に良かった!流れとしてはA Perfect Circleの影響を感じさせながら、個人的には90年代V系の持つ耽美な美意識を感じさせるし、エロスとドロドロした情念がボーカルにもサウンドにも表れている。古き良きヘビィネス魂を持ちながら、それを完全に2013年の音として放つ非常に濃密な全3曲。早くフルアルバムが聴きたい!!



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第35位:5 Songs EP/not great men

 都内のどうしようもなく格好良い俺達のグレメンの3年振りの2nd音源。前作のジャンクに暴走するサウンドとは一転してメロディアスで歌物に接近しながら、結局はポストハードコアな武骨さは不変だし、より大きな普遍性を手にしながらバンドとしては本当に強くなった作品。相変わらずどうしようもなさから生まれる格好良さがあるし、鉄の振動を本当に感じる全5曲は最高にグレートだぜ!!



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第34位:Punhalada/Punhalada

 自分はメタラーじゃねえんだけどこれは良かった!愛知のクロスオーバーメタル3羽烏の1st音源。スラッシュメタルを機軸にブラックやらドゥームやらグラインドやらを飲み込んだクロスオーバーメタルは極悪だし、ハードコア好きにも十分アピール出来る一枚。バンド名通り背後から刺す極悪さがある。しかしバンドの中心人物だったRafael氏がブラジルに帰国により脱退…しかしバンドは新編成でこれからも続いていくらしいので追いかけていきます。




From the AgesFrom the Ages
(2013/10/03)
Earthless

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第33位:From the Ages/Earthless

 サンディエゴの3ピースサイケデリックヘビィロックトリオの待望の新作。ジャムセッションから生み出されるのは果てしない宇宙であり、ストーナーだとかクラウトロックとか以上にロックバンドとしての力量を更に鍛え上げたアンサンブルは本当にスリリングだし終わりの無い音の快楽のみが存在する作品。天まで上り詰める様な音の嵐は最初から最後まで本当に気持ちが良い。年明けの来日も楽しみや!!



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第32位:L'autre Hemisphere/Errata

 今年はMilanku招聘という大きな事件があったけどリリースの方も良かった俺達のTokyo Jupiter。その中でもフレンチ激情の美学をこれでもかと出すErrataの1stは特に良かった。長尺曲が並びポストロック系激情の音なんだけど、その完成度の高い美旋律と楽曲構成を生かし、動の激情も同時にドラマティックに聴かせる手腕は流石の一言。研ぎ澄まされたスケール感はこれからのフレンチ激情を引っ張ってくれるに違いない。




JUNKHEADJUNKHEAD
(2013/03/20)
PLAY DEAD SEASON

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第31位:JUNKHEAD/PLAY DEAD SEASON

 リリースツアーは3本も足を運んでしまったけど、本当にこの作品は今年かなりヘビロテしてた。今年は本当に国産ポストハードコアは熱いリリースが多かったと思うけど、ここまで不協和音とリフで突き刺してくるバンドはいないだろう。怒涛のライブを重ねてきたからこそ生み出せるハイボルテージな鉄の歌、もう馬鹿みたいに格好良いんだよこれ!!これこそドライヴィンなサウンド。男の歌だよ。



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第30位:Rebel One Excalibur/Rebel One Excalibur

 福島が生んだ突然変異その2。こちらもReddTemple同様にオリジナリティの塊で、不協和音の反復も無機質なビートも、鋭角的なサウンドも、金属が生み出す不穏なうねりの連続。常に緊張感がフルなアンサンブルから生み出す異質さが生み出すのは絶対零度の鉄槌であり、聴き手を容赦なく断罪する。ポストハードコアから生まれた突然変異の毒電波は正に異質な金属の煉獄だ。



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第29位:Night Of Fire/Shipyards

 八王子のメロディックパンクの1st。僕はメロディックパンクに関しては全然明るく無い人間だけど、今作は本当にナードなマイナーコードのメロディを生かしているし、メロディックパンクらしさがありながらも、純粋にエモの作品として素晴らしい。聴いてると何度も拳を突き上げたくなる冴えない俺達の為のアンセムとも言える「Let Alone」は本当に名曲だ。早くも2ndアルバムを製作中だとライブのMCで行ってたし、そちらも俄然期待が高まってる。どうしようもない野郎達の為のアルバム。



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第28位:Ashura/Cyclamen

 現在はタイに在住する今西勇人氏率いるCyclamenの待望の2ndは前作のポップな多様さから一転して怒りと悲壮さを更に強く押し出した作品となったが、これが本当に壮大でドラマティックな作品なのだ。最早Djent云々でこのバンドを語るのは少し野暮だとすら思うし、屈強なアンサンブルの中の繊細な悲哀も含めてCyclamenだと僕は思っている。終盤の3曲が織り成すクライマックスは特に神々しさが際立っている。




また創るその時のためにまた創るその時のために
(2013/09/18)
isolate (アイソレイト)

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第27位:また創るその時のために/isolate

 トレモロと速さの美学の激情isolateの最新EPは持ち前の美学はそのままにより美しさを磨き上げ、よりバンドとしての音が洗練された作品になったし、同時にハードコアバンドとしての初期衝動と狂気がなんだか凄い事になってしまっている。EP作品ながらその熾烈さにランクインさせてしまった。今年はThe Secretを招聘したという大きな事件も起こしたが来年は遂に待望の1stアルバムをリリース予定!!震えて待つしかなじゃないか!!




