fc2ブログ

■あくまのうた/Boris


あくまのうたあくまのうた
(2003/06/06)
BORIS

商品詳細を見る




 今や日本が誇る世界規模の爆音ヘビィロックバンドであるBorisの2003年発表の6曲入りEP。スト-ナー色の強い煙たく攻撃的なエネルギーがこれでもかと攻めてくる快作に仕上がっており、音割れ上等な音質の悪さも、危険な陶酔感を際立てるのに一役買っている。



 第2曲「Ibitsu」や第3曲「フリー」の2曲は今作のストーナーロックとしてのBorisを見事に体現した楽曲だ。Borisのウリはどこまでも極限にヘビィなサウンドであるが、同時に作品毎に多彩にサウンドを変化させるのもBorisの大きな魅力だ。ヘビィさはそのままにロックバンドとしての疾走感やストーナーの危険な陶酔のサウンドを一気にブチ込んでいる!隙間無く埋め尽くす音の嵐に飲み込まれてしまいそうだ。しかしそれだけで終わらないのは流石はBorisといった所、第4曲「無き曲」では内に向かっていくアンビエントで美しい不穏のサウンドが静かに奏でられていく、そしてその湿度を保ったまま、一気に壮大なストーナー絵巻に変貌を遂げていく。繊細なサウンドは一気に殺人的轟音に変わり、湿度の高いメランコリーさと、乾いたストーナーサウンドを見事に共存させているのは特筆すべき点だ。ドラのイントロが印象的な第6曲「あくまのうた」のドゥームさが響く前半から一気に疾走感を持ったストーナーに変わり、破滅に向かって暴走していき、ハリケーンの様な音塊は一気に極限へとワープし消え去っていく。



 前作「Heavy Rocks]とはまた違うヘビィさを持った今作、ストーナーロックのサウンドを基盤にしながらBoris独特のヘビィさやメランコリーさや、アンビエントなカラーを見事に融合させている。個人的にはこの作品があったからこそ後の代表作の一つである「PINK」があるんじゃないかと思う。6曲30分のスモークまみれの音の世界に是非酔いしれて欲しい。



スポンサーサイト



■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

プロフィール

AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

タグ別記事表示

日本 ライブレポ 激情系ハードコア アメリカ スラッジ ポストメタル ポストロック ポストハードコア カオティックハードコア ドゥーム エモ イギリス サイケ オルタナティブロック フランス アンビエント ストーナー ネオクラスト ドイツ ドローン ギターロック シューゲイザー ハードコア グラインドコア ロック プログレ インタビュー ポストブラックメタル ポストパンク マスロック デスメタル カナダ スウェーデン ブラックメタル スラッシュメタル モダンへビィネス ギターポップ エクスペリメンタル イタリア ジャンクロック エレクトロニカ インダストリアル ベルギー フューネラルドゥーム グランジ オーストラリア 年間BEST ノルウェー ジェント アコースティック パワーヴァイオレンス スペイン フォーク ミニマル ニューウェイブ ポップス ラーメン プログレッシブメタル ブラッケンドハードコア モダンヘビィネス ゴシックメタル ロシア ファストコア ノイズ ニュースクールハードコア メタルコア ハードロック フィンランド アブストラクト トリップホップ ゴシックドゥーム 駄盤珍盤紹介 自殺系ブラックメタル ヒップホップ オランダ ポジパン ダブ クラウトロック パンク ノイズコア ノーウェイブ シンガポール ダブステップ ゴシック ラトビア ミクスチャー デンマーク メキシコ ドラムンベース テクノ アシッドフォーク インディーロック ヴィジュアル系 メタル スイス チェコ ヘビィネス ブルデス ウィッチハウス メロディックパンク オルタナティブ アイルランド ポーランド ジャズ フリージャズ アイスランド シンフォニックブラック カントリー USハードコア スコットランド トルコ ギリシャ イラン ポルトガル モダンクラシカル 韓国 ボイスCD トラッドフォーク ファンク クラストコア スクリーモ 年間ベスト ニューウェイヴ レゲエ ヘビィロック プリミティブブラック ハンガリー 台湾 ソフトロック 声優 ドリームポップ ガレージ 

カテゴリー

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

カウンター