■2014年07月

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■Grafting From Instananeous And Fragmental Fullfillment/SCALENE

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 日本のカオティックハードコア黎明期の重要バンドであるATOMIC FIREBALL、それのボーカル以外のメンバーによって結成されたのがこのSCALENEであり、ボーカルはATOMICのベースであった小野里氏がベースボーカルとして叫んでるのだけど、そんなSCALENEの02年にHG FACTからリリースされた4曲入EPであり、恐らくバンドが唯一残した作品である。メンバーの小野里氏と山口氏は現在はREDSHEERとして今年からライブ活動を行っている。



 僕はREDSHEERからATOMICもSCALENEも知ったし、それぞれのメンバーのキャリアを知って色々と驚愕したという無知をここで晒しておくけど(ATOMICのボーカルは元Hellchildで元From Hellで現SWARRRMの司氏だし、ベースの小野里氏は過去にnine days wonderに参加していた)、そんな猛者が生み出した全4曲、そりゃ最高に決まっている。00年代初頭の俺がリアルタイムで体感できなかったあのカオティック・激情黎明期の空気がこのバンドの音に存在する。ヘビィでメタリックで、ダークで不協和音だらけで、でも胸を突き刺す叫びがあって、何故かギターのフレーズからは切なさが込み上げる。もうカオティック・激情の一番美味しい部分だけしかないし、ATOMICの混沌とはまた違う、内面の世界へと迫る様な世界観があって、それは現在のREDSHEERに間違いなく連なっているのだ。
 いきなり小野里氏の叫びから始まり、ドスを効かせながらも胸を締め付ける叫びが印象的過ぎる第1曲「Under Cover」を聴けば、このバンドの凄みを感じるだろう。不穏に行き先が見えないまま混沌を生み出すベースラインと甘さなんて完全に放棄し、ズタズタのメタリックなリフを変則性を交えながらカオティックに鳴らし、ここぞと言う所では何故か凄くエモいメロディを感じさせながらも冷徹に断罪する山口氏のギター、着地点なんか最初からねえよと言わんばかりに次々と混沌をビートに託したドラムの3ピースの音で、最大限に不穏な混沌の世界を描き、展開もセオリー通りには全くいかないし、安易な甘さや感傷を削ぎ落とし、そしてただ爆音で混沌を鳴らすだけでは絶対に生まれない、肉体をズタズタに切り刻みまくる癖に、妙に感動的だけど救いの無い暗黒のカオティック、勿論方法論とかは違うのは承知だけど、the carnival of dark-splitやnemoといった国内の暗黒系カオティックの最高のバンドと同じ空気を僕は感じる。第2曲「Day Dream」なんかはそれが特に顕著で、爆音で負の感情をブチ撒ける序盤から、音数を一気に減らして静謐で不穏な胸騒ぎを音にしたみたいな中盤、そして再び混沌へと雪崩込み、爆音でジャンクかつダークに爆散する終盤と、楽曲の起承転結が凄い明確になっているのも、このバンドのエモーショナルさの大きな特徴だと思う。
 第3曲「Cracked」は今作で一番短い3分弱の楽曲だけど、よりジャンクさが際立ち、随所随所で引きのアクセントを交えながらも、常に空間を埋め尽くす音の連続で、心をかき乱すアルペジオも叫びと囁きを織り交ぜたボーカルも、ナイスであり、終盤のカオティックさが全開になったギターワークは今作の中でも屈指の格好良さ。最終曲「My Eyes」は今作で最もBPMが速くて、一番ハードコア色を感じさせる楽曲であり、刻みのリフメインで進行しながらも、そんなストレートなサウンドをギミックにして結局は金属が擦り切れ、悲鳴を上げまくるサウンドになり、美しいのに精神が少しずつ崩壊するクリーントーンのギターも、最後の最後の絶命する間際の断末魔みたいな叫びも本当に心をかき乱しまくる。これこそが心をかき乱す爆音であって、余計な感傷も全く寄せ付けないし、かなりダークな部類の音なのに、聴き終えた後に残る余韻は何なのだろうか!!



 SCALENE自体の活動は決して長くなかったらしく、今作をリリースして暫くしてバンドは活動を終えてしまったらしいが、リリースから12年経過した今でも全く古臭さは無いし、寧ろ出るのが早かった位の音だと思う。しかし12年の歳月を経て、メンバーだった小野里氏と山口氏はREDSHEERとして帰って来たし、それはSCALENEの持っていたダークさの中のエモーショナルさをより明確にし、より研ぎしました音へと進化を遂げ、まだ正式リリースの音源こそは無いが、積極的ライブ活動によって確実にSCALENEやATOMICを知らない世代のフリークスにもその音を届けている。またREDSHEERのデモ音源はこちらで試聴可能なので、是非ともチェックして頂きたい。
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■jungle/THE GHAN


junglejungle
(2014)
THE GHAN

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 Detrytus、thread yarn、elica、SEGWEIという国内ポストハードコアバンドのメンバーによって結成されたオールスター感すら感じさせるTHE GHAN(読みはザ・ガン)の2014年リリースの1stアルバム。レーベルはDetrytusのkeytone discからとなっている。このバンドに参加しているメンバーのバンドそれぞれ僕自身とても大好きだったりするんだけど、そんな国産ポストハードコアの猛者による新たなる化学反応がここにある。



 それぞれのバンドがDISCHORD周辺のポストハードコア等をルーツにしているバンドだから、音楽性も必然的にそんな音になっているのだけど、想像以上に間口の広さや渋さや多様さを感じさせる音に驚いた。ざっくりとした言い方にはなってしまうけど、それぞれが所属するバンドの良さを生かして見事に一つにした音を鳴らしていると思う。第1曲「Time」のズ太いベースラインから不穏にドライブするギターリフとビートの躍動と絶妙な緩急を生かしたアンサンブルと吐き捨てる様な日本語ボーカルが凄く格好良いし、ディスコードメインで突き進むリフなのに、この手の音が好きな人間にはドンピシャな突き刺すサウンドとか、良い意味で滅茶苦茶あざといんだけど、それで良い。対する第2曲「Flash Light」はディスコードの中から妙な熱量を放ち、燻っている様でもありながら、確かに燃えている熱さを感じるサウンドが堪らないし、細かい部分のブレイクだったり、キメだったりが見事にツボを突きまくる。第3曲「want」のジャキジャキに刻みまくるギターワークとかモロにサンディエゴなサウンドとかエモさとかずるい!何というか爆裂感があるのに、単なる爆裂ポストハードコアでは無くて、絶妙な渋みを感じるのがTHE GHANの大きな魅力だと思う。
 一転して第4曲「Ghosts (In The Machine)」からは一転してバンドの多様性を見事に体現する曲が並ぶ。第4曲の鉄の感触がひんやりと浸透するギターワークからフランジャーのかかったサウンドの生み出す不穏なサウンドと呟く様なボーカルがマッチし、コーラスかかったアルペジオとフランジャーの覆う様なギターの生み出す絶妙な調和だったり、それは凡百のバンドには生み出せない良さがあるし、バンドとしてのタフネスだけじゃなくて、確かな技も見せてくれるのは本当に頼もしい。横ノリのサウンドの反復とラップ調のボーカルからの爆発するポストハードコアという落差が中毒性を生み出し、変則性とジャンクな感触を生かした第5曲「Transmission」、個人的にSlintとエモの独自解釈だと思っている第6曲「Stain」、本当に楽曲の中でも表情を多く持ち、また武器も多く持ち、ポストハードコアだけで無くて、もっとザックリとしたオルタナティブロックとしての強みを感じるし、90年代のポストハードコアの影響を強く受けているのに、それを見事に消化しているのは、それぞれのメンバーが在籍するバンドもそうなんだけど、もっと踏み込んでいるし、もっと自由になっているのだ。完全にエモに振り切ったインストである第9曲「Phalanstery」で見せる貫禄も、最後の最後の最終曲「Whitemanday」の彼等なりのサイケデリックロックもひっくるめて見事にTHE GHANの音にしている。だからこそ独特の感触を感じさせる音になるのだ。