Teeth Glory And InjuryTeeth Glory And Injury
(2013/04/29)
Altar Of Plagues

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第26位:Teeth Glory and Injury/Altar Of Plagues

 アイルランドのポストブラックバンドの3rdはポストブラックの形式を確立したバンドが、よりスラッジ方面へと振り切り、何というか本当にドス黒い音の洪水が広がり、訳が分からなくなってしまう。サウンド自体も割とコンパクトになった事によってより冷徹な熾烈さが際立ち、アンビエントな静謐な不穏さから熾烈な音の濁流へと変化する様は圧巻だ。しかしバンドは夏に解散を発表…素晴らしい作品を生み出した後なだけあって残念だ。




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第25位:split 12"/Khmer×After Forever

 遂にレーベルとしても始動した俺達の3LAの記念すべきリリース第一弾はスペインのネオクラストであるKhmerと千葉の伝説的カオティックハードコアAfter Foreverのスプリット!!Khmerのデスメタル要素も飲み込んだ凶悪で熾烈なるサウンドとAfter Foreverの色褪せないどころか現在でもとんでもなく強いカオティックなヘビィネスの正面衝突は作品全体でとんでもないエネルギーを放っている。来年もレーベルとして始動した3LAに期待するしかない。




MemorialMemorial
(2013/10/24)
Russian Circles

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第24位:Memorial/Russian Circles

 こちらもポストメタル勢ではベテランバンドになったRussian Circlesの5th。これまでで一番コンパクトな作品であり全体として更に洗練された印象を受けるけど、持ち前のリリカルさを鍛え上げて来たからこそ生まれる美しい波動、前作に比べてダークになったサウンドによる緊張感、目まぐるしく変化していく音の洪水に飲み込まれる事は間違いないだろう。Chelsea Wolfeをゲストに迎えた最終曲の耽美な美しさも堪らないし、前作に続いて今作も見事な名盤。




FadeFade
(2013/01/15)
Yo La Tengo

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第23位:Fade/Yo La Tengo

 大ベテランオルタナティブロックバンドYo La Tengoの最新作はここ最近の作品の中でも特に名盤になった訳だけど、もう普遍的で不変なYo La Tengoらしさはジョン・マッケンタイアをエンジニアに迎えて製作された今作でも何一つ揺らいでなんかいない。決して派手な作品じゃないけど、本当にずっと聴いていられるだろう作品。長年インディーシーンで活動してきた唯一無二の存在であるからこそ生み出せる本当に心が豊かになる一枚。




BLACK MUTANTBLACK MUTANT
(2012/12/26)
skillkills

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第22位:BLACK MUTANT/skillkills

 リリースは2012年だけど、本当に年末の年末のリリースだったから入れさせて頂きます。単なる人力ヒップホップで終わらず、ポストパンクからアバンギャルドからレベルミュージックまで喰って、それを4人の卓越しまくったスキルで異次元のレベルミュージックとして放っているのだ。本当の意味でこの音はダンスミュージックであるし、黒い突然変異の二つ名に恥じない傑作。そして年明けには早くも3rdをリリース予定。こいつらまだまだ止まらない!!




ShadowsShadows
(2013/07/29)
Morne

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第21位:Shadows/Morne

 クラスト派生型激重ポストメタルであるMorneの最新3rdは、より芸術性と密教性を高め、前作よりも更にドス黒い音の濁流が押し寄せる様は圧巻の一言に尽きる。クラスト側からのドゥーム・スラッジへの回答として今作は確かな説得力を持っているし、激重の音から奈落へと突き落とすサウンドは単なるクラスト派生型ポストメタルでは片付けられない。個人的には本当に一番ダークだった頃のNeurosisに比肩するだけのバンドになったとも思う。




Is Survived ByIs Survived By
(2013/09/19)
Touche Amore

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第20位:Is Survived By/Touche Amore

 もうこれは激情系ハードコアとか聴かない人にこそ聴いて欲しい。US激情で今最も勢いのあるTouche Amoreの最新作は本当にハイブリットな激情だ。キャッチーかつスタイリッシュに纏め上げられたサウンド、それでも抑え切れない初期衝動、風通しの良さを感じさせながら非常にストレートで熱いハードコア魂を確かな激情として鳴らしているし、もう激情云々じゃなくて単純にバンドとして最高に格好良い。本当に全てを巻き込めるだけのバンドになったよ。絶対支持。




ScornScorn
(2013/08/16)
Primitive Man

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第19位:Scorn/Primitive Man

 日本でも(ごく一部で)人気を集めているPrimitive Manの1stは本当に冷徹極まりないスラッジの煉獄。最初の一発目の音で即死確実な激重の音塊を繰り出し、それが野蛮に暴れまわる凶悪な一枚。スラッジな重さだけじゃなくて、時にはダークサイドハードコア要素を見せたり、作品全体として確かな美意識を感じさせる点もナイスだし、間違いなく今年の激重音楽大賞受賞作品。やり過ぎな位が最高に格好良い事を証明する一枚だろう。




刻光 (コクコウ)刻光 (コクコウ)
(2013/09/25)
heaven in her arms / COHOL (ヘヴン・イン・ハー・アームズ / コール)

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第18位:刻光/heaven in her arms×COHOL

 俺達のデイメアからリリースされたHIHAとCOHOLという国内激情最高峰2バンドによるスプリット。COHOLは更にブルータルになり、よりブラックメタル要素を押し出しながら全てを切り刻む暗黒絵巻を展開していて見事だったけど、このスプリットはHIHAの「終焉の眩しさ」に尽きるだろう。ドラマティックかつクラシカルに展開される音は本当にドラマティックで国内激情最高峰が更なる高みへと到達した証明。両バンドともに早く新作音源が聴きたいし、年明け2月のBorisとの3マンは絶対に行きます。





Opium MoralsOpium Morals
(2013/04/18)
Seven Sisters of Sleep

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第17位:Opium Morals/Seven Sisters Of Sleep

