■刺したい/百蚊


刺したい刺したい
(2007/09/19)
百蚊

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 福岡在住の4ピースポストパンク・ジャンクロックバンド百蚊の1stアルバム。全7曲、それぞれの曲で見せる表情は実にバラバラ。フロントの弦楽器隊3人ともボーカルを取り、計算高さと抑えきれない狂気がギリギリのバランスを保ちながら、いつ何が起こるか分からない展開をしてゆき、聴き手を混乱に導いていく。

 第1曲「エンゼルフィッシュ」はアンビエントな感触を持った不穏の1曲。音数少な目の音で少しずつ展開し、梶原の病んだボーカルが恐怖感を煽る。そして中盤から美しいノイズギターが響き、一気にジャンクロックへと変貌する。そして終盤のノイズギターの応酬!一気に狂気は加速する。と思ったら第2曲「ライオット」はキャッチーかつパンキッシュに変化する。博多仕込みのジャンクさとノーウェイブ感を見事に見せ付けている。
 不穏のベースラインとピアノ、破綻寸前の音から一気に制御不可能なブチ壊れ具合を発揮するパラノイアなナンバーである第3曲「刺したい」は秀逸である。梶原が一気に全てを形振り構わず破壊し尽くしている。「嘘をつけ!!」のシャウトから一気に形が崩壊する楽曲、通りすがった人々を全員刺し殺していくかの如きトチ狂った様は絶句である。
 第4曲「Sick Girl」の奇妙なガレージパンクさ、第5曲「シングルコイル」の日本人らしいセンチメンタルさをフォーキーに表現した楽曲、第6曲「Telephone Number」でのシングルコイルの鋭角ギターと変拍子と掛け合いのボーカルが生み出す奇妙なポップさ、それぞれが人を食ったかの様に変貌していく。まるで聴き手を指差して笑うかの如く。そしてシューゲージングな美しさを持った歌物ナンバーである第7曲「スカイライン」で幕を閉じる。

 荒涼とした世界を気持ち悪く、そして猟奇的に表現しているのは見事だ。しかもそれらは綺麗にまとまっていないからこそ、より鮮明に浮き彫りになっている。普通そうな大人しそうな顔をしてる人間が実は一番狂ってるのかもしれないと思ってしまう。お見事!

追記:梶原さんは無茶苦茶美人で、なおかつ脚が無茶苦茶細いです。メンバー全員ライブでは狂ってますが、一番トチ狂ってるのは梶原さんです。素なのか演じてるか分からないから余計に。
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■コメント

■Re: 刺したい/百蚊 [雲海庵]

おまえもうレコ屋やれよ

■Re: 刺したい/百蚊 [ゆりあき]

僕に経営者としての才能や器量はありませんよw
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メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

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