■GRIND FEST 2015(2015年10月11日)@TRINITY SKATE PARK

 今年もGRIND FESTが季節がやって来た!!
 案の定今年もラウパ二日目に被せての開催となったが、東京の最北端こと板橋区浮間舟渡のスケートパークでのお祭り騒ぎ!!
 今年は昨年以上にグラインドフェスと銘打ちながら殆どグラインドのバンドが出ないという事態だったけど細かい事は良いんだよ!!音楽とスケボー文化のリンクだけではなく、フードにディストロにアパレルにと盛りだくさんの内容。
 僕自身は近場に在住しているのもあったし、この日は他にも魅力的なライブが多かったけど、今年もバッチリと足を運ばせてもらいました。案の定TRINITY付近は見事に黒い人たちで一杯という昨年同様に大盛況だった今年のGRIND FEST、普段のライブにはない非日常の宴でした!!



・GUEVNNA

 先ずは新たなるストーナーロックGUEVNNAから。いきなり渋いストーナーかと思わせてそうならないのがGUEVNNAである。
 この日は4曲といつもより短めのセットではあったが、バンドの中でも特にアッパーなパーティチューンのみで攻めるというアゲアゲなセット。
 煙たいだけじゃ無くて強靭な楽器隊のグルーブ、一発目の音だけで持っていくTemi氏のドラム、この日もキメキメだったRyo氏とディスコティックストーナーは日に日に完成度が高まっている。
 今回もプレイした四つ打ち導入ディスコな新曲はGUEVNNA史上最もアッパーでありながら、しっかり重さもアピール。ムーディな要素を完全に取り払ったライブだからこそ、GUEVNNAの持つキャッチーさがモロに出たライブとなったし、そのグルーブに自然と体が動いた。
 既存のドゥーム・ストーナーを裏切りながら、行き着く先は未知なるパーティであり、ヘビィでありながらも雄弁で親近感溢れつつ、ロックンロールなライブを堪能した。



・ Fastkill

 暫くライブを観ない間に3ピースになっていた埼玉スラッシュメタルFastkill。3ピースになってからのライブは初めて観たけど、メンバーが減っても音は全くの衰え無し!!
 高速で刻まれるギターリフと爆走ビートだけで攻める真のスラッシュメタル。セッティング中のトラブルでライブが始まるまでは少しグダグダな空気にはなってしまっていたけど、いざライブが始まったらそんな空気は完全にぶっ壊された。
 オリジナルメンバーであるベーシストの安藤氏の死を乗り越え、ベースボーカル3ピースになったけど、そんな悲劇を乗り越えてパワーアップしたFastkillは速いぞ速いぞ!!前よりも更に速いぞ!!
 スラッシュメタルでありながらグラインドフェスで一番の速さを記録するであろうライブアクトは休まる暇無し!!無敵のスラッシュメタルがそこにあった。



・Butcher ABC

 Fastkillの激速スラッシュメタルの勢いそのままにお次は早くも登場のブッチャーだ!!
 デスグラインドというカテゴライズなんて不要!肉より魚だなパーティメタルは血腥さは相変わらず存在しているライブではあったけど、ここで一気に会場のギアをフルスロットルにしてしまうのがブッチャーの凄いところだ。毎度お馴染みのアンセムの数々と関根氏の煽りを受けてモッシュピットはこの日一番の盛り上がりを記録。
 音はガッツりデスメタルしまくっているのに、キャッチーでアッパーな空気を生み出せるのはブッチャーだからこそ。
 ブッチャーはメタルであると同時にグラインドでありパンクであり、クロスオーヴァーする自由自在なサウンドスタイルは思想もスタンスも超えた楽しさに帰結していた。
 3バンド目と少し早めの出番ではあったが、この日の一番の盛り上がりは間違いなくブッチャーだったし、バンドの持つポテンシャルはやはり計り知れない。血湧き肉躍るデスメタルだ!!



