■2013年12月

■2013年BESTアルバム TOP50

 もう2013年も終わりですか。一年って本当に短いですね。そんな感じでもう今年で4回目になる年間ベストですけど、今年はライブ中心にお金を使ってたのであんまり新譜系を買えていないってのもあるけど今年もTOP50で行きます。今年はもうどうせ年間ベストソングはやらねえだろって魂胆でEP作品も思い切って入れています。まあ案の定選外になってしまった作品もどれも良かったり、まだ買えてない恐らくベストに入り込む作品(アリチェンの新作とかAgrimoniaの新作とかまあ色々。本当に金欠で買えてない新譜多いです。)も多々あるので今年も非常に残尿感溢れる上に、当ブログを見て下さっている方からしたら「やっぱりな(レ)」な内容なので、今年も特に面白みの無い年間ベストです。しかもベストに選出しておきながらまだ音源の紹介書いてない作品も多々あるんすよね。まあそんな感じで今年の年間ベスト出しました。





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50位:ReddTemple 12/ReddTemple

 福島が生んだ突然変異その1。ノーウェイブとかニューウェイブを完全に独自に解釈して、それを非常にスカスカな音でありながら完全にオリジナリティ溢れる物にしてしまっておる。空白の緊張感と最小の音で最大の効果を生み出す捻れ、それでいてその最小の音で躍らせるから凄い。ライブは更に緊張感が段違いで本当に一音鳴った瞬間に空気が変わるのを感じる。福島ってすげえわ。




Soul DeepSoul Deep
(2013/05/22)
SEGWEI

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第49位:SOUL DEEP/SEGWEI

 こちらは今年その存在を今更ながら知ったけど、ぶっ飛ばされた一枚。USハードコアの血肉を完全に継承しているのに全然違う。何というかフリーキーというか全ての音が完全に解き放たれているのだ、ストレートに格好良いハードコアパンクの熱い血潮を感じるのに、自由に全ての音が飛び回っている。このフリーキーさこそSEGWEIなんだろうな。ライブまで観れてないので是非に観たいです。




FetchFetch
(2013/09/26)
Melt Banana

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第48位:Fetch/Melt-Banana

 気づいたら打ち込みになってて気づいたら二人になってたMelt-Bananaの新作だけど、良い意味でこのバンドは本当に変わらない。相変わらず電脳脳天直撃にぶっ飛んだギターワークにハイトーンでキュートなボーカル、エクストリームとキャッチーさの絶妙な融和こそMelt-Bananaだと思うけど、今回のアルバムは今までで一番ストレートでキャッチーだし、同時に色々と振り切っている。相変わらず中毒性の電磁波放出してる。




TABLE MANNERSTABLE MANNERS
(2013/07/24)
Tomy Wealth

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第47位:Table Manners/Tomy Wealth

 カモメの向氏のゲスト参加も話題になったドラマー兼トラックメイカーの新作。ピアノとストリングスを基調にしたトラックが先ず非常に美しく洗練されているけど、そこに自らのドラムを乗せる事によって美しい躍動を生み出している。ドラマーとしてもトラックメイカーとしてもとんでもない力量を発揮した充実の2ndだと思う。今年二回ライブを観たけど、ライブの生ドラムのグルーブは音源の更に上を行ってるぞ!!




X'ed OutX'ed Out
(2013/04/16)
Tera Melos

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第46位:X'ed Out/Tera Melos

 もうこのバンドは完全に既存のマスロックとは完全に違う場所に行ってしまった。前作からキャッチーさを前面に押し出し始めたけど、今作は更に浮遊感を手にし、よりエモと歌に接近した。マスロックらしさを残しながらも、そのテンプレな手法は完全に捨て去り、より楽曲で聴かせるバンドになったと思う。でもマスロックバンドらしいカオティックな焦燥やスリリングさはやっぱりあるから凄い。




The PresentThe Present
(2013/04/03)
静カニ潜ム日々

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第45位:The Present:静カニ潜ム日々

 遂に待望の1stをリリースした静カニだけど、これがまた素晴らしかった。持ち前のグッドメロディを透明感を押し出しながら、それを絶妙な熱量で放つ事によって生まれるエモーショナルさ。3人のアンサンブルが生み出す緊張感もそうだけど、歌とメロディを最大に生かした名曲の数々は素晴らしい。今年やっとライブを観たけど、ライブバンドとしても凄かったし、これからもっと大きなバンドになるだろう。




ComadreComadre
(2013/01/30)
COMADRE

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第44位:Comadre/Comadre

 US激情のベテランバンドの4枚目のアルバムはソリッドさと渋さを手に入れ、ハードコアバンドとして長年活動してきたからこその強さはそのままに、楽曲の多様性とかキャッチーさも手にし、ハードコアを越えてロックとして最高に格好良い一枚になったと思う。しかしながらこんな力作を生みながらバンドは今年の春に解散してしまった。解散は非常に残念だが、彼等のラストを飾るに相応しい名盤。




Forever BecomingForever Becoming
(2013/10/17)
Pelican

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第43位:Forever Becoming/Pelican

 メンバー脱退のピンチを超えて生まれた5枚目。ポストメタルとしては最早ベテランバンドの一つだが、持ち前のリリカルさと屈強なアンサンブルは相変わらず流石の一言。前作の衝撃とインパクトが大き過ぎて、今作はそういったインパクトこそ弱いけど、Pelicanというバンドの円熟を十分に感じるし、作品としては全然傑作。次回作での更なる進化に期待したいと同時に、Pelicanの凄みは十分感じる一枚。




SunbatherSunbather
(2013/07/12)
Deafheaven

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第42位:Sunbather/Deafheaven

 今年は何かと各方面から絶賛されたりdisられたりと色々話題になったDeafheavenの2ndだけど、ポストブラック云々なんて僕はどうでも良くて美轟音が生み出す激情系ハードコアとして今作は是非とも支持したかったりする。今作ではバンドとしてのスケールも格段に向上しているし、ポストブラックから激情からシューゲイザーまで本当にクロスオーバーさせた音が生み出す美しき激情にやはり心打たれる。でも作品自体は良いけど、このジャケットはやっぱねえな。



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第41位:Rugged Ex/Thread Yarn

 4年振りの2ndアルバムは爆裂ポストハードコアバンドの更なる進化を見せ付ける作品になったと思う。1stの暴走ブチ切れテンションはそのままに更に渋さと貫禄を手にした印象を受けるし、荒々しさをそのままに既存のポストハードコアの方法論を完全に捨て去り自らの道を完全に歩み始めた一枚。それでも持ち前のバーストするサウンドは変わらず強烈。脳天叩き割られる一枚。




On The Eternal BoundaryOn The Eternal Boundary
(2013/12/04)
Archaique Smile

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第40位:On The Eternal Boundary/Archaique Smile

 俺達のMilankuの来日ツアーのサポートを務めた4人組轟音系ポストロックの1stアルバム。手法こそ本当にmono辺りの系譜に連なる正統派なバンドだけど、正統派であるからこその純粋な曲の良さやドラマティックさ、繊細さを感じさせながらも実はシンプルで非常にダイナミックな4人のサウンド、正に轟音系ポストロックの王道を往く作品だし、彼等もこれから大きくなるバンドだと思う。インストでりながらもドラマティックさは正に激情だ。



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第39位:GONG/BOMBORI

 ツインドラム編成のエクスペリメンタルサイケデリックバンドの1st。ダブからドゥーミーさからサイケデリックを自由に縦断し、圧倒的演奏技術が生み出す圧巻のグルーブ、そして高揚する瞬間のトランス感覚、それが正面衝突するスリリングさ、全てがサイケデリックとして必然だし、そこらのファッションサイケバンドを完全に焼き殺す、脳のいけない汁がめっちゃ出る作品。ライブはもっと凄いぞ!!



Alkaloid SuperstarCD

第38位:Alkaloid Superstar/Zothique

 おまわりさんとNoLAの共同企画で出会ったサイケデリックハードコアの1st。常に飛び交う不協和音のキーボード、ドゥーム要素とダークサイドハードコアがぶつかり合い、なんだかとんでもない事になっちまっているし、その音は熾烈極まりない。しかしサイケデリックさもありながら本質は非常にハードコアだし、サイケ云々抜きにしてハードコアとしてただ単純に強くて格好良い。これも脳髄砕かれてしまった。




Eros AnterosEros Anteros
(2013/08/29)
Oathbreaker

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第37位:Eros|Anteros/Oathbreaker

 ベルギーの女性ボーカルハードコアの2nd。女性ならではの狂気を前面に押し出しトレモロリフの美しい洪水と共に熾烈に暴走するサウンド、ブラックメタルの要素を取り入れながらネオクラスト的でもあるし、美しさと瀬列さの見事な対比が生み出すカタルシス。個人的にはDeafheavenの新作以上に今作を推していたりもするんだけど、荒々しい美しさは直情的で感動的なのだ。やっぱベルギーってすげえわ。



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第36位:chain/naxat

 都内で活動する4人組ロックバンドの1stEPなんだけど、これが想像以上に良かった!流れとしてはA Perfect Circleの影響を感じさせながら、個人的には90年代V系の持つ耽美な美意識を感じさせるし、エロスとドロドロした情念がボーカルにもサウンドにも表れている。古き良きヘビィネス魂を持ちながら、それを完全に2013年の音として放つ非常に濃密な全3曲。早くフルアルバムが聴きたい!!



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第35位:5 Songs EP/not great men

 都内のどうしようもなく格好良い俺達のグレメンの3年振りの2nd音源。前作のジャンクに暴走するサウンドとは一転してメロディアスで歌物に接近しながら、結局はポストハードコアな武骨さは不変だし、より大きな普遍性を手にしながらバンドとしては本当に強くなった作品。相変わらずどうしようもなさから生まれる格好良さがあるし、鉄の振動を本当に感じる全5曲は最高にグレートだぜ!!



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第34位:Punhalada/Punhalada

 自分はメタラーじゃねえんだけどこれは良かった!愛知のクロスオーバーメタル3羽烏の1st音源。スラッシュメタルを機軸にブラックやらドゥームやらグラインドやらを飲み込んだクロスオーバーメタルは極悪だし、ハードコア好きにも十分アピール出来る一枚。バンド名通り背後から刺す極悪さがある。しかしバンドの中心人物だったRafael氏がブラジルに帰国により脱退…しかしバンドは新編成でこれからも続いていくらしいので追いかけていきます。




From the AgesFrom the Ages
(2013/10/03)
Earthless

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第33位:From the Ages/Earthless

 サンディエゴの3ピースサイケデリックヘビィロックトリオの待望の新作。ジャムセッションから生み出されるのは果てしない宇宙であり、ストーナーだとかクラウトロックとか以上にロックバンドとしての力量を更に鍛え上げたアンサンブルは本当にスリリングだし終わりの無い音の快楽のみが存在する作品。天まで上り詰める様な音の嵐は最初から最後まで本当に気持ちが良い。年明けの来日も楽しみや!!



