■CRUCIAL SECTION presents "UNITED THRASH NIGHT vol.99"(2015年10月3日)@西荻窪Pitbar

 ワシントンDCのストレートエッジレイジングハードコアバンドCoke Bustが来日!
 ここ最近は本当にジャンル問わず多くの海外バンドが日本の地を訪れてライブを行っているけど、今回のCoke Bust来日は多くの人が待ち望んでいただろう。
 その証拠に来日ツアーの各所は大入りの大盛況であったらしく、ツアーファイナルとなったCRUCIAL SECTION企画も100人を動員するソールドアウト公演に。Oitbarが人で溢れまくっていた。
 そんなギチギチのガチガチなライブだったからライブ自体は結構後ろの方で観ていたし、正直殆どのバンドステージがよく見えない状況でダイナミックな生音をストイックに体感する感じのライブにはなったが、紛れもなく伝説のライブだった。



 先ずはユースクールハードコアバンドFOR LIFEからキックオフ。叙情的なメロディアスさを感じさせながらも、オールドスクールハードコアの硬派さによってナヨさを完全にブチ殺した音で攻めのライブを繰り出す。序盤からマイクジャックにモッシュが発生し、いきなり大盛り上がりのライブとなった。

 2番手のSUPER STRUCTUREは今回初見のバンド。この時間帯にはPitbar内の人口がおかしい事になっていたので、ステージは全然見えなかったけど、15分ほどのライブで何人の人間が人を上を泳いでいたのやら。というか終盤はメンバーも普通に人の上泳いでるという無法地帯。
 ピットのテンションがそんな無法地帯なら、その音も無秩序だ。古き良きニュースクール系のサウンドを正当に継承し、ドス黒さをプンプンと匂わせる極悪さ。でもここ最近のビートダウン系とはまた違った空気感だし、爆走パートでも、そこから緩やかに落とすビートダウンも全て自然と共存しているし、演奏もカッチリさせず荒々しさ全開。そして一瞬で終わってしまったライブとかなり好印象でした。

 3番手のREDNECKSも本当に瞬く間に終わるライブ。スラッシュしまくるメタリックさはスラッシュメタルとハードコアのクロスオーヴァーを体現。兎に角速さしか感じないし、曲も短い!!またPitbarのアンプ生音のサウンドシステムがよりバンドの魅力を増幅させていたし、スラッシュメタルもハードコアもやっぱり汚らしさ全開でやってくれると燃えるし信頼感が一気にアップするよなーって改めて実感しながらライブを観てました。

 4番手COMPLETED EXPOSITIONは今回初めて観るバンドだったけど、ツインベースとドラムのみのパワーヴァイオレンスだけど、いや音だけ聴いたらギターいないって言っても信じないでしょ!?
 だけど、そんなツインベースとドラムのみで繰り出すファストなパワーヴァイオレンスサウンドは常軌を逸したバースト具合。MCでは少し緩く人の良い感じな印象だけど、音を鳴らせば曲の繋ぎ目皆無で極太で激速のスピードメーターを崩壊させるファストさ!!こちらも痺れました。

 5番手は主催のCRUCIAL SECTION。レペゼン三多摩シティなバンダナ&スケーターなスラッシュハードコアスタイルを貫き続ける猛者だ。
 BREAKfASTやU.G.MANといったバンドが持っているハードコア=楽しさを地で行くライブだったし、ピットはそれこそ荒れに荒れまくっていたけど、でも非常にピースフルな空気で満ちていた。
 曲も滅茶苦茶キャッチーだし、例え初見でも一発でフレーズを覚えてしまうし、シンガロングも余裕で出来ちゃうのがCRUCIAL SECTIONの提示する楽しさだ。余計な敷居を作らずにその場の空気をハッピーな物に変えてしまう力!CRUCIAL SECTIONに大喝采!!しかし前の方ではピラミッドまで発生していたのはびっくりだよ!!

 そしていよいよCoke Bustの出番!!各所でライブを目撃した人の大絶賛の声も多数聞いていたし、期待はとんでも無く高い状態で観たけど、彼らはそのハードルを軽々しく超えていた。
 やっている事は本当に音源と全然変わらない、平均1分程度のファストかつショートtなチューンを立て続けに繰り出していくスタイル。というか一週間に渡ってライブ漬けだった筈なのに、それを感じさせないパワーは一体どこから来るのだろうか。
 なんとか前の方に少し行けて、頑張ってステージを観ていたけど、メンバー全員が無尽蔵に動き回っているし、アタマからケツまでハイテンションの更に上の状態でしかライブをしていない。噂通りベースに2本しか弦張ってない、フロアのモッシュはこの日一番だし、常に人がサーフしているって状態。こんな最高の混沌が20分に渡って繰り広げられていたし、ハードコアとは余計なギミックなんて使わないでひたすら強くあり続ける事だってCoe Bustは改めて教えてくれた。
 2度に渡るアンコール、Coke Bustコールがいつの間にかゴーストバスターズコールになっていたりと、合計するとたった25分程度の来日公演だったが、速さと強さ、そしてバンドの信念が音として表れたライブ、凄まじい物を観させてもらったよ!!



 Pitbarは人口密度凄かったし、地獄の様な暑さだったが、それを超える熱いライブの連続に心が踊らされた夜だった。細かいサブジャンルとか関係なくハードコアはどんなスタイルでも格好良いバンドは兎に角格好良いって思い出させてもらったし、Coke bustのライブは初めてハードコアに触れた時のドキドキを思い出させてくれる物だった。
 今回の来日ツアーに関わった関係者の皆様、各公演に出演されたバンドさん、そしてCoke Bust、改めてお疲れ様でした!!この日は西荻窪が今後超えることが出来ないであろうパッションに満ちていた。胸が焦げ尽くされる夜でした。
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