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■Under the Surface Vol.7を終えて



先日、小岩bushbashにてUnder the Surface Vol.7を開催させていただきました。
2015年12月から相棒のMOCHIと立ち上げたライヴシリーズ「Under the Surface」ですが、気が付いたら今回で第7回目となりました。
スローペースの開催ではありますが、こうして継続して開催出来てる事に改めて感謝しかありません。

今回はラスボスWRENCHをヘッドライナーに迎え、都内からは激音オリジネーターであるREDSHEERとTRIKORONA、更には名古屋からDOIMOI、金沢からalleyを迎えて全5バンドで開催させていただきましたが、今回も全バンドが最高のライヴアクトを展開。
僕とMOCHIが自信を持って最高だと言える5バンドを呼ばせて頂いた甲斐がありました。
そんなわけで今回主催の片割れの僕の方から各バンドのライヴを観ての感想なりを簡単に記したいと思います。



トップバッターは東京が誇る奇怪なるハードコア大妖怪TRIKORONA!!
ノイジーかつヴァイオレンスかつサイケデリックな激速なサウンドは激音フリークスの間では長いこと語り草になっているバンドですが、今回遂にUTSに呼ばせて頂きました。
1曲目からBROILERとのスプリット収録のキラーチューン「蠅心中」から始まりbushbashを摩訶不思議なる空間へと瞬時に変えていく。
ブラストビートとDビートを織り交ぜたドラムと不気味な揺らぎを描くベースを軸に是枝氏のノイジーでありながら不思議とキャッチーなギターと小山氏の化け物そのものでしかないボーカルがノンストップで襲いかかり、不条理と様々な困惑を描き出す。
国内外問わずエクストリームなハードコアは数多く存在するけど僕個人としてはTRIKORONAほどキャッチーなフックを持ちながら異次元を更新していくバンドはいないと思っていて、だからこそ今回UTSにTRIKORONAを呼べたのは本当に感慨深さしかありませんでした。
神出鬼没にエクストリームミュージックを引っ掻き回していくTRIKORONAがトップバッターだったこともあり、今回のUTSはいつも以上に異様な空気からスタートしました。最高!!



2番手はカルフォルニア発名古屋永住系ナードメタルバンドことDOIMOI。
DOIMOIはMOCHIと共にUTSを立ち上げた頃からずっと呼びたい呼びたいと言っていて、今回念願叶っての出演となりました。
DOIMOIはハードロック、エモ、グランジ、ストーナーを変拍子を交えながら取り込んだ全方位に放出するサウンドが持ち味だと思ってるけど、それを清流のようなクリアな歌と各メンバーの演奏がガッツリ組み合わさったしなやかで強靭な肉体美が何よりも魅力で、ライヴも小難しいギミック無しに自らと音と歌で観る人達の感情を刺激していくライヴ。
杉山氏のカタコト英語と日本語混じりのインチキ外タレMCも絶好調、曲を重ねる毎に脂が乗り力強く響き渡るサウンドは観ていて浄化されるような気持ちになりました。
DOIMOIは都内でのライヴが本当に少ないバンドなのもあり、僕個人としてもライヴが観たいからこそDOIMOIを呼んだみたいなところもかなりあるのですが、ライヴバンドとしての底力を存分に見せつけられました。
何よりも大好きな「円郡」を自分の企画で聴けたのは嬉しかったです。イントロだけで胸の昂りが止まらなくなる名曲を持つバンドって本当に少ないと思う。



3番手は金沢からカチコミをかましにやってきたalley。
リズム隊のOZZY氏とKOHSUKE氏はThe Donorのメンバーだったってこともあり、The Donorが大好きだった僕はalleyが活動開始した時からその存在をチェックしてて、自分がライヴ観たいから今回呼ばせてもらいました。
The Donorとはサウンドの方向性を変え、ピアノボーカルとベースとドラムという最小限の編成にて生み出す世界観は何一つ汚れを許さない美しいもの。
音源でのARIKAさんの高らかな歌とピアノの力に完全にやられた僕ですけど、ライヴは音源の何百倍も凄い。
OZZY氏とKOHSUKE氏の強靭過ぎる爆音リズム隊の激烈なる音を下地に、ARIKAさんのピアノと歌が心に突き刺さる。フィジカルと精神の両方にダイレクトに響く音。
ダークさもかなりあるけど、暗闇に一筋の光が差し込むようなライヴに改めて惚れ惚れしました。
The Donorのリズム隊がやってるバンドとか抜きにして、alleyは数多くの音楽好きに知って欲しいバンドだと思ってます。
無垢かつ力強い音は本気でジャンルを超えて多くの人に響く力があり、何かきっかけ一つであっという間に名前が一気に売れると断言します。当日もalleyのライヴ後に多くの人が音源買ってました。
今回のUTS見逃した人もalleyがまた東京へカチコミする際は是非とも目撃して欲しいです!!