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第32位:L'autre Hemisphere/Errata

 今年はMilanku招聘という大きな事件があったけどリリースの方も良かった俺達のTokyo Jupiter。その中でもフレンチ激情の美学をこれでもかと出すErrataの1stは特に良かった。長尺曲が並びポストロック系激情の音なんだけど、その完成度の高い美旋律と楽曲構成を生かし、動の激情も同時にドラマティックに聴かせる手腕は流石の一言。研ぎ澄まされたスケール感はこれからのフレンチ激情を引っ張ってくれるに違いない。




JUNKHEADJUNKHEAD
(2013/03/20)
PLAY DEAD SEASON

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第31位:JUNKHEAD/PLAY DEAD SEASON

 リリースツアーは3本も足を運んでしまったけど、本当にこの作品は今年かなりヘビロテしてた。今年は本当に国産ポストハードコアは熱いリリースが多かったと思うけど、ここまで不協和音とリフで突き刺してくるバンドはいないだろう。怒涛のライブを重ねてきたからこそ生み出せるハイボルテージな鉄の歌、もう馬鹿みたいに格好良いんだよこれ!!これこそドライヴィンなサウンド。男の歌だよ。



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第30位:Rebel One Excalibur/Rebel One Excalibur

 福島が生んだ突然変異その2。こちらもReddTemple同様にオリジナリティの塊で、不協和音の反復も無機質なビートも、鋭角的なサウンドも、金属が生み出す不穏なうねりの連続。常に緊張感がフルなアンサンブルから生み出す異質さが生み出すのは絶対零度の鉄槌であり、聴き手を容赦なく断罪する。ポストハードコアから生まれた突然変異の毒電波は正に異質な金属の煉獄だ。



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第29位:Night Of Fire/Shipyards

 八王子のメロディックパンクの1st。僕はメロディックパンクに関しては全然明るく無い人間だけど、今作は本当にナードなマイナーコードのメロディを生かしているし、メロディックパンクらしさがありながらも、純粋にエモの作品として素晴らしい。聴いてると何度も拳を突き上げたくなる冴えない俺達の為のアンセムとも言える「Let Alone」は本当に名曲だ。早くも2ndアルバムを製作中だとライブのMCで行ってたし、そちらも俄然期待が高まってる。どうしようもない野郎達の為のアルバム。



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第28位:Ashura/Cyclamen

 現在はタイに在住する今西勇人氏率いるCyclamenの待望の2ndは前作のポップな多様さから一転して怒りと悲壮さを更に強く押し出した作品となったが、これが本当に壮大でドラマティックな作品なのだ。最早Djent云々でこのバンドを語るのは少し野暮だとすら思うし、屈強なアンサンブルの中の繊細な悲哀も含めてCyclamenだと僕は思っている。終盤の3曲が織り成すクライマックスは特に神々しさが際立っている。




また創るその時のためにまた創るその時のために
(2013/09/18)
isolate (アイソレイト)

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第27位:また創るその時のために/isolate

 トレモロと速さの美学の激情isolateの最新EPは持ち前の美学はそのままにより美しさを磨き上げ、よりバンドとしての音が洗練された作品になったし、同時にハードコアバンドとしての初期衝動と狂気がなんだか凄い事になってしまっている。EP作品ながらその熾烈さにランクインさせてしまった。今年はThe Secretを招聘したという大きな事件も起こしたが来年は遂に待望の1stアルバムをリリース予定!!震えて待つしかなじゃないか!!




Teeth Glory And InjuryTeeth Glory And Injury
(2013/04/29)
Altar Of Plagues

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第26位:Teeth Glory and Injury/Altar Of Plagues

 アイルランドのポストブラックバンドの3rdはポストブラックの形式を確立したバンドが、よりスラッジ方面へと振り切り、何というか本当にドス黒い音の洪水が広がり、訳が分からなくなってしまう。サウンド自体も割とコンパクトになった事によってより冷徹な熾烈さが際立ち、アンビエントな静謐な不穏さから熾烈な音の濁流へと変化する様は圧巻だ。しかしバンドは夏に解散を発表…素晴らしい作品を生み出した後なだけあって残念だ。




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第25位:split 12"/Khmer×After Forever

 遂にレーベルとしても始動した俺達の3LAの記念すべきリリース第一弾はスペインのネオクラストであるKhmerと千葉の伝説的カオティックハードコアAfter Foreverのスプリット!!Khmerのデスメタル要素も飲み込んだ凶悪で熾烈なるサウンドとAfter Foreverの色褪せないどころか現在でもとんでもなく強いカオティックなヘビィネスの正面衝突は作品全体でとんでもないエネルギーを放っている。来年もレーベルとして始動した3LAに期待するしかない。




MemorialMemorial
(2013/10/24)
Russian Circles

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第24位:Memorial/Russian Circles

 こちらもポストメタル勢ではベテランバンドになったRussian Circlesの5th。これまでで一番コンパクトな作品であり全体として更に洗練された印象を受けるけど、持ち前のリリカルさを鍛え上げて来たからこそ生まれる美しい波動、前作に比べてダークになったサウンドによる緊張感、目まぐるしく変化していく音の洪水に飲み込まれる事は間違いないだろう。Chelsea Wolfeをゲストに迎えた最終曲の耽美な美しさも堪らないし、前作に続いて今作も見事な名盤。




FadeFade
(2013/01/15)
Yo La Tengo

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第23位:Fade/Yo La Tengo

 大ベテランオルタナティブロックバンドYo La Tengoの最新作はここ最近の作品の中でも特に名盤になった訳だけど、もう普遍的で不変なYo La Tengoらしさはジョン・マッケンタイアをエンジニアに迎えて製作された今作でも何一つ揺らいでなんかいない。決して派手な作品じゃないけど、本当にずっと聴いていられるだろう作品。長年インディーシーンで活動してきた唯一無二の存在であるからこそ生み出せる本当に心が豊かになる一枚。




BLACK MUTANTBLACK MUTANT
(2012/12/26)
skillkills

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第22位:BLACK MUTANT/skillkills

 リリースは2012年だけど、本当に年末の年末のリリースだったから入れさせて頂きます。単なる人力ヒップホップで終わらず、ポストパンクからアバンギャルドからレベルミュージックまで喰って、それを4人の卓越しまくったスキルで異次元のレベルミュージックとして放っているのだ。本当の意味でこの音はダンスミュージックであるし、黒い突然変異の二つ名に恥じない傑作。そして年明けには早くも3rdをリリース予定。こいつらまだまだ止まらない!!




ShadowsShadows
(2013/07/29)
Morne

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第21位:Shadows/Morne

 クラスト派生型激重ポストメタルであるMorneの最新3rdは、より芸術性と密教性を高め、前作よりも更にドス黒い音の濁流が押し寄せる様は圧巻の一言に尽きる。クラスト側からのドゥーム・スラッジへの回答として今作は確かな説得力を持っているし、激重の音から奈落へと突き落とすサウンドは単なるクラスト派生型ポストメタルでは片付けられない。個人的には本当に一番ダークだった頃のNeurosisに比肩するだけのバンドになったとも思う。




Is Survived ByIs Survived By
(2013/09/19)
Touche Amore

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第20位:Is Survived By/Touche Amore

 もうこれは激情系ハードコアとか聴かない人にこそ聴いて欲しい。US激情で今最も勢いのあるTouche Amoreの最新作は本当にハイブリットな激情だ。キャッチーかつスタイリッシュに纏め上げられたサウンド、それでも抑え切れない初期衝動、風通しの良さを感じさせながら非常にストレートで熱いハードコア魂を確かな激情として鳴らしているし、もう激情云々じゃなくて単純にバンドとして最高に格好良い。本当に全てを巻き込めるだけのバンドになったよ。絶対支持。




ScornScorn
(2013/08/16)
Primitive Man

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第19位:Scorn/Primitive Man

 日本でも(ごく一部で)人気を集めているPrimitive Manの1stは本当に冷徹極まりないスラッジの煉獄。最初の一発目の音で即死確実な激重の音塊を繰り出し、それが野蛮に暴れまわる凶悪な一枚。スラッジな重さだけじゃなくて、時にはダークサイドハードコア要素を見せたり、作品全体として確かな美意識を感じさせる点もナイスだし、間違いなく今年の激重音楽大賞受賞作品。やり過ぎな位が最高に格好良い事を証明する一枚だろう。




刻光 (コクコウ)刻光 (コクコウ)
(2013/09/25)
heaven in her arms / COHOL (ヘヴン・イン・ハー・アームズ / コール)

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第18位:刻光/heaven in her arms×COHOL

 俺達のデイメアからリリースされたHIHAとCOHOLという国内激情最高峰2バンドによるスプリット。COHOLは更にブルータルになり、よりブラックメタル要素を押し出しながら全てを切り刻む暗黒絵巻を展開していて見事だったけど、このスプリットはHIHAの「終焉の眩しさ」に尽きるだろう。ドラマティックかつクラシカルに展開される音は本当にドラマティックで国内激情最高峰が更なる高みへと到達した証明。両バンドともに早く新作音源が聴きたいし、年明け2月のBorisとの3マンは絶対に行きます。





Opium MoralsOpium Morals
(2013/04/18)
Seven Sisters of Sleep

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第17位:Opium Morals/Seven Sisters Of Sleep

 やっぱりA389は間違いない!カリフォルニアの激重スラッジの2ndなんだけど、前作の獰猛さはそのままに更にダークに鳴り激情要素も加わってスケールが格段に向上!ダークサイドハードコアの粗暴さだけじゃなくブルータルさも向上し、本当に地獄みたいな音が渦巻くとんでもない作品になってしまったと思う。ダウンテンポの重心の効いたグルーブをこれでもかと生かし、本当に孤高の領域へと飛び立った一枚。こちらもPrimitive Manと並び今年の激重音楽大賞受賞作品になってる。




VertikalVertikal
(2013/01/29)
Cult of Luna

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第16位:Vertikal/Cult Of Luna

 スウェーデンの大所帯ポストメタルの最新作。僕の中では良くも悪くもISISフォロワーの優等生って感じだったこのバンドなんだけど、見事にそれを脱却。ドイツのSF映画「メトロポリス」を題材にしたコンセプトアルバムである今作はとんでもないスケールで圧倒的宇宙ポストメタルを奏でるまでになっていた。メインボーカルの脱退を乗り越え、完全に自らを新たな地平へと押し上げ、ネクストレベルへと到達させた正に2013年のポストメタルの金字塔。しかしバンドはこれだけの力作を発表しながら活動休止を発表した…




The SoundThe Sound
(2013/08/07)
weave

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第15位:The Sound/weave

 横須賀のエモーショナルロックバンドの満を持しての1stは2013年の国内エモの大傑作となった。本当に見事なまでのメロディセンスを生かし、それをアグレッシブなバンドサウンドで放つ。どうしようもなく青臭い結晶の様な音が最初から最後までキラキラと輝き、本当に力強い音を鳴らしている。本当に普遍的なスタイルの作品だけど、だからこそweaveの音は胸を突き刺すのだ。心がキュッとなる一枚。




EVERYDAY I GET CLOSER TO THE LIGHT FROM WHICH I CAME (エヴリディ・アイ・ゲット・クローサー・トゥ・ザ・ライト・フロム・ホウィッチ・アイ・ケイム: +bonus disc)EVERYDAY I GET CLOSER TO THE LIGHT FROM WHICH I CAME (エヴリディ・アイ・ゲット・クローサー・トゥ・ザ・ライト・フロム・ホウィッチ・アイ・ケイム: +bonus disc)
(2013/09/25)
JESU (イェスー)

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第14位:Everyday I Get Closer To The Light From Which I Came/Jesu

 もう本当に多岐に渡りすぎる位に数多くのユニットで作品をリリースし続ける鬼才ジャスティンのメインプロジェクトであるJesuの約2年振りの新作は安定と信頼のJesu印のサウンドがこれでもかと展開。、Jesu史上最も優しく体温を感じさせる音の数々はもうヘビィネスとシューゲイズの融合だとかを超えた白銀の至福の時間をもたらす癒しの音だし、甘くノスタルジックな天へと昇る音の数々は目新しさこそ無いけど、Jesu史上本当に高水準の完成度を誇り、堂々とJesuしている。これまでの作品で一番好きかもしれない。



