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■Church of Misery NEW ALBUM "THY KINGDOM SCUM" RELEASE PARTY(2013年9月7日)@渋谷CYCLONE

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 もう世界レベルどころか世界トップレベル。本当に声を大にしてそう言いたい日本が誇るドゥーム鬼神ことChurch Of Misery。今年リリースされた新作「Thy Kingdom Scum」もとんでもない大名盤で、益々最強のバンドになった彼等のレコ発ライブはこちらもチャーチ同様に国内ドゥーム最重要バンドの一つである名古屋のサイケデリックドゥームの神ことETERNAL ELYSIUMという日本が誇るドゥームの巨頭2つがガチで殺り合う夢の様な2マン!!当たり前だけど、この日のサイクロンは身動きが取れなくなりそうになるレベルで人でギチギチの大入り満員だったし、それだけこの2バンドの激突を心待ちにしていた人が多かったのだろう。この日は正に全てが意地元なドゥーム祭だった。



・ETERNAL ELYSIUM

 先攻は名古屋が世界に誇るサイケデリックドゥームのETERNAL ELYSIUM。音源の方ではかなり愛聴していたバンドだが、恥ずかしながらライブを観るのは初めて。このバンドもチャーチに負けず劣らずメンバーそれぞれ華があり、ギターボーカルの岡崎氏の佇まいは貫禄だけじゃなくとんでもない渋さも持っていて格好良いし、外国人女性ベーシストであるTANA HAUGO姐さんの佇まいもまた格好良い。そしていざライブが始まると、もうのっけから重厚なグルーブとサイケデリックで煙たいギターが脳をトランスさせる。彼等もサバス直系型正統派ドゥームであるけど、より陶酔と酩酊を生み出し、それをあくまでもロックバンドとしてギミック無しに鳴らしているから凄い。リズム隊のタメがあって、濃厚重厚なグルーブは正にドゥームメタルのそれだし、前半のセットはそんなエターナル印のドゥームが炸裂しまくり、見事にサイケデリックな空気を生み出していた。そんなエターナルのライブにフロアも大盛り上がりで、それもあってか岡崎氏が楽しそうにライブをしているのがまた印象深かったりもした。
 後半のセットは現時点での最新音源のタイトルトラックである「Highflyer」で流れを変える。エターナルの楽曲の中でもテンポが速めで、アッパーさもあるキラーチューンだが、それでも持ち前のグルーブは健在だし、フロアの盛り上がりをさらに着火させる。純正のドゥームメタルの貫禄とロックバンドとしての格好良さを同時に打ち出した名曲からFlower Travellin' Bandのカバーである「Map」でまた空気を変え、哀愁のロックサウンドをドゥーミーでありつつも、それを感傷的に歌い上げる岡崎氏の歌がやたらと沁みた。そしてラストは再びサイケデリックなドゥーム絵巻を展開。最後の最後に全てを溶かしつくすギターフレーズとグルーブでのっけからフロアは昇天!!チャーチという猛者と共に国内ドゥームの歴史を作り上げた名古屋の猛者は、その名に恥じないライブでサイクロンを狂騒へと導いてくれた。

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・Church Of Misery

 エターナルのサイケデリックでありながらも熱いライブで一気に最高潮へと達したフロア、そして本日の主役であるチャーチのアクトへ。まず楽器隊3人が登場し、新作の1曲目であるインストナンバー「B.T.K. (Dennis Rader)」からスタート。タメとドスの効いた成田氏のドラムから弦楽器隊がサイケデリックなフレーズを奏で、そこから一気に重圧殺ドゥームへと変貌しフロアを襲った瞬間に、サイクロンはチャーチという極悪極まりない大量殺人鬼の殺戮現場へと変貌!!そしてヒデキ氏が氷結片手に登場し、フロアからは無数のメロイックサイン!酒片手に登場するだけでもロックスターな時点で既に格好良いのだが、続けて「Lambs To The Slaughter (Ian Brady / Myra Hindley)」にてヒデキ氏が一発目の猛禽極まりない「ウッ!!」ってシャウトをした時点で、この日のチャーチの完全勝利は確定。そこからはもうチャーチのお家芸の嵐、成田氏のパワフルかつ、重く、タメのあるドラムが全てを粉砕し、三上氏のワウを駆使し、歪みまくったサイケデリックなベースが生み出すグルーブ、イクマ氏のドゥームも殺気が込められたリフと、それと同時に生まれるグルーブとサイケデリックさも持ったギターフレーズ。それにヒデキ氏の狂気の殺人鬼ボーカル。その凄みと殺気に完全に殺されそうになったというか殺された。楽器隊の演奏が昨年末のワンマンと今年3月でサイクロンで観た時異常に凄みが増しており、イクマ氏も完全にチャーチに溶け込むどころか、他の3人を殺してしまいそうな位のプレイを見せ付けていたし、それに負けじと三上氏と成田氏のリズム隊が更に重厚なグルーブをぶつける。特に新作からの「Brother Bishop (Gary Heidnik)」は今後チャーチの最強の1曲として猛威を見せ付けるのが確実だし、ただひたすらに強靭過ぎるアンサンブルとグルーブと狂気だけで、おぞましい化け物を生み出してしまっている事に戦慄した。
 セットは新作の楽曲中心のセットだったが、そのどれもが凄まじいグルーブとヘビィなリフを重苦しく渋く、しかもロックバンドの貫禄で鳴らしていて、本当におぞましいさが充満していたし、それを華がある4人がライブでやるからまたロックだなーって事を馬鹿みたいに単純に思ったりもした。そして最早鉄板になっている「El Padrino (Adolfo De Jesus Constanzo)」の這いずり回る音が本当に腹に響きまくったし、それに続く「Shotgun Boogie (James Oliver Huberty)」で重戦車がブギーしまくる惨劇具合という流れは何度見ても凄みしかないし、更に強靭になった彼等の音によって、更に確実に人々を肉も骨も残さないレベルで粉砕する大量殺人兵器になってた。そして本編ラストは「Düsseldorf Monster (Peter Kurten)」にて壮絶極まりないヘビィブルース絵巻を見せて終了。そして鳴り止まない手拍子に応えてアンコールに更に1曲、未音源化の1曲を披露。それが日本語詞の楽曲で、そちらも凄く格好良かったんだけど、どうやらオ○ム真理教の曲のカバーらしい。最後の最後に本当に不謹慎極まりないカバーで締める辺りも流石だ。約1時間半に渡るドゥームの鬼神の殺戮ショウはフロア全員完全死亡という結末で幕を閉じた。

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 チャーチとエターナルという日本のドゥームの巨頭2つの共演は正に夢の組み合わせだったし、両者共に本当に期待を軽々しく超えるライブを見せつけて、フロアは絶頂射精だったし、本当に素晴らしい2マンだった。何よりも本当にギチギチになるまでサイクロンに人が集結していた事が個人的に嬉しかったし、両者共に世界レベルのバンドだからかもしれないけど、日本にもまだまだ多くのフリークスがいるって事を再認識出来て良かった。両者が生み出したドゥームメタルの悪夢の宴、本当に全てが別次元だったのだ。
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