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■GRIND FEST 2014(2014年10月19日)@TRINITY SKATE PARK

 今年もラウドパークに被せる形で各地で色々なイベントがあったけど、ラウパ二日目に板橋区舟渡という東京の最北端で最高に熱いフェスが開催された!!death by metalキュレーションによるグラインドコアとスケートの融合フェス、その名も「グラインドフェス」とまんま直球のイベント名だが、このフェスは板橋区舟渡の屋内型スケートパークであるTRINITYを借りて開催となり、スケボー場でグラインドコア!!なイベントになった。しかしグラインドフェスと銘打ってはいるけど、良い意味でグラインドに固執せずに、メタルもハードコアも激情もスラッジとバラエティ豊かな8バンドが集結!更にはバンドとスケボーだけじゃなくて、タトューにビーガンフードに酒にディストロにと音楽とスケボーだけじゃない見事にフェスって感じ。そりゃもう特別なイベントになるに決まっている。
 僕自身が今回のイベントが本当に近場で、自転車で会場まで足を運んだけど、会場付近は工業地帯で工場ばかりなのだけど、その中でTRINITY付近は見事に黒い人たちが沢山!!普段の舟渡じゃこんな光景絶対無いだろって感じだったし、そんなスタート前の空気で既に非日常。そしていよいよ俺たちのラウドパークことグラインドフェスが開幕した。



・DREAD EYE

 先ずはヴァイオレンスなグラインドを鳴らすDREAD EYEがトップバッター。ステージの環境はボーカル以外はアンプの生音で、見事にスタジオライブ感ある環境で、決して音響面は良いとは言えないけど、そんなのは関係無かった。のっけからヴァイオレンスでダークなグラインドコアが炸裂したのだから。ブルータルでダークなリフが暴力的なまでに空間を支配し、単に速いだけじゃなくて、遅いパートも盛り込みながら、ブラストするグラインドなパートでは重戦車の暴走サウンドを展開し、そしてショートに地獄をノンストップで繰り出す。そんな音に飲み込まれていたらライブはなんと10分やったかやってないかで終了!!グラインドのバンドはそりゃライブ15分とか20分とか多いけど、あっという間過ぎてびっくりしたし、本当に交通事故みたいなライブだった。この時点でグラインドフェスの狂騒は確定したのだった。



・DEATH HORN

 お次は完全に予備知識無しで観る事になったデスメタルバンドであるDEATH HORN。このバンドだけど、基本はスラッシュな要素を盛り込んだデスメタルって感じなんだけど、個人的な感触としてはハードコア好きにも凄いアピールできる音だと思うし、グルーブだったり、リフのセンスはハードコアの荒々しい暴走感を前面に出してて凄く格好良いし、強い。しかしメタル要素もしっかりあって、ギターソロではメロディアスな早弾きフレーズをガンガン使ってきたりもしていて、凄く聴き易い印象もあった。邪悪さと強さと疾走感と泣きのバランスは本当に絶妙で、クロスオーバーな感覚もあり、グラインドフェスというイベントでも全く浮かないでいたし、何よりも気迫溢れるパフォーマンスに胸を打たれた人も多いと思う。堂々としたライブを展開し、メタラーじゃない僕にも凄いガッツリと来るバンドだった。



・isolate

 現在リリースツアー真っ只中なisolateは今回のイベントじゃ一番アウェイな感じはあったし、唯一の激情系のバンドであったけど、今のisolateにはそんな事は関係無かった。この日はアンプのキャビは二段積みじゃなかったし、DEATH HORNが終わった時点で、早速警察が来るというアクシデントが見事に発生したのもあってか、普段よりは音量こそ大きくは無かったけど、「ヒビノコト」をリリースしてからのisolateのライブは本当に無敵だ。セットは「ヒビノコト」の中でも特に攻撃的な曲を中心としたセットであり、安藤さんがライブ序盤に腕をバッって広げてから、いきなりマイクで自分の頭を殴り出すしと絶好調!しかしながら池谷さんのドラムが本当にキチガイじみて凄くなったのはisolateの進化の大きな要因だと思ったりもした。池谷さんの正確無比でありながら、音の重みや躍動感も凄いドラムは間違いなく今のisolateの重要要素でもあるし、音量こそ少し控えめであったけど、ツインギターの美しく重い暗黒トレモロの絡みが生み出す洪水は見事。しかしこの日は完全にベースのコケグチさんがブチ切れてた。終盤の「狂う影にあわせて」から「終末」の流れはバンドの音の破壊力と気迫と殺気が尋常じゃ無かったし、コケグチさんは途中最早ベースすら弾いてない瞬間すらあり、最後はギターの花澤さんにタックルかまして、ベースブン投げて、ステージにぶっ倒れるっていう狂いっぷり。色々とアウェイな環境だからこそ、isolateの凄みを感じるライブだったし、更にとんでもないバンドになると確信している。



・SAIGAN TERROR

 そしてサイガンから完全に火が点いた!!先ずはギターの人が完全に酔っ払った状態でステージに登場したし、しかもギターの人が着ているのがTバックだけっていう、下手したら全裸よりもヤバイ格好だし、体に謎に落書きしているしともう完全に出オチな感じで意味が分からない。そしていざライブが始まると全てが混沌に!!音楽性はスラッシュメタルがクロスオーバーしたハードコアでシンプルでありつつも、凄く格好良いんだけど、もうフロアが完全に狂っていた。サイガンから見事にサークルモッシュが発生するし、しかもピットで普通にスケボーで滑っている人まで出てくるし、色々訳が分からなくなっていた。しかも途中、謎のちびっこ男子二人(恐らくは出演者か関係者のお子さんさと思う)がステージに上げられて、ボーカルをするという訳の分からなさ。もうライブの細かい事は何も覚えてないけど、僕のピットでモッシュしながらもみくちゃになっていたし、グラインドフェスという特殊なパーティの本領がこのサイガンから始まったと思う。いや単純に楽しかった!!



