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■PLAY DEAD SEASON JUNKHEAD tour final & quizkid 1st ALBUM release party!!(2013年7月20日)@小岩BUSHBASH

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 三月に1stアルバム「JUNKHEAD」をリリースし、四月からリリースツアーで全国を回っていたPlay Dead Season。その長かったリリースツアーもいよいよファイナル。彼等のホームである小岩BUSHBASHにて開催された。更には誰もが待ち望んでいたquizkidの1stアルバム「333」のリリースパーティでもあり、quizkidの参戦。更に更に福島からの若き刺客Rebel one excalibur、鋭利なるポストハードコアで観る物を突き刺すMIDDLE、小岩のハードコア番長Tiala、そして台湾でのライブ、まさかの新作カセットのリリースで話題を呼んでいる男尊女卑激情系ハードコアことkillieが集結。総勢6バンドによるガチンコバトルとなった。ツアー一発目、そして横須賀とPDSのツアーには足を運んだが、今回のツアーファイナルも勿論足を運ばせて頂き、小岩の熱き夜を堪能させて頂いたのだった。



・Rebel one excalibur

 先ずは初めてライブを観るRebel one excaliburのアクトから。このバンド本当にノーウェイブ感満載のジャンクばバンドでギターの音階はほぼ不協和音、更に変則的にキメを乱発し、ストップ&ゴーな楽曲、反復を繰り返して頭がわけ分からなくなってしまいそうな感覚、ノーウェイブの実験精神を現代に甦らせて、それを更に冷徹かつ無慈悲にアップロードしており、ヒリヒリした緊張感が常に充満し、各楽器がぶつかり合いスリリングな衝突を絶対零度の中で繰り出していた。初見だったがかなりインパクトはあったし、年内には初音源もリリースするとMCで言っていたので、これから非常に要注目だと思う。しかしRedd Templeの活躍もあるのか、今の福島のバンドは大分熱い事になっている気がする。

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・MIDDLE

 お次は横須賀でも熱いライブを繰り出していた3ピースポストハードコアバンドであるMIDDLE。もう観るのは三回目なんだけど今回も抜群の安定の格好良さ!!ギター一本でありながらドライブしまくるディスコダンスなリフの必殺具合がまず凄いし、リフ一発で殺せる殺傷力と変則的ドライヴィンなビートのスリリングな応酬が本当にこのバンドの大きな魅力だと思うし、正統派ポストハードコアでありながらダイレクトに攻める鋭利さと、絶倫っぷりが全開のズ太いグルーブが惜しみなくライブでも発揮されているし、だからこそいつ観ても格好良いバンドだと思うのだ、今回のライブもまた最高だった!!

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・Tiala

 小岩と言えばもうこのバンドでしょ!小岩から全国へ危険信号を発信し続ける世界で最も幸福なる暴動を巻き起こすバンドことTiala!!今回は20分弱とライブ自体は長くは無かったけれども、相変わらずの破壊力。ポストパンクの暴力と不穏さ、何が起こるか分からないスリリングさ、そして非常にダンサブルで野蛮!!ボーカルの柿沼さんは鬼気迫る表情で叫びながらステージを歩き回り、しまいにはフロアに下りてモッシュに混ざりながら叫びに叫びまくる!!不穏な暴発前の静けさから暴発した瞬間のボルテージが本当に凄いし、その瞬間にフロアは一気にモッシュの渦に変貌する。誰もが笑顔で暴れ狂い、そして圧倒的テンションで全ての音が未整合でありながらも、原始的かつ圧倒的なパワーを発揮するTialaのライブはこれまでに何度も観ているけど、本当に心から本能から身体が動き、叫びたくなるパッションに満ちている。小岩のハードコア番長の貫禄を見せ付けてくれた!!