 やっぱりA389は間違いない!カリフォルニアの激重スラッジの2ndなんだけど、前作の獰猛さはそのままに更にダークに鳴り激情要素も加わってスケールが格段に向上!ダークサイドハードコアの粗暴さだけじゃなくブルータルさも向上し、本当に地獄みたいな音が渦巻くとんでもない作品になってしまったと思う。ダウンテンポの重心の効いたグルーブをこれでもかと生かし、本当に孤高の領域へと飛び立った一枚。こちらもPrimitive Manと並び今年の激重音楽大賞受賞作品になってる。




VertikalVertikal
(2013/01/29)
Cult of Luna

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第16位:Vertikal/Cult Of Luna

 スウェーデンの大所帯ポストメタルの最新作。僕の中では良くも悪くもISISフォロワーの優等生って感じだったこのバンドなんだけど、見事にそれを脱却。ドイツのSF映画「メトロポリス」を題材にしたコンセプトアルバムである今作はとんでもないスケールで圧倒的宇宙ポストメタルを奏でるまでになっていた。メインボーカルの脱退を乗り越え、完全に自らを新たな地平へと押し上げ、ネクストレベルへと到達させた正に2013年のポストメタルの金字塔。しかしバンドはこれだけの力作を発表しながら活動休止を発表した…




The SoundThe Sound
(2013/08/07)
weave

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第15位:The Sound/weave

 横須賀のエモーショナルロックバンドの満を持しての1stは2013年の国内エモの大傑作となった。本当に見事なまでのメロディセンスを生かし、それをアグレッシブなバンドサウンドで放つ。どうしようもなく青臭い結晶の様な音が最初から最後までキラキラと輝き、本当に力強い音を鳴らしている。本当に普遍的なスタイルの作品だけど、だからこそweaveの音は胸を突き刺すのだ。心がキュッとなる一枚。




EVERYDAY I GET CLOSER TO THE LIGHT FROM WHICH I CAME (エヴリディ・アイ・ゲット・クローサー・トゥ・ザ・ライト・フロム・ホウィッチ・アイ・ケイム: +bonus disc)EVERYDAY I GET CLOSER TO THE LIGHT FROM WHICH I CAME (エヴリディ・アイ・ゲット・クローサー・トゥ・ザ・ライト・フロム・ホウィッチ・アイ・ケイム: +bonus disc)
(2013/09/25)
JESU (イェスー)

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第14位:Everyday I Get Closer To The Light From Which I Came/Jesu

 もう本当に多岐に渡りすぎる位に数多くのユニットで作品をリリースし続ける鬼才ジャスティンのメインプロジェクトであるJesuの約2年振りの新作は安定と信頼のJesu印のサウンドがこれでもかと展開。、Jesu史上最も優しく体温を感じさせる音の数々はもうヘビィネスとシューゲイズの融合だとかを超えた白銀の至福の時間をもたらす癒しの音だし、甘くノスタルジックな天へと昇る音の数々は目新しさこそ無いけど、Jesu史上本当に高水準の完成度を誇り、堂々とJesuしている。これまでの作品で一番好きかもしれない。



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第13位:崇高な手/SeeK

 今年は本当にSeekに出会えて本当に良かった!!大阪の激重激情ハードコアバンドの3曲入EPだけど、ツインベースで他を圧倒する重低音、ハードコアバンドとしての肉体性とか馬力も凄いけど、前作EPのポストメタル的アプローチを生かし、熾烈ながらも複雑に展開、楽曲のストーリー性も凄いし、暴走するブルータルさと美しいスラッジさがこれでもかと攻める!攻める!何よりもSUGURU氏のドスの効きまくった低域ボーカルが本当に良い。全盛期のSWARRRMに匹敵するレベルとこの音源の紹介で書いたけど、それは大袈裟でもなんでもなく、今作と、SeeKの圧巻のライブを見たらそう思うしか無いんだよ。大阪ってやっぱすげえわ。




ヒニミシゴロナヤココロノトモシビヒニミシゴロナヤココロノトモシビ
(2013/07/10)
BIRUSHANAH

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第12位:ヒニミシゴロナヤココロノトモシビ/Birushanah

 こちらも大阪のBirushanahの待望の新作だけど、よりコンパクトになった反面、メタルパーカッションを見事に生かしたトライヴァルなビートと激重かつ密教的な音階の応酬、激重の音から脳をトランスさせるBirushanahの魅力を更に生かし、本当に破壊的サウンドをこれでもかと繰り出している。強烈な個性を持つバンドが生息する大阪の中でもやはりBirushanahは別格の存在だろ。オリジナルメンバーでありバンドの創設者であったベースのSougyo氏はバンドを離れてしまったけど、先日観たNoLA企画でのライブでは残った三人でもとんでもない異次元を生み出していたし、本当に全てを超越するバンドだと思う。



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第11位:HEARTBEAT/TG.Atlas

 旭川を拠点に活動する禍々しい異形で唯一無二のオルタナティブロックを鳴らす4人組であるTG.Atlasの2013年リリースの2ndアルバム。シンセを導入しながらも、ジャンクやプログレッシブやカオティックだし、何よりもディスコダンス的でポストハードコア側からここまで熾烈な音を生み出したのは彼等だからこそだと僕は思う。一音一音の情報量が圧倒的だし、濃密だし、エロいし、残酷。不協和音の洪水が生み出す破壊から生まれた完全にオリジナルな音は本当に必聴だろ。今年かなりヘビロテしてたかも。




