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■Mare

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MareMare
(2004/10/05)
Mare

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 元The Endのメンバーによって結成されたカナダのポストメタルバンドの5曲入りの1st音源。3ピースとは思えない重厚な音圧、スラッジコア・激情・ポストメタルを飲み込みダークであり静謐な要素を持ちながらも、重低音の轟音が乱れ咲く作品に仕上がった。



 第1曲「Anisette」から静謐さから轟音に雪崩込むポストロック的アプローチに始まり、陰鬱で美しいスラッジサウンド、インダストリアルメタルな拷問サウンド、エモを自在に行き来し、僅か5分で目まぐるしく展開を変えながらも一貫して血液が噴出しているかの様な赤黒い音になっている。第2曲「They Sent You」でもアンビエントな序章から変拍子駆使のエモーショナルな展開に雪崩込み、終盤では不協和音鳴り響くスラッジ地獄に帰結するドラマチックでありながら安易な感傷が1mmも存在しない凶悪な音を轟かせる。
 特に第4曲「Palaces」は3ピースでNeurosisをやってしまったかの様な空間を歪ますストイックな狂気を鳴らす今作のハイライトだ。鼓膜を破壊する重低音の先にある美しい旋律は背筋がゾクゾクとするし、鮮血の匂いと味がする音をここまで壮大なスケールで鳴らせる事に驚きだ。そして今作は美しいアンビエントから終盤で一気に轟音の嵐が吹き荒れる大海に突き落とされる第5曲「Sun For Miles」で幕を閉じる。



 Mareが3ピースという必要最低限の音で鳴らしているのはNeurosisがより美しくなったかの様な轟音のスペクタクルだ。音楽的にも一つの楽曲の中で無秩序に展開し、ポストメタルを基盤にしながらも様々な音を行き来するプログレッシブさを持っている。
 ISISのアーロン・ターナーが惚れ込んだ終わり無く続く美しき旋律と神々しいスラッジサウンド、このバンドが鳴らす音は紛れも無い神秘性を持っている。
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Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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