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■Eros | Anteros/Oathbreaker

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 Amenraなんかとも関わりがあったりもするベルギーの女性ボーカル激情系ハードコアバンドOathbreakerの2013年リリースの2ndアルバム。リリースは前作同様にDeathwishから、プロデュースも前作同様にKurt Ballouが手がけている。でも今作でOathbreakerはとんでもない確変モードに入ったと言えるだろう。最も分かりやすい形で激情系とかカオティックとかネオクラストとかポストブラックだとかを超えたハードコアの理想形とも言える音を提示してしまっているし、誤解を恐れずに言えば考えられる限り最もキャッチーでありながら最もブレ無い方法論でそれを実現させてしまった。



 リリース自体はDeathwishだし、その手のサウンドの流れは全然あるけど、今作はその方法論に何の縛りも無い。ギターワークからはブラッケンドハードコア辺りの影響も少なからずあるだろうし、His Hero Is Goneといったバンドに代表されるメタリックなサウンドの流れも感じるし、言ってしまえばネオクラストの影響も少なからずあるのかもしれない。でもそこの形にOathbreakerは縛られていないし、それらをしっかり噛み砕いて解釈し尽くした上で自らの激情として完成させている。美麗のホワイトノイズの悲壮感に飲み込まれそうになるアルバムのイントロを飾る第1曲「Beeltenis」から今作は異質な作品だと思った。でもアルバムのリードトラックである第2曲「No Rest For the Weary」で完全にぶっ飛ばされた。イントロはブラッケンドなトレモロリフの応酬。でも既存のブラッケンドと全く違うアプローチであり、それはある意味ポストブラックメタルに近いのかもしれない。そしてサウンドの雛形はメタリックなクラストサウンドとブラッケンド、そしてメロディは哀愁溢れる激情系サウンド。更には女性ボーカルって事もあるのかもしれないけど、ゴシックな空気感がアルバム全体で漂う。色々な要素を全部乗せしているのに全く散漫にならないのはバンドの持ち前のセンスも勿論デカイけど、女性ボーカルである事を活かしたゴスな空気を強く感じるメロディだったり雰囲気もかなり大きいかもしれない。第3曲「Upheaval」はよりメタリックでクラスティなサウンドを展開しているけど、その空気感は全くブレ無いし、そこはボーカルのCaro Tangheネキのゴシックさとヒステリックさが織り交ざったボーカルの力量もかなり大きいと思う。第4曲「As I Look Into the Abyss」はカオティック要素がかなり強いのにやっぱりブレ無いし、ハードコアな楽曲だけでもアプローチが多彩なのにブレを全く感じさせないのはどの楽曲もOathbreaker節とも言える哀愁溢れながら耽美な空気感も感じるメロディだったりギターワークだったりコードワークがあるからだろう。
 勿論ハードコア以外でのアプローチもこのバンドは仕掛けてくる。第5曲「The Abyss Looks Into Me」はミドルテンポの長尺曲であり、よりエピックな空気感もあり、ポストメタル要素も手にし、絶叫だけじゃ無く美しいクリーントーンのボーカルも聴かせ、曲の中での起承転結のメリハリもそうだけど、緩急付けた曲展開によってよりバンドの世界観を確固な物にしている。そんな曲の後に第6曲「Condor Tongue」という激走ナンバーを持ってくる辺りもニクいし、第7曲「Offer Aan de Leegte」ではゴシックヴァイオレンスとも言える独自のサウンドを展開。第8曲「Agartha」の美と激のコントラストからの今作屈指のカオティックさで暴走する第9曲「Nomads」で絶頂!!そしてラストの10分以上にも及ぶクリーントーンボーカルとクリーントーンサウンドが最も冴え渡った美しきメロディを紡ぎ、最後の最後で黒と白と銀が交ざった轟音で締めくくる最終曲「Clair Obscur」で壮絶なるラストを迎える。



 全10曲のアプローチこそバラバラだし、特にアルバム後半の5曲なんて本当に全然違うアプローチの曲ばかりでありながら、全10曲で見事に統率された世界観。何よりもそれをハードコアという枠組みの中ではあるけど非常に分かりやすいアプローチで体現している事、あらゆる現在進行形のハードコアを吸収した上でOathbreaker節とも言えるメロディセンスと世界観によって独自のサウンドとして世に放ってしまった事の凄さはとんでもない。前作から完全に大化けしてしまったし、恐らくDeathwishリリース作品の中だけじゃ無く、現行の欧州ハードコアの中でも最高峰に位置する作品だろう!!必聴!!