 それぞれのメンバーのキャリアを生かしながら、爆裂でもあり、渋くもあり、先人への愛を感じながらも、それを好き勝手に使っている感じが個人的に凄いナイスだし、その自由さこそ正にオルタナティブロックだと言えるだろう。単なるポストハードコアで終わらないで、その先をしっかりと鳴らして形にしている頼もしさがあるし、そして何よりもどんなアプローチをしても常にささくれ立ったサウンドが本当に格好良い。この手の音が好きな人は勿論、オルタナ好きは是非とも聴くべき一枚。



■leave them all behind extra show(2014年7月15日)@渋谷O-nest

 今回はJesu、mono、Russian Circles、COHOLの4バンドの出演にによって開催された全てを置き去りにする音楽イベントであるleave them all behind。今回は僕は本編の方には足を運べなかったんだけど、そのエクストラショウとして、本編にも出演した今回初来日を遂に果たしたRussian Circlesと、JESUのジャスティンの別プロジェクトであるJK Fleshと、DAymareから新作のリリースが決定しているノイズコアバンドであるENDONによる3マンという本編に全く負けない豪華なエキストラショウとなった。こんなライブだから平日にも関わらずnestはかなりの動員だったし、本当にLTABというイベントに対する期待の高さを伺う事が出来た。



・ENDON

 10分程押して今回のイベントの国内代表であるENDONのライブからスタート。ヴァイオレンスなパフォーマンスこそしなくなったとはいえ、相変わらず暴力的ノイズの嵐を各地で巻き起こしているENDONだけど、今回のライブは先ずこれまで観たENDONの中でも一番音が明確になっていたと思う。nestの音響の良さが手伝って2台のラップトップとギターから放たれるノイズは熾烈ながらも凄くクリアに聴こえていたし、全ての音の輪郭がはっきりと掴めた。そしてプレイした楽曲はほぼDaymareからリリースされる新作に収録されるであろう新曲ばかりで、それが本当に緻密に練り込まれた楽曲ばかりで、単なるノイズコアバンドとして終わらない美意識の高さや完成度の高さを強く感じさせる楽曲ばかりだったし、新作への期待も否応無しに高まる。それでもやっぱり暴力的ノイズの洪水は破壊力が凄まじかったし、竜巻の様に叩き出されるドラムの凄みと、どんなにヴァイオレンスなパフォーマンスをやめても、ステージを徘徊しながら叫びと呻きを撒き散らす強面ボーカルの那倉さんの存在感。今回のライブで新たな進化を確実に見せ付けていたと思うし、新作も非常に楽しみだ。

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・JK Flesh

 続いてJesu、Godfleshは勿論だけど本当に多岐のプロジェクトで活躍するジャスティンのソロプロジェクトであるJK Fleshのライブ。ステージのバックの幕には終始多くのモノクロの写真がVJで映され、そしてジャスティンは緑色のパーカーを着て、フードをかなり深々と被って登場。そして始まったのはインダストリアルだとかダブステップだとかを超えた地獄のダンスミュージックショウだった。音楽性が音楽性だから打ち込み主体でラップトップのサウンドをライブでも展開していたのは当たり前なんだけど、良い意味で裏切られたのは、その音の生々しさが本当に凄かったって事だ。アンプにマイクを向けてハウンリングノイズを発生させたり、曲によってはギターを弾いたりなんかしつつも、音源の単なる再現では無くて、本当に暗黒でありながらダンスミュージックとしてのサウンドを展開していたと思う。ダブステップを機軸にしながらインダストリアルな重みと揺らぎを持つビートもかなり直接的に肉体に訴える音になっていたし、ドープな重低音が体に効いてくる。ジャスティンはマイクでボーカルをしてもいたけど、ボーカルの音はかなり小さめにしていて、あくまでもビート主体の暗黒サウンドにしていたのも印象的だった。40分程のアクトだったけど、全く中弛みせずに、ハウリング音すら高揚の材料にするジャスティンの技量の凄さを感じた闇のダンスパーティだった。

