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■Twolow 1st Album 『Glutamic Acid』 Release Event -One Man Live-(2015年10月9日)@dues新宿

 昨年突如登場した二郎系ヘビィロック3ピースTwolow。積極的な自主企画の開催も含め精力的にライブ活動を重ねてきたが、先日待望の1stアルバム「Glutamic Acid」をリリース!!
 今回はそのリリースイベントとなるワンマンショウ。「Glutamic Acid」購入者はドリンク代のみで入場可能な嬉しい無銭イベント。金曜の夜の少し遅い時間にスタートという華金に一杯引っ掛けてヘビィロックという楽しい遊び方が出来るのは個人的に嬉しい。
 15分程押して開場となったが、ライブスタート前にはduesは大分人で一杯になっていたし、平日ながら大盛況のイベントとなっていた。それだけTwolowが大きな関心を集めているのも嬉しい。
 ライブは21時15分頃、メンバー3人のサウンドチェックが完了し淡々と始まった。



 TwolowはAs Meias、Kulara、Hellish Lifeといったバンドでキャリアを重ねて来たスーパードラマー塚本氏を中心に、Detrytusの亀井氏、3LAの水谷氏というメンツのスーパーバンドであるが、それぞれのキャリアを良い意味で裏切る音を鳴らすバンドだ。
 モダンヘビィネスという括りで語られる事が多く、一見するとそれらの音楽に対するリヴァイバルなバンドだと思ってしまうけど、それは大きな間違いだ。
 イントロのSEからまずはいきなり新曲からスタート。兎に角音が太い!!塚本氏はシャープなドラムで音とビートに切れ込みを再現無く入れ、亀井氏のベースは歪んでソリッドかつドンシャリな音で攻める。そして水谷氏の鋼鉄のリフを刻み倒すギタースタイル。感傷の余地や共感といった部分を徹底的に排除したリフとグルーブの漢気は一聴すると突き放す音ではあるのかもしれないけど、一見身を任せ難そうに感じるリフとグルーブはライブが進行すると体に自然と馴染み、その音の快楽が徐々に上がっていく。
 ミドルテンポでのヘビィネスとダークネスの中で渦巻くヒリヒリとした緊迫感を打ち破る様にプレイされた「Lost It」という疾走曲はセットの中では清涼剤的な役割を果たしながらも、ドライヴィンな鋭利さで容赦無く突き刺していく。ドゥームの領域に片足踏み込んだ長尺曲「Article #9」は今回のライブの中でも特に不気味な空気を充満させプログレッシブな曲展開で観る人の脳細胞を壊死させていく。
 水谷氏と塚本氏の簡単なMCを挟んで今日の為のサプライズとしてプレイされたTADのカヴァーはTwolowの音楽性にはモダンヘビィネス以前にグランジが確かなルーツとして存在している事を再認識させる名カヴァーであった。twolowが単なるヘビィネス回帰で終わらないのは、そこに確かなグランジの血が流れ、ポストハードコア・メタルという弦楽器隊2人のルーツも配合され、それを最もシンプルで冷徹な方法でアップデートしたからだと僕は思う。
 徹底して余計な贅肉を削ぎ落とした3ピースの理想形とも言えるサウンドだけを展開。ストイックなテンションでありながらも、クールに音だけで全てを語る男3人が鳴らすヘビィロックの未来。全てを叩き潰す容赦の無い40分間だった。
 しかしそんな音を放ちながらも男前3人はただストイックなだけじゃ無いステージを魅せていたのも忘れてはいけない。スティック捌きすら絵になる塚本氏、前屈みになりながら変態フィンガーピッキングでグルーブを生み出す亀井氏、高い身長を活かしたガニ股ギターリフ刻みからのレスポールを掲げてリフを引き倒す麺上げギタープレイと音だけじゃ無く、その姿すら絵にしかならないTwolowというバンドは結局は純粋な格好良さに帰結するし熱い!!



 数多くのバンドが90年代のハードコアやヘビィロックに回帰すると思わせておいて、それらの進化系を鳴らし始めている昨今だけど、Twolowが提示するヘビィロックそそれであり、熟練の腕を発揮しながらも、分かりやすいエクストリームさには絶対に逃げない。
 一見バンド名通りのエクストリームな二郎系だと思わせておきながら、実は鶏と豚で出汁を取ったシンプルでオールドスクールな硬派な中華そばみたいな味わいもあり、だけど手打ち極太麺の様なリフの味わいもあり。夢中になって音を貪った夜だった。ごっそさんです!!
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