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■garlic? Vol.2(2014年10月26日)@新宿Nine Spices

 twolow、即ちラーメン二郎である。garlic?、即ち「ニンニク入れますか?」である。KularaやAS MEIASを始め、これまで本当にたくさんのバンドでドラムを叩いてきたシーンの大重鎮であるスーパードラマー塚本氏と、 DETRYTUSの亀井氏と、3LAの中の人である水谷氏による新バンドtwolowは真性の二郎狂いによるバンドだが、そんなtwolowの自主企画第二段は正にニンニクもヤサイもアブラも全部マシな面子が集結したイベントになった。一つの枠組みに嵌らず、様々なベクトルで本当に個性豊かで素晴らしいバンドのみが集結するという、単純にイベントとして最高だし、何よりも最高の3人によるtwolowがどんな音を放つかが本当に楽しみで今回足を運んだのだけど、結論から言うとtwolowも最高のバンドだったし、他の出演バンドも最高という、最高のイベントになった。



・MIRROR

 実に2年振り位にMIRRORのライブを観る事になったのだけど、この人たちは先ず半端無く演奏が上手い。ギターフレーズだったり、ベースだったり、ドラムだったりの音のキレが半端じゃないし、アンサンブルが本当に美しい流線型を描く完璧なフォルムを作り上げている。そもそもこうした音のフォルムの美しさはインストバンドでは最重要項目だと思うし、MIRRORはまさにそんなバンドなんだけど、MIRRORはインストから熱い熱を放つバンドだ。緩やかな流れの様でもありながら、時に激流の様な熱情を感じるのは、楽曲のメロディやコードのセンスが成せる技でもあるだろうし、何よりも何処か凄く楽しそうにライブしているメンバーの姿がそうさせているのかもしれない。ただテクニカルなだけのインストバンドは正直沢山いるけど、技術と表現力と熱量の全てを兼ね備えたインストバンドって、実はほとんどいないと思うし、そういった意味でMIRRORは確実に選ばれしバンドなんだと思う。今回はMCも多めで(安西ひろ子が好きな営業の後輩の話で爆笑をさらってた)、ある意味での親しみやすさがMIRRORにはあるし、その風通しの良さの中での切れ味の鋭さ。本当に久々にライブを観たけど、MIRRORは全くブレていなかった。



・REDSHEER

 今回で10本目のライブとなるREDSHEERだけど、このバンドは本当にライブを観る度に凄いバンドだと実感させられる。ライブを観る度に新たな発見もあるし、計り知れない気持ちにもなる。パワーコードは先ず使わずに、アルペジオと奈落感溢れるコードによるギターリフで攻めながらも、切れ味の鋭さは完璧過ぎる山口氏のギターはこの日も絶好調!!うねりまくる小野里氏のベースと、いつも以上に手数が増えているだけじゃなくて、いつも通りの独特のハリと躍動感と跳ねを生み出すrao氏のドラムが生み出す化学反応はより明確になっているし、頭の「Curse From Sad Spirit」のアルペジオの反復から、ディストーションの激情のギターへと変貌した瞬間に奈落に落とされる感覚から、飛ばしに飛ばしまくっていたし、「The End,Rise Above」の直情的過ぎる痛々しさから、同様に攻撃性がキマりまくっている新曲へと雪崩込み、ラストは個人的にRedsheer最強の一曲だと思っている「Silence will burn」で完殺。今回のセットは特にRedsheerでも尖りに尖りまくっている曲ばかりだったけど、それぞれの音の殺傷力が増幅しているし、実はRedsheerは変拍子の嵐だったり、複雑な楽曲構成に目が行くけど、根本的な部分のメロディセンスも凄いし、実はシンプルにそれぞれの音が凄まじく歪みまくっているから凄いんだと思う。たった5曲だったし、後2曲はやって欲しかったりもしたけど、本当に最近ずっとRedsheerは最高としか言ってないけど、本当に最高なんですよ!!



