■Grind Freaks #67 in Tokyo -トリプルレコ発GIG(2015年2月28日)@秋葉原スタジオ音楽館

 Unholy Graveが名古屋で定期的に開催しているイベントであるGrind Freaksだが、今回はその東京編として世界レベルデスドゥームどかろか、世界レベルヘビィロックとしてその名を知らぬ者はいないであろうCoffins、長きに渡りグラインドし続ける暗黒精肉デスグラインドことButcher ABC、そして名古屋代表Soul GrindことUnholy Graveの豪華な3マン。アンホーリー×Coffins、ブッチャー×Coffins、アンホーリー×ブッチャーという3枚のスプリットのレコ発でもあり、何でこんな最高なイベントをスタジオライブでやってしまうんだ!?って感じだ。この日は他にも本当に熱いイベントが各地で開催されていたにも関わらず決して狭くない音楽館のライブスペースはスタート前から本当に多くの人!そんな人口過密状態で地獄の3マンは始まった。



・Butcher ABC

 先ずは暗黒精肉デスグラインドのブッチャー、関根さんが「ドラムがまだ来てないから始められねえ!」とやたらリラックスした感じで言ってたりしたのはスタジオライブだからだろうか。そんな感じでドラムの方が来てライブはスタート!!この日はいつものライブでお馴染みの定番曲だけじゃなくて、スプリットの曲もガッツリとプレイ。そのサウンドスタイルこそ、低域グロウルと中域デスボイスのツインボーカル、ブラストビートで暴走しながらも緩急をつけたビート、そして関根さんお得意の血の匂いしかしないデスメタルを熟知したリフの数々。デスメタルとグラインドコアの融合という言葉では片付けられないのがブッチャーであるし、それが例え決して音響が良くないスタジオライブだとしても、いやこうした環境でのライブだからこそ真価を発揮するサウンドだし、どんな場所でも安定して常に良いライブしかしないのはベテランの貫禄だろう。途中で機材トラブルがあったりしてライブが一時中断にはなってしまったけど、そんな逆境でもリラックスした状態でいるし、そしてライブ再開となれば地獄のリフとビートをお見舞い!!速いだけじゃない、重いだけじゃない、常にデスメタルの純粋な殺意しかこのバンドは鳴らさないし、この日もいつも通り抜群の格好良さだった。



・Coffins

 ブッチャーの時の機材トラブルが転換中にまた発生してしまい、転換はゴタゴタしていたけど、無事にトラブルも解決し次は世界レベルのCoffins。のっけからいきなりキラーチューンである「Hellbringer」で幕開け!!タイトで爆発音みたいな音を散弾銃みたいに繰り出すサトシさんのドラム、重さと歪みで時空を破壊する是枝さんのベース、ロックもメタルも全て熟知しながら、一番エグい場所を抉る内野さんのギター、鬼気迫る破壊力で攻める時田さんのボーカルと、Coffinsというバンドが今こそ最高に良い状態だって分かったし、バンドが完全に攻めのモードになっている。驚いたのはスプリットの楽曲と、今後の音源に収録されるであろう新曲だ。兎に角速い!!ドゥームらしい遅いパートもあったりはするけど、それはおまけ程度でとにかく速い!!ブラストで爆走し、メタルというよりもパワーヴァイオレンス感溢れる音だったりキメを駆使し、しかしサウンドはどう聴いてもCoffinsにしか出せないグルーブに満ち溢れているし、このバンドはメタルって既成概念に囚われずに、常に新たな音をクロスオーバーさせて進化し続けているんだと思った。そんな新たな楽曲の破壊力も凄かったけど、ラストはアンセムである「Evil Infection」でキッチリ締めてくれた。本当に少しライブ観ない内にとんでもない進化を続けているし、Coffinsは世界レベルどころか世界トップレベルでヤバイ化物だと思うよ!!



・Unholy Grave

 トリは主催のUnholy Grave。この日のライブは40分近くにも及ぶグラインドの連続で恐らく30曲近くはほぼノンストップでプレイしていたと思うし、いつも通りのMC全く無しのStay Grindスタイルのライブ。次から次へと繰り出されるグラインドの連続は最早笑いすら出てくるレベルではあるけど、常に最高速度キープしながら暴走するサウンド、そして何処をどう切ってもアンホーリーな音はライブでも見事に炸裂。のっけから大勢の人がピットを作ってモッシュしまくる異様な盛り上がりだったし、先日ドラムのHeeChung氏が急逝してしまったのだけど、そんな感傷をまるで感じさせない様なライブだったのが本当に大きな救いだったと感じた人も多かったんじゃないかと思う。相変わらずキレキレな小松さんのボーカルとアクション、ダーティに押し寄せる楽器隊の音、そのどれもがいつも通りのアンホーリーであったし、だからこそ良かったと心から思った。



 そんな地獄の3マンは見事に秋葉原を悪夢で染めてしまっていたし、今までやってそうでやって無かったこの3マンを待ち望んでいた人は本当に多かったと思う。僕自身出演した3バンドどれも抜群に格好良かったと思うし、グラインドもデスメタルもドゥームも日本のバンド達は世界に全然通用するのも当然な訳だ。本当に濃密な3マンだった!!
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