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■Show Case In Heaven's Door Vol.1(2012年2月12日)@三軒茶屋Heaven's Door





The Creator Ofの約10年振りの東京企画!活動を再開してから茨城県水戸での自主企画である「AGAIN」や、東京での精力的なライブ活動などはあったが、東京での自主企画は活動再開してからは初であり、去年の頭から5人編成でスタートしたTCOの活動が本格的に軌道に乗ったからこその今回の企画になったと思う。対バンにampcharwarと「AGAIN 」にも参加しているrowtheを迎えての3マンと気合いは十分だ。Heaven's Doorは見事に満員となり、本当に大きな盛り上がりを見せた企画になったし、何よりもTCOの活動再開を心から望んでいた人の多さを再認識させられた。



・ampcharwar

 1番手は3ピースのバンドであるampcharwar 。今回初めて見るバンドだったが、のっけから超爆音のヘビィロックを見せつけられた。時折サンプラーの音を使ったりする以外は本当にシンプルな編成のバンドなのだけれども、男らしく刻みのリフでとにかく攻めまくるギターは時にストーナーロックの高揚感を見る人に与え、動きまくりで躍動感に満ちたベースの気持ち良さと、女性とは思えないパワフルで一音の重みが半端じゃ無いのに、凄いダンサブルなビートを叩きつけるドラムが生み出すのは踊れてサイケデリックなヘビィロックだ。クールなボーカルに反して、ひたすらヘビィネスを叩きつけ、そこから肉体を刺激するダンスのビートと振り注ぐリフが織り成すヘビィロック、30分強のアクトだったが最初からHeaven'Doorを爆音のダンス天国にしてくれた。





・rowthe

 2番手は情景豊かな激情を見せつけるrowtheのアクト。今回で見るのは4回目だが、全9曲の本当に別世界の音を鳴らしてくれた。序盤はインスト曲を2曲披露したが、美しく絡み合う旋律から轟音の嵐が生まれ、そこから変拍子のリフとビートが妖しげな螺旋を生み出し本当に情景豊かな音を高いテンションと音圧で見せつける正にrowtheの世界。そしてボーカルの末山氏が登場し繰り出された「秋」は音源よりも遥かにスケールアップしより複雑になった激情を放出。その余韻を残しながらも続く曲も深遠なる感情と風景をラウドかつ美しく見せつける。rowtheはラウドさと美しい旋律と轟音を楽器隊が激しいアクションと共に繰り出し、末山氏は静かにしかし激しくそこに言葉を乗せる。そこにあるのは確かな感傷だし、音源以上にダイレクトに伝わるライブを本当に見せてくれる。「蘇生や「双月」の様な情感豊かで、ラウドさよりも旋律が生み出す残響を聴かせる曲になるとそれが本当にダイレクトに出るバンドである事も今回再確認した。そしてラストはrowthe最強の1曲だと思っている「飛煌」。静かな旋律と末山氏の語り部の様なボーカルから美しい轟音バーストに移行し、そこから末山氏の激情のシャウトと共に音圧をラウドかつ全てを飲み込むレベルまで高めて、ドラマチックな始まりと終わりを見せつける本当に神秘的な1曲。この曲はrowtheが本当に別次元のバンドである事を証明する曲だし、今回のアクトを締め括るに相応しい曲だった。やはりrowtheが見せる別次元の世界は格別の物があるし、その世界に連れていれかれてしまった。





・The Creator Of

 そしてトリは今回の企画の主催者であるTCO。こちらも9曲をプレイするアクトだったが、現在の編成になってからの新曲と過去の曲を織り混ぜたセットリストになっており、それでいて過去の曲も現在の編成の音として新たな感動を見せてくれた。1曲目の「Acoustic」のトライバルなビートと絡み合う旋律からラウドさへと移行し、ポストロックとヘビィネスの融和を先ずは見せつけて、そこからまさかの「ACID?」 と「AGAIN」へと雪崩れ込むダークな感情を美しく情感豊かに見せ、それを3本のギターによるより緻密さを増したアレンジと腹にくるヘビィなグルーヴと殺気に満ちたボーカルが生み出す広大かつ深遠なヘビィロック絵巻が展開。その後の新曲はヘビィなグルーヴはそのままに少ない音数が描く闇からヘビィネスとポストロックと轟音が混ざり合うポストメタルの独自解釈とも言うべき世界で更に別次元へ。ギターの弦が切れるというアクシデントで数分間が空いたが、その後の「Nothing Ahead」で、再びダークなサイケデリック世界へ、奥行きある轟音と多次元の音の世界と同時に、全てを燃やす殺意の業火は本当に感動的で今回のアクトのハイライトに相応しい曲だったと思う。続く「2」のストレートでありプログレッシブなヘビィロックは見る人の胸を熱くしたし、眩い光を描くクリアな轟音ポストロックなインストの新曲2曲もクリアな旋律が躍り合い、土台のリズム隊のグルーヴはヘビィでありながらもその旋律と見事な調和を果たし、新たなオルタナティブロックの可能性を感じさせてくれた。そしてラストはまさかの「偽神」。今回のアクトで一番ストレートに怒りと殺気を撒き散らすヘビィロックの名曲を音源以上の殺意を見せつけ、TCOのヘビィネスの無敵さを否応なしに体感させられた。アンコールこそは無かったが、全9曲約1時間にも及ぶヘビィロックとオルタナティブロックとポストロックの多次元の音塊は壮絶の一言に尽きる。



セットリスト

1.Acoustic
2.ACID?
3.AGAIN
4.新曲
5.Nothing Ahead
6.2(two)
7.新曲
8.新曲
9.偽神





再始動してからTCOの事は色々と追いかけて来たが、間違いなく再始動してからの約2年間が結び付いた企画になったと思うし、本当に3バンド共にナイスなアクトを見せてくれた濃密な夜になったと思う。今までも、そしてこれから先も見えるアクトをTCOは見せてくれたし、彼等が先にあるヘビィロックを鳴らし続ける事を本当に楽しみにしている。日本のヘビィロックを担う化け物の逆襲はまだ始まったばかりなのだから。
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