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・killie

 後半戦一発目は最早日本の激情代表格であるkillie。SEは又吉イエス・山本太郎・内田裕也の政見放送という相変わらずっぷりで、そしてステージが足元の蛍光灯の光のみが照らす様になり、「脳死が俺の側に」からライブはスタート。今回のkillieは長尺曲のみのアクトで、「脳死が俺の側に」の不穏さを極める激情から始まり、陰鬱なフレーズが生み出す不穏さから、暴発する瞬間の一つの熾烈さ、そしてドラマティックでありながら無慈悲に展開されている楽曲。突如カセットでリリースされた新曲である「エコロジーを壊せ!!」なんてこれまでみたいな静謐なパートこそ無いけど、常にギリギリのラインで暴走する全ての音がプログレッシブに展開し、圧倒的なエネルギーを生み出す、圧倒的テンションで暴れ狂う楽器隊のテンションも手伝って、その一瞬一瞬が本当にクライマックスとも言うべき瞬間が何度も生まれていた。特にラストの伊藤氏と吉武氏のツインボーカルの掛け合いなんて最高にテンションが上がったよ。最後は「一億分の一」で終わり、こちらも長尺で、壮大な不穏さからハードコアの暴虐さを繰り出し、最後は壮絶なる音塊がドラマティックに繰り出され、全てを圧倒していた。全3曲のアクトでありながら、killieというバンドの凄みを改めて実感するライブになった。本当に瞬間のカタルシスという言葉は、このバンドの為にあるとすら思うのだ。

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・quizkid

 トリ前は本日のもう一つの主役であるquizkidのアクト。3月の鶯谷での羊数える企画で初めて存在を知り、3ピースの魔法とも言うべき大河の様なエモーショナルさに完全にやられてしまったのだけれども、今回のライブは本当に凄かった。セット自体は今回リリースされる1stアルバム「333」の6曲をアルバムの曲順に演奏するというシンプルなセットだったけど、このバンドが生み出す感情の洪水は本当に半端じゃなかった。まず3ピースという必要最低限の編成であり、それでいて本当に必要な音しかないし、エモでありながらディストーションで感情を爆発させるパートも無い、でも全ての音が確かに歌っている。特に林氏のギターワークが本当に素晴らしくて、音作りの繊細かつ大胆さ、ブルージーでもあり、ポストハードコア的でもあり、完全に独自のフレーズ構築論を完成させてしまっている感じ。1曲目の「飢餓と麻薬」からもう完全にquizkid節が全開で、大きな幹の様なアンサンブルが静かに、渋く、豊かに、そして確かな熱量を持って心を優しくも力強くブン殴ってくる。そして2曲目の「フラスコ」、凄い恥ずかしい話だけど、この曲をプレイしている時に、完全に僕の心が決壊してしまってボロ泣きしてしまった、歌詞・メロディ・アンサンブル、その全てが僕の心を揺さぶりに揺さぶりまくって、本当にボロボロと涙を流すしかなくなってしまった、本当に渋く、どこか枯れている感じもするのに、分かり易い暴発のパートも無いのに、それでも圧倒的な感情の大河に飲み込まれてしまった。そっからはもう完全にquizkidの独壇場。彼等の名曲の数々を本当に惜しみなく披露。観ていた人々のボルテージも本当に高く、まだアルバムリリース直前にも関わらず、誰もがシンガロングしているという状態、本当にこのバンドが愛されているのを実感したし、本当に温かいライブだったと思う。最後にプレイした「レフトアローン」の一つの悟りの境地にも達している感情、そして静かに歩んでいくアンサンブル、ラストのアンサンブルが全ての感情を解き放つ瞬間。また涙を流してしまいそうになった。とにかくquizkidというバンドは最高のバンドなんだよ!!本当に心から言う。最高のライブだった。