・Su19b

 ブッチャーの盛り上がりを完全に破壊する地獄の時間だ!神奈川発奈落終着のブラッケンドパワーヴァイオレンスSu19bだ!!
 いつもよりアンプのキャビの数も少ないし、ボーカルマイク以外はスピーカーを通さないアンプ生音という環境でのライブの筈なのに、明らかに音圧がおかしいし、音域も重い。
 いつもより機材少なめの環境でのライブだったからこそ余計に音の輪郭がはっきりと見えたし、Su19bは音量的な意味で制限を食らった状態であっても、十分なドス黒さを発揮出来るバンドだと改めて再認識。
 普通に照明がある明るい中で観るSu19bってのも不思議な気分だったが、どんな場所でも激速と激遅の乱打のパワーヴァイオレンスはブレないし、精度を増していく。
 いつも通り演奏時間自体は決して長くないライブではあったけど、理不尽な音の暴力に漆黒の世界観を加えた独自のパワーヴァイオレンスをいつも通り展開しただけでありながら、それが強烈な致命傷を喰らわせる暴力装置として機能していた。



・DUB 4 REASON

 グラインドフェスにダブのバンドが出ても良いじゃない!!岐阜が生み出した突然変異型ダブDUB 4 REASON!!
 3ピースというシンプルな編成で、出音も余計なギミックをかまさずシンプルに音のグルーブの重さで勝負だ!!なダブサウンドはやけに人懐っこさもあり、ヘビィでありハードコア的、曲も意外と長くない4分台の丁度いい塩梅。MCではグラインドフェスや出演バンドに対するリスペクトを何度も口にし、その真摯さもかなり好印象。
レーザーにスモークという演出もあって、ヘビィなダブサウンドに自然と体が動き、多幸感に満ち溢れながらも、冷たい音の連続で脳はガンギマリ待ったなし!!
 今回全く予備知識無しで観たし、その評判は色々な所で聞いていたけど、体と心が完全に持っていかれた!!個人的に今回のグラインドフェスのベストアクトだと思う。



・GO-ZEN

 今回の数少ない(グラインドフェスなのに)グラインド枠、ゴアグラインド日本代表GO-ZENの出番だ。
 恥ずかしながら音源は聴いてはいたけどライブを観るのは今回が初めてなんですが、ライブだと音源よりもずっとキャッチーに音を放出しているから不思議だ。
 かといってGO-ZENの持つ下劣さが後退しているかというと違って、ゴアグラインドのまま同時にロック要素もしっかり盛り込んでいるのが大きい。
 ツインボーカルの下水道ボイス、ノイジーに炸裂する音とブラスト、極めつけはダイゴ氏が「ネック折れるから見てて。」とギターを弾いたままランプへと移動し、そのまま華麗にスケボーを決めるという離れ業まで!!その瞬間は今回のハイライトとも言える光景だったし、ブチ上がらせてくれた!!



・zenocide

 そして止めはzenocideだった。アッパーな空気をブチ壊す重低音、会場の照明も少し暗めになって雰囲気抜群の中で、近隣住民から苦情が来るんじゃないかって心配になるエグ過ぎるギターとベースがサウンドチェックの時点で放出されワクワクが止まらない。
 zenocideは何度ライブを観ても、その暴君具合に惚れ惚れする。スラッジ・ドゥームからパワーヴァイオレンスまで、ショートかつストイックに次々と繰り出される曲はクリーンさなんて皆無だし、ドス黒いというよりもダーティという言葉がzenocideには似合うと思っている。
 この日もライブ自体は20分もやらずにあっという間に終わってしまったけど、より磨きがかかったヘビィネスで攻める濁流に勿論ガンギマリになりました。



 今年も多くの人が集結し、お祭り騒ぎだったGrind Fest。音楽は勿論それ以外のカルチャーともリンクし、手作り感溢れるアットホームな空気もあり、今年も存分に楽しませて頂いた。
 Grind Festは大人の学園祭的なノリでおれからも毎年この時期に開催を続けて欲しいし、来年も開催されるなら絶対に足を運ばせて頂くつもりだ。
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