Scent/Nepenthes

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 ex.Church of Miseryの根岸氏と須藤氏が在籍する事で結成当初から話題を呼んでいたNepenthes。みんなが待ち望んだ1stアルバムがいよいよドロップされた。リリースはまさかのDaymare Recordingsで驚いた人も多いと思う。
 そしてこれまでのライブ活動でドゥームだとかそんなカテゴライズいらねえんだよ!!ってばかりの爆音巨根ロックを爆散させ、各ライブハウスのドリンクの売上に貢献してきた彼らの1stアルバムが最高じゃ無いワケないって話だ。もう結論から言えば最高のロックアルバムだから酒飲んで音量MAXで聴け!!以外に僕が言うことは無い。



 今作の何が凄いって、勿論ドゥームとしてもサイケとしても素晴らしいアルバムなんだけど、結局ロックをを好きになったら老若男女関係なく永遠にロックキッズなんだって事を改めて思い出させてくれるアルバムだって事だ。
 のっけから17分に及ぶ大作である「sorrow」から始まる。それがドゥーム以前に最高のブルースなのだ。須藤氏の泣きまくりなギターソロもそうだし、根岸氏の日本語で歌われるハードボイルドさ全開なボーカルもそうだし、ミドルテンポで終わりなく繰り返されるビートもそう。
 ライブで聴いた時はサイケデリックな涅槃に引きずり込む曲だと思ったけどそれは大きな間違いだった。Nepenthesはハードボイルドな哀愁を描いているだけだった。それだけで先ず一杯飲むよねって話だ。
 そんなロングギターソロで終わる第1曲をブチ犯す第2曲「cease -弑-」はライブでも最早アンセムになっている爆走ストーナーだ!!この曲は最早理屈が何も通じない曲になっており、最高のボーカリストと最高の楽器隊がただ単純にロックしているだけで最高だって方程式以外は何も通用しない。とにかく全ての音が太くギンギンなだけでロックは格好良いんだ!!これでもう一杯飲むよねって話だ。
 ストーナーロックの煙たさとグラムロックの艶やかさの両方に酔いしれ、男・根岸の野獣ボーカルの色気に惚れ惚れするし、ギターワークもエロい第3曲「fool's gold」でもう一杯。日本語ロックの素晴らしさを再認識させる日本男児の哀愁を感じるブルースである第4曲「相剋」で更にもう一杯。ラストの「OUT in this harmony」で再び爆走ロックで昇天!!かと思わせて数分のブランクの後に始まる隠しトラック的な曲で再び哀愁とサイケデリックの世界へ。もうその瞬間には色々な意味で頭が完全に吹っ飛んでいるだろう。



 格好良いし泣けるし熱くなるしっていうキッズの心のままで触れる事の出来るロックアルバムとなっている。こんな酒税納税推進アルバムはもっともっと売れて色々な景気を良くしてくれなきゃ困るのだ!!
 何よりもフロントマンの根岸氏は紛れもないロックヒーローだ。もっと大きなフェス等にネペは出るべきだし、もっと沢山の人に今作を聴いて欲しいと心から思う。チャラチャラした自称等身大のロックもどきは永遠にネペに勝てないだろう。
 どんなにベタな言い方でも良い。Nepenthesは本物のロックバンドだ。



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