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■LosingMySilentDoors presents 【Nowhereland】 halo.2 「月の影の方へ」(2015年10月5日)@新宿Motion

 TCOの久々の都内ライブという事で平日ですけど足を運ばせて頂いた今回のイベント。他の出演バンドは全く予備知識の無いバンドばかりってのあって、色々と新鮮な気持ちで歌舞伎町は新宿Motionへ。Motion自体が本当に久々に行ったし、月曜の夜から爆音を浴びるのはなんだか新鮮な感じ。



 スタート時刻にMotionに着いて、フロアに入ったら丁度一番手のNOAMSのライブが始まっていた。調べてみたらこの日のライブが初ライブだったみたいだけど、初ライブとは思えない堂々としたステージ。空間系エフェクターによる浮遊感溢れる甘く少し刹那的な歌物ポストロックサウンドに早々にノスタルジックな気持ちに。
 二番手のハイイロジェントルダイナソー女性ベースボーカルと男性ギターボーカルなガレージポップなバンド。在りし時代のギターロックなメロディ感と郷愁の音色にまたしてもノスタルジックな気持ちに。だけど終盤にプレイしていた不協和音のダークなコードを使いまくった曲に思わずハッとさせられる。その振り幅がこのバンドの魅力かもしれないなんて思ったり。
 大阪のバンドであるChip Chaplinはアコースティックギター主体の歌物な音楽を展開。こちらは観ていて少し優しい気持ちになれる音でフロアをしっとりとした空気に。
 FOOLAは一瞬ISISかよっていうポストメタルなイントロから始まり、そこからまた意表を突く感じで歌物ロックへ。ギターの音作りとかビートの重低音とかヘビィなオルタナ的なアプローチを繰り出しながらも、それをポップに仕立て上げるセンスは中々の物だったと思う。

 そして今日のお目当てのTHE CREATOR OF。5月にヘブンズで観た時以来だから本当に久々にライブを観れる事が嬉しい。
 今回は「Resonance」からスタート。毎回アレンジが変わるTCOのライブは常に新鮮な驚きに満ちているけど、「Resonance」では中盤の轟音パートのドラムが大胆なスネアのロール主体のアレンジに変わっており、クリアなインスト曲により躍動感が加わる。
 「Out For Three Days Straight」もミニマルさとダイナミックさの両立がより明確になり、バンド音楽としてだけじゃなく、ミニマルなクラブイベントとかに出ても全く違和感の無いアレンジへ。でも突き抜ける部分はしっかり突き出し、轟の中の調和と秩序を生み出す。
 毎回ライブのここぞという所でプレイされる「You Are」は現在のTCOの気付きとも言える曲だし、インスト中心のセットの中にこの曲が組み込まれると音の空気がまた一変する。ポストロックでもありながら、ヘビィロックでもあり、グランジでもあるTCOだからこそだ。 ラストはリズムパッドを導入したアレンジも板に付き、こちらも今回大胆のアレンジが変わっていた「Settle」で締め。mogwaiのフォロワーでもTOOLのフォロワーでもISISのフォロワーでもない、それらのバンドが持つ空気感と先鋭性をグランジというルーツをブレさせずに鳴らすTCOは常にオリジナルであり続けている。
 4ピースになってもうすぐ一年とかだけど、4人になってからの音も確実に固まり、よりソリッドでありながら、透明な音の膜を幾重にも張り巡らせたサウンドプロダクトもより完成されてきている。このバンドは進化のみを続けている。

 トリは主催のLosingMySilentDoors。ギタボのBori氏は今回のイベントではVjも担当し他の出演バンドのライブに華を添えていたけど、最後は自らの音でキッチリイベントを締めくくった。浮遊感溢れるエヴァーグリーンな音は80年代後半のU2を彷彿とさせる色褪せない物。
 だけど曲によってはソフトな感触を剥ぎ取ったダークで不穏な音も展開し、時には液体の様にじんわり浸透していくと思ったら、それがいきなり鋭利な刃物に変わる様な少し不思議で掴みどころの無い音を鳴らしていた。
 ライブもトリという事で少し長めにやっていたけど、VJ含めMotionを非日常と日常の狭間に変えるライブは見応えがありました。



 そんな感じで今回のTCOを観に行きましたってライブレポでした。普段はうるさい音楽ばかり聴いたり観に行ったりしているので、こうしたイベントの空気は常に新鮮さを感じたりもしつつ、そんな場所でも媚びずにブレずに自らの核だけを打ち出すTCOも存在感はやっぱり凄かったです。
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タグ : ライブレポ

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