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■Bullhead/Melvins


BullheadBullhead
(1993/04/30)
Melvins

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 長いキャリアの中で数多くの作品を発表してきたMelvinsだが、この3rdアルバムはMelvinsの代表作といっても過言ではない作品だと思う。ポップなフルーツバスケットのジャケットに反して圧倒的なヘビィさがこの作品には渦巻いている。

 全体を通して殆どの曲がスロウでなおかつヘビィなナンバーばかりだ。今や世界的に高い評価を得ている日本を代表するヘビィロックバンドBorisの元ネタになっている第1曲「Boris」はオープニングでありながら一気にハイライトな曲だ。約8分にも及ぶスラッジナンバーであるが、ほぼ単一のリフで進行していくだけの曲なのにデイル・クローヴァーのドラムが異形の形でピリピリとした緊張感を作り出している。全体を通しての音数こそ少ないが、だからこそ一音一音が存在感を持っている。凶悪過ぎるギターサウンドは正にスラッジそのものであり、ズブズブと引き摺り回っている。
 他の曲は至って普遍的な尺の曲ばかりだが、凶悪なスラッジサウンドは健在。各楽器の音圧のバランスも絶妙であり、ギター・ベース・ドラムのシンプルな編成でのサウンドだが、ギリギリのバランスの中で各楽器が鳴り響いている。このアルバムではかなり異色なアップテンポでゴリゴリ攻めてくる第5曲「Zodiac」のグルービーさは鳥肌物!そしてラストの第8曲「Cow」はヘビィでありながらもどこか哀愁漂うサウンドからデイル・クローヴァーの音数こそ少ないが圧倒的な緊張感を作り出している素晴らしいドラムソロでこのアルバムは幕を閉じる。

 このアルバムでMelvinsは独自のヘビィロックの美学を完成させたといえるし、その美学はサウンド面では変化していきながらも今も健在である。アンダーグラウンドのカリスマとして降臨し続けているMelvins、彼等は何処までも孤高の存在だ。
 そしてしつこいかもしれないが「Boris」は本当にスラッジコアを代表する名曲だ。本当に死ぬ前に一度は聴いて欲しい、てか今すぐ聴いて欲しい位だ。

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