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■[DEAD BEAT] release tour FINAL & GUEVNNA 1st EP [Conspiracies] release party(2015年5月17日)@東高円寺二万電圧

 NoLAの長かった「DEAD BEAT」リリースツアーもいよいよ大団円。数多くのライブを重ねてNoLAは更に強靭なバンドへと進化を遂げていたし、それはツアー中の公演を何本か拝見させて頂いて実感したが、四ヶ月にも及んだリリースツアーのファイナルはREDSHEER、GROUNDCOVER.、The Donor、REDNECKS、PALM、そして1stEPをリリースしたGUEVNNAと総勢7バンド!!にしても本当にとんでもない面子で固めてきやがった。今回はNoLAのツアーファイナルの応援は勿論、このあり得ない7バンドのガチンコの殺し合いを目撃しに二万電圧へと足を運んだ。



・REDSHEER

 いやいやトップからREDSHEERって完全に殺しに来ている。ライブを観るのは先月のバベルでの自主企画以来。この日のREDSHEERは正直前半はあんまり調子が良くない様にも見えて、バンドのサウンドにいつもの様な複雑怪奇に絡みながらも一個の化物として統率されたカタルシスがあんまり感じれなかったし、「Yoru No Sotogawa」もいつものキレが少し無く感じたし、ステージで演奏するする三人の表情や様子を見てもそれは伝わってきた。しかし「Blindness」でいつものギアに入り、ライブで聴くのは久々な「The End,Rise Above」で完全に取り戻すどころか、前半の不調を帳消しにするだけじゃなくお釣りがくるレベルのアンサンブルへ。いつもより体感のBPMが遅めで、山口さんのギターもいつもより低域がエグく、後乗りなヘビィさのある物に、それがラオさんの後乗りで爆音和製ポリリズム全開なドラムと見事にハマるハマる!!小野里さんもボーカルの調子を完全に取り戻していつもよりも更に狂おしさ全開なボーカルを聞かせる。そしてラストの「Silince Will Burn」で完全にいつも通り鉄壁のREDSHEERへ。ラオさんのタム回しもキレてたし、アルペジオ地獄からのカオティックな爆発はやっぱり最高だった!!今回は前半こそいつもより調子が悪く感じたけど、後半は見事にREDSHEER節炸裂だったし、やはりこのバンドは只者じゃ無さ過ぎる!!7月にいよいよ全世界を爆破させるだろう1stアルバムもリリースだし、震えて待つしかない!!



・GROUNDCOVER.

 最早ダブでも無く、エクスペリメンタルでも無く、異次元の魑魅魍魎の集合体が増殖と融合を繰り返したすれに宇宙すらも飲み込んでしまった様なライブだった。いや久々にGROUNDCOVER.を観たけど、このバンドには果たして限界なんて物があるのだろうか。相変わらずステージのド真ん中に設置されたミキサーの威圧感と両サイドのドラムとパーカッションの要塞感にも目が行くけど、ダブからノイジーさを膨張させ、そして6人がハイテンションで繰り出す音によって時空すらトランスさせてしまうのは今のGROUNDCOVER.ってバンドだし、そもそもただでさえ音がデカイバンドしか出てないイベントなのに、この日ダントツの音量のデカさだ。望月氏もミキサー操作しつつも、結局完全にラリったテンションで叫んでいるし、ツインドラムの呼吸は完全にシンクロしている。というかもう言葉に出来ないし、一気に爆発を繰り出したと思ったら、揺らぎのサイケデリアへと引きずり込まれるし、こと思ったらジャックなパンクサウンドが炸裂し、でも結局は最高に気持ちの良い場所で一番デカイ爆発を起こす。ラストはギターの人がパーカスにギターブン投げたり、望月さんが勢いあまってミキサーひっくり返しそうになったりと混沌のまま終わったけど、本当に言葉に出来ない新たなる体験をこのバンドは常に生み出している。



・The Donor

 ライブを観るのが久々だったし、本当に観るのが楽しみだったDonorは何処まで爆音を極めれば気が済むんだってはっきりと言いたい。このバンドがメタルだとかハードコアだとか関係無しに、あらゆるクロスオーバーを続けながら最強のヘビィロックバンドであり続けているのはもうご存知だとは思うけど、ひたすらに強さしかない。この日の出演バンドの中でも一番の強さだった梶原さんのドラムは手数も多いのに、一個一個の音が完全に鈍器。MAXさんのマーシャルキャビ二段積みの爆音ギターリフも絶好調!!曲もかなりガッツりやってくれたし、そのどれもがやはりキラーチューン!!Donor流激情アンセム「Shine」を割と序盤でプレイしていたりと兎に角飛ばしまくる!!梶原氏のMCと何回かのチューニング以外は音はほぼノンストップであったし、歪みまくりながら半端じゃない推進力で爆走するサウンドは最早ロックンロール!!というか重低音が本当にエグ過ぎてDonor観ている途中から内蔵が震えるのを本気で実感してしまうレベルだったし、本当に危険極まりない音なのに、それをずっと浴びていたくなってしまうのはDonorってバンドの本当に最大の魅力だと思っている。そんなヘビィロック天国から最後の最後に「Keshite」で鉄槌の様なサウンドでその地獄の中の天国すら破壊、そして煉獄エクスタシーへと変えてしまうんだからDonorってバンドはどこまでも凄い。最早神々しさまで感じるレベルだし、ぶっちゃけDonor終わった時点で「今日のライブこれで完全に終わりです!」って言われても俺笑顔で帰ってたよ。というかもう何か色々凄すぎた!!