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第13位:崇高な手/SeeK

 今年は本当にSeekに出会えて本当に良かった!!大阪の激重激情ハードコアバンドの3曲入EPだけど、ツインベースで他を圧倒する重低音、ハードコアバンドとしての肉体性とか馬力も凄いけど、前作EPのポストメタル的アプローチを生かし、熾烈ながらも複雑に展開、楽曲のストーリー性も凄いし、暴走するブルータルさと美しいスラッジさがこれでもかと攻める!攻める!何よりもSUGURU氏のドスの効きまくった低域ボーカルが本当に良い。全盛期のSWARRRMに匹敵するレベルとこの音源の紹介で書いたけど、それは大袈裟でもなんでもなく、今作と、SeeKの圧巻のライブを見たらそう思うしか無いんだよ。大阪ってやっぱすげえわ。




ヒニミシゴロナヤココロノトモシビヒニミシゴロナヤココロノトモシビ
(2013/07/10)
BIRUSHANAH

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第12位:ヒニミシゴロナヤココロノトモシビ/Birushanah

 こちらも大阪のBirushanahの待望の新作だけど、よりコンパクトになった反面、メタルパーカッションを見事に生かしたトライヴァルなビートと激重かつ密教的な音階の応酬、激重の音から脳をトランスさせるBirushanahの魅力を更に生かし、本当に破壊的サウンドをこれでもかと繰り出している。強烈な個性を持つバンドが生息する大阪の中でもやはりBirushanahは別格の存在だろ。オリジナルメンバーでありバンドの創設者であったベースのSougyo氏はバンドを離れてしまったけど、先日観たNoLA企画でのライブでは残った三人でもとんでもない異次元を生み出していたし、本当に全てを超越するバンドだと思う。



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第11位:HEARTBEAT/TG.Atlas

 旭川を拠点に活動する禍々しい異形で唯一無二のオルタナティブロックを鳴らす4人組であるTG.Atlasの2013年リリースの2ndアルバム。シンセを導入しながらも、ジャンクやプログレッシブやカオティックだし、何よりもディスコダンス的でポストハードコア側からここまで熾烈な音を生み出したのは彼等だからこそだと僕は思う。一音一音の情報量が圧倒的だし、濃密だし、エロいし、残酷。不協和音の洪水が生み出す破壊から生まれた完全にオリジナルな音は本当に必聴だろ。今年かなりヘビロテしてたかも。




FleshlandFleshland
(2013/07/04)
Coffins

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第10位:The Fleshland/Coffins

 世界レベルで御馴染みのデスドゥームバンドであるCoffinsの最新作は本当に極悪。まず音圧と音量が本当に半端じゃないし、ドゥームを機軸にしていながら、同時にデスメタルやスラッジといった要素も色濃く感じさせ、速いパートもしっかり盛り込みながら、ガッツリドゥームをブチかましているし、同時にロックバンドとして本当に強い。殺気と憎悪がグルーブとして充満し、本当に全てを粉砕するパワーがあるって事だ。残念ながら素晴らしいボーカリストであったRyo氏が11月でバンドを離れてしまったけど、日本を代表する世界レベルバンドとしてこれから更に飛躍してくれるに違いない。




PelagialPelagial
(2013/05/02)
Ocean

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第9位:PelagialThe Ocean

 前作があまりに素晴らしすぎてとんでもなくハードルが高くなってたドイツの芸術的ポストメタル集団はそのハードルを見事に越えてくれた。深海をテーマにした今作はプログレッシブメタルの破壊力とポストメタルの叡智がよりダイレクトに結びついた作品だし、作品が進むにつれて、より芸術性が高い楽曲が登場し、本当に深海へと潜り込んでいく様な感覚すら覚えてしまうのは間違いないだろう。最早プログレッシブメタルの最右翼であると同時に、ポストメタルの最右翼となったThe Oceanは今最も評価されるべきヘビィロックバンドだと僕は断言したい。




BEDSIDE DONORSBEDSIDE DONORS
(2013/08/21)
kamomekamome

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第8位:BEDSIDE DONORS/kamomekamome

 強靭!無敵!!最強!!!柏の終わらない伝説であるカモメの新作はもうハードコアバンドとして本当に最強な作品になった。これまでみたいなプログレッシブさは後退したけど、よりストレートに攻める怒涛のサウンドと、向&中瀬の最強ボーカル2人のツインボーカル絶唱バトル!!圧倒的激情をハードコアとして鳴らし続け、生きる伝説でありながら、自らを常に進化させてきたカモメが本当に今こそ最強である事を証明する一枚。サウンドアプローチこそ変態性は無いけど、小細工無しのストレートなハードコアサウンドでこれだけ強靭な作品を作り上げた事を僕は支持する。




第五作品集『無題』第五作品集『無題』
(2013/11/20)
downy

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第7位:第五作品集『無題』/downy

 国内ポストロックの先駆者がいよいよ最前線に帰ってきた!!9年振りの5thである今作はこれまでのdownyを継承しながら、より洗練された歌物作品としての要素を高め、より大きなバンドに進化したと思う。持ち前の斬新で奇抜なアイデアを生かし、それを屈指の演奏技術で鳴らすこれまでのdownyの方法論こそ不変だが、9年の歳月を経ても、先駆者はやはり先駆者であり続けているし、より多彩な音が渦巻く今作は2013年でもdownyは全然有効どころか、今作が生まれたのは必然であると実感させられた。そして先日とうとうdownyのライブを観れた。それが本当に嬉しいんだよ。




Thy Kingdom ScumThy Kingdom Scum
(2013/06/11)
Church of Misery

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第6位:Thy Kingdom Scum/Church Of Misery

 世界レベルどころか、世界最強レベルのバンドであるチャーチの新作はこれまでと路線こそ大きく変わらないけど、ドゥームメタルから渋さと貫禄をこれでもかと放出し、サバス直系ドゥームを更に血みどろにしてエグくしたサウンドで全てを粉砕している。バンドに復帰したヒデキ氏のボーカルはこれまでの作品の中でも一番の狂気と猛禽具合を放っているし、新ギタリストであるイクマ氏のギターワークは凶悪でありながら本当に渋い。三上&成田のリズム隊も更におざましいグルーブを生み出しているし、チャーチは本当にドゥーム云々を超えてロックバンドとしてとうとう帝王の座に君臨してしまったのだよ。




PalmsPalms
(2013/06/20)
Palms

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第5位:Palms/Palms

 deftonesのチノと元ISISのJeff Caxide、Aaron Harris、Bryant Clifford Meyerによる夢のユニットの1st。チノが歌うポストメタルってだけでもう最高なんだけど、これがISIS以降のポストメタルを完全に更新した作品だと僕は思っている。後期ISISの流れにありながら、それをチノが歌い上げる事によってより耽美になり、クリアなポストロック方面に完全に振り切った事により、ISISが持っていた美麗の旋律を生かした美しい音の波が今作には確かに存在している。豊潤で濃密な時間を今作では嫌でも味わえるだろう。本当に単発のサイドプロジェクトで終わらないで是非とも次回作も作り上げて欲しいと心から願う。




333333
(2013/07/24)
quizkid

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第4位:333/quizkid

 3月の鶯谷ワッツアップでの羊数える企画でこのバンドに出会えて本当に良かったと思う。200mphの林氏も在籍するquizkidの1stは間違いなく2013年最高のエモの名盤であるし、国内エモの金字塔だ。長年バンド活動を続けた3人だからこそ生み出せる最小限の音で最高に感動的で泣ける音。ポストハードコアの血筋を継承しながらブルージーで枯れているのに確かに語る林氏のギターワークもそうだし、大杉氏の歌とベースもそうだし、枯れているのに豊潤で、力強い音の数々。純粋に良いメロディと良い歌、シンプルでありながら力強いアンサンブル。もう全てが完璧だ。僕は今作を聴いて、ずっと忘れていた音楽の魔法を思い出したし、枯れた心に優しく水を注ぐ作品だ。bloodthirsty butchersの「kocorono」級の名盤。




LIGHTLIGHT
(2013/11/27)
THE CREATOR OF

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第3位:LIGHT/THE CREATOR OF

 活動再開からずっと追いかけて来たけど、本当に最高のアルバムだよ。国内ヘビィロック孤高の帝王が生み出した11年振りの3rdはまさかの「LIGHT」だ。2ndである「In Reservoir」の流れも確かに受け継ぎながらも、ヘビィネスからポストロック・ポストメタルを想起させる音になり、しかしただそれらの音をなぞるのではなくて「ポスト」という物を本当に独自の解釈で放つ作品だと思う。大半の楽曲がインストの楽曲になり、5人編成になったという変化こそあるけど、TCOが持っている進化の精神は本当に変わっていないし、本質的な意味で「オルタナティブ」であるし、本質的な意味で「ポスト」な作品だ。今作が生まれたのは正に必然だと僕は思うし、日本人だからこそ生み出せた誰にも真似できない孤高のヘビィロックの最新で最高の一枚。




Silver TongueSilver Tongue
(2013/06/29)
Light Bearer

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第2位:Silver Tongue/Light Bearer

 元Fall Of EfrafaのAlex率いる芸術的ポストメタル集団であるLight Bearerによる堕天使ルシファーの物語第2章は、更に神々しさを増した作品であり、ポストメタルの金字塔である前作に匹敵する傑作だ。前作に比べるとダークな熾烈さは後退はしてしまっているけど、更にスケールが拡大し、より芸術的美意識の方にベクトルが向いたからこそ、重苦しさの先から光を描き、また前作から確かな線で繋がるストーリーを生み出したのだ。相変わらずスラッジなサウンドは見事に展開されているけど、より美しい旋律が増えたし、闇と光が交錯するポストメタルと言う名の一大オーケストラが確かに存在している。80分近くにも及ぶ壮大な物語はアートであり、神話であり、壮絶なる世界だ。Light Bearerってやっぱすげえわ。




youth(青春)youth(青春)
(2013/11/14)
bloodthirsty butchers

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第1位:youth(青春)/bloodthirsty butchers

 もう今年はこれ以外に1位は無かった。フロントマンの吉村秀樹の突然の死は本当に多くの人に衝撃を残したけど、吉村氏が最後の最後に残した今作はブッチャーズというバンドが長年傷つきながらも戦い続けたからこそ生み出せた確かなる生の象徴であり、きっと僕達の中ではもう失ってしまったかもしれない瞬間である「青春」は今作の中に確かに存在しているし、今生きているこの瞬間こそが青春だと今作を聴いて思い知らされた。今作は本当に枯れる事の無い衝動に溢れているし、本当に優しいし、背中を蹴飛ばされる作品だ。本当に吉村秀樹と言うジャイアンが死んでしまったのは俺はまだ全然信じられてないけど、でも吉村秀樹は俺達の中で生きてるし、あの世でも爆音でギター弾きながら歌ってるに決まっている。俺達のブッチャーズが俺達のブッチャーズであるのは必然なんだよ。俺はbloodthirsty butchersというバンドと共に死ぬまで青春を生き抜いてやるさ。