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・Russian Circles

 そして遂に初来日を果たしたこの世で最もリリカルなポストメタルを鳴らすと言っても過言ではない3ピースであるRCのアクト。個人的にポストメタル系のバンドでもかなり大好きなバンドだったし、本当に今回の来日は心から嬉しくて仕方なかったけど、そのライブは3ピースの限界の限界すら超えた、本当に人智を超える新たなる創造のライブだった。LTAB本編では40分程のアクトだったらしいけど、今回はRCがメインアクトという事もあって曲数も増えて実に一時間以上にも及ぶ新たなる体験だった。21時を少し回った頃にメンバー3人が登場。照明は床に設置した白熱電球の間接照明のみという非常にシンプルな物で、間接照明が照らすメンバー3人の姿がなんとも神々しい。そしてキックオフから4thの一曲目を飾る「309」からでのっけから絶頂。緊迫感溢れるアルペジオからのビッグバンのサウンドは本当に凄まじい音圧で迫ってくるし、非常にリリカルな美旋律を奏でながらも、ロックバンドとしてのグルーブが本当に凄い。空間的音色を使いこなし、揺らぎと美しさを奏でるギター、ダイナミックな躍動感を叩き出しながらも、本当に一寸の狂いも無い正確無比なドラム、何よりも僕個人としてはこのバンドのベースは凄すぎる。多数のエフェクターで音色を自在に変化し、ドンシャリの音作りでグルーブを生み出すだけでなく、第二のメロディ楽器としての役割を果たし、激歪サウンドから刻みのベースリフを叩きつけまくり、圧迫感と緊張感が本当に凄まじい、ギターのメロディと音と見事な対比を放ち、ヘビィさとダークさと美しさが調和するのではなくて、正面衝突しながら新たな調和を生み出すRCのサウンドは音源の比じゃ無い。
 曲は新作中心かと思ったら全アルバムから満遍なくやるという非常にサービス精神旺盛なセットだったのも嬉しかった。2ndからプレイされた「Harper Lewis」の刻みのベースとヴォリュームペダルを駆使したアンビエントなギターの対比から、不穏な単音フレーズの反復が締め付けあげて、極悪な刻みのベースのおぞましさ、そして美しく揺らぎながらも決して簡単には爆発しないクライマックス寸前のあの感じ。最高だろ。3rdからの「Geneva」のヒステリックかつノイジーな轟音の渦の異形さ、まだカオティックハードコア色が強かった1stからの「Carpe」の美しく秩序を練り上げていきながら、中盤からの変則的過ぎる音の濁流と乱打による混沌の坩堝。勿論最新作の楽曲もプレイしていたし、よりダイナミックかつタイトな進化を遂げていた「Burial」、ベースの人がギターを弾き闇の轟音の邪炎のサウンドが展開された「Deficit」と本当にどの楽曲も音源を遥かに超えるサウンドであり、基本的には音源再現型のライブであったけど、音源完全再現だけじゃなくて、バンドとしてのアンサンブルと力量の凄さと美意識だけで凄まじいライブを展開出来るのがRCの凄さなんだよ。
 そして本編ラストの「Mladek」は本当に素晴らしい名演だった。リリカルなギターフレーズの美しさと、うねりまくるベースの対比というRC印のサウンドを最も濃く生み出しながらも、バンドとしての躍動感は最高潮になり、メンバーの演奏もそれぞれかなり脂が乗りまくっていて爆音の地鳴りのグルーブと持ち前の美旋律は最高潮!!何よりも曲のラストの刻みのリフの濁流は圧巻過ぎて失禁レベルだったよ。そして多くのアンコールに応えてプレイされたのが2nd収録の「Youngblood」!!!!!個人的にRCで一番大好きな曲だったし、この曲を聴けたのは本当に嬉しかった。反復するギターフレーズと刻みまくるベースとタイトなドラムの三重奏はこの日一番だったし、ダークな空気や世界を完全に生み出し、焦らしに焦らしまくる曲展開も更にダイレクトに伝わってくるし、静謐な余韻からの、爆発するサウンドのカタルシスは本当に感動的で、一時間弱のライブを見事に締めくくった。いや文句無しで今年観たライブでもダントツのベストアクトだよ!!



セットリスト

1.309
2.Harper Lewis
3.Geneva
4.Burial
5.Carpe
6.Deficit
7.Mladek

en.Youngblood

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 今回のLTAB本編には足を運べなかったけど、こうしてエクストラショウという形で番外編を開催してくれたお陰で、待望だったRussian Circlesの来日公演を観る事が出来たのは本当に嬉しかったし、LTAB本編よりも曲数多くプレイしてくれたのも嬉しかった。勿論ジャスティン先生のJK Fleshのライブも見事な暗黒ダンスミュージックだったし、ENDONは国内盤度としてのプライドを見せ付けるライブをしてたし、本当に素晴らしいイベントだったと思う。次回のLTABは本編もしっかり足を運びたいと思いつつ、この激音フェスが今後どうなっていくか本当に楽しみなのだ。
タグ : ライブレポ

■Agony/The Donor


AGONYAGONY
(2014/06/25)
The Donor (ザ・ドナー)

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 これは完全に激音の極地だ。SEC DIMENSIONの元メンバー達によって結成され、あのGREENMACHiNEのメンバーが在籍する金沢のThe Donorの2014年の待望の1stアルバムだが、完全に期待を超えるどころか、極限の極限の音が生み出されてしまった。凄いベタでアレな言い方だけど、ジャンルの壁を本当に破壊しているし、ありとあらゆるエクストリームミュージックを吸収し、それをシンプルな3ピース編成で鳴らしながらも、全音圧殺のサウンドしか無い、メタルだとかハードコアだとかを超えて、全てのエクストリームミュージックフリーク必聴の大名盤だろ!!リリースはINCLUSIVE inc.とTILL YOUR DEATH RECORDSの共同リリース。



 各地で本当に絶賛しか浴びてないし、先日観たライブも圧巻だったけど、このバンドに先ず言えるのは全ての音がボーダーレス過ぎる。メタル・ハードコアの線引きなんて完全に無効でしかねえし、ハードコアパンク・スラッシュメタル・デスメタル・スラッジ・ドゥーム・ネオクラスト・ブラッケンドハードコア・グラインドとこのバンドの音を形成する要素を挙げると本当にキリが無いんだけど、それを全てヤサイニンニクアブラマシマシで食らって、捻り出したのが今作の音だし、全てを完全に消化してしまっている。それをシンプルな3ピースの編成で鳴らしながらも、圧巻させる音しかないのは海外でのライブ経験もあると思うけど、日本国内のバンドだったら音こそ違えど、それこそメンバーが在籍するGREENMACHiNEだったり、世界レベルバンドとして名を轟かせているChurch Of MiseryやCoffinsといったバンドと肩を並べるどころか、下手したらそんなバンドすら圧殺するレベルの音しかねえ!ヤンマーディーゼルが完全に倒産間違い無いな人力重機ドラムの破壊力と、本当に潰しに来てるとしか思えない圧殺のベース、そして血飛沫を振りまきながら惨殺する冴えまくりブチ切れまくりなギター、本当にたったそれだけでここまで人を殺せる音が生み出せてしまっている。
 第1曲「Fearless」の最初の一音で完全に殺された。何をどうしたらこんな音が出るんや!!ワケワカンナイってかの西木野真姫が「ヴェエエエエエ」って叫び声上げるの間違いなしな激音で始まるし、つうかもうそれしかない。たった3分未満の楽曲なのに、いきなり暗黒重戦車のサウンドが暴走しまくり、がなり上げる咆哮と共に爆発する。ギターワークもドゥームだとかデスメタルだとかを完全に消化しまくっているし、ブラストビートの爆散と共に速さと遅さを行き来しながら、全てがヘビィ、その殺気はブラッケンド勢のそれであるのに、それらのバンドと完全に違うのは、GREENMACHiNEもそうなんだけど、誤解を招く言い方かもしれないけど、全てのギターフレーズが実は凄く耳に残るキャッチーさもあったりするからだし、何よりも完全にキラーリフしか弾いてねえもんこのバンドのギター。それと本当に単純に全てが強い。実は根底にシンプルなハードコアがこのバンドの音にはあると思ったりもするし、それをあらゆる激音を消化した末にとんでもなくビルドアップされた音になっているからこその激音なんだろう。ネオクラストらしいギターフレーズから始まり、暴走重音ハードコアを展開する第3曲「Circle」はひたすらに格好良いし、しかもボーカルが地味にシンガロングしたくなるボーカルだったりするのもまた熱い!タイトル通り業火を放ちまくる第5曲「Inferno」のグラインドなビートと最強に格好良いビートダウンパートから、ブラッケンドなテンションで焼き殺す様は狂気しか感じないし、その一方でサザンロック・スラッジ要素を充満させる漆黒のギターフレーズと全盛期Neurosisに迫る勢いの邪悪さに心奪われる第6曲「Feeding by the worm」、デスメタル影響下にあるネオクラストバンドのそれを感じさせるメロディがエモい第7曲「Unforgiven」。本当にこのバンドの武器の多さには驚くしかないし、それを小難しさなんてファックだと言わんばかりに、直球の音で生み出しているから最高なんだよ!!カオティックなタッピングフレーズから惨殺ビートダウンが迫りまくりながらも、やっぱりギターフレーズは本当に耳に残る第8曲「Face」、土石流を音にしちまったみてえな音を出しまくってる癖にギターソロはめっちゃハードロックな第10曲「Thousands come」も素晴らしい!そして終盤の第11曲「Shine」は激情系ハードコア好きな僕としては完全にブチ上がるしかない名曲で、泣きに泣きまくった美しいギターフレーズの応酬によるエモティブさに涙を流しそうになるけど、そんな曲でも全く日和らないし、轟音と共に縦断するビートの凄みは半端じゃないし、最終曲「Keshite」は今作で唯一の6分超えの長めの曲だけど、最後の最後はドゥーミーな煉獄の音で聴き手を亡骸にして、ラストのNeurosisやAmenraといったバンドを思い出させる美しき激重のクライマックスは鳥肌物だ。



