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■POWER TRIP Vol.7(2015年8月8日)@池袋手刀

 黒い夏がやって来た!!昨年の活動再開により新たなる伝説が始まった石川県金沢のGREENMACHiNEが再び東京の地を訪れる!!
 昨年はBorisとの2マンという夢の様な夜になったGRRENMACHiNEの東京来襲ライブだが、今回はNEPENTHES根岸氏が参加していた爆走メタルパンクバンドG.A.T.E.Sの活動再開復活ライブも兼ねている正にスペシャルな一夜。REDSHEER、THE幻覚NEONS、Veritas Conc.75が脇を固め、池袋北口を黒く染め上げる。
 この日も東京は猛暑に襲われたが、手刀の方も超満員の人口密度でとんでもない熱気が襲いかかる、それはただ人口密度の問題じゃ無くて、この日を心待ちにしていた人たちの熱気が生み出した物だと思う。



・G.A.T.E.S

 トップバッターからいきなりG.A.T.E.Sっていうのがまずおかしいけど、黒い夏は伝説的メタルパンクバンドの狂騒のライブから始まった!!ステージに登場するメンバーの出で立ちだけでまず格好良いし、その中でも根岸氏はやはりロックスターの風格に溢れまくっている。
 そしていざライブが始まると爆走のゴリゴリのパンクメタルが炸裂しまくる。休まる暇なんて全く無い爆音サウンド!!ブギー感以上にもっとメタリックなリフの切れ味と突っ走る極太のビートの正面衝突に圧倒されるが、根岸氏はやはり選ばれたボーカリストだと思った。
 G.A.T.E.Sでの根岸氏のパフォーマンスはNEPENTHESの時と違ってどっしりと構えるスタイルであるけど、その怪物化した声量の叫びはやっぱり野獣そのもの。
 バンドのサウンドも復活ライブとは思えない余裕だったり貫禄を感じるのはメンバーそれぞれが今でも第一線で活動する方々というのもあるかもしれないけど、MOTORHEADやTANKといったバンドの流れの上にありながら、それらの怪物バンドを食い殺すパワーで音を放つ事による王道の格好良さ!最高だ!!
 フロアも勿論序盤からモッシャーやヘドバンが発生しまくる大盛り上がりのライブとなったし、日本が誇る暴走特急メタルパンクは最高の形で新たなる活動をスタートさせたのだ。



・THE幻覚NEONS

 各所で話題を呼びまくりな突如登場した80年代の亡霊たちによる女性ボーカルメタリックハードコアTHE幻覚NEONS!!
 メンバーそれぞれの衣装がもうモロに80年代ポジパンな感じを現代的に少しアレンジしてみましたって感じだったし、「今年って2015年だよな!?」ってなってしまいそうになるけど、THE幻覚NEONSは80年代の空気を現代にアップデートして生み出されたバンドなのだ。
 何にせよ往年のジャパコア・メタリックハードコア・ポジパンの美味しい所を全部かっさらってしまいましたなサウンドは反則極まりない。弦楽器隊は隙あらば前に出てきてそのプレイを見せつけるのもずるいし、そのメロディはどこか妖しくあったりもするけど、でもやはりパワフルな「攻め」を感じる。
 このバンドのパンキッシュな成分は楽器隊の演奏も大きいけどやはりフロントを張っている女性ボーカルの存在が大きいだろう。中性的な声質で力強く歌い上げるそのボーカルスタイルは往年の強い女性ロック歌手のそれを見事に継承しているし、男女問わず濡れさせて勃起させるエロスと強さがあり、そりゃもう勝てないって気持ちにさせられる。
 カバー曲も飛び出しての30分のステージにフロアは瞬く間に興奮の渦に飲み込まれたし、単なる時代錯誤じゃ無くて、ロックのドキドキを今に蘇らせようという怨念と気迫を見せてくれた!!



・REDSHEER

 このメンツの中にREDSHEERがいるっていうのも少し意外な気もするけど、現在進行形の激音代表としてこの黒い夜に参加しているのはやはり必然だ。
 前回の二万から一週間振りに観るライブだったけど、バンドの演奏のテンションの高さは二万の時よりも比にならない物だったのだ。
 演奏のギア自体は「Rule The Gray World」をプレイした辺りから一気に加速し始めてたし、特に山口氏のギターのディストーションの音のエグさがこの日のライブだと際立っていただろう。
 後半の「Yoru No Stotogawa」を経ての「Curse From Sad Spirit」でエンジンが一気に悲鳴を上げる熱量を手にし、メンバー3人のテンションが一番高いところでドンピシャでぶつかって、それが演奏に色濃く出まくっていたのには驚いた。
 90年代末期から00年代のオルタナティブ・カオティックの流れにあるサウンドはこの日の出演バンドの中じゃ一番異質だったし、方法論も一番複雑なバンドだったけど、もっと全面的にささくれ立つ怒りと熱情が音にも表れていたし、それはラストのワンリフドゥーム地獄「Gloom」で一気に爆発した。
 小野里氏のベースと溶け合う低域の強く出た山口氏のギターによる圧殺悶絶のワンリフの反復による死、緩やかに落としていくrao氏のドラム、断末魔と共にこの日一番の地獄が生まれて終了。突き放しまくりながらも、その刺々しさの中の愛憎、REDSHEERの提示する激音がまた新たな形で固まったライブだったと思う。



