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■farewell to words(2014年4月5日)@横浜GALAXY

 Envyの名曲をイベント名として冠した今回のイベントは正に激情が南太田を揺らした夜で、AWKWARD、24hour party time、という横浜・横須賀バンドに加え、静岡三島のAnd Protector、木更津のEF、そして広島福山のハードコアカリスマshult to 104kzという豪華極まりない面子が集結。残念ながらwakamiyaはメンバーの体調不良でキャンセルになってしまったらしいが、それでもこの5バンドが本当に熱いライブを繰り広げた意味は大きいし、都内からあるばる横浜は南太田まで足を運ばせて頂いた。そして電車で片道一時間半近くかけて足を運んだ価値があるナイスなイベントだった。



・AWKWARD

 GALAXYに到着するのが遅れてしまって、スタートには間に合ってないんだけど、一バンド目の横須賀のAWKWARDは何とか半分は観れた。今回は初めてその存在を知るバンドが多くて、このバンドもそうだったんだけど、3ピースの荒々しい劇場系といった印象で、クリーンな静謐なパートを盛り込みながら、クリーントーンで高らかに歌い上げるギターボーカルと、ハイトーンの激情らしいシャウトをかますベースボーカル。アンサンブル自体はかなり荒々しく、どこか危うさも感じてしまうんだけど、その荒さの中にバンドとしての初期衝動が溢れていたし、メロディセンスは中々の物を持っていたと思う。最後はベースボーカルの人がフロアに飛び出して叫んでいたのは観る人の注目を集めていたし、これからの凄い化けるバンドになるんじゃないかって思った。でもこの素直な衝動は個人的に凄い好きだ。


・24hour party time

 お次はこちらも初めてライブを観る横浜の4人組である24hour party time。こちらは大分歌物なエモのバンドであったけど、一言で言うと凄い心をキュッとさせるバンドだったと思う。演奏自体は正直に言うと上手いバンドでは無いし、屈強さよりも、ナードさの方が表に出ているバンドだったと思うんだけど、その繊細さの奥には確かな強さもあったし、繊細な旋律と泣きを丁寧に奏でつつも、どこか武骨な男臭さと言うのも感じたのも事実だし、単純に曲も良いし、歌心に非常に溢れていた。歌物バンドながら疾走感を非常に感じる曲も良いし、その青き疾走は心に確かに突き刺さった。このバンドも今後どう化けるか非常に楽しみなバンドだ。


・And Protector

 本来ならここでEFのアクトの予定だったのだけど、EFのメンバーがアクアラインでの渋滞に撒き込まれてしまった関係で出順は変更となって、静岡三島のAnd Protectorのアクトへ。このバンドは正に透明感溢れる青々とした激情系ハードコアを鳴らすバンドで、不器用なまでに真直ぐなバンドだった、各楽器隊の音作りやフレーズも非常にシンプルで、余計なギミックは何一つ無し!青い透明感溢れる旋律と、ここぞとばかりに爆発するエモーションで勝負し、ソリッドでありながらも、それでも溢れるメロディアスな泣き、シンガロングもガンガン取り入れ、ストレートな熱さしかない激情系ハードコアは不器用でありながらも、ライブでは確かな説得力もあり、とにかく何度も拳を突き上げてしまった!!初めてライブを観たが、そのバンドとしての力量は確かな物があったし、やっぱり静岡三島のシーンは侮ってはいけない!その青に焼き尽くされた。



・shult to 104kz

 そして今回一番の目当てだった広島福山の熱きハードコアヒーローことshult to 104kz!!一発目は勿論必殺の「屍」!!このバンドのサウンドスタイルは確かにハードコアのそれとは全然違うし、利和さんのポエトリーとシャウトを交えてのメッセージとしてのボーカル、原田氏のポストロックと激情系ハードコアの流れを組み込んだ美しく流れるギターフレーズの数々は、鉄拳氏のヴァイオリンと美しい調和を果たし、山田氏のジャズを基軸にし、それをポストロックへと還し、バンドにグルーブとリズムを与えるドラムも、本当に完全な調和を果たしているけど、その美しい調和から更なる衝動を鳴らすのがこのバンドの凄い所で、それは利和さんのメッセージとしてのハードコアなボーカルの力だし、静謐な美しい音と共にポエトリーを放ち、それが轟音と化した瞬間にはそのシャウトで魂を焼き尽くす、ライブは実に一年振りになってしまったけど、バンドとしての力量は全く衰えていなかったし、「STILL GRIND」の美しさの先から放たれる肺ボルテージさからは正に無限の力の先の先を感じさせ、「限界なんて何処にもねえ!!」とばかりに轟音と不協和音が美しい激情の激鉄を打ちつける!!そしてラストの「Infinite4ce」にて全てが暴発。何度も「S.T.! PRIDE!!」と叫び、横浜GALAXYから無限の彼方へと突き放つ無限の力を見せ付けていた。何よりも今回思ったのは、このバンドのライブは本当に温かいという事だ。利和さんのボーカルは漢としての筋を通しているからこそのメッセージだし、ケツを蹴り飛ばすメッセージでもあるんだけど、それだけじゃなくて、美しい音の粒子が包み込む様な温かさを僕は個人的に感じた。最後の最後の轟音の不協和音の中で、僕はただ拳を握り締めるだけだった。これぞ「S.T.1 PRIDE」、何にも屈しない信念としてのハードコアが横浜を焼き尽くしていた。何てバンドなんだ本当に。



・EF

 トリは無事にハコに到着した木更津のEF。実に結成から15年以上に渡って活動している大ベテランバンドなのだが、これまでの激情の空気をブチ壊し、熾烈でストレートなクラスティハードコアサウンドでブチ壊しまくる、ポジティブな力に満ちたボーカルもそうだけど、ハードコアバンドとしての馬力はベテランバンドならではの貫禄を持っているし、単なるストレートなハードコアに留まらないで、ブルースハーブを取り入れたり、音楽性としても雑多さを持ちつつ、そのストレートなサウンドはやはり別格。ボーカルの人がのっけからフロアに飛び出し、マイクスタンドを持ち上げて叫びまくっていたし、そのハイテンションさはバンドの持つポジティブなアッパーさにも繋がっていた。緩急を楽曲の中で生み出し、ソロはロックの格好良さに溢れ、キャッチーでパワフルなハードコアで今回のイベントを締めくくった。ずっとライブを観たかったバンドなんだけど、やっとライブを観れたし、噂通り格好良すぎてブチ上がった!!



 そんな感じではるばる横浜は南太田まで足を運んだ価値は十分にあるイベントだったし、熱き激情に溢れた夜になったのでした。横須賀のパンプキンもそうだけど、東京都内から近いけど遠い神奈川なんだけど、神奈川のバンドシーンも確実に熱いし、今回のイベントなんて東京のバンドは一つも無かったけど、都内バンドに負けないライブを各バンドがしていたし、東京だけじゃ無くて、他の地域にシーンの面白さと、まだ見ぬ音が沢山ある事を実感させられた夜でした。それとGALAXYがあるドンドン商店街の寂れ具合は噂に聞いてたけど、想像以上に寂れててビビったのはここだけの話。後は近くにあった千家って横浜家系のラーメン屋にライブ後に行ったけど、めっちゃ美味しかったです。
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