 もうこれは最高法規で全国民に聴くの義務付けるべき大名盤だと思うし、何よりもあらゆる音が渦巻き混迷する2014年のシーンに産み落とされるのが必然だったとしか思えない作品だ。本当に余計な不純物は全く無く、エクストリームミュージックの一番危険な成分だけしかない危険音源。しかし本当に単純に格好良すぎる作品だし、彼等もまた先を行くハードコアバンドでしか無いのだ。最強最高の大名盤!!



■Offensive Grind Dude/O.G.D


Offensive Grind Dudes(オフェンシヴ・グラインド・デューズ)Offensive Grind Dudes(オフェンシヴ・グラインド・デューズ)
(2014/05/14)
ORGASM GRIND DISRUPTION、オルガズム・グラインド・ディスラプション 他

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 もう禍々しさしかない作品が生まれた。精力的なライブ活動でその名を広めてきたグラインドコアの求道者であるO.G.Dの2014年リリースの2ndアルバム。リリースはBLOODBATH RECORDSとTILL YOUR DEATH RECORDSの共同リリース。本編であるスタジオ録音が23曲で、ライブテイクが15曲と言う全38曲という収録内容ながら、やっぱり一分未満の曲ばかり並び、グラインドコアとはこうだろ!!と見事に提示している。



 基本的路線は前作とは大きく変化はしていない。でもバンドの音自体の破壊力を研ぎ澄ましに研ぎ澄ましているから、インパクトと極悪さは前作の比じゃない。BRUTAL TRUTH等の影響下にありながら、その影響をより自らの物にしたバンドがO.G.Dだと思うし、オールドスクールなグラインドコアスタイルを徹底的に貫き、何よりも余計な物を極端に削ぎ落とし、暴走するブラストビートと邪悪なリフと殺意を撒き散らすボーカル。たったそれしかない。だからO.G.Dは信頼出来るし最高なんだ。清く正しくグラインドコアしながら、単なるお手本グラインドに唾を吐き、より凶悪な音を追求し、ライブを重ねる事によって暴走しまくるサウンドは最高に格好良い。非常にショートカットな曲ばかり並んでいるのに、より音の幅も広がったと個人的には思う。ロウな音質でブルータルに暴走するサウンドで、基本的にはブラストでバーストしまくり、一瞬で殺す音をノンストップで繰り出しまくる、ライブのテンションそのままな作品ではあるのに、時折入る速さではなく、ダークでミドルテンポなパートのメロディやビートダウンやスラッシュメタル直系のソロとかグラインドコアを機軸にしながら随所随所にクロスオーバーした音が入っているのも大きいし、でもそこに振り切らないであくまでもグラインドコアを貫いてるからこその説得力。ショートカットでノンストップな音の洪水に対して一曲一曲語るのもアホらしくなる位に、全23曲の本編は強大な禍々しい邪音しか無いし、その作品全体で一つの作品であり、一つのライブでもある。一瞬たりとも気が休まる瞬間なんて無いし、アプローチの幅を広げても結局は邪音の暴走によるエクストリームグラインドでしか無い。だからこそ最高だ。
 そしてライブ音源の方は音質こそ中々に悪いけど、その激音のテンションは本編のスタジオ音源と全く変わらないし、20分にも満たないライブ音源でありながら15曲をノンストップで繰り出し、狂騒のグラインドが渦巻き、悪い音質が逆にO.G.Dの持つブルータルさを増幅させているし、得体の知れなさを余計に強く感じさせてくれる。このライブテイクを聴いて是非ともO.G.Dのライブに行こう!!



 非常に堂々とグラインドコアのド真ん中でしかない作品でありながら、極限まで狂気と禍々しさと速さを追求し、何よりも表現力も手にしたO.G.Dはグラインドのバンドとして大きな進化を遂げたし、数多くの修行僧みたいなライブとストイックさを積み重ねた事によって生まれた必然だと思う。禍々しさと速さこそ正義であり、それこそがO.G.Dなんだと僕は思う。地鳴りと咆哮によって世界が血で染まる瞬間がそこにあるのだ。



■DEAD ROSE 2014(2014年7月6日)@新宿NINE SPICE&新宿HILL VALLEY STUDIO

 TILL YOUR DEATH RECORDSとSUPER CYNICALと夜道レコードの共同主催による正に異種格闘技なライブサーキットイベントであり、ナインスパイスとHILL VALLEYのスタジオ2部屋使ったフェス形式の今回のイベントだが、金沢のThe Donorとグラインドコアの若武者OxGxDとのアルバムのリリースパーティでもあるという非常に目出度いイベントなんだけど、僕が普段聴かない様なバンドも多く出演し、ボーダーレスながらも非常に濃いライブサーキットになったと思う。そんな感じでスタートから全力で楽しませて頂いたが、割とイベント中盤ライブ観ないで酒飲んでたりとかしてバンド自体はそこまで多く観て無かったりもするし、割とグダグダとしてたりするんだけど、そんなグダグダな時間もあるのもこうしたライブサーキットならではな事なんでそこは勘弁してくれ。そんな感じで自分が観た限りのライブレポを簡潔に。



・功

 まだHILL VALLEYの方がオープンして無かったので、一先ずナインスパイスの方へ。そしていざフロアに入ったらステージ上には金色のラメの衣装で腹を思いっきり出している中年男性が!!完全に「!?」って感じになってしまった功のライブ。どうやらこのバンドのボーカルの人はゲイらしく、ゲイの視点から女の子の恋する乙女心を歌うというバンドなんだけど、のっけから色々とインパクト凄かった。J-POPとハードコアパンクとメタルとがごっちゃになった音楽性で古き良き懐かしいJ-POPと割と今時なラウドロック要素とかメタルとか色々ブチ込んだみたいな音楽性も凄いキャッチーだし、色物バンドなんだけど、バンドとしての下地が凄いしっかりしているから音楽的完成度は凄い高いし、普通に演奏上手いし、ゲイの中年男性はガテラルからハイトーンまで使いこなすボーカルだし、しかもめっちゃ上手いし、単なるゲイじゃねえ!!しかもMCはやたらと笑わせてくるし、ライブ中に客の男性にキスを迫るし、途中ELTのカバーとかしちゃってるし、予備知識無く観たからインパクト凄かったけど、単純にライブ観ててめっちゃ楽しかったっす。



・jungles!!!

