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■CHAOS JAPANESE! FUKUSHIMA⇔TOKYO(2014年3月31日)秋葉原GOODMAN

 今、本当に福島のバンドが面白い事になっている!間違いなく独自の磁場を生み出し、都内でも積極的にライブをし、少しずつではあるが確実にその脅威は都内だけじゃ無くて、全国に広まっている。そんな福島バンドを東京バンドが迎え撃つ!!今回のドラびでおの一楽氏企画は正に福島VS東京の特濃のガチンコ勝負な企画となった。東京バンドもBOSSSTON CRUIZING MANIA、BOMBORI、core of bellsと本当に一筋縄じゃいかないバンドばかり!!こうして秋葉原で混沌の福島VS東京のガチの殺し合いの幕が切って落とされた。



・swindles

 先ずは福島勢一番手のswindlesから。初めてその音に触れたのだけど、不穏さの充満という言葉が一番しっくり来る感じで、ノーウェイブの不穏さと断罪の連続。ミドルテンポで不協和音をクリーントーンのギターで奏でたと思ったら、急激にBPMを早めて硬質なディストーションサウンドが押し寄せてくるし、ボーカルなんて歌詞がちゃんとあるのかどうかすら怪しい感じの滅茶苦茶でよれよれだし、そのルーズさがまた良いし、でもその中でしっかり緊張感のあるアンサンブルを生み出し、不穏な空気を生み出してくるのは流石は福島バンドといった所。初見ながら、かなり強烈なライブをしていたし、福島の凄みをのっけから感じたよ。

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・BOSSSTON CRUIZING MANIA

 東京バンド一番手はライブを観るのは大分久々になったボストンのライブだけど、ボストンの持ち味である破壊と再構築を繰り返しまくった挙句に生れる捩れに捻れまくり、踊れなさそうで踊れる独自のポストパンクサウンドは相変わらず健在だった。今回のライブはセットのほとんどが新曲のセットだったけど、その新曲はこれまでのボストンの持ち味を生かしながらも、個人的にはよりファンキーなグルーブを手に入れた印象を受けた。相変わらずパラノイヤなポリリズムの連続でありながら、それらがもっとグルーブに近づき、しかし独自の方法論は絶対に揺らがないし、エスヒロ氏のポエトリーなボーカルは相変わらず圧倒的情報量の言葉を吐き出しながら、毒素を吐き出していたし、そんな新曲郡からラストの「Who Is Next」の空白だれけのビートと、不穏なギターのハウリングが生み出す緊張感。ヒリヒリした感覚のままに暴発する瞬間はやはりカタルシスがあったし、東京のライブハウスシーンの裏番長は相変わらず健在だった。

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・Rebel One Excalibur

 福島バンド2番手は昨年最高の1stをリリースしたRebel One Excalibur。ライブを観るのは結構久しぶりにはなってしまったけど、久々に観た彼等は更に殺傷力と切れ味を手に入れ、鉄の音の反復と不協和によって、更なる奈落のポストハードコアを鳴らすバンドになっていた。機械的なビートであり、しかし人力だからこその生々しい断罪、不協和音を冷徹な鉄と血の感触で鳴らすギター、全ての音が生々しくありながら、冷酷であり、クリーンで鳴らされる不協和音も、歪みながらも、感情を感じさせない残酷な殺気だらけのディストーションも、全てが更に切れ味を手にし、バンドのアンサンブルは更に研ぎ澄まされていた。特に必殺の「BIG BUSINESS」のディストーションギターの反復と、機械的なビートの反復により公開処刑は凄まじかったし、それだけじゃなくてメンバー全員の佇まいとかオーラが凄く格好良かった。誤解を招きそうだけど、メンバーのライブ中のアクションだったり、佇まいがもう何と言うかロックスター的な格好良さがあったし、この人たち絶対女の子にモテるよとも思った。そんな部分も含めてRebel One Excaliburは更に格好良いバンドになったと思う。