FleshlandFleshland
(2013/07/04)
Coffins

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第10位:The Fleshland/Coffins

 世界レベルで御馴染みのデスドゥームバンドであるCoffinsの最新作は本当に極悪。まず音圧と音量が本当に半端じゃないし、ドゥームを機軸にしていながら、同時にデスメタルやスラッジといった要素も色濃く感じさせ、速いパートもしっかり盛り込みながら、ガッツリドゥームをブチかましているし、同時にロックバンドとして本当に強い。殺気と憎悪がグルーブとして充満し、本当に全てを粉砕するパワーがあるって事だ。残念ながら素晴らしいボーカリストであったRyo氏が11月でバンドを離れてしまったけど、日本を代表する世界レベルバンドとしてこれから更に飛躍してくれるに違いない。




PelagialPelagial
(2013/05/02)
Ocean

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第9位:PelagialThe Ocean

 前作があまりに素晴らしすぎてとんでもなくハードルが高くなってたドイツの芸術的ポストメタル集団はそのハードルを見事に越えてくれた。深海をテーマにした今作はプログレッシブメタルの破壊力とポストメタルの叡智がよりダイレクトに結びついた作品だし、作品が進むにつれて、より芸術性が高い楽曲が登場し、本当に深海へと潜り込んでいく様な感覚すら覚えてしまうのは間違いないだろう。最早プログレッシブメタルの最右翼であると同時に、ポストメタルの最右翼となったThe Oceanは今最も評価されるべきヘビィロックバンドだと僕は断言したい。




BEDSIDE DONORSBEDSIDE DONORS
(2013/08/21)
kamomekamome

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第8位:BEDSIDE DONORS/kamomekamome

 強靭!無敵!!最強!!!柏の終わらない伝説であるカモメの新作はもうハードコアバンドとして本当に最強な作品になった。これまでみたいなプログレッシブさは後退したけど、よりストレートに攻める怒涛のサウンドと、向&中瀬の最強ボーカル2人のツインボーカル絶唱バトル!!圧倒的激情をハードコアとして鳴らし続け、生きる伝説でありながら、自らを常に進化させてきたカモメが本当に今こそ最強である事を証明する一枚。サウンドアプローチこそ変態性は無いけど、小細工無しのストレートなハードコアサウンドでこれだけ強靭な作品を作り上げた事を僕は支持する。




第五作品集『無題』第五作品集『無題』
(2013/11/20)
downy

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第7位:第五作品集『無題』/downy

 国内ポストロックの先駆者がいよいよ最前線に帰ってきた!!9年振りの5thである今作はこれまでのdownyを継承しながら、より洗練された歌物作品としての要素を高め、より大きなバンドに進化したと思う。持ち前の斬新で奇抜なアイデアを生かし、それを屈指の演奏技術で鳴らすこれまでのdownyの方法論こそ不変だが、9年の歳月を経ても、先駆者はやはり先駆者であり続けているし、より多彩な音が渦巻く今作は2013年でもdownyは全然有効どころか、今作が生まれたのは必然であると実感させられた。そして先日とうとうdownyのライブを観れた。それが本当に嬉しいんだよ。




Thy Kingdom ScumThy Kingdom Scum
(2013/06/11)
Church of Misery

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第6位:Thy Kingdom Scum/Church Of Misery

 世界レベルどころか、世界最強レベルのバンドであるチャーチの新作はこれまでと路線こそ大きく変わらないけど、ドゥームメタルから渋さと貫禄をこれでもかと放出し、サバス直系ドゥームを更に血みどろにしてエグくしたサウンドで全てを粉砕している。バンドに復帰したヒデキ氏のボーカルはこれまでの作品の中でも一番の狂気と猛禽具合を放っているし、新ギタリストであるイクマ氏のギターワークは凶悪でありながら本当に渋い。三上&成田のリズム隊も更におざましいグルーブを生み出しているし、チャーチは本当にドゥーム云々を超えてロックバンドとしてとうとう帝王の座に君臨してしまったのだよ。




PalmsPalms
(2013/06/20)
Palms

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第5位:Palms/Palms

 deftonesのチノと元ISISのJeff Caxide、Aaron Harris、Bryant Clifford Meyerによる夢のユニットの1st。チノが歌うポストメタルってだけでもう最高なんだけど、これがISIS以降のポストメタルを完全に更新した作品だと僕は思っている。後期ISISの流れにありながら、それをチノが歌い上げる事によってより耽美になり、クリアなポストロック方面に完全に振り切った事により、ISISが持っていた美麗の旋律を生かした美しい音の波が今作には確かに存在している。豊潤で濃密な時間を今作では嫌でも味わえるだろう。本当に単発のサイドプロジェクトで終わらないで是非とも次回作も作り上げて欲しいと心から願う。




333333
(2013/07/24)
quizkid

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第4位:333/quizkid

 3月の鶯谷ワッツアップでの羊数える企画でこのバンドに出会えて本当に良かったと思う。200mphの林氏も在籍するquizkidの1stは間違いなく2013年最高のエモの名盤であるし、国内エモの金字塔だ。長年バンド活動を続けた3人だからこそ生み出せる最小限の音で最高に感動的で泣ける音。ポストハードコアの血筋を継承しながらブルージーで枯れているのに確かに語る林氏のギターワークもそうだし、大杉氏の歌とベースもそうだし、枯れているのに豊潤で、力強い音の数々。純粋に良いメロディと良い歌、シンプルでありながら力強いアンサンブル。もう全てが完璧だ。僕は今作を聴いて、ずっと忘れていた音楽の魔法を思い出したし、枯れた心に優しく水を注ぐ作品だ。bloodthirsty butchersの「kocorono」級の名盤。




