■CAPTAIN OF THE SHIP(2013年2月3日)@初台WALL

屍!SENSELESS APOCALYPSE!FUCK ON THE BEACH!が集結!!その話を知り、今回の初台WALL企画へと足を運ぶ事になったのだが、まず最近はそうでも無いけど、中々ライブをやらない屍がライブをやるってだけでも足を運ぶには十分すぎるし、それだけで無く他の面子も申し分無しなナイス過ぎるイベント。そんなわけで初台WALLへと実に約3年振り位に足を運ばせて頂きました。そしてこの日のライブは僕をどこまでも熱くしてくれる最高の夜になったのだ。



・MONKEY QUARTET

 一発目は高円寺を拠点に活動する4人組であるMONKEY QUARTETのアクト。彼等の音に触れるのは初めてだったが、とにかく正統派のハードコアバンドであり、80sUsハードコアの影響を感じさせるキャッチーかつ楽しさに満ちた音が武器、ボーカルの人がとにかく楽しそうに暴れ、瞬発力に満ちたハードコアチューンを惜しみなくぶつけてきてた。一発目から一気にハコを熱くしてくれたし、楽しさとしてのハードコアを十分すぎる位に見せてくれたと思う。



・HIMO

 お次は北新宿ハードコア代表ことHIMO。相変わらずいかついメンバーのルックスもそうだけど、この日のHIMOも約20曲以上をほぼノンストップで繰り出す超ショートカットハードコアを展開。1分未満の楽曲をノンストップで連続で繰り出し、本当に最低限の最低限まで削ぎ落としながらも、変則性とかっちりしたアンサンブルを武器に、ストップ&ゴーな超ショートカットチューンが怒涛の勢いで迫る!迫る!暴発と一瞬の静寂と不穏さを武器に、どこまでも粗暴かつソリッドなハードコアを聴かせるHIMOは相変わらず健在だったし、唯一無二のスタイルでブレずに活動を続けている格好良さを今回のライブからも感じた。



・A.O.W

 お次もハードコアバンドであるA.O.Wのアクト。単なるハードコアで終わらずにグラインドとかも取り入れた独自のスタイルが魅力的な彼等だが、とにかくボーカルの人はフロアに飛び出し暴れ回り、極悪な音圧でロウに駆け抜けるサウンドが耳をとにかく貫く。他のメンバーも終始叫びまくり、歪みに歪みまくったハードコア。時には速弾きフレーズなんかもいれつつも、とにかく速さと音圧とテンションで攻める暴君なハードコアの貫禄と猛威が見事すぎたし、あっという間にライブは終わってしまった。盛り上がりまくるフロアの人々がいかに彼等の音に飲み込まれていたかを証明してたし、いやはや格好良い!!



・FUCK ON THE BEACH

 日本のパワーヴァイオレンスの代表格であるFUCK ON THE BEACHへ。A.O.Wの暴虐の空気をそなまま受け継ぎながら、その余韻を更に暴虐にするライブを展開。とにかく速い!短い!五月蝿い!!!というパワーヴァイオレンスの大正義その物なアクトを見せつけ、時に重みを見せるリフの暴虐さもあり、そこから一気にフルバーストで暴走するのはパワーヴァイオレンスのそれ。とにかくこちらも瞬発力勝負のサウンドで一寸の容赦も無く攻めに攻めまくっていたし、本当にあっという間にライブは終わってしまっていた。その瞬間が生み出す狂騒が全てだといわんばかりのパワーヴァイオレンスは長年の猛者としての貫禄も十分に感じさせてくれたし、文句なしのライブだったぜ!!



・屍

 そして待ちに待った屍のアクト。屍はずっと好きなバンドだったがライブを観るのは初めて。しかし今回の屍はまさかまさかの1stアルバムである「人のために生きるか 自分のために生きるか」の完全再現ライブという本当に特別極まりないセットリスト。屍は作品によって全然路線の違うバンドであるが、今回の屍は正にファストコアと言うべき純粋過ぎるハードコアの格好良さ。本当にそれだけで全てを薙ぎ倒す凄まじさと凄みがあったし、3ピースで暴走する憎悪がどこまでも暴力的なハードコアとして全てをぶちのめし、血塗れにしてしまうおぞましさすらあったし、単なるハードコアではここまでの領域に達する事が出来ない筈だ。長年の活動と、その間に培った物が、間違いなく今回のライブには現れていたし、単なる原点回帰なセットじゃなく、傑作1stを更におぞましく素晴らしい物として生まれ変わらせたという大きな意味がある。終盤の「死ね!!」を聴いた瞬間に僕はもう燃え尽きるしかなくなったし、本当にあらゆる物を超越するバンドとして屍は存在しているのだと思う。初めて観た屍がセットリストも含めて本当に特別極まりないライブで本当に良かった。圧倒的音圧と殺意がファストコアとして暴発していた屍、本当に壮絶なアクトだったよ。凄いしか言葉が出ない!