・REDNECKS

 今日の面子の中では一番ストレートなサウンドを放つREDNECKS。パンクもメタルもお構いなしでスラッシュしまくるサウンドは正に速さを追求しまくりながら確かなオリジナリティを発揮する物。そしていざライブが始まるとただただ光速のライブであった。ボーカルの人は何度もステージから身を乗り出して叫び、疾走しかしないビートとリフが遠慮なんか全くしないでギアを入れまくっていく。実際にライブも15分程度であっという間に終わってしまったし、兎に角速かったし早かったっていう単純な感想しか出てこないからアレだけど本当にそうだった。スラッシュメタルサウンドからハードコアパンクへと雪崩込み、爆裂爆走サウンドでハートに火をつけるREDNECKSは真っ当にハードコアであり続けるバンドだ!!



・PALM

 大阪が誇る暴れん坊PALM!!ピットの治安を一気に悪くするこのパーティバンド、気が付いたらSPIRITUAL GARDENのT氏がベースで出戻り加入していたりもしたけど、しかししかしいつ観ても本当に底知れぬパワーしか感じない。カオティックとヴァイオレンスを正面衝突させるサウンド、怒涛のBPMから極悪ビートダウンまでも駆使し、徹底して重くサグい音しかこのバンドは出してこない。勿論フロアはウィンドミルにマイクジャックに腕グルグルにフロアベチョベチョと完全に治安が悪い事になっている。歴戦の猛者だけあって演奏の方も安定感とテンションが桁違いに飛ばしまくっていたし、安定感溢れながらも塊をブン投げてくる様な得体の知れなさもある。しかしながらこのバンドのテンションと混沌は本当に何処から生まれているのかいつも不思議で仕方なくなるよ。ただメタリックなだけじゃ無いし、ただカオティックんまだけでも無い、定番の名曲群もガッツり演奏してくれたし、ライブ自体は久々に観たけど更にパワーアップしてより凶暴強靭なバンドになっていた。しかしここまで観る人間を興奮へと突き落とすバンドは他にいないと思う。ピットこそ荒れに荒れまくっていたけど、そこにいる人々は勿論笑顔で拳を突き上げていた。



・GUEVNNA

 PALMの地獄の後にダウンテンポのストーナーロックってゆっくりのんびり出来て良いかもなんて思っててすみませんでした!!確かにPALMみたいにピット荒れたりはしなかったし、ゆっくりじっくりライブを堪能しましたけど、全然脳は休まりませんでした!!この日のもう一つの主役であるGUEVNNAだけど、のっけからボーカルの人がステージ上で煙草吸ってたりと、いかしも「らしさ」を出しまくっている。そして正統派ストーナーサウンドでありながら、疾走よりも引きずるダウンテンポによるグルーブでじわじわと脳を昏睡させていく。極端に重いサウンドでは無いし、ドゥームというよりももっとブルージーなロック色の強いサウンドであるけど、いぶし銀でありつつも、確実に観る物を抉ってくる。音は確かにデカかったけど、極端に爆音に振り切っている訳でも無く、寧ろこの日出たバンドの中で一番耳には優しかったかもしれないと一瞬思ったけど大嘘だ。重低音が確実に内蔵を蝕んで来てたし、寧ろこういったサウンドの一番気持ちが良い場所を彼等は鳴らしている。そしてある種の懐かしさもある。30分間で酩酊と昏睡の中に気が付いたらいたし、それは地獄でも天国でも無い、感情移入出来ない新しい世界線に存在する次元の裂け目だったのかもしれない。



・NoLA

 そしてツアーファイナルなNoLA。今回のツアーは都内での公演は何本か足を運んだし、約三年に渡って彼等を応援し続けて来たけど、本当にこれまでの集大成とも言えるライブだった。今年頭にリリースした「DEAD BEAT」の楽曲を中心に1srミニの曲もプレイするここ最近のセットではあったけど、言うならばバンドとして完全に脂が乗りまくっている状態になっていたし、集大成でありながらも現在進行形で進化を続けている事を改めて実感させられるライブとなった。ツインギターの切れまくった重低音、ベースレスでありながらもバンドとして円熟したグルーブとアンサンブル。サウンド自体は常に攻めの一択でありながらも、同時に多彩な武器を使いこなす無敵感、昔みたいな破滅的サウンドでは無く、破滅すらも積み重ねてしまえば新たな入口となってしまう事を今のNoLAは完全に分かっているんだと思う。Takeruのボーカルとパフォーマンスも絶好調だったし、ライブ自体は安定していつも通りのヘビィロックの純粋培養な悪意と狂気をフルで吐き出すライブではあったけど、でも観る物を燃え上がらせて昂ぶらせるロックバンドとしての華を今のNoLAは持っているから本当に強くなった。重さと強さをストイックに追求し、それでいて完全に魅せるライブを繰り返して来たからこそ辿り着けた境地だと思うし、もうNoLAはこのまま羽ばたいていくだけなんだと思う。そんな新たな希望を今回のツアーファイナルで感じたし、本当に文句無しで素晴らしいライブだった!!



 この日の二万はただでさえ音がエグいのに、いつも以上に音がエグ過ぎて完全に地獄だったし、特に重低音の出がおかしい事になっていて、今回の面子に相応しい爆音地獄となっていたけど、そんな地獄が終焉した先にあったのは新たなる希望と多くの笑顔であり、最高のお祭りだった。出演バンドがそれぞれこれからも色々と面白いアクションをガンガンしていくだろうし、まだまだ新たなる時代が始まって行くのだと思う。何よりもNoLA本当にツアーお疲れ様でした。そして新しいアクションも楽しみにしてます。大団円で終わったツアーファイナルであったが、これは新たな時代の始まりの合図であり、時代は確実に動き始めているのだ。
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