LIGHTLIGHT
(2013/11/27)
THE CREATOR OF

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第3位:LIGHT/THE CREATOR OF

 活動再開からずっと追いかけて来たけど、本当に最高のアルバムだよ。国内ヘビィロック孤高の帝王が生み出した11年振りの3rdはまさかの「LIGHT」だ。2ndである「In Reservoir」の流れも確かに受け継ぎながらも、ヘビィネスからポストロック・ポストメタルを想起させる音になり、しかしただそれらの音をなぞるのではなくて「ポスト」という物を本当に独自の解釈で放つ作品だと思う。大半の楽曲がインストの楽曲になり、5人編成になったという変化こそあるけど、TCOが持っている進化の精神は本当に変わっていないし、本質的な意味で「オルタナティブ」であるし、本質的な意味で「ポスト」な作品だ。今作が生まれたのは正に必然だと僕は思うし、日本人だからこそ生み出せた誰にも真似できない孤高のヘビィロックの最新で最高の一枚。




Silver TongueSilver Tongue
(2013/06/29)
Light Bearer

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第2位:Silver Tongue/Light Bearer

 元Fall Of EfrafaのAlex率いる芸術的ポストメタル集団であるLight Bearerによる堕天使ルシファーの物語第2章は、更に神々しさを増した作品であり、ポストメタルの金字塔である前作に匹敵する傑作だ。前作に比べるとダークな熾烈さは後退はしてしまっているけど、更にスケールが拡大し、より芸術的美意識の方にベクトルが向いたからこそ、重苦しさの先から光を描き、また前作から確かな線で繋がるストーリーを生み出したのだ。相変わらずスラッジなサウンドは見事に展開されているけど、より美しい旋律が増えたし、闇と光が交錯するポストメタルと言う名の一大オーケストラが確かに存在している。80分近くにも及ぶ壮大な物語はアートであり、神話であり、壮絶なる世界だ。Light Bearerってやっぱすげえわ。




youth(青春)youth(青春)
(2013/11/14)
bloodthirsty butchers

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第1位:youth(青春)/bloodthirsty butchers

 もう今年はこれ以外に1位は無かった。フロントマンの吉村秀樹の突然の死は本当に多くの人に衝撃を残したけど、吉村氏が最後の最後に残した今作はブッチャーズというバンドが長年傷つきながらも戦い続けたからこそ生み出せた確かなる生の象徴であり、きっと僕達の中ではもう失ってしまったかもしれない瞬間である「青春」は今作の中に確かに存在しているし、今生きているこの瞬間こそが青春だと今作を聴いて思い知らされた。今作は本当に枯れる事の無い衝動に溢れているし、本当に優しいし、背中を蹴飛ばされる作品だ。本当に吉村秀樹と言うジャイアンが死んでしまったのは俺はまだ全然信じられてないけど、でも吉村秀樹は俺達の中で生きてるし、あの世でも爆音でギター弾きながら歌ってるに決まっている。俺達のブッチャーズが俺達のブッチャーズであるのは必然なんだよ。俺はbloodthirsty butchersというバンドと共に死ぬまで青春を生き抜いてやるさ。





