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■【魔界を描く三匹の大妖怪】Birushanah、SANOロングインタビュー

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 アンダーグランドにて異次元の音楽が蠢く地こと大阪。その大阪アンダーグランドを象徴するバンドがBirushanahである。
 Birushanahはスラッジ・ドゥームというカテゴライズでは収まらないオリジナリティを初期から獲得していたバンドであり、積極的な海外ツアーや時空を歪ませるライブアクトと、メタルパーカッションを取り入れた暴力的ビートと圧殺ギターによるサウンドで日常を魑魅魍魎が踊り狂う別次元へと変貌させ続けている。
 3ピース編成で初の作品となった新作「魔境 -MAKYO-」はベースが不在という最大のピンチから3ピースによって洗練されたサウンドフォルムと、より密教的で祭囃子の様な異常なテンションで放たれる重圧サウンドでバンドの新たな可能性を体現した快作となった。異質さという点に於いては前身バンドである鐡男時代から何もブレてはいないが、メンバーチェンジを繰り返し新たなる循環を日々繰り返し続けたBirushanahという生物学の範疇を超えた怪物の新たなる進化系だ。
 今回はメタルパーカッションを叩く佐野氏に謎に包まれたBirushanahというバンドについてや新作「魔境 -MAKYO-」について色々聞かせて頂いた。



・先ずは佐野さんが知っている限りでのBirushanahの歴史について教えてください。

 前身バンド鐡男を経て2002年頃(多分)結成。今までメンバーは多分10人位入れ替わってますね。最初の音源「淘汰」をリリースしたメンバーがオリジナルメンバーで、オリジナルメンバーはもう一人もいません。
 「魔境 -MAKYO-」でドラムを叩いてるKOHEI(前任Dr)は多分2003年か2004年くらいから在籍してたと思います。ISO(Gt)と自分は2005年に加入してます。現在ドラムを叩いてるMOTOKI(現Dr)は2014年から叩いてくれてますね。
 吸収と排泄を繰り返した結果、細胞は入れ替わり続けてバンドは生きてます。



・佐野さんは途中加入のメンバーですけど、加入当時は佐野さんから見てBirushanahはどんなバンドでしたか?

 複雑そうな演奏、謎の緊張感とヤクザ感。絶対友達なりたくないバンドでした。



・Birushanahはカルト的な謎に満ちたバンドだと思われる事が多いですけど、それに対して佐野さん自身はどう捉えてますか?

 自分では一切カルトだとかは思った事ないんですよね。他のロックバンドと同じように良い曲作ろうとか良いライブしようと思ってやってるだけなんです。



・Birushanahが放つ音は本当に非現実的で異様ですが、その世界観のルーツはなんでしょうか?

 これも自分達ではあんまり非現実的だとは思ってないんです。というのも自分としてはけっこう現実的だと感じてます。自分達の放つムードに大阪の空気が影響してるような気はどこかでしてます。
 大阪の生ぬるい濁った風の匂いとか街のガチャガチャした喧騒とか、そんなイメージですね。産業廃棄物である鉄クズを叩くという事にしても街の持つトラッシュ感とリンクしてる気がしてます。



・Birushanahのサウンドの特徴としてメタルパーカッションを取り入れている事が特徴として挙げられますけど、Birushanahの中で
どの様な役割を果たしていると思いますか?


 ほとんどの人にとってメタルパーカッションは何のためにいるのかよくわからないし、まず普通にバンドやるうえで絶対必要無いものだと思うんですけど、そんなややすればタダの鉄クズを楽器(音楽)にするのって他の完成されたギターやドラムといった楽器と比べて無駄に遠い道のりで、例えるなら富士山5合目まで車で登れるのに1合目から歩いて登る、しかも裸足で、あげくに気がついたら全然違う山登ってもうてたみたいな(笑)そういう楽しみはあります。



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・今回の新作アルバム「魔境 -MAKYO-」はベースレスになって初の作品となりましたが、これまでの作品とどの様な点が変化したと思いますか?

 ベースによる低音が無いので、以前にも増して丸裸になったような気はします。そして今までで最も歌の力が全面に出てると思います。
 それと共にベースという足りなくなった枝を補おうと触手を伸ばした各楽器の発達と呼吸が感じられると思います。



・今作はコンパクトな印象だった前作と変わって長尺曲が増えましたが、バンドとしてはどの様な事を意識しましたか?

 自分達を飽きさせないサウンドを作っていたらし知らん間に長くなっちゃった感じなんです。短い曲を作ろうと意識はしてます。



・また今作の大きな特徴としてドゥームというより和のテイストと密教感や祭囃子感、ビートの部分での原始的な躍動、ギターのリ
フのダイナミックさといった今までも特にシンプルでありながらドープな方向に振り切っている印象も受けました。そこに関して意
識している部分はありますか?


 特に意識している事も無くて強いて言えば安易なパターンの演奏はできるだけ避けておこうと思ったくらいかな?



・レコーディングの際はどの様な音作りを目指しましたか?

 とにかく生感!肉感!湿気、汁感。くどい感じとスッキリ美しい感じの絶妙なラインというイメージはあるにはあったんですが割と成り行き任せにしてる部分はあります。
 実際レコーディングしながら生まれてきたアイデアも結構あるので、それは演奏やアレンジにしても言える事で、録り始めたら曲が迷走しだしてゴールに連れてってくれましたーみたいな(笑)



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・今作からはベースレスの3ピース編成ですけど、現在の編成になってからは曲はどのような形で作られてますか?

