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■Radiohead

■The King Of Limbs/Radiohead


The King of LimbsThe King of Limbs
(2011/04/05)
Radiohead

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 twitterから始まったハチ公騒動にてRadioheadがいかに現在に至るまで多くの人々に大きな影響を与えているかを証明したのは記憶に新しいが、そんなレディへの11年発表の最新作。今作は再び暗黒のブレイクビーツが咲き乱れる作品になっており、ダブステップを取り入れた事によって電子的な無機質な暗黒さを持つレディへが更に進化した作品だと言えるのではないだろうか。細部まで練り込まれている音も印象的だしドロドロとして陰鬱さが今作には満ちている。



 静謐で不穏なピアノの音からじわじわと聴き手を侵食していく第1曲「Bloom」に始まり、ミニマムにループするギターとビートが聴き手の脳髄を犯す第2曲「Morning Mr Magpie」とレディへらしい陰鬱さはしっかりと持ちながらも、より無機質な音が連なった事によって非常に不気味な音になっている。トムの歌声は相変わらずパラノイア全開だし、精神世界を揺さぶりロックを否定したレディへはやはり今作でも健在なのを証明している。
 ダブステップ要素の強い前半から第5曲「Lotus Flower」の漆黒ダンスナンバーで今作は一気に作品の色が変わっていく。無機質さと不穏さを持ちながらも、より精神面に落ちていくような楽曲が並び始めている。「Lotus Flower」は無感情な冷徹さが何故か奇妙な美しさを生み出しているし、第6曲「Codex」の美しさはやはりレディへならではの物だ。不穏の精神世界の旅を終えた先に待つ第8曲「Separator」の深遠な音で今作は終わる。



 今作は不穏でミニマムな作品でありながら、かなりコンパクトな作品であるし聴き易さを持っている。その反面レディへが持っている暗黒の陰鬱が高い濃度で出ているし、陰鬱さを極めるロックを否定するレディへはやはり健在だと再確認させられた。決して派手な作品では無いがレディへの新たな進化を確かに感じる作品であるし、レディへはいつでも自分達を否定し作品を更新していく。ただ核になっている暗黒さと精神世界だけは絶対に揺らぐ事は無いのだ。
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Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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