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■NINE SPICES 6th ANNIVERSARY SPECIAL EVENT!(2013年9月15日)@新宿Nine Spices

 都内のライブハウスである新宿NINE SPICESの六周年イベントであり、今回は4バンドの出演ながらも国内激情系最高峰であるheaven in her arms、エクストリーム激重ハードコアのYoung Lizard、EXTRUDERSに、北海道から重圧殺マシーンことGOMNUPERSという豪華極まりない4バンドが集結。個人的には約四ヶ月振りのライブとなるHIHA目当てだったけど、一度はライブを観たかったYoung Lizard、そしてまさか今年二回も都内でライブを観れると思ってなかったGOMNUPER、それだけで足を運ぶには十分過ぎる理由だし、足を運ばせて頂きました。



・heaven in her arms

 意外な事にトップは国内激情系最高峰を欲しいままにしているHIHAのアクトから。5月以来の久々のライブだったが、今回も正に圧巻のライブを魅せてくれた。壁と化したアンプから放たれる轟音は正に負のオーケストラを放っていたし、更なる進化が見えた。今回のライブは普段のライブでの定番の楽曲はプレイせずに、恐らく今月末にリリースされるCOHOLとのスプリットの楽曲と幻月からの楽曲からプレイ。頭の3本のギターが美しく絡み合う新曲から、HIHA屈指のカオティックさを誇る「Inversion operation」へと雪崩れ込んだ瞬間に、今回のライブの彼等の勝ちは完全に確定。静謐な美しさからカオティックな激情までの落差も彼等の魅力だし、それでも一貫して壮大なスケールを持っている強みが彼等にはある。途中機材トラブルがありながらも、中盤の幻月の楽曲は、圧倒的な負の感情の正に激重のオーケストラとして奏で、本当に次元の違いを見せ付けていたし、ラストのトレモロリフが暴走する新曲は本当に全てを焼き尽くす業火であり、美しき負の感情が壮絶に体現されていた。今回のライブは40分の少し長めのセットだったし、本当に久々に彼等のライブを見れた喜びに震えてしまったよ。



・Young Lizard

 そして今回初めてライブを観る事になったYoung Lizardだが、彼等もとんでもない爆音で、本当に耳を貫くと言う表現が相応しいダウンチューニングのギターサウンド。3ピースと言うシンプルな編成でありながらも速さと遅さを自在に行き来し、徹底して重いスラッジからハードコアまで展開するエクストリームさを発揮していた。時にドラムがブラストしてハードコアになる瞬間の高揚感も凄いし、引き摺る音が充満する瞬間も凄い。要は徹底して無慈悲で両極端な音が彼等の魅力だと思う。そしてその中にとんでもない暴力性があるのだ。最後はギタボの人がマイクスタンドと共にステージに飛び出してライブが終わったが、その瞬間に全てを吹き飛ばされた荒野に立っている気分すら感じた。



・EXTRUDERS

 今回唯一予備知識無しで観た彼等。音楽性は本当にミニマルなポストロックと言えば良いのかな。本当に一音一音が静謐で淡々としており、その中で途中ざらつきも見せる。ウィスパーなボーカルが淡々と歌い上げ、本当に骨組みだけのアンサンブルが響き渡る感じのバンド。正直に言うと僕の好みの音では無かったりもしたんだけど、でもそのストイックに鳴らされるミニマルな反復と不穏さは確かに人を惹き付ける物はあるとは思うし、クリアさの中にある絶妙な歪み、反復する音の坩堝、それらが生み出す音はかなり独自性もあったと思う。



・GOMNUPERS

 トリはまさか年内に二回も都内でライブを観れると思っていなかった重圧殺マシーンことGOMNUPERS。再び爆音の激重地獄へと舞い戻ったナインスパイスを覆い尽くす重低音、3ピースでありながら、とにかく徹底的にリフとビートが生み出すグルーブによって脳を粉砕し酩酊させる彼等のライブは今回も勿論健在。引き摺るリフで攻めながら、絶妙に変化を付けたり、小技的なフレーズを盛り込むギターとベース、音数こそ多くは無いけど、本当に一発の音の破壊力が凄まじいドラム。彼等がスラッジコアを起点としたバンドであり、その音は重圧殺マシーンの異名を欲しいままにしているのは勿論納得の事実だけど、彼等にはEyeHateGodが持っていたヘビィさの中にあるグルーブを見事に継承しているバンドだと思うし、ヘビィでダウンテンポだけど、ノレるという武器を持っているのだ。彼等も今回ロングセットで、際限無く繰り出されるスラッジサウンドのグルーブと、時折垣間見えるハードコアの直接的な暴力性が見事にタッグを組み、ヘビィさから生まれる躍動と重圧を展開してくれた。やはりGOMNUPERSは凄い!!



 そんな訳でナインスパイスの六周年を飾るに相応しいイベントだったし、本当にそれぞれ全く違う音を鳴らしながら、自らの存在感を見せ付けていた夜だと思う。改めてナインスパイス六周年おめでとうございます。そしてこれから益々のご発展をお祈りしています。
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