・PLAY DEAD SEASON

 半年位ライブをお休みしていたし、ライブ活動を再開してからタイミングが合わなくてライブを観れて無かったからライブを観るのは本当に久々になってしまったけど。PDSは全然日和ってなんかいなかった。もう爆音の一言で十分過ぎる位の音圧と音量。印南さんはマイクスタンドに蹴りを入れたりとパフォーマンスも絶好調だし、ライブ自体はあんまり長く無かったし、あっさりと終わってしまったけど、この100mを全力疾走する感じが最高なのだ。PDSって言ってしまえば凄く王道のバンドだし、90年代ポストハードコアの怨念と怨霊に取り憑かれたバンドであるんだけど、ただ単純に鉄の塊の様な音を爆音で放つだけでも格好いいし、まさしく爆音でドライブする高揚感が最高のバンドなのだ。ただ単純に曲が格好良いのもあるけど、ライブバンドであるPDSは一瞬で全てを焼き尽くすサウンドしかいつもブチかまして来ないし、だから最高なのである。特に「COBRA」はいつ聴いても最強の一曲だと思うし、バンドのサウンドの一体感は凄まじい事になっていた。前みたいにキチガイみたいな本数のライブをやる訳では無くなったけど、その代わりその一瞬一瞬の空気感や音が濃密になっていたし、鉄の歌はますます研ぎ澄まされていた。PDSはまだまだどこまでも行ける!!



・BROILER

 「速けりゃいいんだよ、クソッタレ!!」という名フレーズをDie You Bastard!は掲げているけど、正にそんな音だったと思う。BROILERは紛れも無く正しいグラインドコアだった。最近のカッチリとしたグラインドでは無く、80年代のオールドスクールなハードコアスタイルを継承し、そして音階とか最早分からない爆音をとにかく速く叩きつけるバンドだ。それがもう何から何まで楽しくて最高だったのだ!!ボーカルの人はパッチだらけのベストに目の周りを真っ黒にしてるし、その出で立ちからして、この日のメンツでは大分浮いてはいたけど、でもそんなのはお構いなしだ。ボーカルの人がのっけからフロアに飛び出してヘッドスライディングかましながら叫びまくる。というかステージに殆どいなかったし、ヘビィなサウンドがひたすら暴走しまくるサウンドはもうブチ上がるしかないし、これは一言で言うと間違いないサウンド。前のPDSとはまた違う馬力を見せながら、重戦車サウンドでひたすら速さを追求する極悪サウンドが最高だったし、でも随所随所のギターソロとかは結構テクニカルだったりってのもニクい。BROILERってバンドは最高最強のバンドだと思ったし、初見ではあったけど、最高に楽しいライブだったぜ!!



・twolow

 そしていよいよtwolowのライブ。下手に立つ水谷さんはその身長の高さもあってフロントマンとしてのオーラが凄いし、レスポールが凄く小さく見えたりもする。上手には亀井さん、真ん中に塚本さんという立ち位置の3ピース。そしていざライブが始まると、とにかくヘビィなリフで攻める攻める!!塚本さんと亀井さんのリズム隊がテクニカルでありながらも、変則性を生かしたヘビィなグルーブを生み出し、そこに水谷さんがボーカルを乗せながらガンガンリフをかましまくるっていうスタイルなんだけど、テクニカルな変態性を前面に押し出すんじゃなくて、それはあくまでもアクセントであり、実際はシンプルなまでにヘビィロックなサウンドスタイル。一言で言うと滅茶苦茶渋いし、往年の古き良きオルタナティブメタルであったりとか、ダークな感触はtoday is the dayの様でもあるし、ある意味では一時期のUNSANE的でもあるし、モダンなヘビィロックの要素を受け継ぎながら、それを非常に現代的な音として蘇らせていたのだ。曲は6曲位やっていたと思うけど、どの曲もとにかくリフで攻めまくるストイックなスタイルの楽曲ばかりだったし、どことなくダークな成分を噴出しまくりながら、ズタズタに容赦なく切り刻むヘビィネスは一つの懐かしさを感じさせながらも、古臭くなくて非常の洗練されていたし、これからどんな進化と変化を遂げるか非常に楽しみだ。twolowなんて二郎なバンド名だけど、その音楽は完全にガチだ!!



 全く違うベクトルの音を放つバンドばかりであったけど、個性を最大に生かしたバンドしかいなかったし、何よりも主催のtwolowの気迫溢れるライブが本当に良かった。twolowは年内も色々ライブが決まっているし、その全容はこれからもっと多くの人が目撃する事になると思うけど、本当にヘビィロックからオルタナティブまで風穴を開けるだけの力を持つバンドだと思うし、機会があれば是非ともライブを目撃して欲しい。勿論、この日出演した他のバンドも是非ともライブを目撃するべきだと思う。
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