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■コメント

■Re:Eros|Anteros/Oathbreaker [Name]

いつも有益な情報ありがとうございます。本ブログで紹介されるバンドは私個人の琴線に触れることが多く、参考にさせて頂いております。

ただ肝心の文章について、正直な感想を言わせて頂くと大変稚拙かつ抽象的で、わざわざ読むメリットがあまり感じられない内容になっていると考えております。紹介しているバンド自体の情報は貴重でも、文章力が伴っていないとブログとしての価値は無いと感じます。

具体的には「同じ言葉(主に副詞の機能を果たすもの)の繰り返しが多い」「初見の人に伝わり辛い抽象的な表現が多い」「句読点が多く改行が少ない為読みづらい」の3点です。

>最も分かりやすい形で激情系とかカオティックとかネオクラストとか
>ポストブラックだとかを超えた
>ハードコアの理想形とも言える音を提示してしまっているし、
>誤解を恐れずに言えば考えられる限り最もキャッチーでありながら
>最もブレ無い方法論でそれを実現させてしまった。

1)「最も分かりやすい形」とは具体的にどういう形ですか?

2)「激情系とか~を超えたハードコアの理想形」とは具体的にどういう形ですか?

3)「考えられる限り最もキャッチーでありながら」なぜ「最もキャッチー」と言えるのですか?

4)この3文章だけで「最も」が3回も出てきています。本当に「最も」とつけるような内容なのでしょうか?

1)~3)については主観的すぎて読み手にはまず伝わらないでしょう。「~を超えた」とか言われても、そもそも「~」の部分を読み手が知らなければ想像力は働きません。

4)については単純に語彙力の無さが露呈していると感じますし、最上級を表す「最も」を用いるのであれば、比較対象となる情報を併せて提示する必要があるかと思います。

重ねてになりますが、本ブログで紹介されているバンドのチョイスは大変参考になりますし、もっと世の中に知られるべきであると思います。その手助けをしているという点で、本ブログは良いものであると考えています。

ただ掲載されている文章の関係でレビューサイトとしての機能をほぼ果たしていない印象を受ける為、このブログに「紹介されてしまう」ことがバンドにとってのブランド棄損になる、と感じる読み手も居るのではないかと感じます。(特に国内バンドについては)

正直、Grumble MonsterさんやDecayd Sun Recordsさんのレビューと比べると、とても読めたものではありません。

より多くのバンドがより広く世の中に知られる可能性を向上させる為に、もう少し文章力や語彙力を磨いて頂きたいものです。応援しております。

■Re:Eros|Anteros/Oathbreaker [AKSK]

わざわざコメントありがとうございます。
ご指摘頂いた点に関しては凄く的を得ていると思いますし、僕自身がこれからちゃんと精進しないといけない点だと思います。
僕が紹介する事でバンドにとって評価を下げる真似になってしまってはダメですもんね。
こうしてご指摘して下さる事、感謝しております。

■はじめまして [ファッキー]

初めてコメントします。
Guilty forestは本当にたくさんのマニアックな情報を提供してくれるので、毎回楽しく拝見しています。

個人的には、このブログのこの文章が好きで読んでいる部分が大きいんですけどね(^^;

確かにかなり稚拙(失礼)な文章なんですが、それがなんだか、熱くて、暑苦しくて、ちょっと中二病っぽくて大好きですw
興奮がひしひし伝わる、まさに激情的な文章かと。

「あぁ、この人はきっといい人なんだろうな」と思える文章です。
このままを貫いて欲しいなと、個人的には思います。

このブログで様々なアーティストを知ることができています。
いつか僕のバンドが紹介される事を目標の一つに据えています。
だいぶ失礼なことばかり書きました。
これからも更新楽しみにしております。
頑張ってくださいね。
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