 そんな感じで今年の年間ベストTOP50を発表したけど、今年はライブに行くのメインだったからあんまり新譜買えなかったのもあったし、去年の年間ベスト以上に特に面白く無い結果になったなあって自分では思う。どうしても限られたお金の中で音源買うとなると、昔から自分が好きなバンドとか、自分が好きな傾向の音に偏ってしまうのは必然だから仕方ない事なんだけどね。それでも今年も本当に多くの名盤に出会えたし、特に上位10枚は自分の中で本当に2013年を象徴する作品だと思ってます。
 先ず色々振り返ると、downyとTHE CREATOR OFの完全復活が僕の中では今年の大きな事件だったと思う。TCOは活動再開以降のライブは本当に追っかけレベルで見てたし、downyは高校時代に僕が初めて触れたポストロックだし、思い入れがかなりあるけど、それぞれ9年振り、11年振りに出した新作はやはり最高だったし、孤高の存在である両者は2013年に必然となる名盤を生み出した事が本当に嬉しい。downyはやっと彼等のライブを観れたし、それがまた最高だったんだよ。TCOもずっとライブを観てきたけど、今は本当に最高の状態だと思うし、年明けのレコ発ワンマンは今から楽しみで仕方ない。この2バンドはこれからもずっと好きなバンドであると思う。
 それと前述した通り、今年はライブメインで色々お金使ってて、見事にライブ貧乏だったんだけど、本当に良いライブをかなり観たと思う。外タレ系では本当に熱い来日が多くて、簡単に振り返るとCONVERGE、Old Man Gloom、GY!BE、THE SECRET、Noothgrush、Milankuと本当に熱い来日公演が多かったけど、特にTokyo Jupiter招聘のMilanku来日公演はMilankuのライブの素晴らしさは勿論だけど、本当に心が温まる最高のライブだった。ツアーファイナルのラストにステージに上げられたのも、最後にメンバーと抱き合ったのも、メンバーに小学生以下の英語でとにかく最高だったって事を言いまくって、しまいに「Milanku Is God!!」って言ったら、メンバーに「何言ってんだこいつ。」って顔をされたのも良い思い出です。
 今年は月に5本ペースではライブ行ってたし、酷い月は7本とか8本とか行ってて、金銭面も体力面ももうボロボロだったんだけど、それでも本当に沢山のバンドに出会えたのは嬉しかった。quizkid、isolate、羊数える、SeeK、MIDDLE、weepray、shuly to 104Kz、ENSLAVE、blue friend、lang、ZOTHIQUE、Young Lizard、Rebel one excalibur。パッと思いついただけでまだまだあるけど、これらのバンドは現場で出会ったバンドだし、素敵な音に出会えるからこそ金と時間と体力を使ってでも現場に通うんだなって思う。来年は流石に少しは自重しようかとは思うけど自重出来る気がしない、だってSeeK観たいが為に大阪まで遠征しちゃったし。
 あとライブレポは上げてはいないけど、ミキティこと藤本美貴の一夜限りの復活ライブとアイマスの8thライブに行ったのも自分の中では大きかったな。ミキティは中学高校の時に本当に好きで、俺の中で最強のアイドルで、だから今のアイドルブームに嵌れないんだけど、彼女の姿を後ろの方とはいえ、生で拝めただけでも嬉しかった。勿論「ロマンティック浮かれモード」の時はしっかり土下座しました。あとアイマスもアニマスとモバマスからPになったんだけど、本当にやっとライブを観れたし、行ってしまえば三十路声優が無茶しているのを一万近く払って観に行ったんだけど、それが本当に最高の時間で、永延に続けば良いとライブ中はずっと思ったよ。サイリウム振りながらコールするのも超楽しかった。あと今年はアイマス関係の音源を色々買ってたのもあって余計金欠になってたな。年間ベストにアイマス関連の作品も何枚か入れたかったけど、いよいよ収集がつかなくなりそうなんで自主規制しました。年明け2月のアイマス冬フェスは一日目はTCOレコ発、2日目はHIHAとCOHOLとBorisの3マンと被ってて行くの断念したけど(そもそも俺にTCOとHIHAとアイマスの中から好きなの2つ選べとか残酷過ぎるわ)、9thライブの方は死んでも行きます。まあ先ずは壮絶なるチケット争奪戦潜り抜けないといけないけどな!!
 それと今年は脱退とか活動休止とか解散のニュースが有名無名問わずに多かったけど、特にDeftonesの最高のベーシストであったchiが眠りから目覚める事無く逝ってしまったのと、ブッチャーズの吉村氏の死は本当に今でも信じられないでいる。Deftonesもブッチャーズも本当に大好きなバンドだからこそショックが大きいし、今でもまだ自分の中では整理が付いてません。でも始まりがあるからこそ終わりがあって、それが人間じゃ抗えないのも残念ながら事実なんだなって思う。改めてchiと吉村氏の両者のご冥福をお祈りします。
 簡単に2013年を振り返ってみましたけど、今年は後厄がモロでこの数年では一番災難の多かった年だったし、ずっとメンはヘラってた気がします。来年は個人的にもう少し心穏やかに過ごしたいと本当に思います。というかこのブログも始めて3年が過ぎたんだなって。今年は更新にかなり波あったし、ライブレポの更新が多くて、全然音源の紹介出来てなかったのは反省してます。来年はマイペースながらももう少しコンスタントにやっていきたいです。後は今年はwombscapeとおまわりさんとTHE CREATOR OFの3バンドにインタビューさせて頂きました。皆さん忙しい中で時間を作って頂き、本当に心から感謝してます。インタビューは来年はもっと精力的にやっていくつもりなのでよろしくです。
 個人的には色々個人的にやりたい事を企みながら、2014年ものんびり当ブログは続けていきます。いつも見て下さってる方には本当に感謝です。来年も僕も皆さんも素敵な音との出会いがあると良いなって感じです。

 今年もまだ行くライブ2本残ってますけど、一先ずこの辺で。来年もよろしくお願いします。
タグ : 年間BEST

■2012年BESTアルバム TOP50

 今回で三回目になりました毎年恒例の年間BESTを発表させて頂きます。今年は本当に名盤がアホみたいにリリースされまくった一年だったと思いますし、TOP50まで枠を広げさせて頂こうと思います。順位に関しては本当に気分的な物だし、順位とか関係なしにどれも素晴らしい作品ばかりです。そこは気にしないで下さい。では発表させて頂きます!!






Unknown Rooms: a Collection Ofacoustic SUnknown Rooms: a Collection Ofacoustic S
(2012/10/16)
Chelsea Wolfe

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第50位:Unknown Rooms: A Collection Of Acoustic Songs/Chelsea Wolfe

今年大ブレイクの美しきメンヘラ。ちゃんとポップであるのが良い。



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第49位:Answersongs/The Anchors

三重のオルタナティブエモ。80sの流れのギターワークが秀逸。




Tokyo BlueTokyo Blue
(2012/04/11)
stereo type

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第48位:Tokyo Blue/stereo type

静岡三島から放たれたマスロックの多彩なる情景の数々の性急さ。




Split CraniumSplit Cranium
(2012/03/20)
Split Cranium

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第47位:Split Cranium/Split Cranium

アーロン大先生まさかのスカンジナビアハードコアで大爆発!




プティパ(初回限定盤)(DVD付)プティパ(初回限定盤)(DVD付)
(2012/03/28)
悠木碧

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第46位:プティパ/悠木碧

声優の音楽作品としてというか一つのコンセプトアルバム。ポップス作品としての完成度の高さ。



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第45位:A Collection Of Hidden Sketches/Trachimbrod

どこまでもクリアでスケールのある激情の美しさに惚れる。



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第44位:Memories, Voices/Cyclamen

Djent有望株の作品。日本人だからこそ生み出せる豊かなる感情表現。




HarmonicraftHarmonicraft
(2012/04/24)
Torche

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第43位:Harmonicraft/Torche

決して揺るがないストーナーポップの屈強さ。




ENTERTAINMENT 初回版(CD+DVD)ENTERTAINMENT 初回版(CD+DVD)
(2012/07/18)
SEKAI NO OWARI

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第42位:ENTERTAINMENT/SEKAI NO OWARI

本当に大化けしたと思う。2010年代のポップスの魔法。




Infinity OverheadInfinity Overhead
(2012/08/28)
Minus the Bear

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第41位:Infinity Overhead/Minus The Bear

