■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■NOOTHGRUSH Japan Tour 2016 with Nepenthes - The Endless Nightmare Tour - - The Beginning of the Nightmare -(2016年4月9日)@新大久保EARTHDOM

 2013年秋に奇跡の来日を果たした伝説のカルトドゥームことNoothgrushが約2年半の歳月を経てまた日本にやって来た!!今回の来日ツアーは二週間に渡って本当に全国津々浦々と回るツアーとなっていたが、最終日はやっぱりアースダム!!僕自身はツアーはファイナルであるこの日しか足を運べなかったけど、こうしてまたNoothgrushを観れる事が本当に嬉しい。前回のツアーでサポートを務めたCoffins、昨年リリースしたアルバムも絶好調なNepenthes、そしてまさかの音速パワーヴァイオレンスSlight Slappersの参戦と最高の夜が確定された一日。この事件とも呼べる一夜のレポをここに記させて頂く。



・Coffins

 トップから世界レベルでお馴染みのCoffins!!USツアーはまさかの入国拒否でキャンセルという残念な結果になったが、オランダでその実力を全世界に見せつけ、そのモードのままこの日本でも見事なライブを展開。
 ATAKE氏が加入して半年程経ったが、ATAKE氏はCoffinsのベーシストとして完全に定着した感もあり、更にヘビィさが増したグルーブの中枢を担うだけでなく、フロアをアジテートする切り込み隊長としての役割も果たす。UCHINO氏の爆音ブギーかつオールドスクールデスなギターもSATOSHI氏のタイトなドラムもTOKITA氏のおぞましい咆哮も絶好調!!
 何よりもそんな絶好調なバンドの空気感に触発されてか、この日のCoffinsはいつも以上にフロアは大盛り上がりだったの印象深い。元々全然モッシュ出来る音楽性のバンドであり、これまでのCoffinsのライブでもモッシュが起きても不思議じゃ無かったが、ATAKE氏加入以降の暴れても良い空気なCoffinsへとライブの空気感が変わったのは本当に大きいだろう。
 45分みっちりオールドスクールデスメタルでありながらも、より自由でヴァイオレンスなヘビィネス渦巻くライブを堪能。トップからアースダムの空気は最高潮へと達した。



・Slight Slappers

 この面子にまさかのスラスラ参戦という事でどう引っ掻き回してくれるか非常に楽しみだったが、結論から言うとスラスラはあくまでもいつも通りの超速&超ショートカットなライブを繰り広げただけだった。
 ライブ時間は実に10分ちょっと、ノンストップで繰り出される宇宙へとぶっ飛ぶショートカットパワーヴァイオレンスの竜巻にアースダムは一瞬で飲み込まれていく。ボーカルの久保田氏はスマホで写真撮ってた人のスマホを取り上げてフロアを撮っていたり、常に柵の上に立ちっぱなしで叫んでいたりと相変わらずのフリーダムさ。
 ギンギンにガンギマリしたツインギターの音が駆け巡り、爆走するビートで嵐の様に過ぎ去る音。そんな常軌を逸した激しさと速さとキャッチーさに興奮を覚えていたらライブはあっという間に終わってしまったという感じだ。スラスラはいつどこでもスラスラのままなのだ!



・Nepenthes

 このバンドを形容する言葉として最早ドゥームなんて言葉は必要なく、ロックンロールの一言で十分なんじゃないか?昨年リリースした1stアルバム「Scent」も絶好調なNepenthesだが、この日は一時間以上に渡るロングセットでバンドの現在の出せる物を全て出し尽くす渾身のライブとなった。
 恐らく持ち曲はほぼ全てプレイしたセットだったが、前半は超長尺ヘビィサイケなネペを展開。根岸氏の哀愁が滲み出まくったボーカルと、ヘビィさから泣きが充満してくるギターがシンクロし、曲こそはスロウに展開しているけど、ドッシリドッシリと踏み締める様なアンサンブルに酩酊を覚えながらも何だか泣きそうになってしまう。
 そんな哀愁のブルースをブチ犯すかの様にキラーチューン「cease -弑-」がプレイされた時は本気で血が燃え上がるのを体感。爆走ロックンロールを今の時代に堂々とプレイ出来てしまうのもネペの持ち味であり強さだ。こうなったらロックスター根岸氏は絶好調!!ただでさえ華しかないネペだけど、更なるギラつきが加速し、観る物はネペの前では一人のキッズに戻るしか無くなるのだ。
 一時間にも及ぶロングセットでイベントのトリでも無いにも関わらず、本編が終わってフロアからはアンコールの声、それに応えてのアンコールに至るまで全てがロックショウとして完成されていた。最後に根岸氏はフロアへとサーフをキメ、圧倒的カリスマを見せつけてくれたが、カテゴライズとかジャンルでは無く、ロックバンドとしてここまでのポテンシャルを持つバンドは本当にいない。Nepenthesは最高のロックバンドだ!!