 そんな感じで今年の年間ベストTOP50を発表したけど、今年はライブに行くのメインだったからあんまり新譜買えなかったのもあったし、去年の年間ベスト以上に特に面白く無い結果になったなあって自分では思う。どうしても限られたお金の中で音源買うとなると、昔から自分が好きなバンドとか、自分が好きな傾向の音に偏ってしまうのは必然だから仕方ない事なんだけどね。それでも今年も本当に多くの名盤に出会えたし、特に上位10枚は自分の中で本当に2013年を象徴する作品だと思ってます。
 先ず色々振り返ると、downyとTHE CREATOR OFの完全復活が僕の中では今年の大きな事件だったと思う。TCOは活動再開以降のライブは本当に追っかけレベルで見てたし、downyは高校時代に僕が初めて触れたポストロックだし、思い入れがかなりあるけど、それぞれ9年振り、11年振りに出した新作はやはり最高だったし、孤高の存在である両者は2013年に必然となる名盤を生み出した事が本当に嬉しい。downyはやっと彼等のライブを観れたし、それがまた最高だったんだよ。TCOもずっとライブを観てきたけど、今は本当に最高の状態だと思うし、年明けのレコ発ワンマンは今から楽しみで仕方ない。この2バンドはこれからもずっと好きなバンドであると思う。
 それと前述した通り、今年はライブメインで色々お金使ってて、見事にライブ貧乏だったんだけど、本当に良いライブをかなり観たと思う。外タレ系では本当に熱い来日が多くて、簡単に振り返るとCONVERGE、Old Man Gloom、GY!BE、THE SECRET、Noothgrush、Milankuと本当に熱い来日公演が多かったけど、特にTokyo Jupiter招聘のMilanku来日公演はMilankuのライブの素晴らしさは勿論だけど、本当に心が温まる最高のライブだった。ツアーファイナルのラストにステージに上げられたのも、最後にメンバーと抱き合ったのも、メンバーに小学生以下の英語でとにかく最高だったって事を言いまくって、しまいに「Milanku Is God!!」って言ったら、メンバーに「何言ってんだこいつ。」って顔をされたのも良い思い出です。
 今年は月に5本ペースではライブ行ってたし、酷い月は7本とか8本とか行ってて、金銭面も体力面ももうボロボロだったんだけど、それでも本当に沢山のバンドに出会えたのは嬉しかった。quizkid、isolate、羊数える、SeeK、MIDDLE、weepray、shuly to 104Kz、ENSLAVE、blue friend、lang、ZOTHIQUE、Young Lizard、Rebel one excalibur。パッと思いついただけでまだまだあるけど、これらのバンドは現場で出会ったバンドだし、素敵な音に出会えるからこそ金と時間と体力を使ってでも現場に通うんだなって思う。来年は流石に少しは自重しようかとは思うけど自重出来る気がしない、だってSeeK観たいが為に大阪まで遠征しちゃったし。
 あとライブレポは上げてはいないけど、ミキティこと藤本美貴の一夜限りの復活ライブとアイマスの8thライブに行ったのも自分の中では大きかったな。ミキティは中学高校の時に本当に好きで、俺の中で最強のアイドルで、だから今のアイドルブームに嵌れないんだけど、彼女の姿を後ろの方とはいえ、生で拝めただけでも嬉しかった。勿論「ロマンティック浮かれモード」の時はしっかり土下座しました。あとアイマスもアニマスとモバマスからPになったんだけど、本当にやっとライブを観れたし、行ってしまえば三十路声優が無茶しているのを一万近く払って観に行ったんだけど、それが本当に最高の時間で、永延に続けば良いとライブ中はずっと思ったよ。サイリウム振りながらコールするのも超楽しかった。あと今年はアイマス関係の音源を色々買ってたのもあって余計金欠になってたな。年間ベストにアイマス関連の作品も何枚か入れたかったけど、いよいよ収集がつかなくなりそうなんで自主規制しました。年明け2月のアイマス冬フェスは一日目はTCOレコ発、2日目はHIHAとCOHOLとBorisの3マンと被ってて行くの断念したけど(そもそも俺にTCOとHIHAとアイマスの中から好きなの2つ選べとか残酷過ぎるわ)、9thライブの方は死んでも行きます。まあ先ずは壮絶なるチケット争奪戦潜り抜けないといけないけどな!!
 それと今年は脱退とか活動休止とか解散のニュースが有名無名問わずに多かったけど、特にDeftonesの最高のベーシストであったchiが眠りから目覚める事無く逝ってしまったのと、ブッチャーズの吉村氏の死は本当に今でも信じられないでいる。Deftonesもブッチャーズも本当に大好きなバンドだからこそショックが大きいし、今でもまだ自分の中では整理が付いてません。でも始まりがあるからこそ終わりがあって、それが人間じゃ抗えないのも残念ながら事実なんだなって思う。改めてchiと吉村氏の両者のご冥福をお祈りします。
 簡単に2013年を振り返ってみましたけど、今年は後厄がモロでこの数年では一番災難の多かった年だったし、ずっとメンはヘラってた気がします。来年は個人的にもう少し心穏やかに過ごしたいと本当に思います。というかこのブログも始めて3年が過ぎたんだなって。今年は更新にかなり波あったし、ライブレポの更新が多くて、全然音源の紹介出来てなかったのは反省してます。来年はマイペースながらももう少しコンスタントにやっていきたいです。後は今年はwombscapeとおまわりさんとTHE CREATOR OFの3バンドにインタビューさせて頂きました。皆さん忙しい中で時間を作って頂き、本当に心から感謝してます。インタビューは来年はもっと精力的にやっていくつもりなのでよろしくです。
 個人的には色々個人的にやりたい事を企みながら、2014年ものんびり当ブログは続けていきます。いつも見て下さってる方には本当に感謝です。来年も僕も皆さんも素敵な音との出会いがあると良いなって感じです。

 今年もまだ行くライブ2本残ってますけど、一先ずこの辺で。来年もよろしくお願いします。
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■『或る日の暁』 TOUR(2013年12月18日)@渋谷WWW

 まさかこんな日が来るなんて夢にも思っていなかった。2004年に活動を休止していた国内ポストロックの先駆者であるdowny。活動再開宣言、9年振りの新作。そして新作を引っ提げてのツアーだ。東京・大阪・沖縄のたった3公演だけどdownyが新作を生み出しライブツアーをする。そんな日が来るなんて本当に夢の様だった。downyが活動休止していた間にdownyを知った人も多いし、シーンも変わった。だからこそdownyは多くの人に愛されるバンドだったし、それは今だからこそなんだけど、本当にこの日を待ち望んだ人は多かった筈だ。勿論チケットはソールドアウトだったし、僕が足を運んだWWWでのライブには本当に心からdownyを待っていた人で溢れていた。downyのライブが見れる、その瞬間を待ってたんだよ。



 15分程押して客電が落ちる。そしてメンバー4人が静かにステージに登場してセッティングを始める。そして始まったのは「酩酊フリーク」。あの猿が手を叩いている映像が流れ、印象的なクリーンに歪んだギターのイントロが始まった瞬間にもう感動で意味が分からなくなった。downyの中でも躍動感のあるこの楽曲の破壊力、青木ロビンの浮遊する歌声、硬質で完璧に噛み合ったリズム隊、2本のギターの轟音、それだけでもう嬉しくなってしまったよ。続く「葵」で更に美しき音像は加速し始める。正直に言ってしまうと今回のライブは僕からしたら初めてのdownyのライブだっつぃ、ライブ全体を通して青木裕のギターの音が少しバンド全体の音の中で少し弱めに感じてしまったりとかはあったりもしたし、活動休止前の楽曲は想像よりも少し大人しい印象も受けた。それでも完成されていたのだ。「葵」も音源よりも轟音の殺傷力は少し弱くは感じたけど、それでも4人のアンサンブルに本当に隙は何一つ見当たらないし、それに加えてバックに流れる映像はdownyの音を本当に高次元の物に仕立て上げている。「黒い雨」ではdownyの持つ静謐さの中で生み出される不穏さ。その部分がとんでもない次元で完成されていたと僕は思うし、特にリズム隊のアンサンブルは本当に神経の一本一本まで完璧に生み出されていた。新作の楽曲である「或る夜」ではdownyの持つ不穏な躍動と言う点がかなり色濃く出ていたし、そこから「漸」、「⊿」と鉄の匂いを強く感じさせる鋭利な音が生み出す断罪としてのdownyの楽曲へと繋がる流れは見事だったし、特に「⊿」の美しいアルペジオと狂気を感じさせる硬質のリフと、完全に機械レベルまで研ぎ澄まされたリズム隊のアンサンブルは鳥肌が立つかと思った。その流れからの「苒」のスロウさとメロウさと静謐な浮遊感と沈む感覚、それをドラマティックに鳴らす時間はライブ前半のハイライトだったと個人的に思う。
 ライブも中盤に入ると新作の楽曲を立て続けにプレイ。「赫灼セルロイド」のズタズタに切り刻まれたギターフレーズとその鋭利さと不穏な音像の調和は攻撃的サウンドでありながらも、絶妙な熱が生み出す不気味さも際立っていた印象。そこから「時雨前」、「黒」という新作の中でも特に歌物の要素の強い2曲が続く。この2曲は映像も含めて非常に感動的で、五感と感情を一気に想起させられてしまったし、独自のアンサンブルを奏でながらも、際立つ青木ロビンの歌がかなり心に来たし、downyがここまで歌とメロディアスさに振り切った楽曲を生み出すなんて活動休止前じゃ本当に想像出来なかった。そしてここからの流れはバンド自体に火が付いて来たのもあるけど圧巻だった。先ずはdowny最強の1曲である「左の種」だ。あのクリーンでクランチ気味に歪んだギターのストロークが鳴らされた瞬間、アルペジオ中心に進行しながらも途中何度も入り込む力強く鳴らされるドラム、中盤の狂騒、そして最後の最後に感情が決壊した様なリズム隊の音と泣きまくる青木裕のギター、本当に泣きそうになってしまったよ。
 もう完全にdownyの音に取り込まれてしまってからの青木ロビンがシンセの前に座っての「春と修羅」。シンセの浮遊する音と、仲俣氏のベースラインが非常に印象的でもあり、沈んで行く中で生み出される奇妙な高揚感は堪らなかったし、「下弦の月」の美しい音と、精密機械のビートと青木ロビンの歌もまた感動的であった。「無空」のコールタールの中に沈んで死んでいく様な感覚で窒息しそうになりながらも、2本のギターの美しいフレーズに溺れ死にたくなる陰鬱さも堪らなかったし、その空気を打ち破る人力ドラムンベースのダウナーな狂騒「曦ヲ見ヨ!」と終盤は本当にdownyというバンドのポテンシャルを存分に発揮しまくっていた。そして「アナーキーダンス」のこれぞdownyとばかりに静謐さと轟音の対比を生かした悲哀のサウンドはもう圧倒的過ぎる。その空気を壊すようにインダストリアル風味のビートの乱打と歪んだギターの轟音渦巻く「弌」は正に破壊の旋律!!この終盤の流れは本当に圧巻で言葉なんかじゃとてもじゃないけど表せない。そしてこれまで全くMCをしなかった青木ロビンがやっと口を開き、少し照れくさそうに「ただいま」の挨拶、来年3月にリキッドルームでのライブが決まっている事を簡潔に伝え。少し照れくさそうな青木ロビンがこれまでの緊張感溢れるライブから少しほっこりした空気へ。そして最後の曲というMCから始まったのはdowny最初期の名曲である「猿の手柄」、この静謐さと不穏さとドラマティックさと轟音バーストの全てを持つ最初期の楽曲はdownyの核とも言える楽曲だし、今回の新旧織り交ぜた全18曲の最後を締めくくるに相応しい名曲だった。最後の最後の不穏な轟音のアンサンブルもやはり圧巻だったし、本当に異次元の空気を生み出していたのだ。響き渡る轟音の残響の中でメンバーはステージを掃ける。そして客電が点いても鳴りやまないアンコール。最後に青木ロビンが一人登場し「おじさんヘトヘトです。」って言ってアンコールが無い事を改めて告げ、そしてこの日いたお客への感謝の言葉を述べてまた静かにステージを掃ける。こうして全18曲1時間45分程のライブは幕を閉じた。



