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■MoE japan tour(2016年4月25日)@小岩bushbash

 Khmer来日の興奮が冷めぬ中、今度はノルウェーのジャンクロックバンドMoEが日本にやって来た!!今年に入ってから外タレの来日ラッシュは続くが、各所でMoE来日に対する期待も高まる中、来日公演一発目となる小岩ブッシュバッシュへと足を運ばせて頂いた。
 個人的には4人編成での活動をスタートさせたBOMBORIと遂にベースが加入して5人となったNoLAという二つの強力な若手バンドの新体制のライブを楽しみにしていた。月曜という事もあって、お世辞にも客入りが良かった訳では無かったけど、この日足を運んだ人はノルウェーの怪物に挑む2大若手バンドというスペシャルな対決をしっかりと目撃して記憶に焼き付けた筈だ。



・BOMBORI

 トップはBOMBORIから。4人編成での活動を本格的にスタートさせた彼らだが、その変貌ぶりに先ずは驚かされた。VJがいなくなり、ギターも一本減ったが、これまでの楽曲は一切無しの全新曲でのライブという攻めのモード。昨年末に2ndをリリースしたばかりだというのにその異様な創作意欲に驚かされる。
 肝心の新曲の方にも驚かされた、これまでの方法論を完全に捨て去り、パワーヴァイオレンス的なサウンドにシフト、まさかBOMBORIがパワーヴァイオレンス化したという事実にも驚きだけど、BOMBORIが単なるパワーヴァイオレンスをやる訳が無いだろう。以前よりよりヘビィさを意識したサウンドは格段にサグイ空気を身に纏いながらも、BOMBORi独自のサイケデリアを滲ませるサイケデリックパワーヴァイオレンスなんて意味が分からない単語が思い浮かんだ程。
 完全にボーカルへとシフトしたTPOGalaxyは常にフロアに向けて殺気を撒き散らしながら、狂気的叫びを繰り出し(途中でズボンのベルトが外れてパンツが丸出しになったのは流石に笑ったが)、Hikariのブラストビートに込められた狂疾的なヘビィネス、ALTとETAQのギターとベースが生み出すリフの魔力。ジャンクロックからストーナーを盛り込み、ますます解読不能となりながら、ただ目の前にはヘビィネスだけが存在する新生BOMBORIに言葉を失い、ライブが終わった後に出てきた言葉は「何じゃこれ!?」の一言だ。
 またしても新たな音を喰らい、より独自のヘビィネスを追求し始めたBOMBORi、早くも3rdアルバムが楽しみになった反面、この日見せたサウンドが今後どう進化し変貌していくのか予測不可能だ。こいつらはまだまだとんでもない事をやらかしてくれる筈!!



・NoLA

 3月からベーシストYutoが加入し遂に最後のピースがハマり完全体となったNoLA。これまでのライブも凄まじい殺気と怒気を放つ物ではあったが、一発目の「DEAD BEAT」で5人になったNoLAの強靭な音に卒倒してしまった。
 Yuto加入直後だからまだライブに固さみたいなのはあるのかなとも思ってはいたが、そんな物は全く無し!!既に5人としてのアンサンブルを完成させており、もう何も恐れる物が無くなったのだろう。5人が好きに人殺しの音をただぶつけてくるだけだ。
 bandcampの方でも公開されている新曲「Last Moment」もこの日プレイされたが、NoLA独特のコブシの効いたビートとリフのフックの強さは段違い。既存の楽曲もベースがいる事を意識したアレンジへと変化しており、元々のポテンシャルの高さが極まってしまっている。
 何よりもダークネスを起点にしながらもどこまでもアッパーに突き抜ける。
 あっという間に終わった全6曲だったが、5人体制となり完璧な布陣となったNoLAのこれからの快進撃に期待するしか無くなった。この若武者はこれからもっともっと凄い事になるぞ!!



・MoE

 そしてこの日のメインのMoE。色々な前情報が飛び交っていたが、それは完全に無意味であり、MoEの全容はライブで明らかになったと言える。
 BOMBORIのTPOGalaxyにタックルされそうになったり、NoLAのTakeruに服を掴まれたりとジャパニーズ若武者ボーカリストのわんぱくさを肌で体感したであろう女性ベースボーカルを中心とした3ピースだが、兎に角奇天烈で予想外の音を彼女たちは投げつけてくれた。
 個人的にはNomeansnoに通じるであろうポストハードコアさを感じたりもしたが、ギターのリフはジャンクそのもので奇怪な不協和音のリフを鳴らす。ベースの鉄の重さを感じるフレーズとドラムの変幻自在な自由度の高さで曲に一貫性こそあれど、方法論は本当にバラバラ。
 2ビートでパンキッシュに疾走すると思いきや、既存のスラッジの方法論から逸脱したスラッジさまで飛び出し、30分に及ぶライブで観る者を妙なドキドキを植え付けたMoEは独創性が生み出すオルタナティブロックを体現するバンドだったという事だ!!



 MoEは現在全国をツアーしているが、5/6の東高円寺二万電圧のCoffins企画では更なる猛者と対峙する事になっている。
 ノルウェーが生み出した突然変異は日本のエクストリーム独自勢力と対峙した時にどのような化学反応を起こすのか、想像しただけでワクワクが止まらない。
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タグ : ライブレポ

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