・Veritas Conc.75

 手刀内の人口密度の凄さで外に避難してて戻ったら始まっていてライブ観るのは途中からになってしまったVeritas Conc.75。
 この日の出演バンドの中では一番ロック色が強いバンドだし、激音ばかりの中でチルする感じで観ていたけど、今回のライブはその予想を大きく裏切るライブだった。
 フロアのテンションの高さもあったのかもしれないけど、彼らが持ち味としているミドルテンポでブルージーでヘビィさもあるロックンロールはそのままにバンド全体の演奏の熱がじわじわと伝わってくるライブだったと思うし、観るのは途中からにはなってしまったけど、徐々にテンションの上がっていく演奏は脂が乗りまくった熟練の匠の技を感じさせる物。
 この日特に印象に残ったのはバンドの中でも最も長尺なロックナンバー「Thanks Woman 」だろう。15分近くに渡る楽曲の中で生まれるストーリー性、音の切れ味が半端じゃないギターフレーズとタイトで太いメロディアスなベースとミドルテンポでシンプルながらも往年のロックバンドの持つビートのコシの強さを披露するドラムという3ピースのシンプルさを極限に突き詰めた音に脱帽。
 特に終盤のロングギターソロは圧巻であり、泣きに泣きまくるギターとその熱量を感じつつもタイトにルートを重ねていくベースと、一気に昂ぶらせるドラムの三点攻勢による哀愁のロックンロールは観る人々のハートに火を点け、燃え上がらせるロマンの結晶であった!!
 久々にライブを観たけど正にベストなライブアクトであったし、このロック魂は不変だ!!



・GRRENMACHiNE

 そしていよいよGREENMACHiNE!!昨年の活動再開は多くの人々にとって完全に事件であったし、昨年は東京と大阪でのライブを目撃する事が出来たけど、The DonorのMAX氏をギターに迎えて4ピースバンドとして生まれ変わったグリマシはより強靭なバンドとなっていた。
 あれから約一年振りに観るグリマシだったが、音の強度がより純粋に強くなっていた。ツインギターで攻めるリフと爆発と暴走を繰り返すビート、極限までヘビィさを突き詰めながら同時に速さも追い求めるサウンドはストレートなままにエクストリームなサウンドであったし、エクストリームミュージックの原点にして頂点を体感させられた。
 グリマシはドゥームの文脈でも語られる事が多いバンドではあるけど、そういった文脈で語る事も野暮だと思ってしまう位にあくまでもハードコアでロックであり続けている。
 MAX氏も復活後の加入メンバーとは思えない程にバンドの血肉となり、ガンガン前に出まくってリフを刻みまくり、門澤氏のプレイと完全に溶け合って音の塊を容赦無くぶつけてくる!!
 フロアの狂熱っぷりも凄くて、ダイバーも続出しまくり、少し怖くなって安全な場所で観ていたけど、少しステージから離れた位じゃ音は容赦無く襲いかかってくるし、でもそれは地獄とかそういった類の物じゃなくて、完全無欠のハードコアロックの天国だった。
 アンコールでは門澤氏が上半身裸で再び登場したけど、そのアンコールがまた凄すぎた!!「ON」~「MUDDY」~「HUMMER AND BURNER」とグリマシでも特に強烈で破壊力溢れるキラーチューンをここでプレイするのはずるいし、両手を大きく広げる門澤氏の姿に少し感動すら覚えてしまったよ。
 そんな約一時間に渡って繰り広げられた漆黒の宴は最高以外に無かったし、また来年も東京でライブをする事を僕たちに約束してくれた。最高だよGREENMACHiNE!!



 出演バンドのベクトルは本当に全然違うけど、再び爆走ロックを放ち始めたG.A.T.E.S、今この時を80年代に変えてしまうTHE幻覚NEONS、最新型の激音を放ったREDSHEER、ロックのロマンを描いたVeritas Conc.75、そして池袋を漆黒に変えたGREENMACCCHiNEと何から何まで最高の宴だったのだ!!
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