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■THREAD(2016年8月5日)@小岩bushbash

 8月で7周年を迎えた東京の極東の爆音激震地こと小岩bushbash。この日はブッシュバッシュの7周年イベントの一環としてSu19b・Coffins・NEPENTHESと極悪で無慈悲な圧殺重低音から爆走ロックンロールまで網羅する見逃し厳禁な3マンが開催された。
 この日出演した3バンドは個人的に大好きなバンドという事もあり、金曜の小岩ではあったが全力で駆けつけさせて頂いた。流行り廃りなんかに全く流されない3つの核のぶつかり合いは果たして何を生み出したのか?



・Su19b

 トップバッターは神奈川産ブラッケンドパワーヴァイオレンスことSu19b。照明はほぼ無しでステージは真っ暗な状態でのライブはSu19bの暗黒の音と見事にハマる。
 この日は他の2バンドは40分以上のロングセットだったので、Suは25分程度でライブが終わってしまったのだけは心残りではあるが(折角だしSuも40分セットで観たかった!)、25分間に詰め込んだ濃密な重低音地獄。体感する音から感じるのは尋常じゃない威圧感と圧迫感。既存のパワーヴァイオレンスには無いデスメタルの影響下の血腥いドロドロとした感触。食らってしまえば一撃で即死しかねない音にも関わらず、ひと思いには殺してくれずに嬲り殺していく。
 極端な速さと遅さと重さがあればパワーヴァイオレンスであるという事をSuは真っ向から否定し続ける。音の暴力とはただ強ければ良いだけでは無い。徹底して無慈悲で感情を無くした殺人鬼になる必要があるとSuは提唱していると僕は思う。
 感情移入させずに音だけで惨劇を生み出すSuは言葉は悪いがサイコパスの音楽だ。カテゴライズさせないヴァイオレンスとブラッケンドの真髄がSuのライブにはある。極限の重低音の黒さに震えるライブとなった。



・Coffins

 二番手は一週間振りにライブを観る運びとなったCoffins。前回の220のレコ発の時のアッパーなパーティ感も凄かったが。この日はいつも通り粛々とやらせて頂きますなモードのCoffins。
 ここ最近のライブはアッパーなモードでブチ上げるライブが多かったが、渋さを感じさせるライブを繰り出す事が出来るのもCoffinsの大きな魅力だろう。バンド側のテンション自体はかつてに比べたらアッパーな方向ではあるけど、デスメタルバンドとしての真髄の部分を丁寧に出している印象がこの日はあった。
 Coffinsはオールドスクールデスメタルの核を守りながらも、それ以外の部分は枠からはみ出すバンドであり、下手したらパワーヴァイオレンスなんかにも通じる音を鳴らしている。だからここ最近のライブはモッシュも普通に発生するが。今回の様に客がじっくりとCoffinsの音と向き合う感じのテンションのライブになるとデスメタルの血の匂いを丁寧に出してくれる。そんな振り幅があるからCoffinsの音は信頼できる。
 終盤はここ最近はプレイしていなかった曲もプレイしつつラストは代表曲「Evil Infection」でしっかり締め括り。どんな場所でもCoffinsらしさをブレずに出してくるからこそCoffinsは心から信頼出来るのである。



・NEPENTHES

 トリは先日GREENMACHiNEとEternal Elysiumと共にツアーを回ったばかりのNEPENTHES。ラスボス級の猛者と共にツアーを回ったネペは更に一回り大きなバンドへとパワーアップを果たした。
 ステージで煙草を吸う姿すら見事に様になる爆音ロック五人衆のグラムでギラギラとしたオーラだけで健全な青少年と婦女子が触れたら虜になるであろう。そんな色男達が鳴らすのはギミックなんて何一つ無いロックンロールだから惚れない訳が無い。
 哀愁を全開にしながらミドルテンポでブルージーに奏でるサウンドからストーナー色を押し出したロックチューンまで行き来し、それらの雑多さを全てロックへと帰結させる。ロックスター根岸氏をはじめネペのメンバー全員の演奏とオーラが余計な能書きが不要なサウンドしか奏でていない。だからこそネペのライブは純粋なロックキッズの気持ちで観る事が出来る。いや観るなんて大人しい物じゃなくて、心の底から叫びたくなり、拳を突き上げたくなるエネルギーをガンガン放つ。
 根岸氏はステージの返しのスピーカーをフロアまで持ち出すという暴君っぷりを発揮したりとフロアをガッツリ盛り上げていたが、最後の最後は他のメンバーもフロアのお客さんと拳をぶつけたりハグしたりと最高のロックショウを作り上げた喜びを分かち合っていた。
 本物ののロックバンドにカテゴライズは必要無い。ネペはこれからもロックを食い尽くした化物として想像以上の景色を見せてくれるだろう。



 終演こそ23時近くと大分遅くはなってしまったが、最後の最後まで誰も帰らずに激烈なる3マンを目撃していた事実が今回のイベントの素晴らしさを表していた。平日の金曜のハコ企画で比肩する者がいない猛者を呼び、大きな盛り上がりと磁場を生み出すブッシュバッシュはこれからも極東の爆心地として更に多くの人々に愛されるライブハウスとなると確信している。
 改めて小岩bushbash7周年おめでとうございます。今後も足を運ばせて頂く次第なので、また多くのカタルシスを体感させて頂けたらと心から思います。
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タグ : ライブレポ

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