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■Twolow Presents garlic? Vol.6(2016年1月10日)@下北沢ERA

 早くも第六回目となったTwolowの自主企画。毎回絶妙な面子が集結するけど、今回は実に一年半振りの東京ライブとなる山形の激情ハードコアwhat ever filimに、魚頭氏・羽田氏、藤本氏によるミラクルオルタナティブOSRUM、相変わらず各地で暴力的な音で圧倒しまくりなVVORLD、スラッジから新たなる地平を目指すSTORM OF VOIDとTwolow企画ならではな超豪華面子。
実に久々にERAへと足を運んだけど、スタート直前には既に多くの人でフロアは埋まり、こうした音楽性のライブイベントではかなり大盛況のライブとなった事が先ず嬉しい。そして少し早めのスタート時間である17時30分ほぼオンタイムでイベントはスタートした。



・STORM OF VOID

 トップバッターはEnvy、TURTLE ISLAND、FC FiVEのメンバーによるスーパーバンドSOVがいきなり登場。個人的にライブを観るのがかなり久々だったので楽しみにしていた。
 暫く観ない間にセットも新曲中心になっていたけど、従来のスラッジサウンドとは大分かけ離れた所へと到達しようとしているんじゃないかと今回ライブを観て思った。白熱照明の後光だけのステージから生み出されるのは紛れも無く激重の音だけど、ギターフレーズやドラムの音がより複雑になっているのも関わらず、今まで以上にグルーブのトランス感覚が増幅し、拷問感ゼロ、意識を吹っ飛ばす重低音は最早スラッジEDMの領域にまで達していた。
 演奏も相変わらずタイトでストイックだったけど、曲によってはポストメタルに接近したクリーントーンの音のアプローチも飛び出し、更にここぞの所では3人の音が暴走したまま爆発するカタルシスまであり、ますます意表を突くバンドに変貌を遂げていた。
 言葉の無い音楽だし、MCもいつも通りゼロではあったが、ジョージ氏が曲間に掲げるメロイックサインが全てを語っていただろう。相変わらず凄さしか無いライブだった。



・VVORLD

 お次はヴァイオレンスハードコアバンドVVORLDだ!!
 パワーヴァイオレンスってもう言ったら大雑把な括りになってしまうのかもしれないけど、VVORLDに関しては行き着く先は純粋なるハードコアなんだと思う。弦楽器隊二人もボーカルを取るトリプルボーカルもそうだし、緩急の付いた速さと重さのバランスもそうだし、時折カオティックハードコアなフレーズを盛り込むのもそうなんだけど、VVORLDの持つハードコア全部乗せ感は最早異常だとすら思う。
 面子的には少しアウェイなイベントではあったのかもしれないけど、極悪で治安の悪い音と空気感はこの日一番のタフネスを発揮していたと思う。ゴリゴリと削り取られる様な熾烈さと、ヘイトフルな音が鼓膜を破壊する爆音のハードコア。この日本にも数多くヴァイオレンスなバンドは存在するけど、VVORLDは頭一つ飛び抜けている。彼らの実力を十分堪能したライブとなった。



・OSRUM

 ex.ゼアイズとかex.Zなんて最早不要。どこまでもシンプルで透明感のある熱情を描くOSRUMはそれぞれのメンバーのキャリアすら無効にする最高のバンドだ。
 いや勿論3人のキャリアやこれまで積み重ねた物があるからこそ到達出来た音を鳴らしているのは間違いない。円熟した表現力が生み出す渋さもOSRUMの大きな魅力なのだから。
 だけれども、余計な音を削ぎ落とし、90sエモやアーリーグランジの流れを汲みながらも、シンプルなアプローチだけで最大の感動を生み出すOSRUMの音は本当に胸にじわりと沁みこんで来る。
 魚頭氏のギターフレーズはコード弾きとパワーコード中心であるし、リズム隊の音の絡み方こそ独特ではあるけど、最終的にはシンプルな哀愁のギターフレーズのみでゆったりとバンドを引っ張っていく。
 決して派手な音では無い。だけれでも確かな重みと熱情を豊かに描き出すOSRUMは掛替えの無い熱情を常に生み出す。だからこそ僕はOSRUMが大好きなのだ。



・what ever film

 ライブを観るのは実に7年とか8年振りになる山形産激情ハードコアwhat ever film!!東京でのライブ自体かなり久々だったらしいので、今回こうしてまたライブを観れる事が嬉しい。
 実際久々にライブを観たけど、東北の寒い地域特有の刹那的なメロディは相変わらず健在。ソリッドさとシャープさを重心にしたツインギターと掛け合いのボーカルも極寒の雪国を凍てつかせない熱情。自分たちが出来ることをただ我武者羅に一生懸命鳴らすという真摯さがあるからこそその音は胸に確かに響いてくる。
 曲自体次も変拍子多様で多展開なサウンドであるけど、そうした印象はライブを観ていると全く感じさせないのが不思議だ。音が熱情という一本の筋で通っているからこそ、熱くストレートなエモーションとして観る人に伝わってくるのだろう。
 五月雨の様に降り注ぐ蒼の衝動を堪能。ローカルからシーンを作り上げた猛者の底力を見た!!



・Twolow

 そして主催のTwolow。セッティング時に謎の細身の髭のイケメンが!?何のアナウンスも無かったけど、この日のライブからTwolowは新ギタリストが加入して4人編成に!!新ギタリストは若干24歳の期待のホープ渡辺氏!!塚本さんのご長男の一個上らしい。
 そして4人になったTwolowはと言うとツインギターでリフを刻み捲りなスタイル!!これまでの3ピースの硬質な音とはまた違って、二人でリフを刻んでユニゾンさせながらも、音の広がりや臨場感といった物を増幅させる事に成功。タイトで乾いていて図太い音をグルーブにするリズム隊の音と相性も抜群だ。
 渡辺氏のギタープレイも今後益々期待するしか無い物を見せてくれたが、初ステージとは思えない暴れっぷりを見せてくれて、堂々とした佇まいで暴れながらリフを刻んでいた。それに負けじと店主・水谷氏は登場時はグラサン→それを高々とフロアに放り投げる。なんてロックスター感から、Twolow名物ガニ股騎乗位リフ刻みに、暴れ刻む渡辺氏の裏でザイルの如く体を回転させながらのリフ刻みという新メニューも登場。
 しかしながらギターが二人になった事で音のレンジもこれから広がっていくだろうし、1stで見せたリフ地獄から更に一歩踏み込んだ表現へとこれから突入して行くだろう。4人になってパワーアップを果たしたTwolow、今後も楽しみです!!



動員的にも内容的にも大成功なイベントであり、毎回確かな熱さがあり、実力派のバンドのみが集結するTwolow企画の集大成となったと思う。
 Twolowは新メンバー加入というサプライズもあったが、企画者としてこの猛者ばかりの中で堂々としたライブで見事にイベントを締めくくってくれたのだ。今後も新曲の方も企画の方も引っ括めてTwolowから目が離せない!!
 それにしても21時半前と早めの時間にイベントが終わるのは良いですね。帰りにのんびりラーメン食いに行けるんですから。
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