 そのままナインスパイスでRED BACTERIA VACUUMのメンバーも在籍するjungles!!!のライブを。知人がお勧めしていたので、何気なしにライブを観にたんだけど、これがもう最高のガールズガレージパンクだったんだ、ツインギターの爆音のリフは普遍性溢れていながら凄く格好良いし、メンバー全員ボーカルするスタイルだったりとか、美味しい所でしっかりギターソロかましてくる感じとか、もっと言うとガールズバンドらしいお転婆さとか、そういうの全部ひっくるめて良かった。シンプルなサウンドスタイルだし、今回観たバンドの中では一番ロックロックしているバンドなんだけど、こうロックの純粋な格好良さとかそういうのをストレートかつキュートに出してたし、こうやっぱ自分はロック好きなんだなあって思った。


・URBAN PREDATOR

 HILL VALLEYに移動して、名前をよく耳にしていたし、ずっとライブを観てみたかった茨城古河のURBAN PREDATORのライブを拝見。さっきまでキャッチーな類のバンドを観ていたのもあるけど、サウンドチェックの激重の8弦ギターの音で完全に意識を持っていかれたし、いざライブが始まるとベースレスの3ピース編成ながら、本当に暗黒重厚のサウンドが展開されてド肝を抜かれた。これは完全に新しいカオティックの形の一つだと思うし、グラインドやブルデスの要素を持ちながらも、それを変則的かつ変態的にズタズタに切り刻まれたサウンドは悪鬼そのもの。時折カオティックなフレーズを取り入れながらも、ひたすらリフで攻めるギターが最高に極悪で素晴らしいし、変則的ビートを叩きながらも、重みを感じるドラムの2つの音がひたすらに凶悪に轟き、そこに乗るボーカルが、完全に発狂と自己陶酔の織り交ざった得体の知れない感情をダイレクトにブチ撒けまくっていたし、想像以上のライブでびっくりした。ライブ自体は長くなかったけど、かなりインパクトあったし、年内にリリース予定らしいアルバムは絶対に買います!!



・weepray

 そのまま今回目当てのバンドの一つであるweeprayのライブへ。今回は小室さん抜きの4人編成のライブだったけど、これまで観たweeprayの中でも本当に緊張感と圧迫感が凄まじいライブだったと思う。オレンジのキャビ2台という匠さんの新しいセッティングによって前々から凄い事になっていた匠さんのギターの音は圧迫感と深みと赤黒さが更に凄い事になっていたし、小室さんは不在であったが、その穴を埋めるどころか、更に締め付ける窒息する音を繰り出し、ロングスカートの新しいステージ衣装を身に纏った阿武さんはweeprayの持つ愛と憎しみと陶酔の世界観を更に際立たせていたし、ケイゴさんのボーカルは更にブチ切れた激情を放っていた。今回披露された新曲はより極端に速さと遅さの振り幅を増幅させ、よりスラッジに、よりアンビエントに、しかし持ち前の世界観は本当により際立たせていたし、必殺の「この手とその手」は完全にブチ切れた激情を混沌と共に放っていた。しかしアクシデントもかなりあった、匠さんのSUNN O)))のアンプヘッドが完全に飛んでしまったり、狭い上に冷房全く効かないスタジオ内にかなりの人が押し寄せていたので、スタジオ内は完全に地獄那状態で、ラストの「彼岸花」の出だしの時にドラムの大野さんが酸欠状態で倒れそうな勢いになっていたし、観ている側もかなり体力を削られたんだけど、今のweeprayはそんな状況すら味方にしてしまうだけのバンドになっていたし、過酷な環境のライブは逆にバンドのサウンドに緊迫感を与え、本当にDEAD OR ALIVEな状態のライブとなり、凄まじい世界を生み出していた。全4曲ながら結構長い時間のセットだったし、圧倒されるどころじゃなくて、一つの臨死体験みてえなライブだった!!



・Tainted Dickmen

 weepray終わってからかなりグダグダタイムがあって、星咲優菜さんのDJ観たりとか、ひたすら外で酒飲んでいたりとかしていて、気付いたらイベントも終盤に。関東初ライブとなるTainted Dickmenのライブを拝見させて頂いたが、ライブを待ち望んでいた人が多かったのだろうか、スタジオ内は本当に沢山の人で、メンバーが演奏している所はロクに観れずに音だけを体感した感じになってしまったけど、しかしこれが滅茶苦茶格好良くて、オールドスクールまスラッシュメタルでありながら、ハードコアの荒々しいアグレッシブさがあって、そんなん当たり前の様に格好良い!!個人的にはグラインドコアの要素もガンガン取り入れているサウンドだったりとか、スラッシュメタルらしいギターソロだったりもかなり好印象だし、クロスオーバー系スラッシュメタルとして抜群の破壊力!!何よりもひたすらに速さを追求したサウンドがナイスだった。ギュウギュウの状態だったからしっかりライブを観れたとは言えないけど、それでもかなりガツンと来た。



・OxGxD

 そして今回レコ発となる暗黒ブルータルグラインドコアの求道者であるOxGxDだが、これがまさかまさかの伝説のライブとなってしまった。ライブ前にかなり酒を飲んでいたボーカルの皆川さんさ、ライブ前でありながら既に泥酔状態で、セッティングの時点でかなりフラフラとしているし、ライブの時はいつもと違って普通にMCしているし、何故かずっと笑顔だし、曲順忘れるし、ドラムセットに突っ込むし、ギターアンプ倒しそうになるしという事態、しかしこんな状態でもライブは十分に凄かった。のっけから324のカバーから始まり、新作の楽曲中心に攻めるグラインドコアサウンドはより磨きがかかっていたし、いつものストイックなライブと違って、ギリギリな感じの酔いどれライブは、これぞ正に酩酊抗争なスリリングさ、何よりも普段のライブと違って本当に楽しそうに酔っ払いながらライブしてる皆川さんが滅茶苦茶印象に残った。多分こんなOxGxDはもう二度と観れないとは思うけど、でもリリースパーティらしい楽しさ溢れるライブだったし、どんな状況でも揺るがないライブをするバンドに今のOxGxDはなっているのだ。