セットリスト

1.酩酊フリーク
2.葵
3.黒い雨
4,或る夜
5.漸
6.⊿
7.苒
8.赫灼セルロイド
9.時雨前
10.黒
11.左の種
12.春と修羅
13.下弦の月
14.無空
15.曦ヲ見ヨ!
16.アナーキーダンス
17.弌
18.猿の手柄



 言ってしまえばそのアンサンブルも映像も含めてdownyのライブは本当に一つの形として完成されているし、長いブランクがあったにも関わらずこれまで高次元のライブを繰り出していた事も驚きだし、本当に意識という意識が別の世界へと連れて行かれるライブだったと思う。僕自身は活動休止前からdownyを聴いてはいたけど、ライブに足を運ぶ前に活動休止してしまっていたし、今回downyを知って10年近い歳月を経てやっとdownyのライブを観れたのだけど、本当に凄いライブだった。想像よりバンドの音は攻撃的では無かったし、どちらかというと緻密さが際立つライブではあったけど、それでもdownyという国内ポストロックの先駆者の孤高のライブは本当に脳に焼き付いて離れていない。3月にリキッドでのライブも決まっているし、マイペースではありながらもこれからもdownyというバンドは続いていくのだと思う。そして孤高の先駆者であるからこそ、その音もライブも素晴らしい物を見せてくれるんだ。downyというバンドは本当に代わりのいない唯一無二のバンドなんだ。
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■The Sound/weave


The SoundThe Sound
(2013/08/07)
weave

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 横須賀のエモーショナルロックバンドであるweave。これまで精力的な活動で多くの人々を虜にしてきた彼等が2013年に満を持して1stアルバムをリリース。リリースは勿論FURTHER PLATONIXから。本当に数多く存在する国産エモのバンドだけど、weaveは1stにして国産エモの金字塔を生み出したと言えるだろう。横須賀から生まれた奇跡の様な1枚だ。



 weaveは本当に正統派な90年代エモの流れを継承したバンドだし、そのサウンドにはトリックもギミックも無い。本当に純粋で無垢なメロディセンスの素晴らしさ、繊細なメロディを持ちながら力強く進んでいくアンサンブル、それらをただ素直に放つバンドだ。今作のタイトルも「The Sound」である。もう堂々としているし、それは音にもしっかり現れている。第2曲「need for solitude」だけでも今作が素晴らしい金字塔である証明になっている。透明感溢れる繊細なアルペジオと歌から始まり、それが優しく歌いだし、そして最後は一気に力強さを加速させて、繊細さを捨て去り、暴発するアンサンブルと共にドラマティックに奏でられるサウンド。それだけで胸を焼き焦がされそうになる。その流れを受け継ぐ様に第3曲「fold」はより疾走感を見せ、エモーションの暴発がこれでもかと繰り出されていく。アルペジオとバッキングのギターのツインギターは非常にオーソドックスではあるとは思うけど、これは見事に王道を往くweaveならではだし、それぞれの音が立体的に絡んでいくアンサンブルも見事であるし、ドラマティックさを加速させる各所のキメとか堪らない。何よりもドラマティックに展開されるサウンドには本当に穢れや淀みなんて物が無くて、全てが純度100%の透明度を誇っている。
 特にweaveのライブではアンセム的な1曲になっている第6曲「let me alone」はweaveの魅力が最大限に詰め込まれている1曲だと言えるだろう。静謐で繊細なギターが緩やかに進行し、力強く歌い上げられる歌と共に熱量を高め、サビではコーラスと共に本当に雲をも越える高らかさで情感を歌い上げるから堪らないし、これライブじゃもうシンガロング必至な熱さだよ。アコギの調べが剥き出しの情感を表現する第7曲「walk a bit slowly」、ストリングスを導入し、美旋律のギターと共に美しいハーモニーを描く第8曲「appearance to confront」も今作の大きな聴き所だと言えるだろう。個人的には終盤の2曲が特に素晴らしい出来だと思っていて、第10曲「into the everyday life」は冒頭の憂いと湿り気があるギターのフレーズから持っていかれるし、チョーキングのギターが胸を掻き毟り、感情の高まりと共に、その湿り気が大きく燃え上がる様はweaveの表現力の高さを物語っているのだ。今作の中でも本当に屈指のドラマティックさだ。そして最後の最後の最終曲「take a feel」が個人的に今作で一番のベストトラックで、壮大なラストではなく、ストレートに掻き鳴らされる情感で今作は終わるのだ。イントロのギターフレーズから泣きに泣きまくり、weaveが持っている繊細でありながらも力強く突き進む躍動が一番見事に表現された1曲だし、この1曲は本当に明日へと繋がる物語の様に感じるのだ。非常にメランコリックで優しいメロディを持ちながらも拳を突き上げたくなる強さ。これこそがweaveなんだなって思った。



 今作がバンドにとって初のフルアルバムであるが、この一歩一歩足を進めていく様な力強さと、卓越したメロディセンス、スタンダードなサウンドスタイルでありながら珠玉のメロディと、屈強なアンサンブルだけでこれだけの名盤を作り上げてしまったのだ。間違いなくこれから更に大きな飛躍を遂げるバンドだと思うし、今作に収録されている全11曲はどれも素晴らしい名曲だ。



タグ : 日本 エモ

■NoLA presents”抉” (2013年12月8日)@新宿ANTIKNOCK

 新メンバーMAKINO氏が10月に加入し、ますますその悪意と憎悪を拡大させている若武者であるNoLA。1月と8月の紫綬企画、そして先日のおまわりさんとの共同企画とかなり精力的に活動をしている彼等が2013年の終わりにまたまた自主企画を敢行した。毎回オーバーレスに猛者ばかりを集めるNoLA企画であるけど、今回はHorse & DeerとGROUNDCOVER.とTHE CREATOR OFと大阪からBIRUSHANAHという今までで一番熾烈でオーバーレスなバンドが集結。本当に凄まじい夜になった事を先に言っておく。個人的に非常に自分の好きなバンドばっかり集まったのもあったけど、この日のアンチノックで繰り広げられてたのは本当に壮絶なる音の酒池肉林だった。



・Horse & Deer

 先ずは今回のイベントの中では一番ストレートな音を鳴らすHorse & Deer。とにかく初期衝動オンリー!!音楽性はオールドスクールさを感じさせるハードコアで何一つギミックなんてないファストでショートカットなハードコアバンド。とにかくボーカル含めて全ての音が前のめりであり、歌詞もメッセージ性の強さを感じさせる。今回のイベントは非常にエクスペリメンタルなバンドばっかりだったし、その中ではかなり浮いていたかもしれないけど、それでも全速力で突っ走るそのサウンドと衝動は観る者に確かなインパクトを与えていたと思うし、未整合だからこそ生まれるハードコアのプリミティブなパワーは確かに受け取らせて頂いた。



・GROUNDCOVER.

 少し久々に観る事になったGROUNDCOVER.やっぱり何度観てもツインドラムと目の前に設置された巨大なミキサーのインパクトは本当に凄いけど、そんなステージの機材のインパクト以上に、このバンドの放つ音は本当に壮絶。まず音量と音圧が半端じゃないし、ダブを起点にしながらも、それを完全にズタズタにしてしまった音は本当に異質。ボーカルの望月氏は今回もステージ上で暴れ狂いながらも、叫びなくり、ミキサーを駆使しまくり、ダブを何倍も極限の音へと変貌させる。時にジャンクロックな色も見せるし、時にダブの不穏な静謐さを聴かせたりもする。各メンバーの演奏技術も卓越しているし、そのアンサンブルのグルーブも凄いけど、それすら分断し、そして最終的にはトランスへと帰結する。そのトランスする瞬間の高揚感と野蛮さがおぞましく、爆音で全ての音が鼓膜を蹂躙し、脳を新たな次元へと導く瞬間にこそ今のGROUNDCOVER.の魅力と凄みがあるのだと僕は勝手に思っている。今回も30分で脳を異次元へと見事にトリップさせてくれた。



・THE CREATOR OF

 新作「LIGHT」がリリースされて初のライブとなったTCO。「LIGHT」という2013年の屈指の名盤を産み落とした彼等がどんなライブを見せてくれるか本当に楽しみだったが、今回のライブは本当にアグレッシブなライブだったと思う。今回は「Wind Up」、「You Are」、「Black Star」、「acoustic」の4曲をプレイしたけど。前半にプレイした「Wind Up」と「You Are」は新作の中でも特にヘビィな要素が強い楽曲なんだけど、ライブでは3本のギターが蠢く轟音として降り注ぎ、そして美しく螺旋を描く。「Wind Up」で見せるリズム隊のヘビィで静謐なグルーブと、3本のギターが織り成す調和、そして破壊の先にある創造と秩序が確かに存在していた筈だ。続く「You Are」が本当に今回のライブの中でも特に熾烈さを見せていたし、歪みに歪んだギターの音の残響が生み出す空気、そしてそれを打ち破る様に入り込むビートと2本のギター、躍動とヘビィネス、そして鈴木氏の叫び、その音は正にグランジであるし、その先にある「ポスト」なんだけど、ライブでの「You Are」は新たなるヘビィネスの創造の世界だし、この瞬間は何度ライブを観ても本当に鳥肌が立つ。後半は「Black Star」と「acoustic」のインストの2曲をプレイしたけど、「Black Star」での一転して美旋律の複雑かつ見事な螺旋を描くアンサンブルはその音に確かに酔いしれてしまったし、そしてラストの「acoustic」が美しさと熾烈な破壊的サウンドが一番確かな形になっていたと思う。特にラストの全ての音が牙を剥き出しにして蠢く瞬間は確かなカタルシスを感じたんだ。新作リリース直後のライブだったが、今のTCOは間違いなく最高の状態にあるし、年明けには1月と2月にレコ発のワンマンが控えているけど、そちらは更に凄まじいライブを見せてくれるのを確信している。今のTHE CREATOR OFは最高傑作を生み出した事もあって、そのライブも本当に最高の物だった。



・BIRUSHANAH

 そして大阪からの刺客BIRUSHANAH。TCOが生み出した爆音の先の美しさの余韻を見事に破壊するライブだった。こちらも今年新作をリリースしたのだが、ドラムとツインパーカッションのツインドラム、そして何段にも積まれたギターアンプそれだけで先ず異質な状態なんだけど、ライブはその更に上を行く失禁必至のライブだった。一発目の音がまずとんでも無く爆音で、そして金属のぶつかり合いどころか、金属の交通事故と化してしまっているツインドラムのビート。ベースレスでありながら殺気渦巻く音、そして手数こそ多いのにギターの這い回る音と共に生み出すドゥーミーさは、正に密教的であり、その音階と共に人間の野蛮な本能を強制的に稼動させてしまうのだ。雷鳴のギターは正に天からの怒りの様に降り注ぎ、そして新たな混沌の坩堝と化す。新作からの「人的欲求」なんてBIRUSHANAHの中でも非常に分かり易いアプローチの楽曲だと思うんだけど、ただ単純にギターとツインドラムの音が危険信号として存在し、そして観る物の意識を確実にトランスさせていくのだ。BIRUSHANAHはドゥームでありながらサイケデリックであり、民族音楽であり、トランスだ。トライヴァルなビートは言ってしまえば本当に複雑極まりないんだけど踊れるしトベる。そしてギターはその一音一音が破壊力を持っているし、それが意識と肉体を確実に粉砕してしまう。彼等のライブは3年半振りに観たし、その時とは編成も変わっているんだけど、その完全に代えのいないオリジナリティと極限具合は更に進化していたし、長尺曲でのサイケデリックなトランス感覚は凄まじかった。ラストの「小松」みたいなコンパクトな楽曲では更にプリミティブさを極め、意識は完全に涅槃行き。大阪バンドの凄みを正に見せ付けるライブだった。凄かった!!



