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■Earth 2/Earth


Earth 2Earth 2
(1994/03/01)
Earth

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 あのSUNN O)))にも絶大な影響を与えた作品であり、ドローンを語る上では絶対に外す事の出来ない金字塔である。たった3曲しか収録されてないのに、収録時間は70分超え。そこにはまるでブラックホールの様な漆黒があるだけだ。



 SUNN O)))は拷問の様な圧殺サウンドにダークさも備えていたが、Earthはダークさすら無い虚無である。何の感情も存在しない。あるのは空間を埋め尽くす不穏のアンビエントノイズと、終わり無く繰り返される単一のギターリフだけ。ドラムも殆ど入っておらず、最早リズムの概念すら放棄してしまっている。展開なんて殆ど存在すらしていない。ひたすらに同じリフが反復されるだけ。それが70分以上に渡って続くのである。第1曲「Seven Angels」ではリフは明確な形として存在してるが、ドゥーム・ドローン界の最重要人物達で結成されたTeeth Of Lions Rule The Divineの名前の元ネタになってる第2曲「Teeth Of Lions Rule The Divine」からリフも明確な形が崩れ始め、聴き手は一気に酩酊とした感覚に陥り、第3曲「Like Gold And Faceted」では、もはや時間感覚さえ分からなくなってしまい、ひたすら反復するリフだった物に飲み込まれたまま虚無的な風景を感じるだろう。



 個人的にこの作品は何も考えないで、頭を空にした常態で横にでもなりながら爆音で聴く事をお勧めしたい。意味だとか思想だとか、そういった物すら取り払ってこのアルバムと向き合うと、ある種のトリップする感覚を覚えてしまうのではないか?それは圧倒的な音でありながら、ただ何もせずそこにそびえ立ってるだけの音塊に身を任せて、揺り籠で眠るかの様に聴くと良いだろう。勿論、当時はこんなカルト作品は全く評価されなかった。しかしSUNN O)))の登場によって、このアルバムの真価を多くの人が知り重要な作品となった。Earthはサウンドの方向性を変えながらも今なお活動中である。



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