・The Donor

 ナインスパイスに戻って、最後は今回本当に楽しみにしていたThe Donorのライブ。今年本格的に復活を果たしたGREENMACHiNEのメンバーが在籍する金沢のバンドだけど、このバンド本当に凄すぎる。クロスオーバーだとかエクストリームだとかを完全に超えているのだ。音楽性はハードコア・ネオクラスト・ドゥームだとか色々混ざっているけど、シンプルな3ピースのサウンドで、ひたすらに音を鍛え上げまくっているからこそ生まれる重音爆撃のサウンド。容赦なんて何一つ無いし、一つ一つの音の強さが半端じゃない。このバンドのライブはそれこそCoffinsやChurch Of Miseryといった世界レベルのバンドに肩を並べるだけの物があるし、簡単なMC以外はほぼノンストップで繰り出される激音。もうジャンル云々で語るのは完全に野暮なサウンドだし、こりゃ1stリリース後に各所で話題になりまくるのも納得だ。現在進行形の国内外のエクストリームミュージックと完全にリンクしながら、それらのどのバンドよりもシンプルでストレートな音は激殺過ぎたし、このバンドが他を圧倒するライブをするのに30分は十分すぎた。間違いなく今回のイベントで一番のベストアクトだったし、本気で身震いするライブだった。



 非常にグダグダとした感じのライブレポになってしまったけど、長丁場でそこまでライブを観た訳では無いけど、観たバンドがどれも濃厚過ぎたし、本当に良いイベントだったと思う。特にThe Donorのライブに衝撃を受けた人は本当に多かったと思うし、他のバンドも凄まじいライブばかりだった。そんな訳で駆け足ながらレポさせて頂きました。
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■Old Departures, New Beginnings/Trainwreck


Old Departures, New BeginningsOld Departures, New Beginnings
(2014/04/27)
Trainwreck

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 ジャーマン激情の最高峰の名を欲しいままにするEngrave、Eaves時代からジャーマン激情の歴史を作り上げて来たTrainwreckの2014年リリースの最新作品にして本当に久々のフルアルバム。活動の歴史の長さに反してリリースした作品こそ多くは無いけど、その一つ一つのリリースがとんでもない名盤しか無かったけど、ここに来て本当に集大成であり、最新の進化の結晶をドロップして来た。Trainwreckの手によって2014年の激情系ハードコアの決定打と言える作品が生み出されてしまったのだ。



 今作は本当に久々のフルアルバム形式の作品だけど、Trainwreckのこれまで、そしてこれからが詰まった作品だと言える。長きに渡って活動を続けるバンドの素晴らしい作品って自ら積み重ねた過去と、その先の未来を感じさせる作品が多いと思うんだけど、今作も例外無くそんな作品だし、Trainwreckがこれまで積み重ねたサウンドと、その先の新たな地平の両方がある正にバンドの最高傑作と言える作品だ。前作のEPではTrainwreckの持ち味だった熾烈なるハードコアサウンドを更に鍛え上げてより凶悪になったサウンドを叩き付けて来たが、今作はこれまで通りの熾烈さを持ちながらもバンドとしてより音の幅を広げて洗練させている。
 せわしないギターストロークのフェードインから始まりこれぞTrainwreckと言うべき瞬発力と爆発力溢れるサウンドがのっけから展開される第1曲「Time Erases Everything」からバンドの進化と変化はかなり感じ取れる、サウンド自体は性急でありながらも、これまでと違い美麗のメロディのアルペジオを取り入れているし、感情の暴発とクラストテイスト溢れる猪突猛進な音の横断といった直情的で肉感的な音は相変わらず最高過ぎるけど、ダークな熾烈さよりも、シャープかつソリッドに研ぎ澄ました音の洗練された美しさはこれまでのTrainwreckには無かった要素だし、バンドとしてのタフネスはそのままに、より芸術的な美意識を感じる音になったのは本当に大きいし、何よりも音の全てがクリアに突き抜けている。かといってそんな楽曲だけで攻めている訳では無くて第2曲「Summarized Existence」はクラスティの暴走するジャーマン激情らしさとTrainwreckらしさ全開の暴力的混沌の爆発が展開されているし、そんな曲もより強く美しい肉体美を見せてくれている。ミドルテンポで音塊を岩石投げしまくる第3曲「Splitting The Seams」も痺れる格好良さ。
 そんな進化を感じさせる曲が並ぶ中で第4曲「Old Departures」や第9曲「New Beginnings」のギターのみで郷愁の美麗な旋律を響かせるインストの小品2曲はこれまでのTrainwreckじゃ絶対に無かった曲だし、フルアルバムだからこその作品全体で一つの激情の物語を描く今作だからこそ、そういった曲は随所で作品の完成度を高めている点も見逃せないし、第4曲の余韻を受け継ぐアンビエントなイントロからエモーショナルな泣きのメロディが炸裂する美と激の対比が見事すぎる第5曲「Apnea」は心を掻き毟る熱さに溢れていて最高!!ダークなネオクラスト的激情を化け物じみたテンションとソリッドに刺しまくる激烈曲である第6曲「Heartless」、そしてあざとい位にドラマティックなエンディングを飾る最終曲「I Will Show You Fear In A Handful Of Dust」と作品全体で音の幅の増幅と洗練を感じさせながらも、よりドラマティックに突き刺すサウンドを手にした今のTrainwreckはもう無敵って訳だ!!



 これまでの作品に比べたらレコーディング的な面での熾烈さは少しだけ後退はしているかもしれないけど、バンドの演奏やテンションといった点での熾烈さはよりハイボルテージになっているし、アグレッシブに暴れまくるサウンドこそ普遍だが、よりメロディのドラマティックなエモーショナルさや美しさという点は大きく進化を遂げているし、これこそみんなが待ち望んでいた激情系ハードコアだろ!!今作を聴いていると激情系ハードコアはまだまだオワコンになんかなっちゃいねえし、まだまだ進化と発展の可能性は十分にあると思うし、Trainwreckというジャーマン激情の歴史と共に歩んできたバンドがこうして最新作で最高の作品を生み出してくれた。限界なんてこんな物じゃねえ!!そう高らかに宣言している様にも思うし、この熱さは紛れも無く本物だ。激情系ハードコアはまだまだ行ける!!