・UNHOLY GRAVE

 後半戦トップバッターは名古屋が誇るグラインドコアの重鎮であるUNHOLY GRAVEだけど、この日一番の正統派グラインドであり、非常に格好良いライブだったと思う。時にビートを落としつつも、常に荒々しいブラストビートが炸裂し、渦巻く重低音とヘビィなリフと吐き捨てるボーカルは正にグラインドコアでしかないし、実際のBPM以上の体感速度を生み出すバンドのアンサンブルの重さは、やはり長年戦う猛者だからこそ生み出せる物だ。ライブ自体は実に20分程しかやっていなかったらしいけど、実際の体感時間はそれ以上で、ショートカットなグラインドをノンストップかつ濃密に繰り出しまくっていたからだろう。今回のイベントで一番グラインドしていたし、15曲以上に渡って繰り出されたグラインドコアには圧倒されっぱなしだった。しかし小松さんのロボットみたいな動きはやたらと格好良いけど、やたらとシュールで、ライブ中はずっと小松さんを見ていたりしたのはここだけの話。



・ANAL VOLCANO

 少し疲れたので、後ろの方でゆっくりとANAL VOLCANOは観る事にしたんだけど、メンバー殆どが覆面をしているという異様な出で立ちで登場。しかしやっている事は正統派のダーティでブルータルなグラインドコアであり、速さとグルーブ重視のサウンドは中々好印象。ゴアグラインドのバンドらしいけど、個人的にはそこまでゴアグラインドな感じはしなかったし、もっとキャッチーな印象を受けた。それはゴア以前にグラインドとしてのバンドの力量がしっかり備わっているのか、またライブと音源は違うのか、完全に初見のバンドだったから、そこまでは分からないけど、でも大きな盛り上がりであっと言う間にライブは終了。極悪サウンドはこのフェスならではだし、普通に良いバンドだ。



・ZENOCIDE

 そしてこの日のベストアクトは間違いなくZENOCIDEだっただろう。ベースの人が変わって、前に観た時に比べると音のエグさは少し後退したかなと思いきや、そんなのは大嘘で、逆にギターの音がとんでもなくエグい事になっている。合計でアンプ4台というセットはこの日出演したバンドで一番だったし、セッティングの時点で既に重低音がヤバイ。そして繰り出されるのはサバス成分が全く無い、純粋にハードコアを遅く重くしたスラッジなんだからヤバい。ハードコアらしい速いパートも盛り込み、曲はスラッジらしくない極めて普通の尺の楽曲。一点集中型で音圧で殺すスタイルのスラッジをこのバンドは極めようとしているし、時折入るクラスト成分が、他のスラッジ・ドゥームとは決定的に違うバンドだって事を決定づけている。何よりも、ライブバンドとしてのZENOCIDEは本当に凄い。最初から最後まで激重たっぷりで一瞬で終わってしまった様にも思ったし、地獄としか言えない音しか出していなかった。グラインドとは完全に離れた音楽性でありながら、重さと遅さで殺すスラッジとしてZENOCIDEは凄すぎる!!



・BUTCHER ABC

 そしてトリのブッチャーだけど、この日のブッチャーは本当に神がかっていた!!セット自体はいつもと変わらないセットだったけど、バンド側の気迫と、観客の生み出す熱量が見事にシンクロして、得体の知れない楽しさを生み出していた。相変わらずやっている事はただ単純に格好良いデスグラインドだし、地獄の様なギターリフの数々と、奈落へ疾走するサウンドが炸裂するといういつも通りのブッチャーのライブ。いやいつも通りの安定の格好良さだったから良かったんだと思う。他のバンドのライブが生み出した異様なカタルシスの磁場を受け継ぎ、いっそうテンションが高くなったライブはもう最高の一言だったし、フロアの盛り上がりはサイガンの時以上だったと思う。スケボーを高々と掲げる人、普通にスケボーしている人、後ろでゆっくり見ながらも拳はしっかりと突き上げている人、無茶苦茶モッシュしている人、この日のブッチャーはいつものライブハウスでのライブと違う場所で観るからこそのブッチャーって感じが凄くあったし、アンコールも含めて異様なテンションのバンドの演奏がヤバかったし、本当に今回のグラインドフェスを総括するライブだった。もうこの手のジャンルじゃ重鎮の領域にいるバンドだし、重鎮がいつもと違うシチュレーションでいつも通りの最高のライブをする。それが良かった!それで良いのだ!!



 しかし本当に凄いイベントだったと思う。単純にモッシュするも良し、後ろでゆっくり酒飲むも良し、スケボーしながらライブを楽しむも良しという、良い意味で自由な空間だったし、ピットでスケボーする人がいるわ、ライブやってる横で、ランプの上に座っている幼女がいたりするわ、ちびっこが普通にスケボーしているわ、警察が即効で来るわ、再入場の確認なんて最早していなかったわ、もう色々と滅茶苦茶なんだけど、その滅茶苦茶さは非常にピースフルだったし、前述した通り、グラインドフェスとは銘打ってはいたけど、グラインドに固執しない多様な出演者もそうだし、ライブハウスとはまた違った開放感や特別な感じ、本当に良い意味でアホな大人の遊び場でありお祭になったと思う。
 色々な部分で課題は多いとは思うけど、各種SNSにアップされてる写真を見て、本当にこのフェスは特別なフェスになったと思うし、主催側は来年も開催する事を宣言しているし、こうした大人の遊び場は本当にもっと増えて欲しいと心から願う。
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