■MINERAL JAPAN TOUR 2015(2015年2月21日)@渋谷TSUTAYA O-nest

 残したアルバムはたった2枚、活動期間はたった4年程。たったそれだけの活動期間でありながら90年代エモの代表格であり、国内外問わず本当に沢山のバンドに影響を与え、レジェンドとなっていた彼等だが、昨年突如として再結成し、そしてこの日本の地にもやって来る事になったのだ!!そりゃ各公演は即ソールドアウトになったし、僕もチケットを取る事が出来なくて涙を飲んでいたけど、そんなMineral難民キャンプ救済追加公演として、ツアーファイナルのo-nestでのワンマン終了後に、二回目の公演として同会場でのワンマンライブ。このチャンスを逃してはいけないと即チケットを確保して僕はMineralのライブを観る事が叶ったのだ。
 実際オープンの21時ちょい過ぎにnestに足を運んだら入口のエレベーター前では列が出来ているし、実際スタート時刻直前は本当にnestがギュウギュウに埋まっている!!こんなに人で一杯なnestはAlcestの初来日以来だし、来ている人々からはMineralのライブが遂に観れるって期待が伝わってくる。スタート前から熱気が凄かったけど、その熱気はいざライブが始まったら大爆発なんだろうなって思いながら予定より10分程押していよいよ俺たちのレジェンドのライブが始まった。



 分かっていたけど、1stの一曲目を飾る大名曲「Five, Eight and Ten」のあのイントロが紡がれた瞬間にもう一気に沸き上がってくる物があった。フロアは予想通り熱気が大爆発、あの音源での青さといなたい音が目の前で本人たちがプレイしている!!もうそれだけで十分だったし、今にも胸が張り裂けそうなメロディと歌にのっけから涙を流してしまいそうになりながら拳を何度も突き上げていた。フロアもいきなり飛び跳ねる人、興奮のあまり叫びまくる人、そしてシンガロングとお前ら本当にMineral大好きなんだなって熱狂。いやそうだよ、本当にエモ云々とか抜きにしてMineralってバンドは掛け替えの無い存在だもん。ラスサビ前のあのチョーキングギターのフレーズを聴いた瞬間に俺も興奮で訳が分からなくなってしまったもん。そして続く1stの2曲目を飾るアンセム「Gloria」の疾走しまくるギターフレーズから泣きまくりなチョーキングが炸裂した瞬間に僕は叫んだ。透明感しか無いサウンドと共に繰り出される哀愁、音源よりも心無しか上手くなっていた演奏、しかし音源に存在しているナードさもより際立ち、もう心が震えまくっていた。まさかのモッシュにダイバーという事態は想像出来なかったし、クリスが「カンパイ!!」って言いながらペットボトルをフロアに向けてからの「Slower」、もうこの伝説的名盤1stの冒頭を飾る3曲だけで感涙しか無い!!メンバーのルックスこそ年を重ねておっちゃんになっていたけど、演奏はもう完璧。あの繊細な音をライブで完全に再現出来ているってどんだけどよってなっちまった。
 「February」からは流れも変えて感動的な歌物の楽曲に。決して轟音に振り切ってない、どこか頼りのないディストーションのサウンドと、クリーントーンのクランチ気味のギター、もう堪らなくなる。続く「M.D.」もそうだし、エモ云々以前にMineralは本当に純粋に良い歌を良いメロディと共に歌っているだけに過ぎない。名盤7インチのこの2曲はMineralの中でも特に素朴で剥き出しになっている音が特徴的だけど、ちょっと詰まりながらもクリスの歌は本当に良くて良くて、そんな染み込む空気を破る様に再び1stからメロ過ぎるベースラインと共に陰鬱さが際立つ「80-37」の心の繊細な影を疾走サウンドとして表現し、終盤のあのあざと過ぎる決めの連続でもう堪らなくなるしか無いじゃないか!!
 終盤はいよいよ2ndの曲をプレイ。「Unfinished」のドラマティックさ、「For Ivadell」は頭のアルペジオのフレーズからやっぱりブチ上がるしか無かったし、Mineralでも個人的に特に好きな一曲である「Waking To Winter」のいなたさを全開にしまくっているのに、壮大さすら感じさせるナード達のオーケストラとも言うべき感動はライブから一日経過した今でも余裕で脳に焼き付きまくっている。あの終盤の混沌とした感情がグチャグチャになった様を本気で音にしてしまったみたいな悲哀。もう言葉に出来ないよ。そして本編ラスト「&Serenading」まで本当に10曲が一瞬で終わってしまった。アンコールも勿論あって、2ndの一曲目である「.Love Letter Typewriter」の純度が高すぎるからこそ体に染み入る正にミネラルなクリーンのギターには静かに聞き入り、そこからの「Palisade」は組曲の様でもあり、そして最後は1stのラストを飾る「Parking Lot」。もう全13曲が完璧でしか無いし、最高でしか無い。そもそも言葉になんかするのが不可能なライブだった。ライブ自体は一時間弱、決してセットも長かった訳じゃ無いし、他にもやって欲しい曲は全然あった。でも子守唄の様にずっと聴いていたあの名曲もこの名曲もプレイしているそれだけでも最高だったし、それを音源のあの感触のままプレイしていたから最高の更に一個上の何かでしか無かったんだよ!!



セットリスト

1.Five, Eight and Ten
2.Gloria
3.Slower
4.February
5.M.D.
6.80-37
7.Unfinished
8.For Ivadell
9.Waking To Winter
10.&Serenading

en1.Love Letter Typewriter
en2.Palisade
en3.Parking Lot



 アンコールが終わっ終演のアナウンスがされても誰もステージ前から離れず「ワンモア!!」と「ジュラーイ!!」って叫びが続いていたし、いやあんな最高なライブやってくれたらもっともっとってなるし、俺も「July」やって欲しかったし、もういっそ持ち曲全部やって欲しかったまであるけど、でもたった一時間弱のライブでも本当に心に永遠に残り続けるライブだったし、もう余計な言葉抜きに最高でしか無かった。いや何回も最高最高言っていてアレなのは分かっているけど、本当にそれ以外の言葉しか無かったし、こうして俺たちのレジェンドのライブを観れて本当に良かった。元々の東京での公演が即ソールドした時は絶望で明日が見えなかったけど、追加公演にこうして足を運べて良かった。Mineral本当にありがとう!!貴方たちは永遠に俺の中で替えのいない存在です。
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