■SxOxB vs RFD(2014年6月29日)@梅田NOON+CAFE

 S.O.BとRise From The Deadという大阪の生んだ二つの伝説が完全に甦る!!大阪遠征二発目は、こちらも同様に今年に入って完全復活を果たしたグラインドコアの伝説であるS.O.Bと、そのS.O.Bの初期メンバーだったナオトさんが結成したRFDの復活ライブと言う、日本のハードコアの伝説の2マンというハードコア史に於いて既に伝説確定なライブ。ゲストにTOASTを迎えて、ゼロマガジン主催で今回開かれたライブだが、当然の如く200枚のチケットはソールドアウト!!前日のCo/SS/gZ復活ライブ大阪編に続き、今度は80年代から90年代を駆け抜けたハードコアの伝説をこの目で目撃した。ハコは大勢のパンクスで埋め尽くされていたし、こちらも本当に多くの人が夢見たライブだったと思う。オープンからスタートまではハコの中に展示されていた当時の写真やフライヤー等のアーカイブを眺めたりしつつ、オープンから一時間半程経過した19時半頃、先ずはゲストのTOASTのライブから伝説の夜は始まった。



・TOAST

 先ずはゲストであるTOASTのライブから。恥ずかしながら全く知らないバンドだったんだけど、どうやら京都のバンドらしい。それで今回初めてその音に触れたけど、王道のハードコアパンクのエッセンスを大きく出しながらも、とにかくファストで短い!!キャッチーでありつつも、兎に角全速力っぷりとパワフルさが際立つファストコアサウンドは初めて観た僕でもかなりのインパクトを感じたし、滅茶苦茶速い!でもキャッチーというハードコアの王道なサウンドは素直に格好良いと頷くしかない。なによりもアグレッシブかつパワフルなサウンドの馬力はかなりの物だったし、25分程のライブで止まる暇なんて一瞬も無かった。完全にブチ切れまくったボーカルも滅茶苦茶ナイスだったし、今回の大物2バンドの2マンのオープニングを飾るには十分過ぎるライブだったと思う。

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・Rise From The Dead

 そしてRFDのライブ。ナオトさんの体系が変わっていて一瞬誰だと思ってしまったけど、ずっと愛聴してたけど、ライブを観れずにいたRFDの復活ライブ、それがどんな物になるかというワクワクした感情で一杯になったけど、結論を言うと、このバンドは何処までも自由に音を変えながらも、どこまでもハードコアパンクだったという事だ。40分程のセットの中で、各音源の必殺の曲を満遍なくプレイするというセットだったし、僕は興奮で一杯になってしまったよ。個人的には序盤でいきなり「健忘症」のベースラインが弾き倒された瞬間はとんでもない興奮に襲われてしまったし、必殺の名曲「Psycho Smash」は思わずモッシュピットに飛び込んでモッシュしてしまうレベルの興奮だった。このバンドの凄さは「健忘症」みたいなミドルテンポでダークでドープな曲も、「Psycho Smash」の様なハードコアらしい曲もどこを聴いてもRFDにしか出せない音だし、時にナオトさんがフライングVを手にしてツインギターでの演奏にもなるし、それどころか活動休止前の音源のダンスミュージックやトランス等にまで足を突っ込んだ曲ですらハードコアとして鳴らし、それすらもRFDの音にしてしまっている事だと僕は思う。特に終盤からのジャムからの轟音の嵐は完全にトランスだったし、何よりも単純に音が爆音過ぎる!!念願叶ってやっとRFDのライブを観る事が出来たけど、このバンドはどんな手法でもどんなアプローチでもハードコアであり続けるし、その核こそRFDが唯一無二である証拠だと思う。速さも遅さもあり、揺らぎも歪みもあり、それらを全部ハードコアに帰結させてしまうRFDってやっぱり凄いよ!!最高の40分だった!!

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・S.O.B

 そして後攻は日本が生み出したグラインドコアのレジェンドであるS.O.B!!滋賀のBY-PASSのエツシさんをボーカルに迎えて活動を再開したグラインドの伝説だけど、一曲目にプレイしたのは伝説の名盤1stの一曲目を飾る「Not Me」!!もうこれだけで十分過ぎたよ!!セット自体はこれまたうる覚えになってしまって申し訳ないけど、これまでの作品からかなり満遍無くプレイしていたけど、特に強く感じたのはバンド全体の音が今のハードコアと確かに共振しているという事だ。音の輪郭は凄い明確だし、速さも勿論あるけど、もっと一つ一つの音の重みというのを前面に出しているといった印象だし、でもだからと言って速さを捨ててはいないし、初期S.O.Bの様な単純にジャパコアを徹底して速くしたサウンドとは違うけど、エツシさんのボーカルは今のS.O.Bの音に完全に嵌っていたし、フロアからの「もっと速いのやって!!」って煽りに答える様に曲を重ねる毎にバンドの音がより凶悪になっていくのを個人的には強く感じた。僕はやっぱりハードコア色全開でグラインドしまくる初期曲も聴けたのが個人的に凄く嬉しかったし、超ショートカットチューンである「S.O.B」もやってくれたというサービス具合。アンコールも含めてこちらも40分程のセットだったけど、本当にノンストップのメドレー具合で乱打される地獄のグラインドサウンドは、僕の知っているS.O.Bとはまた違った物ではあったんだけど、でも懐古的な復活ではなく、現在進行形で突き進む復活だからこその変化だとも思うし、常にモッシュで汗だくになりながら、速いは正義なS.O.Bの音を浴びれた事が本当に幸せで仕方なかった。

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 ライブは予定通り22時に終了し、終わった頃にはフロアにいた人々は本当に汗だくになっていた。キャパを超える人を半ば無理矢理詰め込んだ感じだったから、ライブ終わってから疲労感が一気に襲って来たけど、でもその疲労感は本当に心地よかったのも事実。
 僕自身はジャパニーズハードコアには決して明るく無い人間ではあるし、S.O.BもRFDもリアルタイムで聴けた世代ではない。そんな僕でもこの2バンドはやはり大きな存在だったし、特にS.O.Bの「Leave Me Alone」とRFDの「Rock Fan Dead」は青春時代に聴き込んだ作品でもある。ずっと目撃する事が出来ないと思っていたこの2バンドのライブをこうして目撃出来たという事が本当に嬉しいし、それだけで十分だ。両者はこれからも散発的ではあるがライブ活動を続けていくらしいし、伝説が、新たなページを開いていく瞬間を僕達は目撃出来るって事実は本当に嬉しい。というか本当に最高に楽しいライブだったんですよ!!
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■LIVE AKTION2 WHO KILLED…?(2014年6月28日)@心斎橋Pangea

 昨年末の孔鴉以来の大阪遠征。その大阪遠征の一発目のライブは、再結成を果たした今は亡きbloodthirsty butchersの吉村氏も在籍していた伝説の爆音ファズギターの爆殺バンドであるCopass GrinderzことCo/SS/gZ!!、そしてハードコア界隈ともオルタナ界隈とも良い意味で節操無く対バンし、その精力的な活動で急速に名を上げているANYO!!、石川が生んだ伝説!!こちらも再始動したGREENMACHiNE!!こんなスペシャル過ぎる3マン、そりゃ大阪まで遠征しますよ!!Co/SS/gZの新代田FEVERでの復活ライブは、その日はCOTDの初期メンバーライブに行ってしまったのもあったし、今回こうして観る事が出来るのは嬉しかったし、先日のBorisとの2マンで圧巻のライブをブチかましたGREENMACHiNEをまた観れる喜び、勿論久々にライブを観るANYOも楽しみだったし、この日のライブは間違いなく伝説の夜だった。