エレクトロニカ導入後の路線を更に深化させた歌物ポストロックの豊かなる色彩。




WreckWreck
(2012/03/20)
Unsane

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第40位:Wreck/Unsane

もうアートワークから音楽性まで良い意味で何も変わらないヘビィなる惨血の帝王の貫禄の凄み。




MOONLIGHTMOONLIGHT
(2012/05/23)
SLIGHT SLAPPERS (スライト・スラッパーズ)

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第39位:Moonlight/Slight Slappers

速い!短い!五月蝿い!ヴァイオレンス!という大正義。



Clappedout air

第38位:Clappedout air/Fragile

期待の新人枠その1。ギターロック・ポストハードコア。ギターポップどのベクトルで見ても素晴らしい奈良の轟音の刺客。



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第37位:Undiscovered Country Of Old Death And Strange Years In The Frightful Past/KYOTY

リリカルな激重ポストロックの優等生。




I.V. [Analog]I.V. [Analog]
(2012/02/14)
Loma Prieta

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第36位:Ⅳ/Loma Prieta

US激情の猛者が生み出したカオティック絵巻。



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第35位:デモ/おまわりさん

期待の新人枠その2。どこまでもエグいパラノイアなハードコアサウンド。極悪さを既に極めようとしてる。




Monolithe IIIMonolithe III
(2012/11/19)
Monolithe

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第34位:Monolithe III/Monolithe

相変わらず壮大でメロディアスなフューネラルドゥーム。お見事でした。




Materials ScienceMaterials Science
(2012/07/25)
DOIMOI

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第33位:Materials Science/DOIMOI

ヘビィさもカオティックさも全て突き抜けるエモさへと昇華する手腕に脱帽。



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第32位:333333333333333333333333333333333/Cyberne×DEAD×Knellt

正に混沌という言葉が似合うナイスなスプリット。Cyberneのジャンクさ、DEADのストイックさ、Knelltの胸に染みるドゥーミーさ、どれも良かった。



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第31位:Disorderly/NoLA

期待の新人枠その3。スラッシュからハードコアからドゥームまでクロスオーバーさせた悪意のサウンド。これでまだ19ってのが恐ろしい位に既に貫禄を感じる。



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第30位:Twelve Inch Six Songs/theSun

北海道ハードコアの猛者がよりプリミティブなエモーショナルさに回帰した快作。




Riala [Analog]Riala [Analog]
(2012/07/31)
Suis La Lune

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第29位:Riala/Suis La Lune

どこまでもクリアに響き渡る激情。やはりこいつらは別格だ。




Emerald Forest & the BlackbirdEmerald Forest & the Blackbird
(2012/02/14)
Swallow the Sun

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第28位:Emerald Forest and the Blackbird/Swallow the Sun

お耽美ゴシックドゥーム。相変わらず楽曲の完成度の高さには驚かされる。




Anxiety Despair LanguishAnxiety Despair Languish
(2012/11/27)
Lento

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第27位:Anxiety Despair Languish/Lento

緻密さも多彩も手にした激重スラッジの煉獄



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第26位:Terranean Wake/Worship

フューネラルドゥームの帝王はもう安定して遅いし重いい暗い。何も変わってないのが良い。




For My ParentsFor My Parents
(2012/09/04)
Mono

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第25位:For My Parents/MONO

路線こそは変わらないけど、映画的轟音ポストロックの底力は流石。



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第24位:Emotional Outburst/Zagio Evha Dilegj

どこまでも極悪で下劣な長野のグラインドコアの狂気。速くて短くて極悪は正義!!



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第23位:The Living Dead/MOTHER

期待の新人枠その4。最高に男臭くて泣けるエモーショナルポストハードコア。



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第22位:Har Nevo/The Black Heart Rebellion

来日してくれてありがとう!!最早激情すら超えたベルギーから放たれる不穏の響き。




The Broken ManThe Broken Man
(2012/01/17)
Matt Elliot

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第21位:The Broken Man/Matt Elliott

暗黒フォークの帝王。やはり健在。




SkylightSkylight
(2012/04/03)
Atoma

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第20位:Skylight/Atoma

ここまで耽美で宇宙的なサウンドは無いと思う。非常に神秘的なゴシックメタル。




ECHOESECHOES
(2012/07/11)
LOSTAGE

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第19位:ECHOES/LOSTAGE

長年の戦いの結晶をどこまでも力強く優しい歌へと結びつけてくれた。ワンマンも素晴らしかった。




灯台の上で待つ灯台の上で待つ
(2012/10/10)
sora

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第18位:灯台の上で待つ/sora

そりゃあのラストライブ見たら上位にしますよ!10年間お疲れ様でした。優しく羽ばたいていくマスターピース。




NoNo
(2012/06/26)
Old Man Gloom

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第17位:NO/Old Man Gloom

復活のOMGはもうアーロン大先生大爆発!ボストンハードコアオールスターの熾烈極まりない音塊。




Les Voyages De L'ameLes Voyages De L'ame
(2012/01/16)
Alcest

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第16位:Les Voyages De L'Ame/Alcest

来日してくれてありがとう!どこまでも光を放つ轟音の彼方へ。




Yellow & GreenYellow & Green
(2012/07/17)
Baroness

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第15位:Yellow & Green/Baroness

彼等の進化は必然だった。ヘビィさすら捨て去った先の孤高の道を歩んでくれ!!




