■さよなら東京(2013年3月30日)@新宿ninespices

 今回は激情系ハードコアバンドであるlangの企画の方に足を運ばせて頂きました。langのギターの方が地元福島に帰るとの事で「さよなら東京」なんて企画名らしいが、nonremにredd templeにおまわりさんとかなり面子も熱い事になっていたので三月終わりのナインスパイスに出向いた訳である。某氏と話し込んでいてMUSQIS SEXTETの方はしっかり見れなかったが、他の5バンドの方はしっかりと見させて頂いた。では簡単にではあるがライブレポを書かせて頂きます。



・nonrem

 1バンド目はTokyo Jupiterのコンピにも参加し、去年はThe Black Heart Rebelionsとも殺り合った吉祥寺の4人組激情系ハードコアバンドのnonremのアクト。初めて彼等のライブを観たけど、ドラマティックな激情系を極めようとしているバンドであり、ギター隊は本当に数多くのエフェクターを巧みに使いこなし、本当に奥行きのあるサウンドを展開。美しい旋律を基調にしながらも、ハードコア要素もかなり強く感じさせ、ダイナミックかつ壮大なドラマティックさを30分の中で見事に展開。そして何よりも激情を壮大でありながらも、本当に直情的に伝えてくる説得力は本当に凄かった。静寂から生み出されるドラマ、そして激情の暴発。4ピースで描かれる深遠なる激情の新たな世界を切り開くバンドとしてnonremは新たなホープであると確信したし、一発目からかなり熱いライブを見せてくれた。壮大なる世界を描く激情系ハードコアとしてnonremは凄い!!



・maggie

 続いては3ピース激情系ハードコアバンドのmaggie。彼等の激情は3ピースでゴリゴリに押しまくるメタリックなリフとビートが魅力的なバンドであり、本当にストレートかつパワフルなメタリック激情を繰り出す様は正に怒涛の一言に尽きるし、先ほどのnonremとはまた違う、ハードコアの馬力の凄みを3ピースでソリッドに体現するバンドで、ライブは本当にあっという間に感じられる内容だった。しかしソリッドでメタリックな激情は単純に格好良かったし、ナイスの一言に尽きる!



・redd temple

 そして昨年12月以来に見るredd temple。80年代ニューウェイブやDCサウンドの影響を感じさせながら、独自のショートカットソング理論を生み出してる彼等は。空間や間や空気といった要素でも聴かせるバンドであり、スカスカの音のアンサンブルでありながら、湾曲に湾曲を重ね、時軸を歪ませる。ジャンクでダンサブルでありながら、一筋縄ではいかないアンサンブル。反復する音の高揚感と冷徹さ。それらが生み出す新たなダンスミュージックとして彼等は素晴らしいバンドだと思うのだ。近日単独音源のリリースも控えているし、新たな異形のダンスミュージックとして彼等は確かな存在感を放っていた。空間と空気を支配するライブも凄いし、今後も追いかけていきたい。



・おまわりさん

 そしてこちらは観るのが久々になってしまったおまわりさん。今回でライブを観るのは三回目だけど、本当に毎回予測不能の暴虐を見せてくれるバンドだ。ハードコア、ノイズ、ドゥームとか様々なエクストリーム要素を取り込み、独自のハードコアを築いてるバンドだけど、ライブが本当に凄いバンドなのだ。圧倒的音量で繰り出される、ハーシュノイズ的な音のギターと多数のエフェクターから生み出されるノイズが生み出す相乗効果により、正に熾烈と呼ぶに相応しい音像。怒涛のリズム隊のビート、ステージを飛び出し、ハイトーンシャウトからグロウルまで操るボーカル。一言で言うなら本当に交通事故みたいなライブをおまわりさんは毎回展開していると思うし、それがハードコアの先を行く赤黒い憎悪に満ちた音になっているし、恐怖感と同時に、異形さで観る物を圧倒するのだ。それは今回のライブでも健在だったし、破滅的なスリリングさを更に鍛え上げている。おまわりさんは本当に今観るべきバンドだし、本当に異形のハードコアとして君臨している。



・lang

 そしてトリは主催のlang。申し訳ないけど、今回のライブで初めてその存在を知ったバンドなのだけれども、完全に初見で見たが、これがもう素晴らしい激情を見せてくれるバンドだったのだ!言うなれば本当に正統派中の正統派な激情系ハードコアバンドなのだが、たった1本のギターとリズム隊とボーカルというシンプル極まりない編成でありながら、ソリッドな激情系のアンサンブルと高揚を見事に生み出し、それと同時に侘寂のあるメロウさも持っているバンドで、メロディアスなリリカルさと、ハードコアのダイナミックなスリリングさの両方の面で素晴らしいセンスと、アンサンブルを生み出す力量を持っており、簡単に言うとこれぞ激情!と言うべき正統派だからこそ生み出すダイナミックな感情のうねりをこのバンドから感じた。ライブもそんな楽曲とアンサンブルの魅力がかなり出ていたし、肉体と精神の両方に訴える力を間違いなく持っている。初見だったが、本当に良いライブしてくれてましたよ!!



 そんな感じで土曜にライブに行きたくなって何気なく足を運んだイベントだったけど、久々に観たおまわりさん、ライブ観たかったnonrem、俄然音源が楽しみになったredd temple。何よりも初見だったけど本当に熱いライブを魅せてくれたlangと本当に良いライブだった!土曜の夜に繰り出された熱い激情の夜、本当に素敵な夜になりました。
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