・Co/SS/gZ

 ライブ前に飲んで、そこからPangea行くまでに道に迷いまくって、ハコに着いた時にはいきなり「コブラ」をプレイしていてもう一瞬で殺された。ハコに着いたら本当に満員で、誰しもが復活を待ち望んでいたCo/SS/gZがまさかのトップバッター!!転換の関係もあってCo/SS/gZが一発目だったけど、念願叶ってやっと観る事が出来たCo/SS/gZのライブはもう圧巻過ぎる!!ゼロ氏と名越さんのツインギターのファズギターが早々に炸裂し、大地氏と女性ドラマーによるツインドラムが爆走するビート!!もうこれだけで十分過ぎる位最高だった!!ステージ上ではラウンドガール風の女性が数人いて、曲前に曲名が書かれたプラカードを掲げたり、演奏中は頭振っていたりして異様ではあったが、それも含めて楽しい!!セットの前半は1stである「Kr/A/sH」の曲中心のセットで攻めまくる!!「バット」、「マネー」、「血まみれ」と俺が本当に大好きな曲達が片っ端から演奏され、ノンストップで爆走しまくる。ギターって本当に人を殺す事が出来るんだ!!ってなりそうな感動すら覚えるギターの爆音だけで、本当に鼓膜を破壊出来るんじゃねえかって思ったし、特に個人的に大好きな曲である「オーガ」を演奏してくれたのは本当に嬉しかった!!そんな感じで前半戦はとにかく爆音で殺しに来るセット。再結成して衰えるどころか、更に強くなったコーパスは本当に圧倒的だ!!
 煙草休憩を挟んでの後半戦は「rock'n'roll」からの楽曲中心のセットだったが、先程までのジャンクな攻撃性よりもこのバンドが持っていたエモーショナルさも出始める。更には新曲もプレイしていたけど、その曲は単なる再結成じゃ無いって事を証明する素晴らしい名曲だったし、特筆すべきは、ブッチャーズの「7月」のカバーだろう。本家とは違って、ファズギターの荒々しさが際立つサウンドだったし、ゼロ氏のボーカルも叫ぶ様なボーカルだったけど、疲れで少し意識が朦朧としていたけど、それでも爆音で歪みまくっているのに不思議と美しかったし、本当に最高のカバーだった。
 そして特筆すべきはまさかのアンコールで、そしてブッチャーズの射守矢さんと小松さんが登場してのブラッドサースティグラインダーズ!!女性ドラマーを代わりに小松さんがドラムセットに座り、大地氏と小松さんのツインドラムと言う夢の編成、更に「karasu」や「Room」といったブッチャーズの名曲をカバー!!ブッチャーズの半分がコーパスと合体した化学反応はもう凄いし、より感情に訴える音になっていたし、ブッチャーズであり、ブッチャーズではないブラッドサースティグラインダーズという新しい生き物として、ジャンクなのに感情を揺さぶると言う矛盾を見事に生み出してしまっていた。そして最後は「行くぞ!!ブラッドサースティグラインダーズ!!」という掛け声と共に二回目の「コブラ」!!更に凶悪に爆走するサウンドに昇天!!個人的に体調あまり良くないのが一番ピークだった時に観たから、少しうる覚えになってしまっているのが残念だけど、それでもコーパスの復活どころか、新たなる生命体として目の前に存在していたのが嬉しかったし、一発目なのに二時間近いワンマンライブなセットに歓喜。特にブラッドサースティグラインダーズの時は涙すら溢れてしまった!!もうこれ以外に言葉はねえ!!最高だよ!!!!!

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・ANYO

 Co/SS/gZの二時間にも及ぶ圧巻のライブが終わり、21時過ぎだったが、次はANYOのライブ。Co/SS/gZにGREENMACHiNEという2つの伝説的バンドに挟まれる形でのライブは本人達にとってかなりの重圧があったとも思う。でもANYOは見事に堂々としたライブを展開していた。人力トリップホップとも情念系ギターロックとも取れる音を鳴らすけど、このバンドの魅力はループするフレーズによる窒息しそうになる緊張感と、轟音で爆発する瞬間のカタルシスにあるだろう。メンバー全員の技術は若手バンドの中でも本当に卓越していると僕は思うし、取り憑かれた様なアクションをする女性ボーカルのパフォーマンスもこのバンドの大きな特徴だ。照明の効果もあって、一つの世界観を見事にステージ上で体現していたと思うし、時間軸の歪みすら作り出すループするフレーズはジリジリと焼き焦がす焦燥があるし、一見すると非常にクールな音を鳴らすバンドだと思いがちだけど、実際は非常にエモいバンドなんだ。特に最後にプレイした曲なんて往年の女性ボーカルオルタナティブが持つ情念と直情的感情の爆発をストレートに生み出していたし、30分のライブの中で終始渦巻く重低音のグルーブは本当に気持ちが良かった。前回観た時は体調があまり良く無くて、しっかり観れなかったけど、こうして万全の状態で観て、本当に凄いバンドだと改めて実感させられた。

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・GREENMACHiNE

 そしてトリはGREENMACHiNE!!先日のBorisとの2マンでその圧倒的ライブにド肝を抜かれたけど、大阪でもGREENMACHiNEはブチかましてくれた!!新代田のライブの時よりはセットは短めだったけど、その分GREENMACHiNEの持つ必殺という必殺が炸裂していたし、この日のライブはドゥーム・ストーナー以上に本当にロックバンドとしてのライブを見せてlくれたと思う。やっぱり爆音で炸裂する圧倒的重さを持ちながらも、同時にキャッチーなリフ、重戦車のグルーブを持ちながらも爆走するビートのブギー感覚、時に煙たいドゥーム要素で酩酊を生み出しながらも、結局はシンプルなハードコアやハードロックといった部分に帰結するGREENMACHiNEならではの音は再結成してのライブから本当に磨きがかかっていたと思うし、ひたすらに強さを求め続けたサウンドはエクストリームでありながらただ単純に格好良い!!その中でも「D.A.M.N.」のおぞましいドゥーム地獄は異様な空気で圧殺されそうになったし、その一方で「Muddy」の様なストーナード真ん中を往く名曲たちは否応無しにブチ上がるしか無くなったのも事実。一つのライブで生み出すのは爆音でひたすら圧倒する事だけでしかないし、本編だけでも圧巻のライブだったけど、アンコールの「一番ロックっぽい曲をやります。」というMCからの「Anima」は正にハイライトだったし、爆裂サウンドだけでノックアウトする今のGREENMACHiNEは本当に最強のロックバンドだと思うし、何よりもこうして二週間で二回もGREENMACHiNEのライブを観れたのは本当に嬉しくて仕方ないんだ!!

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 あまりにも感動的過ぎたし、爆笑と涙に溢れたCo/SS/gZ、ダークな情念のステージで世界を変えたANYO、そして爆音で全てをブチ殺したGREENMACHiNEと、この日のPangeaは本気で世界が嫉妬するライブだったと思う。Co/SS/gZのライブが終わってから人が減ってしまったのだけ個人的に残念ではあったけど、それでもこんな組み合わせの3マンはもう二度と無いと思うし、何よりも僕の中の伝説が伝説じゃ無くなり、新しいリアルとして目の前に広がっていた事が全てだったんだよ。東京から大阪まで足を運んで良かったし、この日を僕は絶対に忘れない!!
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プロフィール

AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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