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・doravideo + BOMBORI

 東京勢二番手はまさか3月中に3回もライブを観る事になったBOMBORIのライブ。今回はドラびでおの一楽氏のレーザーとのコラボで、BOMBORIのVJと一楽氏のレーザーとのコラボという視覚的な意味でもかなりエクスペリメンタルな事に。勿論ライブの方も抜群の宇宙具合。今回も新曲中心のセットだったが、よりヘビィネスやハードコアといった要素をダイレクトに感じさせながら、それらの音を極端に爆音&サイケデリックにする事によって生れる異質な世界。今回のライブでは僕個人はバンド全体の音がリズムやグルーブの部分に重点を置いてた印象を受けたけど、このバンドのツインドラムの躍動と、複雑怪奇なビートをとんでもない統率具合で放ち、ビートの躍動とヘビィネスの先の先を感じさせるサイケデリックさと、それでも最終的には原始的なサイケデリックさとヘビィさに回帰する弦楽器隊の音。このバンドにはドゥーミーさから生れるサイケデリックさもあるけど、それだけではなくて、プリミティブなギターフレーズを極端にする事によるヘビィネス具合もあるし、そんな音がVJとレーザーと見事にシンクロし、前回の国分寺の時のダークサイドさとはまた違う、完璧な宇宙を構成していた。ライブは30分程だったけど、濃密過ぎたし、でもまだ足らない。もっと長く長くこの宇宙に飲み込まれていたい!!本当に心からそう思ったし、間違いなくこの日のベストアクトだった。やっぱBOMBORIってすげーわ。

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・ReddTemple

 福島バンドのラストを飾るのはReedTemple。BOMBORIの時と打って変わって、本当にシンプル極まり無いセッティングに落差を感じたりもしたけど、そうこのバンドは最小から最大を生み出すバンドだ。ノーウェイブやDISCHORD周辺のバンドの影響下にありながら、それを独自に消化したオリジナリティの塊なミニマルショートカットパンクサウンドは、相変わらずスカスカだし、本当に最小限の展開と音の反復のみが生み出す微熱のサウンド。しかしこのバンドはそんな奇妙な歪みを最高に人を揺らがせるサウンドとして放つバンドだし、本質的にミニマルでありながら、それが微熱の中の高揚感を生み出している。それをライブでは最高の緊張感とグルーブで放ち、曲も短いけど、だからこそ連続で繰り出す事が出来るミニマルパンクは空気を変え、緊張感を生み出していた。彼等もライブを観るのは少し久々だったけど、更に自らの音を研ぎ澄まし、より異質でオリジナルなバンドに進化していた。

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・core of bells

 そしてトリは湘南のcore of bellsのライブ。これまで一筋縄じゃいかないバンドばっかりだったけど、このバンドも色々と一筋縄じゃいかなかった。のっけはいきなりiPodでSEを流し始めて、いざライブが始まったら最高にキャッチーでストレートなハードコア!!しかいそんなストレートさの中に絶妙な転調とキメを入れまくるカオティックさもあり、しかしファストさとヴァイオレンスさとキャッチーさが入り混じったハードコアは最高に格好良いし、それをハイテンションで繰り出すから最高に楽しくなる。しかし曲間に下手ギターの人がいきなり「飲んでっちゃって揉んでっちゃってー」とまるでピンサロのマイクパフォーマンスみたいな事を始めて、ドラムセットの前に置いたバケツの中で冷やしていたビールを他のメンバーがそんな煽りの中で飲むという最高にふざけたパフォーマンスをしたり、上手ギターの人が終盤はギターを弾かずにボーカルとなってツインボーカルで曲を繰り出したりと言う何が何だかな感じ。しかしおれもひっくるめて楽しさにするこのバンドのライブは最高に楽しかった。アンコールではまた下手ギターの人が煽りのマイクパフォーマンスをして、メンバーが酒を飲み、曲を演奏するかと思ったら、演奏はしないで終わりというおふざけ具合。それも含めて本気で馬鹿になれるバンドだった!!

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 こうして福島VS東京のガチンコバトルは幕を閉じたが、本当に全バンド最高のライブだったし、色々な意味での異質さや面白さしか無いイベントだったと思う。それぞれのバンドが持つ個性が強烈だし、福島という地でリアルタイムで起きてる新たな波と、東京での混沌とした異質さ、それらがぶつかり合う良いイベントだったよ。福島バンドも東京バンドもそれぞれがそれぞれの良さで戦っているからこそ生れる混沌の磁場がそこにはあった。
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