The SeerThe Seer
(2012/08/28)
Swans

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第14位:The Seer/SWANS

闇の住人が生み出す憎悪の結晶。本当に飲み込まれる。




Weather SystemsWeather Systems
(2012/05/07)
Anathema

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第13位:Weather Systems/Anathema

本当に天すら越える至福の音だと思う。これ以上に美しい音があるのだろうか。




All We Love We Leave BehindAll We Love We Leave Behind
(2012/10/12)
Converge

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第12位:All We Love We Leave Behind/Converge

カオティックハードコアの最果てはやはり先人が抉じ開けるしか無かった。やっぱりConvergeはConvergeでしかない。



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第11位:Split/Northless×Light Bearer

Northlessも良かったけど、もうLight Bearerの壮大なる1曲の名曲だけでこの順位にしてしまった。来年出すアルバムは間違いなく化け物だと思う。



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第10位:Meliora/Eryn Non Dae.

ポストメタルとかデスメタルとかカオティックとかDjentとかを超えた先の音をフランスから放つ猛者。もっと評価されろ。




Koi No YokanKoi No Yokan
(2012/11/13)
Deftones

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第9位:Koi No Yokan/Deftones

今こそデブ豚は絶頂期であると確信してる。何よりもチノのボーカルが過去最高に良い。タイトル以外は本当に良い。




Ariettes OublieesAriettes Oubliees
(2012/03/26)
Les Discrets

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第8位:Ariettes Oubliees/Les Discrets

実は作品だけはAlcest以上に気に入ってます。気高き轟音の奥にある慟哭のサウンドに胸を打たれたよ。




PosthumanPosthuman
(2012/06/19)
Jk Flesh

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第7位:Posthuman/JK Flesh

単なるインダストリアルへの回帰じゃ終わらないジャスティン先生の悪意の暴発。来日してくれてありがとう!!




Honor Found in DecayHonor Found in Decay
(2012/10/30)
Neurosis

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第6位:Honor Found In Decay/Neurosis

もう信者ですよ!!「Sun That~」に迫る作品を遂に作り上げてくれたのが嬉しい。そして来日はよ。



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第5位:Till The End/Curve

今年のエモーショナル大賞。もう名曲しかないし、徹底して泣きとポジティブなエネルギーに満ちたエモーショナルシューゲイジングサウンドに涙を流すしか無かった。




絶塔(ゼットウ)絶塔(ゼットウ)
(2012/08/15)
Z(ゼット)

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第4位:絶塔/Z

国内激情の猛者が最後の最後に生み出した最果てに聳え立つ激情の塔。本当に超越した音しか存在しない。最後の日まで全力で追いかける!!




Allelujah! Don't Bend! Ascend!Allelujah! Don't Bend! Ascend!
(2012/10/16)
Godspeed You! Black Emperor

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第3位:Alleujah! Don't Bend Ascend/Godspeed You! Black Emperor

奇跡の再結成から奇跡の新作リリース。どこまでもブレないからこそ信頼しているし、GY!BEは本当に孤高だから再結成後の作品でも進化を見せてくれた。



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第2位:Mass Ⅴ/Amenra

今年の激重大賞受賞。Neurosisに認められたベルギーの激重神が放つドス黒い血で染められた悪夢の煉獄。もう誰も追いつけないんじゃないのか?



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第1位:Pris A La Gorge/Milanku

本当に今年一番聴いた作品だと思う。手法は正統派ポストメタル・轟音系ポストロックだけど、焦らし無しでリミッターなんか存在しない激情と徹底して楽曲を磨き上げたからこそ生まれるメロディの良さ、本当に曲の純粋な良さだけでここまでの作品を作ってくれた。個人的に一生物の作品。



実を言うと今年一番聴いたのアイマスだけどね!!!!!



 そんな感じで今年の年間BESTはこんな感じです。今年は本当に名盤ばっか出たせいで順位決める必要無くね?とすら思いました。そして相変わらず激情系ハードコアとポストメタルばっかり聴いてた気がします。その中で愛媛のIMPULSE RECORDSが本当に良い作品をリリースし続けてくれたので、追いかけてて楽しかったです。その中でも本当にCurveが永遠に輝き続けるであろう傑作を生み出してくれた事には心からありがとうと言いたい。
 Tokyo Jupiterも本当に良い作品を送り続けてくれましたが、今年は本当にMilankuとの出会いは大きな意味が僕の中でありました、昨年Tokyo Jupiterから編集盤を出したAmenraもあそこまで熾烈な作品を生み出してくれるとは思ってなかった。
 数多くのベテランが作品をリリースした年でもあったけど、今年は本当にAlcestとGodfleshの来日は個人的にというか本当に多くの人にとって大事件だったと思うし、その目撃者になれたのは心から嬉しく思う。そして来年頭にはCONVERGEとOld Man Gloomの2マンとSWANSの来日(何で被ってるんだ!!)もあるし、まだまだ怒涛の来日ラッシュは続きそうですね。
 それに今年は国内の素晴らしいバンドの解散ラッシュだった。残念ながら即効でラストライブのチケットは売り切れて行けなかったけど、AS MEIASが最後の最後に残した1曲入りシングル(シングルだから年間BESTには敢えて入れなかったけど)は本当に最高の輝きを放っていたし、soraの最後のステージの目撃者になれたのは本当に誇りに思う。そして来年2月のZ最後の日は絶対に行きます!!
 今年は都内に引っ越したので昔みたいにライブ行ける様になったのは自分の中では本当に大きかったし、また現場に足を運べる喜びは大きかった。だからこそおまわりさんとかNoLAみたいなバンドに出会えたし。来年も時間と金が許す限りは現場に足を運ぼうと思います。
 では最後に今年の自分を象徴する一言と今年の殿堂入り作品の紹介で締めます。




THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL 05THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL 05
(2012/11/07)
如月千早(CV:今井麻美)、萩原雪歩(CV:浅倉杏美) 他

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殿堂入り:THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL 05/THE IDOLM@STER




アイマス最高!!!!!!!!!!!!!!!!
タグ : 年間BEST

プロフィール

AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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