トリ前は二度目のUTS出演となるREDSHEER。
実は今回のREDSHEER出演は小野里さんからの逆オファーにより実現したもので、僕とMOCHI共に「断る理由なんてどこにもねえよ!!」という訳で快諾させて頂きました。
かれこれ5年以上REDSHEERを追いかけて来てますが、常に「全員殺す。根絶やしにする。火の海にする。」と物騒極まりないほどの気合いと殺気でREDSHEERのライヴは展開されてるのはよく分かっていましたし、だからこそ小野里さんの逆オファーも喜んで受けさせて頂いたのですが、これまで目撃したライヴの中でも屈指の殺気と熱量だったと思います。
REDSHEER屈指の激音「Forthcoming Fire」からはじまり、ラストの新曲「Tearing You Apart」まで40分間に渡り地獄を音にした様なライヴを展開。問答無用の殺戮兵器がそこに存在していました。
同時にただエクストリームに激音を鳴らすだけでなく、その中に内包された歌と悲哀のメロの持つ力が不思議と感情にも訴えてくるのがREDSHEERの一番の魅力だと個人的に思います。
何よりも当日の小野里さんのMCが本当に嬉しかったです。REDSHEERは個性派しかいないこの日の出演バンドの中でも特に尖りきったサウンドを持つバンドでかなりダークではあるけど、そんな音楽を愛するフリークスの為に全力で汗まみれでライヴをするバンドだからこそ何度ライヴを観ても胸に突き刺さるものがあるんだなと再認識。
今回の逆オファー本当に嬉しかったです。また呼ばせてください!!



トリはラスボスWRENCH。
実に30年近くに渡り活動を続ける問答無用の大ベテランバンドだが、今年リリースされた新作アルバム「weak」が問答無用の大名盤過ぎて今回オファーさせていただきました。ギターの東さんは過去にBBで2回UTSに出演頂き、今回のWRENCHで3回目の出演。本当に足を向けて寝れないくらいお世話になってます。
WRENCHはラウドなミクスチャーサウンドの90年代、それを軸にデジタルなサウンドを取り入れた00年代と時代の最先端とリンクしながら進化を続けたバンドだけど、今のWRENCHはそれすら超えて最尖端とも言える時代を迎えていると言える。
異常なまでにダンサブルでヴァイブスに満ちたサウンド、シンセライザーなどのデジタルな音こそあれど、メンバーそれぞれが貫禄に満ちた人間力を見せつけるライヴは問答無用でフィジカルに作用し躍り狂い頭を振りまくりしかない狂乱世界へと導く。
特に松田さんのベースはとんでもない情報量で不可思議なフレーズを連発しまくりながら細胞の一番きめ細かい部分まで浸透するグルーヴでWRENCHのサウンドを動かすエンジンとしてとんでもない馬力を誇ってました。
50分近くに渡って繰り広げられた祝祭空間、強烈なバンドばかりの今回のUTSのトリにふさわしいライヴを魅せてくれました。
WRENCHは今こそ最盛期だと僕は断言します。ハイブリッドでダンサブルな未来へ向けて放たれるサウンド、本気で体験して欲しいです!!



以上今回のUTSの主催の片割れからの簡単なライヴレポですが、改めて色々と被りの多かった中、小岩bushbashまで足を運んでくださった皆さんに感謝の言葉を言わせてください。本当にありがとうございます!!
僕はこの日、他のイベントや予定を犠牲にしてUTSを選んでくださった皆さんは間違いなく正しいと思いますし、全力で肯定したい気持ちで一杯です。
今回のUTSは今まで以上に様々な困難にぶつかることが多く、開催当日を迎えるまで僕もMOCHIも異常なまでの緊張感の中色々動いてましたが、こうして今回も無事に終えることが出来て、挫けずに開催して良かったって気持ちで一杯です。
出演バンドの皆さんが最高のライヴを展開してくださったことも、初めましてだった小岩bushbashの皆さんが全力でサポートしてくださった事にも改めて感謝です。
来てくださった皆さんの笑顔やライヴ後に出演バンドの物販がガンガン売れてるのを見て、これからもめげずに頑張ろうと新たに覚悟を決めました。

そんな訳で来年も懲りずにUTSを続けます。
来年は2本開催予定で、再来年には記念回のVol.10を開催出来たらなと考えてます。
次回に関しては現在色々動いてますので、詳細決定次第即告知打っていきますので、フリークスの皆さんはゆるりとお待ちいただけたら幸いです。
今後ともライヴシリーズ「Under the Surface」をよろしくお願いします!!!!!
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