・SENSELESS APOCALYPSE

 そしてトリは静岡のパワーヴァイオレンスの猛者であるSENSELESS APOCALYPSE。時にドゥーミーな成分も感じさせたりするフレーズを盛り込んだりする本当に形に囚われないパワーヴァイオレンスバンドとして名高いが、今回のハードコアの猛者が集結しまくったイベントで堂々とトリに相応しい貫禄と凄み、そして一番の狂騒を間違いなく生み出していた。形式に囚われないパワーヴァイオレンスでありながら、その打ち破った形式こそがパワーヴァイオレンスの真髄であると言わんばかりに兎に角極悪な音が襲い来るカオスとしてのパワーヴァイオレンス、正にこの日の狂騒をそのまま体現したかの様な極悪な音の洪水は正に暴力であったし、フロアの狂騒とシンクロし、ハードコアの暴力を全身全力で見せ付けてくれた。もう細かい事なんて、狂騒の中にいたし覚えてなんかいないんだけれども、それでもSENSELESS APOCALYPSEというバンドの凄さ、それだけは脳裏に焼きついて離れないのだ。狂騒の夜のラストはやはり狂騒で締めくくられたのだ。



 18時45分頃にスタートして全バンドのアクトの終了は21時半という本当にあっという間に終わってしまった今回のイベント。とにかく全バンドが全速力でハードコアの猛威を見せるイベントだったし、その狂騒に燃えていたらあっという間に全てが終わってしまってた。とにかく観る側としては本当に魂を熱くさせられてしまった夜だったし、全バンドのアクトがそれぞれ良いライブだった。しかしながら本当に屍のライブがトラウマになるレベルの凄さだったし、本当に特別な夜だったのだと思うよ。
スポンサーサイト
タグ : ライブレポ

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

プロフィール

AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

タグ別記事表示

日本 ライブレポ 激情系ハードコア アメリカ スラッジ ポストメタル ポストハードコア ポストロック カオティックハードコア ドゥーム エモ オルタナティブロック イギリス サイケ フランス アンビエント ストーナー ネオクラスト ドローン ドイツ シューゲイザー ハードコア ロック グラインドコア プログレ ギターロック ポストブラックメタル インタビュー マスロック ポストパンク デスメタル スウェーデン カナダ モダンへビィネス スラッシュメタル ブラックメタル ギターポップ エクスペリメンタル エレクトロニカ ジャンクロック イタリア インダストリアル ベルギー フューネラルドゥーム グランジ ノルウェー 年間BEST ジェント オーストラリア スペイン アコースティック ポップス プログレッシブメタル ラーメン ブラッケンドハードコア フォーク ミニマル モダンヘビィネス ニューウェイブ パワーヴァイオレンス ロシア ゴシックメタル ハードロック ファストコア ノイズ ニュースクールハードコア フィンランド メタルコア ゴシックドゥーム トリップホップ ヒップホップ 自殺系ブラックメタル オランダ 駄盤珍盤紹介 アブストラクト ノーウェイブ クラウトロック ダブ ヘビィロック パンク ゴシック ダブステップ ノイズコア シンガポール ラトビア ミクスチャー チェコ インディーロック メロディックパンク テクノ ポーランド ドラムンベース ウィッチハウス オルタナティブ アイルランド デンマーク スイス ヘビィネス メキシコ ポジパン ジャズ ヴィジュアル系 アシッドフォーク メタル ブルデス 声優 ボイスCD ドリームポップ トラッドフォーク クラストコア スクリーモ カントリー プリミティブブラック 韓国 ハンガリー アイスランド イラン シンフォニックブラック ギリシャ スコットランド USハードコア ポルトガル ガレージ ソフトロック フリージャズ モダンクラシカル 台湾 トルコ ファンク 

カテゴリー

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

カウンター