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■OPPRESSION FREEDOM vol.9(2013年7月28日)@新大久保EARTHDOM

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 世界進出も果たしている日本のドゥームバンドであるCoffins。彼等の4thアルバムが先日リリースされた訳なのだが、今回の企画はそんなCoffinsのレコ発企画であり、対バンは昨年再結成を果たした国内デスメタルの立役者であるNECROPHILE、元CHURCH OF MISERYのメンバー二人が在籍する爆音ドゥームであるNEPENTHES、サラリーマングラインドコアバンドことBROBという豪華過ぎて凶悪な3バンドが集結。総勢4バンドが極悪かつ熾烈な音で殺し合う血みどろの宴となったのだ。Coffins自体はあまり予備知識が無く、ライブも今回が観るのは初めてだったりしたが、4thアルバムの素晴らしさもあったし、是非あの音をライブで体感したいと今回アースダムまで足を運ばせて頂いた。勿論こちらも初見だったNEPENTHESも楽しみだったし、一回ライブでぶっ飛ばされたNECROPHILEとBROBの音もまた浴びたいと思ってたし、かなり楽しみにしていた企画だ。



・NECROPHILE

 そんな感じで30分程スタートが押して一発目のNECROPHILEのライブがスタート。今回のライブは8曲程プレイしていたが、まず本当にギターの音がめちゃくちゃ良いんだよ、このバンド。基本的には極悪な刻みのリフで進行するスタイルなんだけれども、その音が本当に凶暴でありつつも、自然と奥行きとか深みもあったりして、でもやっぱり原始的な殺気に満ちている。リズム隊の音もズ太く攻めに攻めてるからまた良い。ブルータルに暴走するサウンドを中心に展開するデスでありながら、時にダウンテンポになる落差だったり、アーミングを駆使して不協和音を奏でる不穏で地獄の坩堝みたいなギターソロが単なる殺気一辺倒じゃなくて、地獄サウンドをより表現している。徹底してブルータルさを魅せるこのバンドの音は国内デスメタルシーンの立役者であるのを納得するしかないし、僕みたいなデスメタルに明るく無い人間でも圧倒させる力量はある。今回披露した新曲も、持ち前の地獄のデスメタルを更にビルドアップさせた物で、かなり格好良かった。観るのは今回で二回目だったけど、のっけからアースダムを地獄に叩き落してくれた。

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・NEPENTHES

 続いて元チャーチの根岸氏がボーカルを務めるNEPENTHES。チャーチを敬愛する身としてNEPENTHESもしっかり観ておきたかったし、今回のライブを非常に楽しみにしていたけど、先ずサウンドチェックの時点で音が凄まじく大きい、そしてライブが始まったら更に爆音!!のっけから長尺のドゥーム曲から始まり、引き摺るグルーブが一気に充満、爆音の2本のギターが一発一発の音が本当に強大な音塊として投げつけられ、更にドゥームらしい煙たさも満点。チャーチ同様に正統派サバス直系サウンドでありながら、その猛禽っぷりと熾烈さはチャーチにも全然負けてなかった。しかし他の楽曲はドゥームでありながらもブギーし暴走するBPM早めの曲が多く、言うならば本当に良い意味で分かり易い古き良きロックな感じと、ロックの持つエロスだったり妖しさっていうのが、このバンドの大きな魅力の一つだと思ったりもした。チャーチの様な殺気という成分は薄いかもしれないけど、エロスという部分では更に上を言ってるバンドだし、根岸さんのパフォーマンスや佇まいはチャーチのヒデキ氏にも負けない貫禄だったりカリスマだったりを感じた。ツインギターを見事に前面に押し出し、巨根なビートの生み出すグルーブも凄かったし、45分程のロングセットで魅せれる物は十分に魅せてくれてた。早く正式リリースの音源が聴きたくなったし、またライブが観たいと心から思った。

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・BROB

 トリ前はサラリーマングラインドことBROB。前回の浅草で観た時同様にギターの人以外はバンT着てるの覗くと、本当にリーマンやってますって感じなんだけど、そんなルックスやオーラに反して、繰り出す音は本当に正統派なグラインドコアで、熾烈なブラストビートと、強靭凶悪なリフとグルーブで攻めに攻めて、ゲスボイスとハイトーンシャウトを見事に使い分けるボーカル。正統派グラインドながらもバンドの力量や屈強なパワーで攻めてくる音は本当に単純に格好良い!30分程のセットで実に20曲以上を、チューニングタイム以外はほぼノンストップで繰り出していたんじゃないかな?とにかく目の前から重量感もあるハリケーンが迫ってくる、そんなライブだった。正統派グラインドの格好良さを今回も体現していたのだ。

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・Coffins

 そして本日の主役であるCoffinsへ。初めてライブを観る事になったのだが、初めて観るライブで実に13曲にも及ぶロングセットのライブ。新作以前の楽曲を知らないのでアレなんだけれども、セットは新作4thアルバムの楽曲を中心にプレイしていた。しかしCoffinsまでの3バンドがとんでもなく凶悪な音を繰り出していたにも関わらず、Coffinsは更に上を行く勢いの凶悪な音を見事に出していた。先ず本当に低音がかなり効いていたし、本当に腹にクルっていうのが一番しっくりくる音塊、基本はドゥームでありながらもBPM早めの楽曲も多く。ブルータルに暴走するパートは本当に圧巻の熾烈さ!!ギター一本とは思えない分厚いリフがとにかくデスとかドゥームとかロックも飲み込み、リズム隊と共に圧倒的な重みを誇るグルーブとして生み出される、速いパートと遅いパートの落差も味方にしていたし、ロングセットながら、全く飽きさせない表現力も見事だったと思う。基本は低域グロウルで攻めながらも、時にハイトーンシャウトをかましてボーカルにも緩急を付けてたし、本当に全ての音が単純にドスが効きまくっていたのだ。ドゥームバンドでありながらも、その枠に嵌らないバンドとしてのスケールの大きさだったり、エクストリームミュージックを喰らい尽くしたからこそ生まれる強靭さだったり、Coffinsというバンドが日本だけでなく世界でも認められているのは当然であり、一時間弱に及ぶライブで一つの臨死体験を感じた人も多かったと思う。初めてライブを観たが、もう本当にブチ殺された。Coffinsというバンドは日本が誇る素晴らしきドゥームバンドであり、そして彼等もまた猛者だった。

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 主役のCoffinsは勿論だけど、他の出演バンドである3バンドも負けずに凄まじいライブを展開していたし、デスからグラインドからドゥームまでと、国内エクストリームミュージックの猛者の音を十分過ぎる程に体感出来た夜だったのだ。企画自体はもう最高だったんだけど、一つだけ残念だったのは、こんな豪華すぎる面子でも集客がキャパの半分位だった事だ(この面子なら普通にアースダム埋まると思っていたんだけど)。しかしこれだけ濃密かつ邪悪な音を一気に体感出来る企画なんて中々無いし、僕はやっぱりもっと多くのフリークスに是非とも現場に足を運んで欲しいと思ったのだった。しかしながら本当にCoffinsが格好良かった!!
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