・NoLA

 そしてトリは主催のNoLA。ここまで本当に壮絶なる瞬間が続いていたし、それに若武者NoLAがどう立ち向かうか注目だったけど、この若武者は数多くの先輩格の出演者すら容赦無く噛み殺す圧巻のライブを見せてくれた。10月のMAKINO氏お披露目ライブでは十分凄いライブをしていたけど、まだ4人になったばかりだったし、固さがあったのも事実なんだけど、それからたったニケ月でMAKINO氏は完全にNoLAの悪意の共犯者になっていた。ツインギターになった事によってこれまでの楽曲もより幅広い表現が出来る様になったのも大きいし、何よりも音圧が更に凄まじくなったと思う。全ての音が本当に漆黒の音塊として降り注ぎ、悪意と憎悪と共に爆発する。それが現在のNoLAのライブなのだ。タケル君は相変わらずステージに飛び出して暴れ放題だったりもしたけど、益々そのボーカルの熾烈さと表現力に磨きがかかっているし、ケヤキ君とMAKINO氏のツインギターの猛攻は圧倒的。そんな音に更に破壊力を加えるコタロウ君のドラム。全てが破壊と憎悪と言うベクトルを向いているし、速さと遅さ、そして激重の音、それを暴力として放つ。セットの半分が新曲だったし、それもMAKINO氏加入により、更に鋭利さを増して聴こえた。何よりもこの若武者は今年に入ってから何回もライブを観ているけど、本当にメンバー4人が持つ風格だったりカリスマ性というのが増幅していると僕は思うのだ。音楽に年齢なんて関係無いのは十分分かってはいるけど、それでもまだ20歳程の彼等がここまでの風格を見せると言う意味は本当に大きいし、僕は間違いなくNoLAは負のカリスマとしてこれからの日本のシーンに君臨すると思うんだ。たった30分で見せ付けた負の音塊の惨劇。2014年になってもNoLAはその悪意を更に加速させる筈だ。



 全てのバンドがエクストリームな音を放つ。それ以外に共通項なんて今回のイベントには無かったんだけど、それでもあらゆる枠を越えて猛者が激音を放つNoLA企画は本当に毎回大きなインパクトがある。その中でも今回のNoLA企画は今までで一番だったと思うし、全くベクトルの違う5バンドがそれぞれのやり方で非現実なエクストリームな瞬間をアンチノックで生み出していたのだ。NoLAは自身の活動もそうだけど、来年も更なる飛躍と自主企画で新たな事件を引き起こしてくれるに違いないし、それがこのシーンをどれだけ描きまわして行くのか。本当に楽しみだ。
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■「333」リリースツアーファイナル(2013年12月7日)@吉祥寺WARP

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 quizkidが生み出した本当に最高すぎる1stである「333」。2013年の国内エモの最重要作品を生み出した長年シーンで戦って来た3人が生み出した結晶。今回はそのリリースツアーのファイナルであり、quizkidが初めてライブをした吉祥寺WARPでその祝福すべきツアーファイナルを迎えるという何とも感慨深いイベント。出演したバンドもquizkidの盟友が揃い、この祝祭の夜を彩った。この日は本当に多くのイベントが同時多発だったし、僕自身もどのイベントに行くか直前まで迷っていたけど、僕はこの日吉祥寺WARPを選んで本当に良かったと思う。心を熱くする祝祭の夜がそこにはあったんだ。



・perfectlife

 実はこの日の出演者はquizkid以外は全部初見で、予備知識があまりない状態でライブを観たんだけど。先ずはperfectlifeのアクト。このバンドに関しては本当に全く予備知識が無い状態でその音に触れたけど、これがもう見事にナードなエモーショナルロックだった。繊細な音は確かに好みは少し別れるとは思うけど、絶妙にグッドメロディを奏でる2本のギターと、それを彩るキーボード。リズム隊は淡々としていながらも、確かなボトムをそのアンサンブルの中で見せてくれる。日本語詞で哀愁と郷愁を優しく切なく歌い、そのナヨさは逆に凄い大きな武器だと思うし、硝子細工の様に壊れそうな繊細さから、ある種の前向きな強さも感じさせる二律相反のサウンド。何よりも単純に曲が凄く良いのだ!!決して派手なバンドでは無かったけど、持ち前の繊細なメロディセンスを生かしたバンドだったし、こういったナードなエモが好きな人にはど真ん中なバンドだろう。こういった音をあまり聴かない僕でも、これは虜にさせられてしまった。



・Table

 のっけからシューゲイズする轟音から始まったTableのアクトだけど、このバンドもまた絶妙の音の幅広さを持ちながらもナードさが際立つバンドで、女性ドラムの繊細なドラムと、時に前のめりに疾走し、時に轟音を聴かせるギターの郷愁の旋律がまた絶妙にナイスなバンドなのだ。しかしこのバンドの肝はベースの岩清水氏だとライブを観て思った。繊細なギターの音とは対照的に、とにかく歌いに歌い、動くまくるベースラインがバンドのアンサンブルの中でグルーブと主旋律を同時に掌握し、バンドの核として存在する。ギターボーカルのナカムラ氏は90年代に数多くのハードコアバンドを渡り歩いた人なんだけど、その流れも確かに感じるサウンドでありながら、本当に旋律と歌が全てでどこまでも歌うバンドだと実感。変則性も楽曲のレンジの広さも全て歌に帰結しているし、そしてそれがまた心に響くのが良いのだ。しかしその中にある鋭利さも素晴らしかったし、歴戦の猛者が生み出す音の強さを確かに感じた。



・rookow

 一転して今度はポストハードコアサウンドを聴かせるrookowのアクト。これがもう正統派のポストハードコアの申し子とも言うべき爆裂のディスコダントなサウンドはドライヴィンで純粋に格好良い。しかしそんなサウンドの中で確かな叙情的なメロディセンスを見せるのがまた良いのだ。現在は活動を休止しているPlay Dead Season同様にこれからの国産ポストハードコアを担うだけの実力を感じさせるだけの物は間違いなくあるし、ハイボルテージなライブは純粋に熱いのだ。バーストするサウンドの中で確かに存在する歌心とメロディセンス。不協和音の中から生み出されるエモーショナルさ。正統派でありつつも確かなセンスと熱いライブパフォーマンスを見せてくれてたし、これから要チェックなバンドだ!!



・Detrytus

 トリ前はCrypt Cityともスプリットをリリースしている3ピースであるDetrytus。こちらもディスコダントなポストハードコアバンドではあるが、こちらは本当に不穏さから刺してくるバンドだし、ジャキジャキに歪んだ鉄の音を感じさせ、バーストする瞬間と、ミドルテンポで不穏さを加速させるパートの対比が本当にお見事。Hooverが持っていたポストハードコアの不穏さのDNAを間違いなく継承しているバンドだと思うし、不協和音の中で妖しく蠢く音の渦、3ピースのスリリングさを最大限に生かしたアンサンブルは音楽性はまた違うけど、愛媛のforget me notに近い物を個人的には感じたりもした。分断と再構築をアンサンブルの中で繰り返し、最終的にはズタズタにしてしまう破壊的サウンドは本当にインパクトと殺傷力があったし、常に刀を喉元に向けられている様な緊張感が本当に堪らなかった。来年は新作音源もリリースするらしいので、そちらも楽しみである!!



・quizkid

 転換中のSEがブッチャーズの「youth(青春)」だった時点で既に込み上げる物がかなりあったんだけど、サウンドチェックが終わり、いざライブが始まった一発目の曲が「Lest Alone」。大杉氏の歌いに歌うベースラインが鳴った瞬間、それに林氏の哀愁のギターが入り込んだ瞬間、もう全てが完璧だった。「333」のラストを飾る大名曲から始まった時点で、この日のquizkidが最高のライブをしてくれるのは確信した。音源よりもずっと爆音で、まるでブッチャーズの射守矢氏を彷彿とさせる歌いまくり、哀愁をこれでもかと放ち、そしてバンドの主旋律を司る大杉氏のベースが本当に先ず最高だったし、それに乗る形で鳴らされる林氏のブルージーな哀愁が全開になったギター、本当に力強くて頼もしい広井氏のドラム。たった3人で、本当に引き算の美学すら感じる最高のアンサンブル。何度も言うけど完璧だ。続く「つかのま」の哀愁がオーバードライブする瞬間、そして「333」の1曲目を飾る「飢餓と麻薬」。シンプル極まりない音に込められた確かな反骨精神。そして愛と心の豊かさ。どこまでも渋いんだけど、決して枯れている訳ではなくて、確かな哀愁と重ねてきた物を血肉として、最小限で最高に豊かな音を鳴らすquizkidというバンドの強さがそこにはあったんだ林氏のギターも更にギアがかかり、熟練から生み出すブルージーな渋さが炸裂しまくっていた。
 ライブも中盤になり、Tableの岩清水氏がステージに上がり、ベースを構え、代わりに大杉氏はシンセの前へ、この日だけの特別版として4人での「ゴルゴダ」これがまたナイスなアレンジで、大杉氏の本当にシンプルだし音数全然多くないのに、静かに音の色彩を増やすシンセと確かに響く歌。岩清水氏の大杉氏とはまた違う、静かにグルーブを司るベースライン。これがまたquizkidの名曲に新たなる変化と化学反応を生み出し、「ゴルゴダ」は更に感動的な名曲になっていた。岩清水氏が掃けて、大杉氏が再びベースを手にして歌うのはWARPでの初ライブでやったという未音源化な初期の曲(曲名分からないでです、すみません)。インプロ的な導入から一気にエモーショナルさとメッセージを放つこの曲がまた素晴らしく、大杉氏の歌には本当に訴える物があった。
 ライブも終盤になり「右の頬」で極めつけとばかりにキレまくる林氏のギターワーク。決して派手な事はやってないし、分かり易いディストーションサウンドが炸裂している訳でもない。でもブルースもポストハードコアも飲み込んで、引き算の美学から本当に多くの感情と色彩を生み出す林氏のギターは本当にquizkidには絶対不可欠な物だと改めて確信。そして本編ラストはquizkid最強の1曲である「フラスコ」!!ド頭から聴き手を完全に泣かせに行ってる林氏のギター、それに相乗効果で大杉氏のベースラインも泣きまくる。その音・言葉・メロディ、全てが涙腺を完全にブン殴り、そして枯れた心に優しく水を注いでいく様でもあり、その瞬間は本当に感動的であり、7月の小岩でのリリースパーティではこの曲で涙腺崩壊しちまったんだよなあなんて事を思い出したりしながら、また泣きそうになっている自分が確かにいた。
 アンコールは未音源化の楽曲である「触媒」をプレイ。「333」には収録されていない曲ではあるけど、これも名曲で、quizkid流のロマンと愛が炸裂。そして最後は3人編成で再び「ゴルゴダ」をプレイ。本当に何度も言うけど、全てが完璧であったし、quizkidというバンドは本当に最高のツアーファイナルを迎えたんだ。

