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■-DAIGHILA Japan Tour 2015-(2015年5月4日)@小岩bushbash

 実に15年近くのキャリアを持つマレーシアのエモヴァイオレンスバンドであるDAIGHILAが来日。今回は実に10日間に10公演というタイト過ぎるスケジュールで全国を回るが、僕はツアー前半戦終盤の小岩での公演に今回足を運ばせて頂いた。国内バンドも実力派のバンドばかりがサポートを務め、激音フリークにとってはマストな夜だったと思うし、小岩という爆音聖地を揺るがす歴史的な夜になった。今回はその一部始終を。



・sto cosi cosi

 ブッシュバッシュに着いた頃にはトップバッターのsto cosi cosiのライブが既にスタートしており、ライブは10分位しか観れなかったけど、今回のDAIGHILA来日公演に相応しい荒れ狂うエモヴァイオレンスサウンドのっけから展開しまくっていたと思う。古き良き国産激情系の影響を大きく感じる多展開ダークサイドエモヴァイオレンスサウンドをもうその手の音が好きな人のツボをガッツり突いてくるニクいサウンドだと思うけど、持ち前のダークなサウンドを瞬発力全開で放つサウンドスタイルはkillieやTialaといったバンドに通じるものがあるし、ブッシュバッシュというハコとも相性抜群のサウンド。バンドとしてはまだまだ若手のバンドらしいけど、blue friendやUmberliteといった激情新世代のバンドが持つ温故知新さと、その先へと向かおうとする意志が確かに感じられるバンドだと思ったし、これから要チェックなバンドだと思う。しかし爆音でバーストしまくる音の破壊力は流石だったし、熱く燃え上がらせてくれた!!



・agak

 Tetola93のメンバーさんが参加するバンドという事でライブで実際にその音に触れるのが楽しみだったagakだけど、このバンドは最新のエモヴァイオレンスの凄みを感じた。常にバーストしまくっているサウンドに先ずド肝を抜かれたし、同時にメロディセンスも確かに持ち合わせているバンドだとも思った。ブラッケンドな要素もサウンドの中に感じたりもしたけど、既存のブラッケンドとは違う方法論を持ち込んでいると思ったし、ブラックメタル独自の悲壮感をメロディに持ち込む事によるブラッケンドさは痛々しくて震える。目まぐるしくジェットコースターの様に展開していくサウンドの凄さもそうだけど、フックを生かしまくったサウンドはkillieやSTUBBORN FATHERといったバンドが好きな人には絶対にストライクな音になっていると思う。まだ音源も出してはいないバンドではあるけど、フックと多展開を生かしたファストなヴァイオレンスさはこれからガッツり追いかけていきたいと思ったし、その爆発力は凄まじい!!



・Curve

 ライブを観るのは一年振りとかになったけど、小岩から世界を轟音で包むCurveのライブは相変わらず壮大な世界だった。3ピースという編成だからこそ生み出せるシンプルな力強さ。今回久々にライブを観て改めて思ったけど、本当にCurveのリズム隊は強靭さが凄まじい。羅氏のメロディセンスとソングライティングのスケールの凄みも勿論だとは思うけど、リズム隊の爆音のビートの強さが、羅氏の繊細な歌とギターワークを強固な物にしていると思う。今回のライブは4曲ほどプレイしたけど、少し観ない間にまたメロディセンスとバンドアンサンブルが進化を遂げていたし、シューゲイザーとエモの融合じゃなく、その融合地点の最も濃い部分をサウンドにしているからこその説得力。幽玄で壮大であり、涙腺を直撃しかしない感動的なライブは今回も健在。本当に優しくもありながらも、何度も何度もブン殴ってくる轟音のシャワーは喜びに満ちているし、Curveを観ていると本当にポジティブなエネルギーで溢れてくる。そんな説得力しか無いからこそCurveは別格の存在であり続けるのだろう。