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セットリスト

1.飢餓に麻薬
2.フラスコ
3.右の頬
4.ゴルゴダ
5.つかのま
6.Left Alone



・Play Dead Season

 そして本日の主役であるPlay Dead Seasonのアクト。過酷なるツアーのファイナルとなった今回のライブであるが、ツアー1本目を観て、横須賀でのライブを観て、このバンドの凄みを実感したけれども、今回のツアーファイナルは本当にPDSの進化の集大成だったと思う。先ずはPSWINGSETとのスプリットの楽曲である「Sweep Out」からキックオフ、より鋭角になりながらも、一つの渋みと貫禄を手に入れたPDSの進化をこの時点で既に実感させられてしまった。そして彼等の1stアルバムであり金字塔である「JUNKHEAD」から最強の1曲目である「瞬間と循環」の一撃必殺のリフが鳴り響いた瞬間に僕は完全にこのバンドに降服するしかないのを悟ってしまった。既にハコのボルテージは最高潮になり、ドライブするジャンクかつ鋭角のサウンドの数々が全てを突き刺していく瞬間は、本当に壮絶なるカタルシスが生まれたし、「SCAPEGOAT」、「SANDWALL」と「JUNKHEAD」の楽曲達を続けて繰り出し、バンドも観客も高まりまくったボルテージを更に倍プッシュで暴走させ、圧倒的テンションで繰り出される音の数々は本当にオルタナティブという言葉が一番相応しいし、もうポストハードコアとかいう枠組みすら不要な領域まで彼等が達してしまっているのを実感した。
 そして後半は「JUNKHEAD」の製作に大きく関わった200mphのhera氏を迎え、ツインドラムでのセットでのライブへ、これがもう本当に凄かった!!hera氏というスーパードラマーを迎え、ツインドラムでの圧倒的ビートの音圧で繰り出されるPDSの楽曲の数々はよりジャンクになり、より暴走するアンサンブルを生み出し、本当に人間の本能のリミッターを破壊するのには十分過ぎるだけのカタルシスが目の前に広がっていた。特に「COBRA」の鋭利に瞬間のカタルシスを放出する様は、本当にもう本能のままに頭を振るしか出来なくなっていたし、それに続く「鉄の歌を聴け」はPDS流の哀愁のサウンドが全開になり、一気に何かが込み上げそうになった。そして本編ラストの「INSIDE OUT」にて圧巻のライブを締めくくった。常にハイライトとも言うべき瞬間しか無くて、その一瞬一瞬に確かなドラマがあったのだ。
 hera氏がステージから掃けて、アンコールの声にメンバーはステージから去らずに、PDSのツアーファイナルは本当にクライマックスへ!!彼等の戦友でもある静カニ潜ム日々とのスプリットから「AL CAPONE」と「SLIDE」を披露。PDSの一つの始まりとも言えるスプリットの2曲は、本当にバンドが全てに於いて大きくなった事を証明するのには十分過ぎる位の物を放っていたし、何よりも本当にメンバー4人が圧巻のパッションで曲をプレイし、ブッシュバッシュは本当に最高潮のボルテージへ、この日のライブは何度も何度もハイライトと呼べる瞬間があったのだけれども、この最後の最後でとんでもない熱気を生み出し、本当に完全燃焼という言葉以外見当たらない凄まじい混沌のカタルシスでPDSの長く過酷なツアーを締めくくるツアーファイナルは幕を閉じた。

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セットリスト

1.Sweep Out
2.瞬間と循環
3.SCAPEGOAT
4.SANDWALL
5.Saw? Knife?
6.漆黒
7.COBRA
8.鉄の歌を聴け
9.INSIDE OUT

en1.AL CAPONE
en2.SLIDE



 Play Dead Seasonは今回のライブを機に暫くは地下での制作活動に入り、暫くはライブをこれまでの様にはやらない状態になる。しかしそれは活動休止とかではないし、あくまでも一つの区切りだと僕は思っている。沢山曲を作ってまた戻ってくる事を彼等は約束してくれたし、僕はただ新たなPDSがまた観れる時を心から楽しみにするだけなんだ。今回のPDSのリリースツアーは計3本に足を運ばせて貰ったけど、対バンも含めてどのライブも本当に熱いライブだったと思うし、その締めくくりは本当に完全燃焼という言葉に相応しい壮絶なライブでPDSは締めくくってくれた。Play Dead Seasonという素晴らしいバンド、若きポストハードコアの猛者はこうして猛威を見せてくれたし、また彼等が最前線に戻ってくる時を僕は心から楽しみにしています。
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