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 他の出演バンドもどれも素晴らしいライブをしていたのは言うまでも無いんだけど、それでもこの日は本当にquizkidが全部持って行ってしまったと思う。長年シーンで戦い続けた猛者が長い時間をかけて作り出した絶対に誰にも砕けない結晶である「333」という名盤。そしてそのツアーファイナルは正に大団円と呼ぶに相応しい結末を迎えたと思う。僕自身はquizkidというバンドを知ってまだまだ日が浅い人間ではあるけど、それでも今年の3月の鶯谷での羊数える企画でこのバンドと出会ったのは自分の中で必然だったと思うし、リリースパーティも、今回のツアーファイナルも足を運べて本当に嬉しかった。「333」というアルバムは僕の中で間違いなく一生物の1枚だし、この日のライブは本当にずっと心の中に残り続けていくと僕は思う。改めてquizkidの三人には最高のアルバムを作り上げてくれた事と、最高のライブをしてくれた事に、本当に大きな感謝とリスペクトを。
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■youth(青春)/bloodthirsty butchers


youth(青春)youth(青春)
(2013/11/14)
bloodthirsty butchers

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 本当に皆、このバンドの背中を追いかけ続けていたんだと思う。今年の5月にフロントマンである吉村秀樹が逝去、本当に伝説の存在になってしまった日本のオルタナティブロック・エモを語る上で絶対に外せない伝説であったブッチャーズ。吉村氏の死はブッチャーズと共に青春を送った僕にとっても本当に大きな衝撃と悲しみがあったし、僕は実際に未だに吉村秀樹と言うジャイアンが死んだのを全然実感出来ていない。そして届けられた吉村氏が亡くなる直前に完成したのが今作だ。吉村秀樹と言う男が最後に残した最高のアルバム。ブッチャーズは本当に永遠の存在であり、俺達のブッチャーズであり続ける。今作を聴いて僕はそう思った。



 アルバムタイトルは「youth(青春)」25年以上も活動を続けたバンドが還った場所であり、きっと僕達の中ではもう失ってしまったかもしれない瞬間。だが今作に存在する音は間違いなく青春の時間のそれであり、そして吉村秀樹が苦悩を重ねた末に見つけた答えだったのだと思う。今を生き続ける、その瞬間こそが青春だと。
 力強い小松氏のドラムから始まる第1曲「レクイエム」から本当に這ってでも生きる意志が漲っている。田渕ひさ子が加入し4人になってからの編成での最高傑作であった前作「無題 NO ALBUM」と方向性こそは大きく変わらないかもしれない。しかし本当にその旋律は瑞々しい青を生み出し、爆音バーストのサウンドではなく、クリアで透明度に満ちた2本のギターが紡ぐメロディと力強いドラムと、射守矢氏ならではの、うねりながらメロディの核を司るベースライン。それらが確かに手を取り合い、そして新たな光を本当に真直ぐポジティブに描く。それはブッチャーズというバンドが何度も苦しみを重ねながら血を吐きながら、それでも歩みを進めたからこそだし、その説得力は本当に凄い。第2曲「コリないメンメン」なんて歌詞からもう絶望の先を力強く歩むアンサンブル、決して鋭利に突き刺しながらも、本当に優しく無く吉村氏特有のファズギター、力強く叫ぶ「イエー!!」、決して凡百のバンドには生み出せない鉄壁であり、繊細で複雑なアンサンブルで描かれる心に入り込む優しい旋律。本当に堪らない。もうこれぞブッチャーズな疾走感と蠢くディストーションギターから始まる第3曲「デストロイヤー」の渋さとポップネス。今作はこれまで以上に作品全体の風通しの良さがあるし、ベテランバンドとは思えない瑞々しい青さを、数多くの死線をくぐり抜けたバンドでしか生み出せないアンサンブルと、一つの絶望すら越えた先のがむしゃらさ、新たなる衝動。それを楽曲と歌詞で出し切っているのだ。第4曲「ディストーション」も第5曲「サイダー」もそんなサウンドが溢れているし、胸を焦がすセンチメンタルさ、本当に前を向き続けるサウンド。多くの人が引用しまくっていると思うけど、生前に吉村氏が残した「次のアルバムはね俺の最高傑作な音像なのよ、つまり説明つかないの、早く早く人の気づく間より早く早く、情熱。まだまだアルヨハードコア!」という言葉通り、ハードコアパンクから始まったブッチャーズが多くの変化と進化を遂げて歩んだ道は、全くブレてなんかいないし、今作にあるのは間違いなく吉村氏のハードコアな衝動だ。それを攻撃的なサウンドでも、分かりやすい爆音のバーストでも無く、広大なる大河の流れであり、照りつける太陽の様でもあり、静かに吹き抜ける風の様でもあり、そしてこの身を燃やすエモーショナルさ。本当にそれが純度1000%で存在している。
 アルバムの後半になると、その郷愁は更に天井知らずになり、もう帰れない場所への想いを歌う、ミドルテンポで緩やかでありながら切なく進行し、中盤のギターが本当に身を切る切なさで溢れる第7曲「Goth」、再び躍動を見せるアンサンブルと共に、吉村氏とひさ子の歌が胸を抉りまくり、2本のギターが泣きに泣きまくる、これぞ4人になってからのブッチャーズの真骨頂と言える第8曲「ハレルヤ」、そして新たな始まりを告げる第9曲「youth パラレルなユニゾン」で僕の涙腺は本当に崩壊してしまった。そして最終曲「アンニュイ」は冒頭ではインプロ的で複雑なアンサンブルを見せながらも、最後は結局ブッチャーズへと還っていく。そしてそれがまた第1曲「レクイエム」へと繋がっていく気が僕はするんだ。本当に終わりすら越えた先にある始まりの作品だと思う。



 今作を聴いて、本当に吉村秀樹の決して枯れる事の無い衝動が溢れに溢れていて、吉村秀樹は本当にこの世の人で無くなった事が益々信じられなくなってしまった。確かに俺達のジャイアンはもうこの世の人間じゃねえし、あの世に逝ってしまったんだと思う。でも、でもそれでも、俺の中では吉村秀樹は死んでなんかいなくて、この浮世だろうと、涅槃だろうと、吉村は絶対に爆音でギターを弾きながら歌っているんだ。こんな事を思ってしまった。これまでのブッチャーズの作品達がどれも聴く人にとって「俺達のブッチャーズ」であったのと同じで、今作も聴く人の数だけの「俺達のブッチャーズ」、そして「青春」が確かに存在するのだと思う。僕は心からこの作品に出会えて良かったと思う。俺はずっとbloodthirsty butchersというバンドを聴き続けていくだろう。この音がある限り、俺の魂はずっと生きていける気すらするんだ。



タグ : 日本 エモ

■Scorn/Primitive Man


ScornScorn
(2013/08/16)
Primitive Man

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 Relapseからとんでもないバンドが登場してしまった。Clinging To The Trees Of A Forest Fire、Reproacher、Death Of Selfのメンバーから成り立つPrimitive Man。今作は2013年リリースの1stであるけど、この日本でも(ごく一部で)人気を集めている事もあり、ミーハーよろしく遅ばれながら今作を購入し聴かせて頂いたが、一言で言うと本当になんじゃこりゃあああああああああああああ!!!!!!!!!だった。冷徹さと破壊のみに特化したスラッジサウンドが渦巻く作品であり、ここまで極端な音も無いだろと言う作品だ。間違いなく2013年の暗黒激重大賞最優秀賞な一枚である。



 Primitive Manのメンバーが参加している他のバンドは聴いた事が無かったので、本当に予備知識の無い状態で今作を聴かせて頂いたけど、タイトル曲になっている11分にも及ぶ第1曲「Scorn」で先ず本当に大きな衝撃を受けた。のっけから禍々しいハウリングノイズから始まり、一発目のドラムとリフが響いた瞬間に聴き手は間違いなく粉砕されてしまうだろう。ただ単純に一発一発の音の重みとか破壊力がメーターを振り切っている。バンドの音自体は3ピースだし、割とシンプルな物でもあるとは思うけど、音と音の狭間を埋め尽くすドス黒いハウリング音、引き摺りながら血を吐き散らし、血飛沫と断末魔が木霊する感覚、光の無い密室に監禁されて、目の前で繰り広げられる殺戮ショウを強制的に見せられている、そんな感覚すら今作を聴いていると覚える。また推進力放棄のスラッジサウンド一辺倒で攻めるかと思えばそれは大間違いで、唐突にハードコア色を高めて暴走するパートが入り込んでくるし、悶絶スラッジから、黒煙噴出な暴走パートに変貌する瞬間のカタルシスは相当な物で、ゲス野郎なら絶頂確実だろう。そんなタイトル曲だけでも、今作のおぞましさは十分伝わる。
 また破壊力だけで生み出すスラッジかと思えば違うし、絶妙に理知的な要素もあったりする。第2曲「Rags」は尺こそそこそこコンパクトだし、アトモスフェリック成分を取り込んだ事によって、ポストメタル的な音が好きな人にも十分にアピール出来る曲になっている。でもそんな楽曲でもサウンド自体は全く容赦は無いし、作品全体で徹底してドス黒く重い音塊が降り注いでくる。第3曲や第5曲みたいなドローン・アンビエントな小品も良い感じで作品を引き締める効果があるし、作品の空気をまたおぞましくしているのもナイス。また第6曲「Stretched Thin」は重心の強さを見事に生かし暴走パートとダウンテンポのパートの対比を見事に生かしたダーククラストな1曲になっているし、スラッジ要素だけじゃ無くて、ハードコア要素を前面に出しても変わらない熾烈さ悶絶必至の格好良さだ。最終曲「Astral Sleep」も推進力放棄のスラッジから重さの中から絶妙に躍動感を見せ始め、最後は酒池肉林のカーニバル。凄く極端すぎるエクストリームサウンドの中から生み出すストレートで熾烈なパートは本当に脳から出てはしけない汁がドバドバ噴出してしまうだろう。



 本当に極限中の極限のスラッジサウンドはとんでもないインパクトを持っているし、破壊のベクトルに徹底して振り切ってる冷酷な悪意が充満した作品だと思う。その中で更に粗暴なハードコア要素を見せたり、時にアトモスフェリックな美意識を感じさせたりもする点もナイスだと思う。血に植えているゲス野郎なら絶頂間違いなしの1枚だし、この位極端に振り切っている位が最高に格好良いって事も証明している1枚。スラッジ好きは勿論だけど、ポストメタルやダークなクラスト好きにも全然薦めたい位だ。



■孔鴉 -koua-(2013年11月30日)@心斎橋火影 -HOKAGE-

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 実に一年二ヶ月振りに大阪へと遠征。今回はSeekとSTUBBORN FATHERの共同企画である「孔鴉 -koua-」の為に大阪まで足を運びました。僕自身がSeekというバンドが本当に好きであり、Seekが中々東京でのライブが無いのもあって、大阪まで足を運んでしまったのだけど、それだけじゃなく出演バンドがTRIKORONA、ZAGIO EVHA DILEGJ、weepray、SWARRRM、屍という東京でも先ず無いであろう全7バンドの熾烈なる宴。本当に東京から大阪まで足を運ぶ価値があるのは確信していたし、実際に足を運んでしまった。今回開催されたハコである心斎橋の火影は初めて足を運ぶハコだったけど、本当に良い雰囲気だったし、何よりも最初から最後まで全バンドが主役みてえな本当に激音の宴となった。以下その一部始終を記す。



