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■Times of Grace/NEUROSIS


タイムス・オブ・グレイスタイムス・オブ・グレイス
(2000/03/01)
ニューロシス

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 何処までも圧倒的な音を常に発信し続ける暗黒音楽集団NEUROSISの6枚目のアルバムにして個人的には最高傑作と思っている作品。この作品からエンジニアにスティーヴ・アルビニを迎えている。それは正にNEUROSISの圧倒的な世界をより高密度にする最高の蜜月であった。
 一音一音は相当作りこまれているが、NEUROSISの原始的な暴力性もしっかりと録音されており、緻密ながらも原始的な破壊力も増しており、音が作り出す空間が凄まじい事になってしまった!
 
 原始的なバンドサウンドではあるが、バンドとしての音以外には極力頼らない姿勢がより狂気に向かい、美しさ以上に粗暴さが勝るNEUROSISといった出来になっている。
 第2曲「The Doorway」から極悪な鬼の刻みのリフで攻め立て、ドラムの残響音がより不穏な空間を作り出す良曲だ、最早発狂しかしてないボーカルをズルズルと這い回るリフが組み合わさってのっけから飛ばしている。
 第4曲「The Last You'll Know」は特に素晴らしい名曲だ。ノイジーなギターサウンドとシンセ音に塗れた音塊の向こうから見えてくる胸を掻き毟られそうな叫び、涙すら出てきそうだ。中盤からのアンサンブルが特に素晴らしく、本当に言葉に出来ない。是非自身の耳で体感して欲しい。全て持っていかれるから。
 所々アンビエントな小品を挟みつつも常に破壊神としての暴虐の限りを尽くしている。そしてクライマックスである第10曲「Times Of Grace」で全てを吹き飛ばす暗黒の血塗られた世界は最高潮を迎える。

 常に自分達の音を進化させ続けるNEUROSISのバンドとしての破壊力が最も強く出た作品。芸術性等の点でも語られる事の多いNEUROSISだが、やはりダークであり、なおかつダイナミックなバンドとしての音を展開するからこそのNEUROSISであると思う。それがあるからこそこの赤黒いダークな世界を表現出来るのだから。


 
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