・CYBERNE

 そして今回国内バンドの中でも一番ライブが観たかったCYBERNE。最後に観たのは昨年の夏のアースダムでのライブ以来に観るけど、ここまで爆音で交通事故みたいな音しか出していないのに、最高に楽しさしか無いライブをするバンドって他にいないだろって今回ライブを観て改めて思った。実際ツインドラムって編成もステージの前に設置される拡声器も含めて最早ある種のエンターテイメントとなってしまっているし、音楽性自体はジャンクロックだとか色々な捉え方が出来るサウンドだし、その音量と音圧はこの日出演したバンドの中で一番極悪であったにも関わらず、一番楽しさに溢れていたのもCYBERNEだった。ツインドラムで躍らせるビート、ツインギターとベースは爆音しか放っていないけど、どこまでもロックであるし、トリプルボーカルの掛け合いもブチ上がる要素しかない。CYBERNEは大阪が生み出した異端児だと思わせておいて、実は真っ当にロックバンドであり続けているし、ジャンクでヘビィなサウンドの連続でありながら、実はレギュラーチューニングらしいし、ヘビィでありながら爆走しまくるサウンドによって純粋にオルタナティブでありロックであり続けるバンドなのだ!!久々のライブだったけど最高に楽しかったし、そりゃトリじゃないのにアンコールの呼びかけが起きてアンコールでもう一曲やったりする事態にもなるよ。エクストリームから最高のエンターテイメントと爆音ロックを鳴らすCYBERNE。これこそが真のオルタナティブだ!!



・DAIGHILA

 そしてお待ちかねのDAIGHILAのライブ。マレーシアだけじゃなく東南アジアを代表するハードコアの実力はどれだけの物かと本当に楽しみで仕方なかったけど、もうこれ以上に無いレベルのハードコアだとしか言えないライブだった。別に海外バンドだからどうとかなんて全く無いけど、この日出演したバンドで一番の、いや他にもこのレベルの強靭さを持つバンドなんて他にいないだろってレベルで全ての音が本当に強い。エモヴァイオレンス・激情の美味しい所を全て持っているバンドだし、楽曲は徹底してダークで悲壮感に溢れまくっているけど、その痛々しさを暴力的に放つライブをしていたし、ボーカルの人が序盤でいきなりクラウドサーフをキメているのにはもうブチ上がるしかなかった。ギターも一本だし、それぞれのパートが特別にアバンギャルドな事なんて何もしていないけど、暴走するブラストパートではメンバー全員が獰猛なるブラスターになり(特にドラムは本当に良くて、あの音のデカさと強さで繰り出すブラストは凄さしかなかった)、ダークなメロディを聴かせるパートでもその強さは変わらない。フロアも狂騒に溢れてモッシュ続出となったし、時に通訳を介しながらもメンバーは結構日本語でレスポンスを返していたし、何度も日本でライブ出来る事に対して感謝を言葉にしていたのは嬉しくなったよ。アンコールも含めて30分に渡って繰り広げられたライブはダークでヴァイオレンスさが充満しまくっていたけど、根底にあったのは紛れもなくハードコアの熱さ。ラストにボーカルの人がスピーカーによじ登ってそこからクラウドサーフ決めていたのは本当に燃えたし、最高に格好良いハードコアは東南アジアだとか日本だとか欧米だとか関係無くて、国境を超えて人々を熱くする。それを実感させられた。



 これを書いている時点ではもう関東圏の公演は全部終了してはしまっているが、5/10の大阪火影までまだDAIGHILAは日本を回っている。残りの公演こそ決して多くはないけど、もし近くにDAIGHILAが来るって事になっている人がいたら迷わずに是非とも足を運んで欲しい。8日の高松、9日の広島、そしてツアーファイナルの大阪と国内バンドも本当に熱いバンドばかりだし、西日本圏のフリークスは今回の来日を是非とも見逃さなで目撃して欲しい。ハードコアの本当のリアルをDAIGHILAはライブで絶対に見せてくれるから。
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