 集まって汗ダクなってケンカしてるうちに出来る、人を喜ばせたいと思いながらも各々の主張と自己満。まさに喧嘩オナニー状態です。



・実際に現在はオリジナルメンバーが一人も在籍してない状態ですけど、そんな中でバンドを続けていく原動力とはなんでしょうか


 辞めたい人がいなくなってやりたい人が続けてるってだけの事だと思うのでオリジナルメンバーかどうかはあまり重要ではない気がします。
 面白いし、命の爆発をまだまだ楽しみたいし「なんじゃこれ!?」っていう音楽をもっと作っていきたいっていう個人的視点と、バンド的視点で言うならこれまでに沢山のメンバーが関わってきて10年以上やってきてるんですけどそのメンバー全員の力で出来上がった土台の上で活動を今も続けれてるっていう意識もありますのでその辺りも原動力といえばそうなのかも知れません。
 逆に自分や今のメンバーがどっか行ったり死んでもその意志を継ぐ人によってこのバンドが続いていったら良いなと思います。我々の命のサイクルが連鎖するように。



・Birushanahは海外でのライブも多いですけど、海外でのライブで日本との違いはどの様な点がありますか?

 言葉が通じない。これぞ醍醐味だと思います。



・また海外ライブを行う事によってバンドが得る物とはなんでしょうか?

 自分の場合は友達かな。



・日本でも海外で絶大な評価を得ているバンドが多いですが、その中でBirushanahは全世界に対してどのように攻めていきたいですか?

 好きになってほしいねんけど、どっちかって言うたら振り切りたい。リスナーが「何あれ?スゴイな。わからん!」みたいになる様な。あと元気出る感じにしたいな!



・逆に日本国内のシーンに対してはこれからどう展開していきたいですか?

 これまで通りどんどん色んなとこに出掛けていって面白い瞬間作りたい。まだまだ面白いヤツに出会いたいしわけわからん事したい!



・実際に現在のBirushanahが目指しているサウンドはどの様な物でしょうか?またこれからはどのようなサウンドに変化していくと
思いますか?


 想像できうる限りの面白い響きで、なおかつ誰も真剣に具現化しないようなサウンド。そういう面倒くさい事を作っていきたいです。
 それと一定の定義しやすい所にこじんまりとまとまるサウンドにはしたくないので、スケールは大きく持っておきたいという意味でポップなものにしていこうとは考えています
あとは自分なりのロックンロールを追いかけたいと思います。精神と身体=メンタルとフィジカル=ロック&ロール。この両極を自分の物差しでデッカくしていきたいなと。



・Birushanahはライブバンドだと思ってますが、ライブではどういった世界観や音を提示したいと思ってますか?

 命の輝き、血液の循環、人間の沸騰。恥も誉もひっくるめて生きとるぞっていうライブをしたいですね。そういうところからやる側見る側の生命の循環を生み出せたらと思います。
 観てる方も「よっしゃ俺も生きとるわ!やったるわ!」っていうような、やっぱし凄い完成度のものとか、誰も思いつかないアイデアだとかを提示したとして、観てる側に何かそういった影響や作用を生み出せなかったら面白くないと思うんですよ。なんていうか血の玉とか元気玉みたいなものそういうものを見てる側に投げつけたいと勝手に思ってます。



・最後にこれからの活動に向けての意気込みを教えてください。

 こんなに自分のやりたい放題な事やっといてこんな事言うのもおこがまいしい気もするけど自分が楽しむ分、同じように聴いてくれる人の毎日も面白くできたら良いなと思ってやってます。
 とにかく心と体朽ち果てるまで挑戦していきたいですね。そして願わくば誰かの挑戦につながるものでありたいと思います。


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【Birushanahライブ予定】

2015.8.28(FRI)@YOKOSUKA PUMPKIN
[LAUGH LINE vol.67
~BIRUSHANAH レコ発ツアー~]
BIRUSHANAH
HOW
QHOQ
RUBE RACIES
OPEN: START: 未定
ADV¥1000/DOOR¥1300



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2015.8.29(SAT)@SHINJUKU dues
[INSTORE LIVE MAKYO Release Event]
BIRUSHANAH
OPEN 12:00/START 12:30
ディスクユニオン対象店舗にて「MAKYO」購入者のみ入場可。さらなる詳細はdues新宿HPにて。



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2015.8.29(SAT)@CHIBA FIREBIRD
FIREBIRD presents[THEREN]
BIRUSHANAH
カイモクジショウ
Bahboon
GUEVNNA
-転換ACT-
SEI INDO (SEI WITH MASTER OF RAM)
OPEN: 18:00 START: 19:00
Adv¥2400 Door¥2900



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shinjuku ANTIKNOCK presents
【ANTIKNOCK POWER PUSH! 30th前夜祭 BIRUSHANAH"魔境-MAKYO-"release party】

BIRUSHANAH
jailbreak
BLACKAGLY FORCE
SEI WITH MASTER OF RAM
NoLA
The life plant
PERPETUAL
END IN BLOOD
WonderLand
and more...
DJ:YRAK(guilty forest) / 馬立(URBAN PREDATOR)
FOOD:山﨑裕仁(MudWheel Records)
OPEN: 20:30 START: 21:00
Adv¥2000 Door¥2400




【オフィシャルサイト】http://birushanah.com/
【Facebook】https://www.facebook.com/Birushanah




photographer : ミツハシカツキ(http://xgtex.tumblr.com/)
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