・Noothgrush

 ネペの圧巻のライブにノックアウトされてしまったが、最後の最後にNoothgrushって普通に考えてもおかしいと思う。2年半前の来日公演も素晴らしいライブだったが、今回の来日公演も見事に仕上がった状態でのライブ。前回の来日の時以上に凄まじいライブとなった。
 再結成後のNoothgrushはハードコアな空気感を纏いながらも、より冷徹さを叩きつける音になっていたのは前回の来日公演を目撃して分かっていたけど、今回の来日公演はその冷徹さが更に際立つ音になっていた。分かりやすいグルーブは皆無であり、完膚無きまでに観る者を突き放す音。リフはどこを切ってもスラッジコアその物であり、だけど不思議と暴れる事も出来てしまうのがNoothgrushの大きな魅力だ。
 反復するリフとビートは最早チャラさを完全に削ぎ落として代わりに無慈悲さを加えた人力EDMの様でもあり、女性日本人ドラマーであるチヨさんの力強いドラム、野蛮さを極めたボーカルとベースの重厚さ、ただひたすらに強烈でしかない。
 Noothgrushも一時間近くに及ぶライブだったが、ダレる瞬間なんて1mmも無く、スラッジコアの純度を高めたまま、ハードコアの粗暴さを体現する理想的なライブとなった。アンコールはまさかのダブルアンコールであり、それでもまだまだこの音に飲み込まれていたいと思わせてしまう地獄の中の天国。ライブバンドとしての実力もそうだが、あくまでカルトな空気感のままで、ここまで人を燃え上がらせるライブをしてしまっていたNoothgrushに乾杯だ!!



 Noothgrushはこの日本で二週間にも及ぶツアーを終え無事にアメリカへと帰国したが、前回の来日公演でサポートを務めたCoffinsとNepenthesがこうして再び来日公演をサポートしていた事も何だか感慨深くなったりもした。しかしこの日集結した4バンドは本当に細々したカテゴライズなんて一切出来ない、極限から新しい何かを生み出す素晴らしいバンドであり、そんなバンドが素晴らしいライブをしてくれた。この事実が僕は本当に嬉しい。
 Noothgrush、また日本を訪れてくれてありがとう!!また日本に来る時を心待ちにしてます!!
スポンサーサイト
タグ : ライブレポ

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 

プロフィール

AKSK

Author:AKSK
メジャーの物からマニアックな物まで良い音楽を幅広く紹介してこうと思ってますが、ハードコアとかが多目だったりします。他にもコラム書いたりもしています。

タグ別記事表示

日本 ライブレポ 激情系ハードコア アメリカ スラッジ ポストメタル ポストハードコア ポストロック カオティックハードコア ドゥーム エモ イギリス オルタナティブロック サイケ フランス アンビエント ネオクラスト ストーナー ドイツ ドローン シューゲイザー ロック ハードコア プログレ ギターロック グラインドコア ポストブラックメタル インタビュー マスロック ポストパンク デスメタル スウェーデン カナダ モダンへビィネス ブラックメタル ギターポップ エクスペリメンタル スラッシュメタル イタリア エレクトロニカ ジャンクロック インダストリアル ベルギー フューネラルドゥーム グランジ スペイン 年間BEST オーストラリア ノルウェー ジェント アコースティック モダンヘビィネス プログレッシブメタル ポップス ブラッケンドハードコア フォーク ミニマル ニューウェイブ ラーメン ゴシックメタル ロシア ファストコア ハードロック ノイズ ニュースクールハードコア メタルコア パワーヴァイオレンス フィンランド 駄盤珍盤紹介 ヒップホップ オランダ トリップホップ アブストラクト 自殺系ブラックメタル ゴシックドゥーム ヘビィロック ミクスチャー ラトビア ダブ クラウトロック シンガポール ノーウェイブ ノイズコア ゴシック パンク ダブステップ メロディックパンク テクノ インディーロック チェコ ポーランド ドラムンベース ウィッチハウス オルタナティブ アイルランド デンマーク スイス ヘビィネス メキシコ ポジパン ジャズ ヴィジュアル系 アシッドフォーク メタル ブルデス 声優 ボイスCD ドリームポップ トラッドフォーク クラストコア スクリーモ カントリー プリミティブブラック 韓国 ハンガリー アイスランド イラン シンフォニックブラック ギリシャ スコットランド USハードコア ポルトガル ガレージ ソフトロック フリージャズ モダンクラシカル 台湾 トルコ ファンク 

カテゴリー

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。