・Seek

 まさかの一番手は主催バンドの一つであるSeek。メンバーの出戻りがあり、正式な5人編成となったSeek。7月のwombscape企画以来に彼等のライブを観るが、本当にバンドとしてとんでもなく強くなっていた。単純にサウンドの音圧がかなりビルドアップしていたし、今年リリースされた屈指の熾烈さを生み出した「崇高な手」で聴かせたサウンドが更に倍プッシュで攻めってくるライブになっていた。そもそも5弦ベースと6弦ベースのツインベースのサウンドは本当に凄まじい重低音を放出し、タイトかつダイナミックなドラムと共に圧巻のグルーブの暴力として放たれる。更にたった1本で熾烈なるリフを繰り出すギターは破壊的でありながら、バンドのアンサンブルを絶妙に調和させる指揮者の様でもあったし、本当にこのバンドのサウンドは破壊的でありながら、本当に見事な調和と秩序を感じさせる。そんな凄まじい音圧の重音を爆音で繰り出す楽器隊に負けずに凄まじい声量とドスの効いた低域ボーカルで激情を叫ぶSUGURU氏のボーカルがまた凄いし、音と共に感情にダイレクトアタックしてくるボーカルが魂を揺さぶり、猛威の中で一つの感動的な激情を生み出すのだ。今回のセットは「崇高な手」に収録されている3曲と、今後音源としてリリースされるであろう新曲の全4曲だったが、その新曲が「崇高な手」の楽曲より更に凄まじさとドラマティックさを激音として放つ名曲であり、バンドの更なる進化を感じた。7月に初めて彼等のライブを観て以来、Seekに心を奪われてしまって、今回こうして大阪まで足を運んでしまったけど、本当に重音の熾烈さから感動を生み出す様は圧倒的過ぎるし、もうのっけからクライマックスであった。やっぱりSeekって凄いわ。

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・TRIKORONA

 6月のおまわりさん企画でも熾烈なるライブを繰り広げていたTRIKORONA。今回観るのは二回目だったけど、このバンドがノンストップで繰り出すショートカットでファストでカオティックなサウンドは本当に衝撃的であり、既存のパワーヴァイオレンスの範疇を越えていながら、どのバンドよりもヴァイオレンスだ。ボーカルの人はその目つきや挙動からして完全にラリっているし、エクストリームな音圧と音色で破壊的なサウンドを繰り出し、それをリミッターが完全に解除された状態で放っているから、観ているこっちも頭が完全にラリってしまう。ショートカットなパワーヴァイオレンスを30分間ノンストップで繰り出していく様子は、本当に潔いし、その暴力性はライブの後半は本当に数値化なんて不可能なレベルで上昇!!目の前になったのは最早巨大な音塊と化したサウンドの中で狂った様に撒き散らされる叫びだった。最後にはボーカルの人が最前で観ていたロン毛の人(もしかしたらどっかのバンドの人?)にマイクを渡して退場、最後はその人がボーカルになって、狂騒の中で叫び暴れ、カオティックかつヴァイオレンスな交通事故みてえなライブは幕を閉じた。本当に衝撃的だよ。

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・ZAGIO EVHA DILEGJ

 昨年末にリリースされた1stアルバムも本当に素晴らしかった長野のグラインドコアであるZAGIO。でもライブを観るのは実に1年半振り位だったかな?でもそんな久々に彼等のライブを目撃したのだけど、本当に前以上に暴力的奈バンドになったと思う。ブルータルさとダーティさとヴァイオレンスさだけをひたすら鍛え放出するライブは、人間の危険な本能へと訴えるグラインドコアであり、それは正に暴力だ。ひたすらドス黒いリフを光速で繰り出し、獰猛なブラストビートが暴走、そして暴れ狂いヘイトと殺意を暴力的に具現化したみたいなボーカルだけでグラインドコアが持つ危険性を最大限に放つ。言ってしまえば視界に入った瞬間にケツにチンコ押し付けられてるどころか、ケツをレイプされてるみたいな音(何を言ってるか分からないけど、ZAGIOの音は本当にその位ヴァイオレンスなのだ。)を放出。ライブ自体も20分もやらないで終わってしまうショートカットさ、速さを徹底的に極めるだけで無く、ゲスい暴力性も極めているからこそのグラインドコアの暴力。本当にその瞬間にはレイプされていたし、グラインドコアは本当に危険なのを証明していた。

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・weepray

 たった二週間振りにライブを観たけど、本当に何がどうなってたのかすら分からなくなってしまったweepray。プレイしたのも二週間前に観た時と同じ「滅びの碧 終末の詞」、「この手とその手」、「彼岸花」の3曲だったけど、本当にこのバンドは何かおぞましい物に取り憑かれている。それしか言えない。ライブ前からベースのアタケさんが自分で自分をビンタしまくってる時点で先ずおかしいし、そしていざライブが始まると、ボーカルのケイゴさんが完全に非現実的な空気を放ちながら、パラノイアの狂気を魅せる。個人的な陰鬱な感情の暴発を激情として鳴らしているのがweeprayだと僕は思っているけど、それは音やボーカルだけじゃなくて、メンバー5人それぞれのステージングでもかなり発揮されていると思う。本当にエグくグロテスクで生々しくて、一つのドキュメントの様でもあるし、一つの儀式の様でもある。2曲目にプレイした「この手とその手」では更にギアが入り、メタリックの繰り出す断罪のサウンドと共に、全てをズタズタに切り刻んでいく様な感覚、何よりもライブをしているweepray側だけじゃなくて、観ている僕でさえも何か得体の知れない物に憑かれてしまった感覚を覚えて、気がついたらケイゴさんと共に叫んでたりしてたり(これ二週間前のweeprayのライブの時と同じじゃねえかよ)、その得体の知れない負のエネルギーに身を任せて、憑かれた様な動きをしてしまった。それも僕だけじゃ無くて、他の観ている人も何人も同じ状態に陥ってしまったし、そうじゃない人は目の前の異形な光景をただ立ち尽くして呆然と眺めていた。weeprayという悪魔に憑かれるか、その情景をただ力無く呆然と観るか、本当にweeprayのライブはそんな非現実な感覚を実際に生み出してしまっているし、ラストの「彼岸花」はそれが更に顕著になっていたと思う。初めての大阪でのライブだったらしいけど、大阪のフリークスにもその存在感は十分に魅せた筈だ。

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・SWARRRM

 本当にずっと好きなバンドだったんだけど、やっとそのライブを観る事が出来た。その喜びだけでも大きかったけど、SWARRRMという唯一無二のバンドの凄みが本当に強く感じさせるライブだったと思う。激情だとかカオティックだとかグラインドだとか、そういった分類すら不要であり、それらの全てを飲み込んでいるし、ハードコアバンドとしてのエクストリーム成分を極限まで増幅させた上で生まれる熾烈さ。それがSWARRRMの大きな魅力だと僕は思っているけど、現在の編成になってからのSWARRRMもそれを十分に感じさせるサウンドだし、音源よりもさらにハードコアな粗暴さが露になってしまうライブは本当に感情と肉体に大きく訴えてくる。その暴力性が凄まじくなっているにも関わらずSWARRRMのサウンドは本当に感動的だ。爆音でエクストリームなサウンドを放つギター、ゴリゴリのベース、グラインドをモロに感じさせるドラム、悲痛なる叫びを放つボーカル、それらの全てが本当に必然として存在するからこそSWARRRMは本当に強い。ライブ自体は20分弱で終わってしまったけど、本当にその瞬間に確かなカタルシスが押し寄せてきていたし、ハードコアバンドとして本当に異形だからこそ、圧倒的ライブを見せていたのだ。本当にやっとSWARRRMを観る事が出来て嬉かったし、そのライブは期待を遥かに超える物だった。

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・屍

 唯一無二の境界性人格障害ハードコアこと屍、赤色のみの照明が照らすメンバー3人の姿は最早神々しくもあり、weeprayとはまた違うベクトルで内面を抉り出すサウンドを放つ彼等だけど、今回の屍は過去曲も新曲も含めて自らのキャリアの曲を満遍なくやってくれた。先ずは「五月ノ花」からライブはスタート、メタリックでスラッジな成分を感じるギターリフの始まりから空間を完全に重苦しく変貌させる。屍のライブを観る度に思うのだけど、本当にシンプルな3ピースの編成でありながら、その音はチューニング云々の概念を超えて本当に重い。メタリックなハードコアの成分を持っているからとかじゃなくて、ライブで生み出す空気が本当に重い。山口氏の暴力的で殴りつける様なドラムの力もあるし、板倉氏のヘイトへと振り切った怨念と憎悪のボーカルが持つ力も凄まじいからなんだけど、今回のライブはのっけからそれが完全に振り切っていたと断言したい。それに今回のライブでも披露していた新曲は、最後の最後まで板倉氏がクリーントーンで歌い上げ、ポジパンの耽美さを美しくエロく描いていたのはやはり衝撃的でもあったし、そんな流れから一気に流れを変えて初期のファストコアな楽曲を獰猛に繰り出していく様子は本当に異形でありながら、脳髄に肉体的快楽を叩き込まれた。しかし本当に凄かったのは終盤で、「メッセージ」の静と動の乱打から、漆黒のカタルシスへと雪崩れ込む瞬間、そして最後の最後に披露した「行きつくところ」だ。アウトロのクリーントーンのギターの調べからいきなり始まり、そしてディストーションが炸裂した瞬間に屍屈指の個人的憎悪と自傷的殺意の暴発が繰り出され、何度も何度もハイライトな瞬間があった今回のライブの中でも本当に赤黒いエネルギの爆発が目の前にあった。7月のENSLAVE企画以来に屍を観たけど、そのライブはますます制御不能になり、そしてより孤高の存在である事を、そのライブで証明している。

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・STUBBORN FATHER

 そしてトリのもう一つの主催バンドであるSTUBBORN FATHER。今回初めてそのライブを観る事になったのだけど、正に激音と言う言葉が最高に似合うバンドだったと思う。結構ストレートな激情系ハードコアなサウンドを鳴らしているバンドだし、カオティック成分もありながらも、今回出演したバンドの中では一番ストレートなバンドだったと思う。その中で絶妙に展開していく楽曲だったり、より暴力性が強く出るパートがあったりと楽曲自体も中々練り込まれている。でもいざそのライブは蛍光灯の照明が照らす中で、本当に暴力性と瞬発力に特化しまくったサウンドだったと思うし、ギリギリの綱渡りのラインで崩壊寸前のカタルシスを生み出していたし、それは観る者にとって強烈なトラウマになること間違い無しの音だった。ストレートなハードコア成分をしっかりと打ち出しているからこそ、プリミティブな暴力性があるし、それをとんでもない馬力で発揮するからこそ生まれる激音は今回の猛者ばかり揃うイベントの締めくくりに相応しかったし、そのヴァイオレンスな激情は確かな傷跡を残した。

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 今回はわざわざ東京から大阪まで遠征したのだけど、その価値は間違いなくあるイベントであったと思うし、大阪にもエクストリームミュージックのシーンが存在する事を改めて実感した事、関西バンドの凄み、今回は遠征組であった東京バンドの凄み、また長野からの殴り込みだったZAGIOも含めて、全7バンドが本当に全部メインディッシュであり、激音に次ぐ激音の嵐が吹き荒れる最高のイベントだった。既に来年の3月1日に第二回のアナウンスもされているし、その日も本当にとんでもない夜になると確信している。東京だけじゃなく関西も本当に面白く激烈な音が渦巻いてる。それを本当に五感で実感した最高の夜だった。

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Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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