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■sekien - ENSLAVE ONE TO ONE STRUGGLE GIG(2016年8月13日)@新宿dues

 先日年内での活動休止を発表した姫路ハードコアsekien。1stアルバムは各方面で多大な評価を受けたが、そのレコ発の東京編とも言えるGIGはレペゼン初台WALLことENSLAVEとの本気の喧嘩勝負な2マン。
 共に同世代であり、東京と姫路と活動のフィールドこそ違えど共にDIYなやり方でその名を広めてきた実力派ライブバンド。その決戦は新宿duesという何の誤魔化しも出来ないライブスペースで昼間からの大一番。新宿東口のあの一室で行われた本気の喧嘩は一体どちらに軍配が上がったのか?



・ENSLAVE

 先攻はENSLAVEから。お世辞にも広いとは言えないduesのステージにメンバー6人もいるとかなりの人口密度ではあったが、ENSLAVEはあくまでもいつも通りのライブを展開する事に徹していた気がする。
 ボーカル以外スピーカー無し、楽器隊の音はアンプからの生音、だからこそバンドの真の実力が試される環境の中でENSLAVEは長年に渡って鍛え上げたライブバンドとしての本領を見せつけただけに過ぎない。
 2マンライブではあったがライブは30分程、その30分の中で自分たちの音とメッセージをどこまで伝えられるか。泣きに泣きまくりなメロディと疾走するビートが生々しい荒さで炸裂する中、JEEP氏は何度もフロアに降りて雄叫びを上げ、PGさんはステージにその二本の足でしっかり立ちながら救いの叫び繰り出す。
 ENSLAVEという魂の探求者6人組はハードコアパンクの真の本質である「反逆・反抗・反撃」をその言葉と音に託しているだけに過ぎない。だからこそリアルなメッセージと音を放つ事が出来るのだ。



・sekien

 後攻は姫路ハードコアsekien。サウンドチェックの時点で生音とは思えない音量で炸裂するドラムの音に恐怖を覚えたが、実際にライブが始まったら生音で繰り出されているとは思えない強靭な音が繰り出される。
 1stアルバムのトップを飾る「絡繰」からライブは始まり、キラーチューンである「sacrifice」の悲壮感で一気に心が持っていかれる。自他共にネオクラストのバンドとして認知されているsekienというバンドだけど、僕はネオクラストという文脈だけでsekienは計り知る事は出来ないと思っている。
 sekien流のブラッケンドクラストである「岩漿」は現行のブラッケンドとは明らかに違う音の感触、完全にバンドサウンドで再現されたsekienの新機軸インスト「開花」、爆裂感全開なライブでその名を広げたsekienではあるが、膨大なる世界中のハードコアパンク(特にクラスト全般)を吸収した上で吐き出すのはENSLAVE同様に反逆者の音だ。
 「航路」の疾走感の中の異様な緊張感、本編ラストの「残照」のドラマティックさ、アンコールにて珍しく簡単ではあるけどMCをしてからの「夜明け」の怒りの音、そしてアンセム「六六六」までsekienも約30分の中で自らの怒りを音に託して出し尽くす渾身のライブを見せてくれた!!



 土曜の真昼間という時間でありながら企画自体も大入りの大成功となり、ENSLAVEとsekienの2マンという一大決戦はこれから伝説として後世に語り継がれていくだろう。
 sekienの年内での活動休止は本当に残念だが(1stアルバムが今後が本当に楽しみな出来だっただけに)、歴史は形を変えながらも続いていく。何よりも2016年8月13日の真昼間の新宿で行われたこのGIGが今後多くの人々の間で語る継がれる一戦となった事は間違い無い。
 僕自身はENSLAVEとsekienのどちらが勝者となったか判断は出来ないが、共に聴衆を圧倒するハードコアパンクを見せつけてくれた事、それだけで良いとすら思う。
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タグ : ライブレポ

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